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ドラゴンの肉編

14ー③.魔女との遭遇

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女の子は取り出した割れた玉を見ながら、静かになってしまいました。




どうにかして機嫌を取り戻してはくれないでしょうか?




「………良かったらその割れた玉を見せてくれないですか?」




私は女の子に頼みます。





「なによ、見せたところで何もできないでしょ!」




そう言って女の子は割れた玉を床に置き、体育座りでうずくまってしまいました。








「ジュースのむ?」



「………………。」





娘の問いかけにも反応がありません。





どうしたらよいでしょうか。








私は床に置かれた割れた玉を見ます。





……触ってみても良いのでしょうか。





ダメとは言われてないですし、大丈夫ですかね。




私は床に置かれた割れた玉を拾います。






「…………!?」





触った瞬間、静電気のようなものを感じましたが、いたって普通の玉のようです。




手のひらサイズではありますが少し重めです、落として割ってしまったのでしょうか?





割れた玉は綺麗な光を放ちながらキラキラと輝いております。









「………………。」





私はふと、二つに割れた玉をくっつけてみようとしました。





あまりにも綺麗に割れていたので、真ん丸い玉になったらどんな感じになるかと思いやってみました。









するとその瞬間。





「うわっ、眩しい。」





先ほどよりも強い綺麗な光を放ちます。











徐々に光が静まり私はようやく目を開けまれました。








「あれっ?」






割れていた玉が綺麗にはまったようで、元通りの一つの玉になりました。





「えっ?えっ?」





その異変に気づいたのか女の子が顔を上げて驚いた表情をしております。





そして私の手から玉を取り、





「信じらんない……、完全に元通りになってる。」






「元通りなら良かったです。」






どういう仕組みかは分かりませんが割れた玉を綺麗に直すことができました。






一件落着のようですね。




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