口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

文化祭ーミス桜海 決勝戦②

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さて、どうしたものか。






まぁ、衣装がなぜ無いのかは大方想像はつく。










「ごめんなさい、私がここから離れたばっかりにこんなことになってしまって。」







「気にしないで下さい。しょうがないですよ。」





私は実行委員の人を慰める。









「ありがとう染井さん。…………私は今年が最後の桜海祭になるから、最後は後輩達に良いものを残せるように裏方に回ったんです。」




「なのに、橘さんの自己満足のせいでみんなの作った桜海祭は崩されそうになってるんです。」







そうか、3年生は最後の桜海祭になるのに橘先輩の自己満足のために自分勝手に好き放題されたらたまったもんじゃないよな。










「ごめんなさい!つい愚痴が出ちゃって。……時間がないんですよね。緊急事態ですから、どこからか衣装を借りてきても大丈夫だと思います。」







衣装を借りてくるか………。







どこか良いところがあるだろうか。











………あっ、演劇部になら衣装がたくさんあるから借りれるかもしれない。






私は用具室から出て演劇部の所に向かうことにした。











「あなたならきっと、あの審査員達も納得させて橘さんに勝てると思うの。頑張ってね。」






私が用具室から出ようとするとき最後に声をかけられる。








「ありがとうございます。」






そして、私はそれだけ言うと急いで演劇部の部室へと向かった。
















………しかし、演劇部の部室でも同じようなことが起きていた。







部室の鍵が無いらしい。






衣装は中にしまってあるので、当然衣装を選ぶこともできない。










「まずい、どうしようか………。」






これでは八方塞がりである。








手のうちようがない………。
















「さーーーくーーーらーーー。」






聞き覚えのある声が廊下に響き渡る。









「さーーーくーー……あっ!やっと見つけた。」







「吹雪?どうしたの?」





吹雪は走ってやってくる。








「細かいことは後から!私達の教室に早く戻るよ。」






そう言われ教室まで吹雪についていく。








そして、教室まで戻ると吹雪は勢いよくドアを開ける。








「みんな!つれてきたよ。」








「「遅いぞ、主役!」」







「「待っていました!」」






そこにはクラスの人をはじめ、いろんな人が待っていた。









「あ、杏ちゃん。」





私は二年生達と一緒にいた杏ちゃんを見つけた。







「私が染井先輩を助けて貰うようにみんなに頼んだんです。そしたら、いろんな人達が協力してくれて。」







「そうだったんだ、ありがとう。」






私は杏ちゃんにお礼を言った。










「お礼を言うのは後!時間ないから急ぐよ。」








「うん、そうだね。」









そして私の…………。











いや、ミス桜海決勝戦が始まった。




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