口が悪くてスミマセン。

osho

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夏の合宿編

合宿3日目ー男の勝負

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(なんで、二人がここにいるんだろ。)








恐らく昨日のことでどっちかが呼び出したのだろう。













「………で、話しって何?」







沈黙が流れてた中、勢也君が口を開いた。









ということは、松白君が呼び出したのか?











「いや、昨日のことでちょっと話そうかと思ってさ。」 









松白君の表情は見えないが、真剣な口調で話す。












「……まぁ、その、掴みかかって悪かった。」







そういって松白君が謝る。










「別にあれはどうでもいいよ。……まさか、それだけを言いにきたわけじゃないよね?」









「あぁ。」













そして松白君は続ける。













「また俺と勝負をしないか?」










「はぁ?」









松白君の言ったことに勢也君は驚いている。







私も意外な事で驚いた。











しかし、勝負って一体何をするつもりなのだろうか。













「聞いた話だとお前は一応、今度の桜海祭もまだこっちにいるんだろ?」









「………そうだな。」











「桜海祭の2日目、つまり体育祭でお前の決めた種目で勝負したい。」









「………………。」












体育祭か…………。








確かに絶対に出なくてはいけない種目と、参加型の種目があるから勝負しやすくはあるが………。











「いやだ、めんどくせぇ。」








そういって勢也君は断る。










「そもそもビーチフラッグスで今の俺とお前の決着はついただろ?それに、やるメリットがねぇ。」








その一言で、また静かになる。











あの時、松白君は足を怪我しなかったら勝負の行方は分からなかった………。









しかし、そんな言い訳はするはずもない。













「もぅいいだろ?今の俺は俺、お前はお前。それで終わりってことで。」








それだけ言って勢也君は立ち去ろうとする。














しかし立ち去ろうとする勢也君に松白君は一つ提案する。











「じゃあ分かった。俺が負けたら何でも言うことを聞いてやるよ。」











松白君の一言に勢也君は立ち止まる。










「へぇ、じゃあもし『この学校から消えろ』って言ったらどっか行ってくれるわけ?」









え………。









松白君が学校からいなくなるかもしれない?









流石に、そんな無茶な勝負は断るだろう。













そう思っていたが松白君の決意は固かった。








「それがお前の望むことならやってやるさ。」













それを聞いた勢也君は了承する。








「それなら話は別だ、その勝負受けてやるよ。……勝負の内容は俺が決めた種目で勝った数が多いほうが勝ちでいいんだよな?」











「……いや、少し勝負の内容が違う。」













松白君の提案した勝負内容はとんでもないものだった。













「俺が指定された種目で一つでも負けたら、その時点で俺の負けでいいよ。」





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