口が悪くてスミマセン。

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夏の合宿編

合宿2日目ー真夏の海②

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更衣室からビーチへと出ると歓声が上がる。














「「わーー。」」






「「染井さん可愛い。」」







「「いや、俺は吉野さんのほうが……。」」












人だかりができており、海辺に行くにも行けなかった。











(はぁどうしたものか。)













すると遠くから声が聞こえる。












「こらぁーっ!邪魔になるだろうがぁ!」









「「やべぇ、ぐっちが怒ってる。」」









ぐっちこと、体育教師の山口先生のおかげで人だかりはバラバラになった。










なんとかここで時間を潰さずに済んだとホッとした。












「じゃあ、さくら行こうか。」








「うん。」









ようやく私達は海辺へと向かうことができた。

















「吹雪さーん、桜さーん遊びましょ。」








クラスの女の子達がビーチボールで遊んでいた。











「分かったー。」







「おっけー。」











私と吹雪は返事をして、ビーチボールで遊ぶことにした。












よくよく考えたら海で遊ぶなんて久しぶりだなぁ。










遊ぶのは小学生の時以来な気がする。




















た、楽しい。








いつの間にか「子供か!」と思われるほど楽しんでいた。









最初に「気分になったら遊びに行く」なんて言ってた時とは大違いだ。








吹雪に押されて良かったなと思った。















「ふぅー。」







遊びはじめてどのくらい経っただろうか。










最初は数人で遊んでいたが、今は段々と数も増え多くの人が遊んでいる。









私はずっと遊んでいたので少し疲れた。













「ちょっと休憩するねー。」







他の人達にそういって私は海の方へと向かう。















私は遠くの景色を眺めてみた。








「結構遠くまで景色がみえるもんだな。」








青空の広がる快晴で遠くの船が見えた。








昔に海に来たときもおとうさんに肩車してもらって同じように遠くの景色を見てたっけ。









(なつかしいなぁ。)








一人思い出に浸りながら波打ち際を歩く。









少し熱い砂浜で遊んでいたので、波のうち寄せが足に当たり気持ちいい。













(もう少し深い所を歩いてみようかな。)








そう思った私は膝ぐらいまで浸かるところまで歩いてみる。









(おー温かい。)








一人ザブザブと水を手にとって遊んでいると……。
















「さーくらっ。」






「うわぁっ!」









海の中から松白君が飛び出してきた。








急に飛び出してきた松白君にビックリして私はしりもちをついた。










「あははは、そんなに驚かなくていいじゃん。」








「もー、ビックリさせないでよ。」









「ごめんごめ……うわっ。」









「えへへ、仕返し!」









私も松白君に水をかけて仕返しした。









「あーやったな。」









そういって松白君も水をかけようとするが私は避けた。










「残念でしたー。」












そうやって二人で遊んでいると、遠くから
拡声器で声が聞こえた。








「これから桜海の生徒は昼休憩に時間になる、昼のお弁当が用意されてあるので各班取りにくるよう。あとゴミはしっかりまとめるように。」












どうやら今から昼休憩のようだ。













「じゃあさくら一回戻ろうか。」







「そうだね。」










こうして私と松白君は一度最初に決めた集合場所に戻ることにした。


















ご飯を食べてまた、また海でゆっくり遊ぼうと思っていた私はこの時知らなかった。









午後からあるがあるということを……。





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