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夏の合宿編
夏の合宿に向けてー②
しおりを挟む夏合宿が近づくにつれ合宿のしおりなどが配られ、よりみんなの期待とワクワクが高まっていった。
私達が泊まる予定の宿泊地の近くはたくさんの観光スポットがある。
それについて私達の班は話し合っていた。
「私、向日葵が見たーい!」
と、唐突に吹雪が話す。
「良いですね向日葵!一面に咲く向日葵はきっと素敵ですわ!」
星宮ちゃんもノリノリだ。
「俺は別に大丈夫だけど、勇と桜は?」
と松白君が私達に促す。
「向日葵見に行く機会なんてそうそう無いから俺は良いと思うよ!」
そう答えるのは私達の班の一人、勇こと笹山 勇君だ。
笹山君は強豪桜海バスケ部で二年生にしてレギュラーに選ばれたらしい。
詳しくは知らないが二年生でレギュラーなのは二人だけだそうだ。
「…………で、桜は?」
ボーッとしていた私に、松白君は問いかける。
「え?あっ、向日葵いいと思うよ!」
「よーし!じゃぁ決定!」
吹雪は嬉しそうに言う。
「他は何にする?」
と、続けて吹雪は皆に聞く。
「いや、ひまわり畑は少し遠いからもしかしたら時間的にひまわり畑周辺の観光だけになっちゃうかもね。恐らく回れるのは…………。」
笹山君は地図を見せながら説明する。
(笹山君ってしっかりしてるなぁ…。)
「私はそれでも全然構いませんわ!」
星宮ちゃんは問題なさそうだ。
「俺も構わないよ。」
松白君も問題なさそうだ。
「私もここの有名なひまわり畑を見てみたいなぁ。」
私もここを見てみたいので問題なかった。
「よし!じゃぁ決まりだな。」
私達は有名な観光スポットである、「ひまわり畑」を見に行くことになった。
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私達がひまわり畑を見に行く事に決定した後の休み時間、吹雪は私に小声で話しかける。
「ね、さくら!『向日葵』の花言葉って何か知ってる?」
向日葵の花言葉?
「ん~、分からないなぁ。」
すると吹雪は笑顔で答える。
「『私はあなただけを見つめる』だってさ。」
それを言い残して吹雪は立ち去る。
(も~~、何なんだよ。)
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