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秋の桜海祭編

体育祭ーブロック別対抗リレー

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雲一つない青空に、天高く太陽がこのグラウンドを照らす。





それにグラウンドには涼しい風が吹き、とてもいいコンディションになっていた。








そんなグラウンドの召集場所には各軍のランナー達が集まっている。






ポイントの差がほとんど無い今、彼ら一人一人の活躍が大きく結果を変えることになるだろう。








遠くからではあるが、彼らはとても緊張しているようにも思えた。











そして、いよいよ第一走者がレーンに入る。







「「紅軍頑張れー!」」







「「青軍負けるなー‼」」








「「白軍ファイトー!」」






各軍の声援も開始目前に迫った今、グラウンドに響き渡っていた。








そして……………。









「よーい………………。」








パンッ!






スターターピストルが鳴り一斉に、スタートする。









やはり、各軍の中から選ばれた彼らのスピードは速かった。






まだ、1周目ではあるがそれが分かる。







午前中にあったクラス別対抗リレーとはレベルが違った。










そしてそのまま1周目は全員がほぼ同じ順位のままゴールした。










「白軍ファイトー!」






私は大きな声で白軍を応援する。






私だけじゃないみんなが一致団結して大きな声援を送っていた。







このリレーで走っていない選手も走っている選手と気持ちは同じなのだ。











………だが、気持ちとは裏腹に順位に微妙な変化があった。






白軍の片方の松白君達チームの順位が少しだけだが落ちたのである。






まだ大差は開いていないが、少しずつじわじわと他のチームに差をつけられていた。










一方でもう片方のチームはかなり善戦していた。






二位に順位をつけていたのである。








三年生の人達が頑張ってくれていたおかげで、いつでも一位になれそうな順位にはきていた。







そしてリレーはそのまま佳境を迎える。




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