口が悪くてスミマセン。

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秋の桜海祭編

体育祭ー午後のスタート

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お昼が終わり午後の競技が始まった今、私達白軍は午前中に比べて調子が上がらずにいた。






綱引きや玉入れなどの午後の集団戦で勝てていない。





だが、個人戦などではよく勝てていた。









個人戦で特に凄かったのは、松白君と勢也君である。






松白君は午前中から相変わらずの活躍ぶりで一人で何点も稼いでいた。






対する勢也君も午後からいろんな競技に出ており、松白君との勝負に含まれていないものでも活躍している。








二人の活躍っぷりはみんなが驚いていた。











「よっしゃ!行くよさくら。」







「あ、そうか。もう時間か。」






私と吹雪は次の競技に出ることになっており、ちょうど集合時間になった。










「お二人とも頑張って下さいねー。」









「うん、1位を獲ってくるよ!」






「応援してて、星宮ちゃん。」






星宮ちゃんに見送られ召集場所へむかった。











次に私達が出るのは『二人三脚』






二人の片足ずつをひもで縛り、ゴールまで走っていくという競技である。






この競技は吹雪が出たいということで、出ることにしたものだ。











そして二人三脚はスタートし、みんな走っていく。






その中にはやはり、息が合わずスピードが遅くなる人、こける人、いろいろな人がいた。








(やっぱ簡単そうに見えてむずかしい競技だよなこれ。)






その人達を見ながら私は思った。







そして、順番が回りいよいよ私達の番になる。











「よーい…………。」









パンッ!









「「1.2.1.2,1.2.…………」」






私と吹雪はピッタリと息を合わせお互いにペースを乱すことなく走っていく。






こういう競技は割りと勢いが大事なのだ。







ゆっくりしようとすると、逆にダメな気がする。








そして私達はそのまま1位でゴールした。










「やったー!1位だよさくら!」






「うん!やったね。」








1位になった吹雪は記録が終わるとルンルン気分で足早にテントに戻っていった。







(ふふっ、分かりやすいなぁ。)







でも、1位になれたのは嬉しいな。一個ぐらい私もなんかの競技で獲りたかったんだよね。







私もいつの間にかルンルン気分になっていた。














ドンッ






「わっ!ゴメンなさい。」








私は不注意で前にいた人とぶつかってしまった。







「あっ!」







そして、ぶつかった相手の顔を見て誰だか気づいた。








ぶつかった相手は勢也君だった。





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