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好色高齢伯爵の元に嫁ぐことになりましたが、私の方が上の立場であるとわからせてやります

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 この私、社交界にいる男ども全員を食い物にしてたら、女性陣から総スカンを食らいまして……。

 実家にも圧力が掛かった様で、嫁ぎ先が好色高齢の伯爵ということに相成りました。

 聞けばあまりの好色さによって妻を何人も亡くしているとのこと。

 相手にとって不足はありません。

 この私がどれだけ太刀打ちできるか、いざ勝負と参りましょう。



 気合いを入れて嫁いでみれば、相手は評判とはかなり異なる若い優男でした。

 まあ、評判と異なるのは高齢という点だけだったわけですけどね……!

 なんでも渇きを満たせなかったことが理由の様ですが、百戦錬磨の私が相手ですからね。若人の渇きくらい余裕ですよ。

 それでも三日三晩をぶっ通しで闘うことになるとは思いませんでしたけれども。
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