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歯が抜けたらしい婚約者の口腔を観察して楽しむ私
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「―――――(歯が抜けた)」
婚約者が間抜けな声音で言ったのを聞き取り、口を開けてその中を見ます。
あー、あー、確かに。あー、これは本当に歯が抜けてますね。
「もがもが」
何です? 肩なんて叩いてきて。
「―――――――――――(恥ずかしいから、口の中を見るの止めて)」
ふむ、分かりました。
でも、もう一回だけ見せて下さい。
少しだけ気になることがあるんです。
ほら、もう一回だけ。
はいどうも。
あー、やっぱりですねー。口の中、えっちですねー。
閉じようとしないで下さい。冗談ですから。冗談じゃないですけど、冗談ですから。
口を閉じないで! 閉じるな! お願いだから!
あらー、良いですねー。良い口の中ですねー。
婚約者が間抜けな声音で言ったのを聞き取り、口を開けてその中を見ます。
あー、あー、確かに。あー、これは本当に歯が抜けてますね。
「もがもが」
何です? 肩なんて叩いてきて。
「―――――――――――(恥ずかしいから、口の中を見るの止めて)」
ふむ、分かりました。
でも、もう一回だけ見せて下さい。
少しだけ気になることがあるんです。
ほら、もう一回だけ。
はいどうも。
あー、やっぱりですねー。口の中、えっちですねー。
閉じようとしないで下さい。冗談ですから。冗談じゃないですけど、冗談ですから。
口を閉じないで! 閉じるな! お願いだから!
あらー、良いですねー。良い口の中ですねー。
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