先祖代々、異世界に行っていたようです

4

「おーう！来たなマコト！ 待ってたぜ！」

「何で ダニエルおじさんもケビンおじさんもジョセフおじさんもいるの？仕事は？」

家から出て来たのは 俺を色々鍛えてくれた元軍人のおじさん達だった。まずは中入れと家の中に連れていかれソファーに座った。最初に口を開いたのは 秋房おじさんだった。

「久しぶりだな。こないだの買取の時以来だな。 今日はこいつに例の手紙がきた。だから こいつに説明と 装備を貰いに来た。」

「はーー！！ とうとう来たか！」

「もう、そんな歳か......」

「準備はできてる。」

と ダニエルおじさんケビンおじさんジョセフおじさんの順番でコメント。すると秋房おじさんが、

「まず お前に先に言っとくと 俺もお前の父さんも異世界に言ったことがある。そこで俺たち2人はこっちの物を向こうで売って 向こうの物をこっちで売っての繰り返しで 俺は 今の地位にいる。お前の父さんはのんびり暮らすって言って普通だったがな！ こいつら3人とは お前の父さんが 中東に行ってた時に ゲリラに捕まってたこいつらを助けたんだ。」

「懐かしいね～ あの時は死んだかもって思ったね！」

がはは！と笑いながらダニエルおじさんが代表で言った。

「で、俺ら兄弟にも お前も会ったろ？ 犬っころに！ そいつが来て  お前らは異世界に行く血筋だ！ 頑張って 発展させろ！って言って 『転移』の能力と『ボックス』をくれたわけだ。その能力で稼いだってわけだ。 」

「ここからが重要だぞ。よく聞けまこと。 お前はいつもなんでこんなトレーニングをしてるかって聞いてたよな？ 答えは全てこのためだ。 向こうは、 盗賊 魔獣、危険なものがある。 それらに対抗するためだったんだ。」

「そうか、だから父さんはいつも いつか分かるって言っていたのか。」

「そう、 ダニエルからは 体術やナイフの使い方。ケビンからは サバイバル術。ジョセフからは 銃火器の使い方。」

おじさん達3人組は 照れながら そうだぜ～とか言っている。

「わかったか？  じゃあ 荷物を渡してやれ！」 

そう 秋房おじさんが言うとジョセフおじさんが 奥から でっかいカバンを出して来て机の上に置いた。中に入っていたのは。