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冬休みの話 グレンside

お姉さんは強い

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その後いろいろ話していれば

「え!グレンくん、スマホもってないの!?」
「はい、拾われたのも1ヶ月半くらい前ですし」
「なんてこと!人類じんるい叡智えいちを持ってないなんて!」

そう言い立ち上がりドアを開ければ

「駿!ちょっと来なさい!」

びっくりするような大声でシュンさんを呼んだ

「……姉さん、あんまり大声出さないで、びっくりするから」

直ぐにシュンさんが来てくれた

「大声も出すわよ!グレンくんにスマホ持たせてないなんて!」
「あ、そう言えば持たせてなかった……」
「気づくの遅すぎでしょう!何かあった時にどうやってグレンくんと連絡取るの!どうやって駆けつけるの!」
「お姉さん、落ち着いてください、僕も気にも止めてなかったんで」

シュンさんが怒られれば慌てて止めに入り


「グレンくんを傍で守れるのは駿しか居ないのよ!分かってるの!?」
「ごめんなさい……気づかなくて……」
「まったく、しっかりしてきたと思ったら肝心な所が抜けてるんだから!」
「お姉さん、もうそれくらいで……」
「グレンくんに免じて許すけど、帰りがけに契約してきなさいよ、同意書も書いてあげるから」
「はい……グレン、そろそろ帰ろうか」
「あ、はい」
「タクシー呼ぶのがなんだから、車で送っていくわよ」
「ありがとう、姉さん」
「ついでに携帯ショップ行くわよ」
「うん、わかった」

そう話しながら2階から降りて行き、ご両親に挨拶したら優しい言葉をかけてくれ嬉しくて抱きついてしまった

ご実家を後にし、お姉さんとシュンさん、3人で携帯ショップ行って最新のスマホを買って貰った、使い方は車の中でシュンさんが教えてくれた
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