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冬休みの話 幸也side
嫉妬
しおりを挟む「高いからいいって言ったのに」
その後お昼になり、フードコートで昼食を取っていた
「いいの、暁の欲しいもの買ってあげたいし、それともペアのネックレス嫌だった?」
「嫌じゃない……嬉しい……」
嬉しいと言ってくれれば良かったと思った
そう言えば同じシェルの指輪があったなぁ……内緒で買いに行こうかな……指のサイズ分かってるし、そう考えて
「帰ったら着けてあげるね」
「うん、ありがとう」
「ちょっとトイレ行ってくるね」
「うん、わかった」
そう言い、席を離れた
トイレ行くふりしてさっきのお店に戻ってサイズをお願いして、ペアの指輪も手に入れた
喜んでくれるかな……
戻れば暁が男の人2人に話しかけられてた
知り合い……?
暁が笑っていれば、何故かモヤモヤしてきた
「暁、お待たせ」
急いで傍に行けば
「郷中先輩!こんにちは!」
暁のクラスの人達だった
「こんにちは、2人も来てたんだね」
気持ちが晴れないまま会話を続けた
「はい、先輩もアキと来てたんですね、良かったらこのあとカラオケとかどうですか?」
「ありがとう、でも、ごめんね、もう帰らないとだから、暁行くよ」
その場を離れたくて荷物を持って暁の手首を掴んで引っ張って行った
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