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グレンの話
どこまで知ってる?
しおりを挟むそれから抱きかかえられてシュンさんの部屋へ行った
間取りは同じ感じで広くて角部屋
家具の趣味も良くて素敵な部屋だった
部屋の床に下ろされれば見て回った
「ここがグレンの部屋」
落ち着いた内装に、整えられたベッド、木製テーブルの下にはラグが敷いてある
あ、猫用のベッドもある
『ここに住むんだ…』
そう思いながら眺めていた
「気に入ってくれた?」
「はい、…あの、シュンさん」
「何?」
「どこまで話聞いてます?」
話していたとは聞いたけど、どこまで聞いてるのか気になった
「アキの家に来るまでの話と猫又って話を聞いてるよ」
「じゃぁ…」
そう言い変化を解いた
「この姿になるのも…聞いてます?」
一瞬驚いた様子を見せるも
「……やっぱり可愛い…」
そう言い引き寄せて抱き締めてくれた
「やっぱりって…?」
「アキから写真見せてもらってたんだ、猫の姿も、今の姿も」
アキちゃん……きちんと話してくれてたんだ…
「可愛くてすぐに迎えたかったけど、部屋の準備に時間かかった」
わざわざ部屋まで用意してくれたんだ
優しい…凄く優しい…
そう思っていたらいきなりキスしてきた
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