俺を見てくる彼は、

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前回のあらすじ
美形にいきなりキスされちゃいました☆



ちなみに、俺たちは付き合っていない。付き合っていない。なぜ？？why？？


「あ、あの柒さん？」


「ふふ、またさん付けなの？可愛いね…新婚さんみたいだ」


だめだ、こいつには全く話が通じない。
遠い昔にお花畑を通り越してしまったのか、幻覚が見えているようだ。


ちなみに読者の皆様に今までの事を整理すると、何故かクラス1(以下略)のイケメンこと 七瀬 柒 が告白されているシーンに鉢合わせしてしまい、何故かその日からあっっつーい視線を注がれてきた俺。そして友達のモデルのようにイケメンな春乃 葵に迫られて、キスされてしまった。
なんやかんやで殴ってしまって、逃げた先に、またまた七瀬 柒 が登場！
葵が追いかけてきたので、逃げるために七瀬が所属している美術部の活動場所、美術室に逃げ込んだ。


そこまでは良かった。そこまでは！


俺、羽咲 澪 17歳。
そこら辺にいる平凡な高校2年生。
いたって平凡なんだ。

それなのに、クラス1、学年1、学校1、のイケメンこと、柒の視線が俺に向けられている事が気になって、それについて問いただしてみた。そこで事件は………、


「あっ！ちょ！」


「みーお♡何考えてるの？言うのが、遅くなっちゃったけど、俺と付き合って結婚して来世も一緒にいてください♡ね？？」


事件は…こういうことなのだ。
七瀬 柒はただのイケメンじゃない。
俺を見てくる彼は、そう…俺のことが好きらしい……え、俺好かれるようなことしてないよ？！


「あのさ、その…付き合うって恋人ってことであってる？」


「澪ってば、まだ昔の典型的な勘違いとかしちゃうの？可愛いね。俺は、恋人になりたいな…出来れば夫夫に…♡」


こいつはだめだ。もう脳みそがおかしくなっている…ストーカー気質もあるし！


「ちなみに、お断りした場合って？」


「え？澪は断るはず、ないよね？どうしてかな？」


ニコニコしてるけど、顔はもうギラッギラだ…ｺﾜｲ！！！！！
これは、断れないやつ！
断っても、どっかの漫画みたいに、いいように解釈されて付き合ってないのに、付き合ってるって思われてるってやつになっちゃうよこれ！日本語おかしいね！！

回避不可。


「わ、わかった…付き合うから！痛いこととか無しな」


「うん、もちろんだよ。むしろ気持ちいいことしかしないし」


すごくニコニコしているとこ悪いが、今変なこと言ったよね？聞き返すつもりは毛頭ないですけど！！！！




そんなこんなで、流されたが、七瀬 柒と付き合うことになったのでした………

全然良くない。これは、柒のことを狙っている可愛い女子達に怒られて、いじめられるやつだ……い、いやだ！

「柒、あのさ…」

「ん？どうしたの♡俺、今最高に幸せだから…ﾊｧ…澪が俺の恋人…ふふふふなんで素敵な日なんだ…今日は俺の命日かな？！今日は澪と結婚記念日だね」

聞いちゃいない…って、結婚？！
ますます柒のことが分からなくなってきた。





ずっと公開してると思ってたのに公開してませんでした！！！
すみません_(ゝ｢ｪ:)ﾉ
明日か明後日出すって言ってたのに…