軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら

容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
 それは極度の面食いということ。

 そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」

 朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」

 あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
 それをわたしにつける??
 じょ、冗談ですよね──!?!?
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