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第十三話 会議
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「いきなり十二司将を相手に圧倒するとは……やはり君の実力は計り知れんな……」
「たまたまですよ」
俺はハイラとの戦闘が終わった後、すぐに転移魔法で学園長室へ報告に向かった。
たまたまスティーブンスが業務に追われていたので、タイミングはバッチリだった。
ハイラを含めたゲネシス教徒達の亡骸は、スティーブンスと共に転移魔法で事実確認に向かった際に、火属性中級魔法『炎の吐息〈ファイアブレス』で丁重に葬ってもらった。
最初は皆殺しにしたのかとドン引きされたが、事情を説明するとスティーブンスの表情は、神妙な面持ちに変わっていた。
「それで、十二司将って何なんですか?」
「あぁ説明しよう、十二司将とはゲネシス教の幹部である十二人の教徒の事を指している。」
やはり幹部だったか。
だが、それにしては随分と弱かったな……
命乞いまでする始末だったし、幹部と言ってもそんなものなのか……?
「幹部にしては随分弱かったんですが、それは……?」
俺はスティーブンに問いかける。
「君が強すぎるというのもあるが、ハイラは十二司将の中でも序列十二位と最弱だからな。戦闘能力というよりは、金品の上納で成り上がった元貴族だ」
なるほど、そういう訳か。
「だが他の十一人は、戦闘能力を含めた全ての能力で幹部へと成り上がっている。例え君とて油断は禁物だぞ」
「はい、分かりました……」
俺の能力なら、基本的には問題ないだろうが確かに油断はできない。
事実、俺はハメられてる訳だからな。
今後はもっと気を引き締めていこう。
「それにハイラ達を殺した能力だが、正直得体が知れんな……恐らくカールマンのスキルか何かなのだろうが、気をつけてくれ」
「わかりました、もしカールマンと接触する場面があったら気をつけます」
ゲネシス=カールマン……
一体どんな人物なんだ……?
一つ言えるのは、口封じのために仲間を軽々と殺すような人物であるという事だ。
間違っても俺の家族やケント達に、被害が出る事の無いように警戒しておかねば……
「うむ、そうしてくれ。ところで……」
「はい?」
俺は、まだ何か話す事があったかと首をかしげる。
「謁見はどうなったんだ?」
そういえばどうなったのだろう。
あの使者は偽物だった訳だしな。
「一度家に帰って、手紙などが来ていないか確認してみます」
「わかった。今度は騙されるんじゃないぞ?」
スティーブンスはわざとらしく俺に忠告する。
「はい……気をつけます」
「すまん、それと最後にこれを渡しておく」
スティーブンスは、机の引き出しから何かを取り出した。
「これは遠隔で連絡を取り合える指輪だ。一つ持っておいて欲しい。魔力を込めると私に繋がるようになっている」
この世界にも電話みたいなものがあるんだな。
それにしても、初めてはめる指輪が連絡用の魔道具とはな。
悲しいものだ。
「わかりました、また何かあったら連絡します」
「よろしく頼む」
俺はそう言って指輪型の魔道具を右手の人差し指にはめ、転移魔法で我が家へと帰宅した。
▼
「ハイラさんは失敗しましたか……」
ゲネシス教本部の一室、高貴な服装に身を包んだ者たちが、巨大な丸テーブルを囲んで議論している。
議論のテーマは一つ。
本日未明、丸テーブルを囲う十二席の末席が空席となった件についてだ。
末席に座っていたのは、ハイラという太った恵比寿顔の男である。
「ふえぇ~ん、ハイラが死んじゃったよぉ~」
「ビカラ殿……そうやってすぐに泣くのは、いい加減およしなさい。何歳ですかまったく……」
「ビカラは永遠の17歳だもん~!」
「普通の17歳はこんなに泣かないんですよ……」
『序列十一位ビカラ』
常に泣いているため、気が弱そうに見える。
見た目は二十代後半の女だが、本人は永遠の17歳を自称している。
彼女のうちに秘められている凶悪性は今後語られる事になる。
「シヤトラよ……俺の計算では、ビカラの年齢は……ッ!」
『序列十位メキラ』
ビカラの触れてはいけない部分に、平気で触れていく空気の読めなさが彼の特徴だ。
現に今も彼女の地雷を踏み、首元に包丁を突きつけられている。
「冗談だろうにビカラ、そう殺気立つでない」
メキラはそう言うと一切表情を変えずに、ビカラに突きつけられた包丁を折り曲げた。
それほど序列というものは、一つ違うだけで強さにかなりの差が現れるものなのだ。
「ふぇぇぇ~ん!メキラがいじめる~!」
「俺の計算では……喧嘩両成敗だッ」
このやり取りを見ていると、一見仲が悪そうである。
だがこの2人は序列が近いこともあり、共に任務に就くことが多いため、こう見えて仲が良いのだ。
「はぁ~、まったく……いい加減おふたりには十二司将としての威厳を持って頂きたいですね……」
『序列三位シヤトラ』
先ほどからビカラとメキラに説教をしている、この真面目なメガネの男はシヤトラ。
真面目な性格故に、十二司将が集まる会議では進行役を務めることが多い。
「シヤトラァ……ハイラを殺した奴は強ェのかァ?」
「えぇ、恐らくかなりの強さだと思われます」
「そいつはいいなァ……燃えてくるぜェ……」
『序列九位シンダラ」
この男は、ただ強い者との戦いを望む戦闘狂である。
その屈強な外見は、どう見ても教徒というよりは格闘家にしか見えない。
「ハイラなんてどうでもいい……興味ない」
「マコラさん、ハイラさんは仮にも仲間だったはずでしょう?確かに良い人とは言えませんでしたが……」
「どうでもいい、僕はもう帰るよ……」
「あっ!ちょっとマコラさん!」
『序列八位マコラ』
全てに対してやる気がない、まさに怠惰の塊の男。
しかしその性格とは裏腹に、能力は非常に高い。
「ねぇ、さっさと今後の事を決めちゃいましょうよ~時間が惜しいわ~」
『序列七位インダラ』
年齢不詳。
謎の多い女でその妖艶な見た目故に、多くの信者から思いを寄せられている。
「インダラちゃんの言う通りさっさと決めちゃいましょ~ん!ハイラちゃんを殺した彼は今年から学園に入学するみたいじゃな~い、そこに潜り込むのはどうかしらぁ~ん?」
「なるほど、それはいい考えですねサンテラさん」
「でしょでしょ~ん!どんな男かしらぁ~!タイプの男だったら是非あたしに任せて欲しいわぁ~ん!」
「は……はぁ……」
『序列六位サンテラ』
見ての通り、めっちゃオカマである。
その発言から、しばしば他の司将を困らせている。
「それなら俺たちに行かせてくれよー!絶対殺すからよー!なっ!アンニラ!」
「うん!アンテラ!」
『序列四位アンテラ、序列五位アンニラ』
双子の兄弟であり、大きな鎌を武器に戦う。
双子ならではのコンビネーションで、多くの戦士を討ち取ってきた。
「さてさて、この件どういたしましょうか?クビラ様、バサラ様」
「ハイラを殺したごときの小僧に、我が出るまでもない」
『序列ニ位バサラ』
巨大な大剣を背負った壮年の男。
バサラの感情が昂った時、髪は逆立ち赤く変色するらしい。
「う~ん、学園に潜入するのもいいんだけどさ~もっといい方法があるって言ったら聞きたい?」
『序列一位クビラ』
圧倒的カリスマ性と実力で序列一位の座に君臨している。
戦闘能力もさることながら、人心掌握にも長けている。
「もっといい方法ですか?」
「うん、確実に彼を追い詰めていこう。我らが神の啓示に従ってね……」
クビラの悪い笑顔と共に出された提案を元に、ゲネシス教十二司将による今後の会議は進められた。
ラルフ達にこれから待ち受ける困難の壁は、以前よりも更に高くなっていくだろう……
「たまたまですよ」
俺はハイラとの戦闘が終わった後、すぐに転移魔法で学園長室へ報告に向かった。
たまたまスティーブンスが業務に追われていたので、タイミングはバッチリだった。
ハイラを含めたゲネシス教徒達の亡骸は、スティーブンスと共に転移魔法で事実確認に向かった際に、火属性中級魔法『炎の吐息〈ファイアブレス』で丁重に葬ってもらった。
最初は皆殺しにしたのかとドン引きされたが、事情を説明するとスティーブンスの表情は、神妙な面持ちに変わっていた。
「それで、十二司将って何なんですか?」
「あぁ説明しよう、十二司将とはゲネシス教の幹部である十二人の教徒の事を指している。」
やはり幹部だったか。
だが、それにしては随分と弱かったな……
命乞いまでする始末だったし、幹部と言ってもそんなものなのか……?
「幹部にしては随分弱かったんですが、それは……?」
俺はスティーブンに問いかける。
「君が強すぎるというのもあるが、ハイラは十二司将の中でも序列十二位と最弱だからな。戦闘能力というよりは、金品の上納で成り上がった元貴族だ」
なるほど、そういう訳か。
「だが他の十一人は、戦闘能力を含めた全ての能力で幹部へと成り上がっている。例え君とて油断は禁物だぞ」
「はい、分かりました……」
俺の能力なら、基本的には問題ないだろうが確かに油断はできない。
事実、俺はハメられてる訳だからな。
今後はもっと気を引き締めていこう。
「それにハイラ達を殺した能力だが、正直得体が知れんな……恐らくカールマンのスキルか何かなのだろうが、気をつけてくれ」
「わかりました、もしカールマンと接触する場面があったら気をつけます」
ゲネシス=カールマン……
一体どんな人物なんだ……?
一つ言えるのは、口封じのために仲間を軽々と殺すような人物であるという事だ。
間違っても俺の家族やケント達に、被害が出る事の無いように警戒しておかねば……
「うむ、そうしてくれ。ところで……」
「はい?」
俺は、まだ何か話す事があったかと首をかしげる。
「謁見はどうなったんだ?」
そういえばどうなったのだろう。
あの使者は偽物だった訳だしな。
「一度家に帰って、手紙などが来ていないか確認してみます」
「わかった。今度は騙されるんじゃないぞ?」
スティーブンスはわざとらしく俺に忠告する。
「はい……気をつけます」
「すまん、それと最後にこれを渡しておく」
スティーブンスは、机の引き出しから何かを取り出した。
「これは遠隔で連絡を取り合える指輪だ。一つ持っておいて欲しい。魔力を込めると私に繋がるようになっている」
この世界にも電話みたいなものがあるんだな。
それにしても、初めてはめる指輪が連絡用の魔道具とはな。
悲しいものだ。
「わかりました、また何かあったら連絡します」
「よろしく頼む」
俺はそう言って指輪型の魔道具を右手の人差し指にはめ、転移魔法で我が家へと帰宅した。
▼
「ハイラさんは失敗しましたか……」
ゲネシス教本部の一室、高貴な服装に身を包んだ者たちが、巨大な丸テーブルを囲んで議論している。
議論のテーマは一つ。
本日未明、丸テーブルを囲う十二席の末席が空席となった件についてだ。
末席に座っていたのは、ハイラという太った恵比寿顔の男である。
「ふえぇ~ん、ハイラが死んじゃったよぉ~」
「ビカラ殿……そうやってすぐに泣くのは、いい加減およしなさい。何歳ですかまったく……」
「ビカラは永遠の17歳だもん~!」
「普通の17歳はこんなに泣かないんですよ……」
『序列十一位ビカラ』
常に泣いているため、気が弱そうに見える。
見た目は二十代後半の女だが、本人は永遠の17歳を自称している。
彼女のうちに秘められている凶悪性は今後語られる事になる。
「シヤトラよ……俺の計算では、ビカラの年齢は……ッ!」
『序列十位メキラ』
ビカラの触れてはいけない部分に、平気で触れていく空気の読めなさが彼の特徴だ。
現に今も彼女の地雷を踏み、首元に包丁を突きつけられている。
「冗談だろうにビカラ、そう殺気立つでない」
メキラはそう言うと一切表情を変えずに、ビカラに突きつけられた包丁を折り曲げた。
それほど序列というものは、一つ違うだけで強さにかなりの差が現れるものなのだ。
「ふぇぇぇ~ん!メキラがいじめる~!」
「俺の計算では……喧嘩両成敗だッ」
このやり取りを見ていると、一見仲が悪そうである。
だがこの2人は序列が近いこともあり、共に任務に就くことが多いため、こう見えて仲が良いのだ。
「はぁ~、まったく……いい加減おふたりには十二司将としての威厳を持って頂きたいですね……」
『序列三位シヤトラ』
先ほどからビカラとメキラに説教をしている、この真面目なメガネの男はシヤトラ。
真面目な性格故に、十二司将が集まる会議では進行役を務めることが多い。
「シヤトラァ……ハイラを殺した奴は強ェのかァ?」
「えぇ、恐らくかなりの強さだと思われます」
「そいつはいいなァ……燃えてくるぜェ……」
『序列九位シンダラ」
この男は、ただ強い者との戦いを望む戦闘狂である。
その屈強な外見は、どう見ても教徒というよりは格闘家にしか見えない。
「ハイラなんてどうでもいい……興味ない」
「マコラさん、ハイラさんは仮にも仲間だったはずでしょう?確かに良い人とは言えませんでしたが……」
「どうでもいい、僕はもう帰るよ……」
「あっ!ちょっとマコラさん!」
『序列八位マコラ』
全てに対してやる気がない、まさに怠惰の塊の男。
しかしその性格とは裏腹に、能力は非常に高い。
「ねぇ、さっさと今後の事を決めちゃいましょうよ~時間が惜しいわ~」
『序列七位インダラ』
年齢不詳。
謎の多い女でその妖艶な見た目故に、多くの信者から思いを寄せられている。
「インダラちゃんの言う通りさっさと決めちゃいましょ~ん!ハイラちゃんを殺した彼は今年から学園に入学するみたいじゃな~い、そこに潜り込むのはどうかしらぁ~ん?」
「なるほど、それはいい考えですねサンテラさん」
「でしょでしょ~ん!どんな男かしらぁ~!タイプの男だったら是非あたしに任せて欲しいわぁ~ん!」
「は……はぁ……」
『序列六位サンテラ』
見ての通り、めっちゃオカマである。
その発言から、しばしば他の司将を困らせている。
「それなら俺たちに行かせてくれよー!絶対殺すからよー!なっ!アンニラ!」
「うん!アンテラ!」
『序列四位アンテラ、序列五位アンニラ』
双子の兄弟であり、大きな鎌を武器に戦う。
双子ならではのコンビネーションで、多くの戦士を討ち取ってきた。
「さてさて、この件どういたしましょうか?クビラ様、バサラ様」
「ハイラを殺したごときの小僧に、我が出るまでもない」
『序列ニ位バサラ』
巨大な大剣を背負った壮年の男。
バサラの感情が昂った時、髪は逆立ち赤く変色するらしい。
「う~ん、学園に潜入するのもいいんだけどさ~もっといい方法があるって言ったら聞きたい?」
『序列一位クビラ』
圧倒的カリスマ性と実力で序列一位の座に君臨している。
戦闘能力もさることながら、人心掌握にも長けている。
「もっといい方法ですか?」
「うん、確実に彼を追い詰めていこう。我らが神の啓示に従ってね……」
クビラの悪い笑顔と共に出された提案を元に、ゲネシス教十二司将による今後の会議は進められた。
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