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第九章 古代遺跡 続・学校編最後の試練!
第五十四話 奏子の切り札!
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奏子の精霊は、残り二体になっていた。炎の精霊イフリートに、風の精霊シルフ。
どっちの精霊もオレの敵ではないが、厄介なのはイフリートだ。
シルフは、超厄介なゆたかを押さえ込んでくれているので、オレ的には助かっていた。
ゆたかがフリーになり、オレの唇を奪って来るなら、オレの集中が妨げられるからな。
オレの狙いは、イフリートのみ。
「ふふ、さすがに、ゴーレムちゃんとウンディーネちゃんを倒したのは驚きましたが、私にはまだイフリートちゃんがいます!
そして、イフリートちゃんは、私の意志によってパワーアップも出来るのです」
奏子の言う通り、イフリートは二倍に大きくなった。
火力や筋力は強いのだろうが、今のオレには関係ないぜ。
「子狐丸が、どんな武器にも変化できるのなら……」
オレは、子狐丸を一本の細い針金に『ウェポンチェンジ』した。
どうやら、鉄系の武器ならどんな物にでも変化できるらしい。
「はは、何ですか? それは……。
そんな物で、私のイフリートちゃんを倒す事はできません!
物理攻撃なら、どんな攻撃も通り抜けてしまいます!」
「ふん、科学の知識に乏しいぜ、奏子ちゃん」
オレは、針金をコイル状に巻き、イフリートにすっぽりとかぶせた。
すると、イフリートは風で吹き消されたかのように、一気に消え去ってしまった。
イフリートがいた場所には、一本の赤い傘が落ちる。
それと共に、奏子も膝を付き、オレと自分の力の差を感じていた。
自分の最強の僕であると自覚していたイフリートが、一瞬で消滅したのだ。
そのショックは相当な物だろう。
「そんな……、イフリートちゃんが……、消えた……。なぜ?」
膝を付き、呆然とする奏子に、オレは近付きながら説明する。
「物が燃える為には、必要な三つの要素がある。
一つ目は、燃える物がある事。
二つ目は、新鮮な空気(酸素)がある事。
最後が、高い温度がある事だ。
これが『燃焼の三要素』と呼ばれ、一つでも奪えば火は消える。
一つ目と二つ目は確保していたようだが、最後の要素はオレが奪い去った。
針金をイフリートにかぶせる事によって熱を奪い取り、イフリートが維持できる温度を無くしたのさ!」
オレは、子狐丸を元に戻す。なかなか便利な能力だ。
「あ、それで私を攻撃するつもりなの?」
奏子は、脅えながら後退りする。
まあ、刀が恐いのは分かるが、そこまで脅える必要もない。
オレが奏子を攻撃するはずもないからな。
「くっ、まだ私の武器は、一つ残っています。
これは、マモルお兄様の得意な技と同じですよ!」
奏子は、黒い傘を黒い人型に変化させた。
ブラックホールの様な空間から、何者かが現れる。
「これが私の切り札『ヴォルデ』よ!
以前は、キモい姿だったけど、今は正義のヒーローとして活躍してくれるわ!」
ヴォルデは姿を現し、ポーズを決める。
奏子の精霊には、感情が無いはずだが、ヴォルデには自分の意志がある様だった。
そして、オレにはこいつに見覚えがあった。
「てか、お父さん? コスプレして、何やってんの?」
自分の父親がコスプレして、ポーズを決めているのはかなり痛い。恐るべき攻撃力だ!
「いや、赤の他人だったんだけな。よくもオレを騙してくれたな!」
ヴォルデは、オレの方を見て語る。
真剣なようだが、コスプレしていては真剣さも伝わらない。
「ふっ、お父さんと呼んでくれて構わんよ。
実際、奏子と結婚すれば、本当の親子になるわけだ。
だが、そう易々と奏子は渡さん!
このお父さんを倒して、お前の実力を見してみなさい!」
「いや、オレにその気は無いんだけど……」
「問答無用!」
ヴォルデは、オレの言葉も聞かずに攻撃して来る。
ノリノリになった父親ほど厄介な者もいない。
今の状態では、オレの話すらまともに聞いてはくれないのだ。
だいぶ弱らせる必要がある。
動きを封じなければ、オレの言葉も耳には入って来ないだろう。
動きを封じても、理解してくれるか分からないが……。
ヴォルデは、火炎の爆発を利用し、高速で移動する。
そして、オレに鋼のパンチを叩き込んで来た。かすっただけでヤバイ!
「ふっ、避けたか。さすがは、マモル君。お父さんが手塩にかけて育てただけはあるな。奏子の奴は、能力にかまけて科学の知識を怠ったからな。
真面目に勉強していれば、マモル君とも互角に戦えただろうに……。
まあ、子供の不足な部分は、このお父さんが補ってあげるよ!
喰らえ、ボルケ―ノキック!」
ヴォルデの蹴りを必死で避けるが、蹴った石が高熱を帯びた溶岩になり、オレを攻撃する。
「うおおお、オレを殺す気か? 当たったら、火傷じゃ済まないぞ!」
「ふふ、お父さんもパワーアップしているという事だ!
以前は、アンドロイド型アンデットモンスターで爆発させるというせこい手を使ったが、今ならこの通りに石すら溶岩と化す威力だ!
これが、正義のヒーロー・ヴォルデとなったお父さんの愛の力だ!」
紙一重でヴォルデの恐るべき攻撃を避けているが、かなり不利な体勢になっていた。
オレの勝利条件など全く知らないのだろうが、冷菓と真槍ちゃんに近付く事さえできない。そんなオレを見て、奏子は微笑んでいた。
「まあ、パパ、良いわよ。そのまま、マモルお兄様をボコボコにして!
そしたら、私のキスでマモルお兄様を回復して、私のハズバンドにしてあげる。
全く期待してなかっただけに、嬉しさが込み上げて来るわ!」
このままでは、一気に勝負が決まってしまう。
敵は、恐るべき攻撃力を誇っていた。
鉄と炎の変化を巧みに使い分けて来る。
もはや異次元の能力なのかさえ判別できないが、長期戦はオレが持たない。
何とか、ヴォルデの隙を付かなければ……。
オレはそう思って、ヴォルデの攻撃を避け続ける。
ヴォルデの攻撃は速いが、直線的な物だった。
蹴りによる溶岩攻撃も、予測していれば避けられる。
これなら、カウンターで攻撃を合わせれば勝てる。
オレはそう考え、子狐丸を鉄の棒に変えた。
この形態なら、死ぬ事無く気絶させる事が出来る。
オレは、ヴォルデの攻撃に合わせて、カウンターの突きをお見舞いした。
急所の鳩尾を的確に突く。
カウンター攻撃は成功したが、オレの変化させた武器は、ヴォルデの身体を突き抜けていた。
オレは、ヴォルデが大怪我しない様に変化させたにもかかわらず、手応えが全く無い事で驚く。
オレがヴォルデの顔を見ると、笑っている様に見えた。
「ふはははは、甘いぞ、マモル君! 確かに良い攻撃だが、お父さんには効かない。
お母さんの物理的な攻撃に対し、自然と身体が水に変化するように訓練しているからね。
これが、お父さんとお母さんの愛の力だ!」
「バカな……。
この攻撃が効かなかったばかりか、物理的攻撃を水に変化させて無効化するだと……」
オレの渾身のカウンター攻撃さえ効かないのでは、オレに勝ち目は無かった。
もはや、科学の知識ではどうにもならないレベルだし、物理的攻撃も効かないのでは倒す方法が無い。
オレとは対照的に、奏子は勝利を確信する。
呑気に、新シリーズのヴォルデを説明する。
「正義のヒーロー・ヴォルデか。
愛する妻により呪いが解け、一般人として生活できるようになったヴォルデは、愛する妻と共に生活し始める。
危険なマッドサイエンティストから普通のサラリーマンとなったヴォルデに新たな敵が現れる。
その名も悪の組織『マジック・リアリズム』。
日本を裏から操ろうとしていた所、ヴォルデの力を知り、味方に引き入れようと画策する。ヴォルデはまんまと引っ掛かったように思われたが、妻の助けにより救出される。
ハニ―トラップを仕掛けた悪の組織を、ヴォルデは逆に壊滅させようとする。
ヴォルデと妻の仲を引き裂かなければ、悪の組織の安定は無いとし、優先してヴォルデに狙いを定める。
もしも、ヴォルデと妻の愛の力(エロスパワー)が無ければ、日本は悪の組織の手下へと成り下がってしまう。
果たして、ヴォルデは、妻との絆を強め、悪のハニ―トラップを回避し、悪の手から日本を救い出せ!
大人のおっさんに人気の子供向け番組。
つまんない割には、良い仕事してくれるじゃない!」
オレは、内容を聞き、ツッコミを入れる。
「なっ、子供向け番組なのか? その内容で? 子供は、理解しづらいだろう?」
奏子は、舌なめずりをして、オレの避けられない瞬間を狙っている。
「ふふ、戦いながらそんな事を考えるとは……、余裕なんですね。
それとも、諦めて私のハズバンドになる覚悟が出来ましたか、マモルお兄様?」
奏子は、オレを見ながらそう言うが、オレに余裕などあるわけもない。
攻撃を避けるのがやっとのありさまだ。
(余裕なんてない! 一瞬でも気を抜けばやられる。しかし、このままでは負ける!)
奏子とヴォルデの攻撃両方を警戒し、オレの集中力は急激に奪われる。
「これが一番速い攻撃だ! ダブルエクスプロ―ション!」
ヴォルデは、爆発の推進力により、身体全体を加速させ、オレに重い一撃を加える。
更に、オレが避けたとしても爆発に巻き込まれ、かなりのダメージを受ける。
ヴォルデの恐るべき攻撃により、オレは爆発に巻き込まれた。
どっちの精霊もオレの敵ではないが、厄介なのはイフリートだ。
シルフは、超厄介なゆたかを押さえ込んでくれているので、オレ的には助かっていた。
ゆたかがフリーになり、オレの唇を奪って来るなら、オレの集中が妨げられるからな。
オレの狙いは、イフリートのみ。
「ふふ、さすがに、ゴーレムちゃんとウンディーネちゃんを倒したのは驚きましたが、私にはまだイフリートちゃんがいます!
そして、イフリートちゃんは、私の意志によってパワーアップも出来るのです」
奏子の言う通り、イフリートは二倍に大きくなった。
火力や筋力は強いのだろうが、今のオレには関係ないぜ。
「子狐丸が、どんな武器にも変化できるのなら……」
オレは、子狐丸を一本の細い針金に『ウェポンチェンジ』した。
どうやら、鉄系の武器ならどんな物にでも変化できるらしい。
「はは、何ですか? それは……。
そんな物で、私のイフリートちゃんを倒す事はできません!
物理攻撃なら、どんな攻撃も通り抜けてしまいます!」
「ふん、科学の知識に乏しいぜ、奏子ちゃん」
オレは、針金をコイル状に巻き、イフリートにすっぽりとかぶせた。
すると、イフリートは風で吹き消されたかのように、一気に消え去ってしまった。
イフリートがいた場所には、一本の赤い傘が落ちる。
それと共に、奏子も膝を付き、オレと自分の力の差を感じていた。
自分の最強の僕であると自覚していたイフリートが、一瞬で消滅したのだ。
そのショックは相当な物だろう。
「そんな……、イフリートちゃんが……、消えた……。なぜ?」
膝を付き、呆然とする奏子に、オレは近付きながら説明する。
「物が燃える為には、必要な三つの要素がある。
一つ目は、燃える物がある事。
二つ目は、新鮮な空気(酸素)がある事。
最後が、高い温度がある事だ。
これが『燃焼の三要素』と呼ばれ、一つでも奪えば火は消える。
一つ目と二つ目は確保していたようだが、最後の要素はオレが奪い去った。
針金をイフリートにかぶせる事によって熱を奪い取り、イフリートが維持できる温度を無くしたのさ!」
オレは、子狐丸を元に戻す。なかなか便利な能力だ。
「あ、それで私を攻撃するつもりなの?」
奏子は、脅えながら後退りする。
まあ、刀が恐いのは分かるが、そこまで脅える必要もない。
オレが奏子を攻撃するはずもないからな。
「くっ、まだ私の武器は、一つ残っています。
これは、マモルお兄様の得意な技と同じですよ!」
奏子は、黒い傘を黒い人型に変化させた。
ブラックホールの様な空間から、何者かが現れる。
「これが私の切り札『ヴォルデ』よ!
以前は、キモい姿だったけど、今は正義のヒーローとして活躍してくれるわ!」
ヴォルデは姿を現し、ポーズを決める。
奏子の精霊には、感情が無いはずだが、ヴォルデには自分の意志がある様だった。
そして、オレにはこいつに見覚えがあった。
「てか、お父さん? コスプレして、何やってんの?」
自分の父親がコスプレして、ポーズを決めているのはかなり痛い。恐るべき攻撃力だ!
「いや、赤の他人だったんだけな。よくもオレを騙してくれたな!」
ヴォルデは、オレの方を見て語る。
真剣なようだが、コスプレしていては真剣さも伝わらない。
「ふっ、お父さんと呼んでくれて構わんよ。
実際、奏子と結婚すれば、本当の親子になるわけだ。
だが、そう易々と奏子は渡さん!
このお父さんを倒して、お前の実力を見してみなさい!」
「いや、オレにその気は無いんだけど……」
「問答無用!」
ヴォルデは、オレの言葉も聞かずに攻撃して来る。
ノリノリになった父親ほど厄介な者もいない。
今の状態では、オレの話すらまともに聞いてはくれないのだ。
だいぶ弱らせる必要がある。
動きを封じなければ、オレの言葉も耳には入って来ないだろう。
動きを封じても、理解してくれるか分からないが……。
ヴォルデは、火炎の爆発を利用し、高速で移動する。
そして、オレに鋼のパンチを叩き込んで来た。かすっただけでヤバイ!
「ふっ、避けたか。さすがは、マモル君。お父さんが手塩にかけて育てただけはあるな。奏子の奴は、能力にかまけて科学の知識を怠ったからな。
真面目に勉強していれば、マモル君とも互角に戦えただろうに……。
まあ、子供の不足な部分は、このお父さんが補ってあげるよ!
喰らえ、ボルケ―ノキック!」
ヴォルデの蹴りを必死で避けるが、蹴った石が高熱を帯びた溶岩になり、オレを攻撃する。
「うおおお、オレを殺す気か? 当たったら、火傷じゃ済まないぞ!」
「ふふ、お父さんもパワーアップしているという事だ!
以前は、アンドロイド型アンデットモンスターで爆発させるというせこい手を使ったが、今ならこの通りに石すら溶岩と化す威力だ!
これが、正義のヒーロー・ヴォルデとなったお父さんの愛の力だ!」
紙一重でヴォルデの恐るべき攻撃を避けているが、かなり不利な体勢になっていた。
オレの勝利条件など全く知らないのだろうが、冷菓と真槍ちゃんに近付く事さえできない。そんなオレを見て、奏子は微笑んでいた。
「まあ、パパ、良いわよ。そのまま、マモルお兄様をボコボコにして!
そしたら、私のキスでマモルお兄様を回復して、私のハズバンドにしてあげる。
全く期待してなかっただけに、嬉しさが込み上げて来るわ!」
このままでは、一気に勝負が決まってしまう。
敵は、恐るべき攻撃力を誇っていた。
鉄と炎の変化を巧みに使い分けて来る。
もはや異次元の能力なのかさえ判別できないが、長期戦はオレが持たない。
何とか、ヴォルデの隙を付かなければ……。
オレはそう思って、ヴォルデの攻撃を避け続ける。
ヴォルデの攻撃は速いが、直線的な物だった。
蹴りによる溶岩攻撃も、予測していれば避けられる。
これなら、カウンターで攻撃を合わせれば勝てる。
オレはそう考え、子狐丸を鉄の棒に変えた。
この形態なら、死ぬ事無く気絶させる事が出来る。
オレは、ヴォルデの攻撃に合わせて、カウンターの突きをお見舞いした。
急所の鳩尾を的確に突く。
カウンター攻撃は成功したが、オレの変化させた武器は、ヴォルデの身体を突き抜けていた。
オレは、ヴォルデが大怪我しない様に変化させたにもかかわらず、手応えが全く無い事で驚く。
オレがヴォルデの顔を見ると、笑っている様に見えた。
「ふはははは、甘いぞ、マモル君! 確かに良い攻撃だが、お父さんには効かない。
お母さんの物理的な攻撃に対し、自然と身体が水に変化するように訓練しているからね。
これが、お父さんとお母さんの愛の力だ!」
「バカな……。
この攻撃が効かなかったばかりか、物理的攻撃を水に変化させて無効化するだと……」
オレの渾身のカウンター攻撃さえ効かないのでは、オレに勝ち目は無かった。
もはや、科学の知識ではどうにもならないレベルだし、物理的攻撃も効かないのでは倒す方法が無い。
オレとは対照的に、奏子は勝利を確信する。
呑気に、新シリーズのヴォルデを説明する。
「正義のヒーロー・ヴォルデか。
愛する妻により呪いが解け、一般人として生活できるようになったヴォルデは、愛する妻と共に生活し始める。
危険なマッドサイエンティストから普通のサラリーマンとなったヴォルデに新たな敵が現れる。
その名も悪の組織『マジック・リアリズム』。
日本を裏から操ろうとしていた所、ヴォルデの力を知り、味方に引き入れようと画策する。ヴォルデはまんまと引っ掛かったように思われたが、妻の助けにより救出される。
ハニ―トラップを仕掛けた悪の組織を、ヴォルデは逆に壊滅させようとする。
ヴォルデと妻の仲を引き裂かなければ、悪の組織の安定は無いとし、優先してヴォルデに狙いを定める。
もしも、ヴォルデと妻の愛の力(エロスパワー)が無ければ、日本は悪の組織の手下へと成り下がってしまう。
果たして、ヴォルデは、妻との絆を強め、悪のハニ―トラップを回避し、悪の手から日本を救い出せ!
大人のおっさんに人気の子供向け番組。
つまんない割には、良い仕事してくれるじゃない!」
オレは、内容を聞き、ツッコミを入れる。
「なっ、子供向け番組なのか? その内容で? 子供は、理解しづらいだろう?」
奏子は、舌なめずりをして、オレの避けられない瞬間を狙っている。
「ふふ、戦いながらそんな事を考えるとは……、余裕なんですね。
それとも、諦めて私のハズバンドになる覚悟が出来ましたか、マモルお兄様?」
奏子は、オレを見ながらそう言うが、オレに余裕などあるわけもない。
攻撃を避けるのがやっとのありさまだ。
(余裕なんてない! 一瞬でも気を抜けばやられる。しかし、このままでは負ける!)
奏子とヴォルデの攻撃両方を警戒し、オレの集中力は急激に奪われる。
「これが一番速い攻撃だ! ダブルエクスプロ―ション!」
ヴォルデは、爆発の推進力により、身体全体を加速させ、オレに重い一撃を加える。
更に、オレが避けたとしても爆発に巻き込まれ、かなりのダメージを受ける。
ヴォルデの恐るべき攻撃により、オレは爆発に巻き込まれた。
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