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第七章 高速飛行レースバトル!
第二十七話 スピードレーシング
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UFOとステルスが空中爆発に巻き込まれている頃、オレはイカマシーンの上に乗り、海をさ迷っていた。
整備士の霊子は、イカマシーンを飛行できるように健闘していたが、損傷がひどく海の上を漂うしかできない。
ゆっくりとゴール地点に進む事は出来るが、ここから勝負に勝つのは不可能に思えた。
しかし、オレは負けるわけにはいかない。
もし負けて、姫野真槍と夕景ゆたかが優勝してしまうなら、みんなの貯金は毟り取られ、オレ自身は、ゆたかの彼氏になってしまう。
何としても、オレか、別の人間が勝たなければいけないのだ。
オレは、焦って霊子に訊く。
「イカマシーンの調子はどうなんだ?
早く修理して、飛び立ってもらわないと困るんだが……」
「うーん、やっぱり飛行は無理ですね。
ジェットエンジンの付いたイカ足の内、半分以上が使えません。
船としてゴールまで行く事は出来ますが、その頃には優勝者が決まっている事でしょう。イカ足三本のみ、使用可能なわけですから……」
「なら、そのイカ足だけ外して、飛行する事は出来ないか?
外壁がないからかなり危険だが、逆転優勝するには、その方法しかない。
人間一人分なら、おそらく速度の面でも負けないと思うんだが……」
「確かに、イカ足だけを外して、人間一人を飛行させる事は出来ます。
しかし、相当の運動神経とバランス技術が必要ですよ。
それに、海に落ちる危険もありますから、泳げる人でないと……。
体育の成績が最低の私では、無理です!
泳ぐのも、バランス感覚もありませんから……」
「なら、オレだけ行く!
みんなの貯金が巻き上げられるよりか、オレ一人優勝の方が、お前達にも都合が良いはず……。それに、カタナちゃんなら、オレと同じように飛行できるのでは?」
カタナちゃんは、一瞬迷ったが、霊子の事を心配そうに見つめていた。
「いや、僕は、霊子ちゃんと一緒にいる方が良いだろう。
霊子ちゃんに何かあると困るからね。
マモル君は、自分の身体と僕達のお金の為に優勝してくれ!」
「分かった!」
オレは、霊子が改良したイカ足のジェットエンジンを背負って飛び立つ。
エンジンの威力や、バランスを保つ事で何とか飛行できた。
霊子もオレの為に、飛行し易い設定にしてくれており、何とかスピード勝負に持ち込む事が出来る。
攻撃を一撃でも受ければ終わりだが、小回りが利くので、何とか攻撃を避ける事が出来るだろう。
オレが、ステルスとUFOを追い掛けていると、前方に鳴り響く轟音と巨大な白い煙が見えた。
しばらく様子を見ながら飛行していると、次第に煙が晴れて行く。
煙の中に、ステルスとUFOの姿があった。
お互いにかなりのダメージを受けており、激しい戦闘があった事が窺える。
オレが見ていると、二機はスピードを上げてゴールへ向かい出した。
おそらく武器が使用できなくなり、お互いにスピード勝負に出た様だ。
直線的に移動するのは、UFOが速かったが、レイテイルによる旋回技術を駆使すれば、小回りはステルスの方が上だった。
オレも何とか彼らのスピードに付いて行く。
森林コースも抜け、勝負のフィールドは海と小島の入り乱れたコースとなる。
この島の上を通過し、ゴールを目指さなければならない。
さすがに、船だけでこのチェックポイントを通過するのは厳しかった。
「カタナちゃんと霊子の為にも、オレが勝利するしかない!
オレのドライビングテクニックを見せ付けてやるぜ!」
極限の状況により、オレは能力を使えるようになっていた。
近くに、オレの彼女がいる気がしている。
ゆたかは、オレの再戦に気が付き、焦りを感じ始める。
「あれは、マモル君? まずい、早めに行動不能にさせなければ!」
「はいはい、処理の方は、アタシに任せてよ」
真槍ちゃんの攻撃が、オレに迫り始めた。
レイテイルを使い、確実にオレの動きを止めようとしている。
「喰らえ、レイテイル!」
何度か、オレの頬や身体をかすめる。
容赦のない攻撃を、オレは何度もギリギリでかわす。
「ちっ、しぶとい!」
命の危険を感じ、オレはステルスから遠ざかるが、ステルスはオレの跡を追う様に追いかけて来た。
ステルスが、オレを追い回す間に、冷菓は先に進もうとする。
「ふふふ、マモルさん、お先に。
ゴールでお会いしましょう♡」
冷菓がスピードを上げると、ゆたかは焦る。
何とか、同じスピードで付いて行こうとする。
すると、オレへの攻撃も緩み、冷菓のUFOに追い付く事ができた。
「ああ、奴も野放しにしておくにはいかない。
確実に、息の根を止めなければ!」
不毛なスピードレースが始まっていた。
真槍ちゃんは、オレを追い駆けて来るが、小刻みに動き、レイテイルを縛り付けて動きを止めようとする。
レイテイルは、オレを追って来るなら、罠を貼るのは簡単だ。
レイテイルの射程距離を極端に短くする事が出来ると思った瞬間、動きが止まる。
さすがにそう簡単には行かず、真槍ちゃんに気付かれてしまう。
「くっそ、危ない! もう少しで、レイテイルが使用不能になる所だった」
トップに立つ冷菓は、オレを観察して、巧みに攻撃を仕掛けて来る。
「ふふふ、やりますね、マモルさん♡
でも、この寒さの中では、手足も動きにくくなりますよ♡
そうなれば、今までの様な動きは不可能のはず……」
オレの前方に、巨大な積乱雲が生じ、吹雪が降り始めた。
手足がかじかみ、思うように動けない。
そこを真槍ちゃんが狙って来る。
「チャンス! 死ね、このイカ足野郎! ちょこまかとウザいんだよ!」
「うおおお」
オレに恐るべきコンビネーション攻撃が迫る。
オレも奥の手を使い、ワープ能力で回避した。
手足が上手く動かず、回避は出来ないが、ワープ能力は別だった。
一旦、違う空間に移動し、真槍ちゃん達の攻撃をかわす。
どんなに真槍ちゃんの操作技術がすごくても、オレ自体が消えている為に、攻撃はかすりもしない。
冷菓は、オレの能力を分析しながら誉める。
しかし、弱点も見抜かれていた。
「さすが……。でも、その技は、出現する場所がほぼ決まっているはず。
出現場所を予測して攻撃すれば、倒す事は出来ます!」
冷菓は、オレの出現場所を何個か予測し、そこに氷柱を落とす。
しかし、それはオレも予想していた。
冷菓が攻撃して来た後で、オレはワープして出現する。
「これは……。そうか、ワープしている時に、スピードを調整したというわけですね。
そうなると、私の予想でも出現時間と場所を予測するのは困難です。
こうなれば、UFOのスピードと私の氷能力で強化して、スピード勝負するのが得策ですね。
私の切り札をお見せしましょう!」
冷菓は、ゴールまでの道程に、氷のレールを作り出した。
その上に乗り、UFOを冷やす事で摩擦抵抗を最小限に抑え、超高速移動を開始し始める。速度はおよそ四百キロ以上。
オレのジェットエンジンを最大出力にしてギリギリ追い付ける速度だった。
ここで出し惜しみしては負ける。
オレもほぼ直線距離を最高速で飛ぶ事にする。
「ぐおおおお、寒い……」
「ふふふ、さすがに生身でその速度では、凍傷になってしまいますよ♡
まあ、短時間なら適切な処置をすれば、壊死は免れますけどね。
私がゴールした後に、ゆっくり介抱してあげるわ、ダーリン♡」
オレは、寒さを何とか堪えて飛び続ける。
幾つかの島を飛び越し、ゴールが見え始めた。
オレとUFOの速度が速い為、さすがのゆたかも勝負を焦り始める。
「まずい! 直線距離の速度じゃあ、奴らには勝てない!」
真槍ちゃんは、自分の槍をレイテイルにセットする。
ステルス全体の後ろに、槍が取り付けられた。
「じゃあ、こちらも奥の手と行きますか!
この槍は特別製で、ブースター機能付きなのよ!」
真槍ちゃんの槍からジェットエンジンが噴射し、ステルス自体の速度を上げる。
「へっ、長時間は無理だけど、ラストスパートくらいには丁度良いわね!」
ゴール直前になり、オレとステルス、UFOの三機が横に並んでいた。
いったい勝つのは誰であろうか?
整備士の霊子は、イカマシーンを飛行できるように健闘していたが、損傷がひどく海の上を漂うしかできない。
ゆっくりとゴール地点に進む事は出来るが、ここから勝負に勝つのは不可能に思えた。
しかし、オレは負けるわけにはいかない。
もし負けて、姫野真槍と夕景ゆたかが優勝してしまうなら、みんなの貯金は毟り取られ、オレ自身は、ゆたかの彼氏になってしまう。
何としても、オレか、別の人間が勝たなければいけないのだ。
オレは、焦って霊子に訊く。
「イカマシーンの調子はどうなんだ?
早く修理して、飛び立ってもらわないと困るんだが……」
「うーん、やっぱり飛行は無理ですね。
ジェットエンジンの付いたイカ足の内、半分以上が使えません。
船としてゴールまで行く事は出来ますが、その頃には優勝者が決まっている事でしょう。イカ足三本のみ、使用可能なわけですから……」
「なら、そのイカ足だけ外して、飛行する事は出来ないか?
外壁がないからかなり危険だが、逆転優勝するには、その方法しかない。
人間一人分なら、おそらく速度の面でも負けないと思うんだが……」
「確かに、イカ足だけを外して、人間一人を飛行させる事は出来ます。
しかし、相当の運動神経とバランス技術が必要ですよ。
それに、海に落ちる危険もありますから、泳げる人でないと……。
体育の成績が最低の私では、無理です!
泳ぐのも、バランス感覚もありませんから……」
「なら、オレだけ行く!
みんなの貯金が巻き上げられるよりか、オレ一人優勝の方が、お前達にも都合が良いはず……。それに、カタナちゃんなら、オレと同じように飛行できるのでは?」
カタナちゃんは、一瞬迷ったが、霊子の事を心配そうに見つめていた。
「いや、僕は、霊子ちゃんと一緒にいる方が良いだろう。
霊子ちゃんに何かあると困るからね。
マモル君は、自分の身体と僕達のお金の為に優勝してくれ!」
「分かった!」
オレは、霊子が改良したイカ足のジェットエンジンを背負って飛び立つ。
エンジンの威力や、バランスを保つ事で何とか飛行できた。
霊子もオレの為に、飛行し易い設定にしてくれており、何とかスピード勝負に持ち込む事が出来る。
攻撃を一撃でも受ければ終わりだが、小回りが利くので、何とか攻撃を避ける事が出来るだろう。
オレが、ステルスとUFOを追い掛けていると、前方に鳴り響く轟音と巨大な白い煙が見えた。
しばらく様子を見ながら飛行していると、次第に煙が晴れて行く。
煙の中に、ステルスとUFOの姿があった。
お互いにかなりのダメージを受けており、激しい戦闘があった事が窺える。
オレが見ていると、二機はスピードを上げてゴールへ向かい出した。
おそらく武器が使用できなくなり、お互いにスピード勝負に出た様だ。
直線的に移動するのは、UFOが速かったが、レイテイルによる旋回技術を駆使すれば、小回りはステルスの方が上だった。
オレも何とか彼らのスピードに付いて行く。
森林コースも抜け、勝負のフィールドは海と小島の入り乱れたコースとなる。
この島の上を通過し、ゴールを目指さなければならない。
さすがに、船だけでこのチェックポイントを通過するのは厳しかった。
「カタナちゃんと霊子の為にも、オレが勝利するしかない!
オレのドライビングテクニックを見せ付けてやるぜ!」
極限の状況により、オレは能力を使えるようになっていた。
近くに、オレの彼女がいる気がしている。
ゆたかは、オレの再戦に気が付き、焦りを感じ始める。
「あれは、マモル君? まずい、早めに行動不能にさせなければ!」
「はいはい、処理の方は、アタシに任せてよ」
真槍ちゃんの攻撃が、オレに迫り始めた。
レイテイルを使い、確実にオレの動きを止めようとしている。
「喰らえ、レイテイル!」
何度か、オレの頬や身体をかすめる。
容赦のない攻撃を、オレは何度もギリギリでかわす。
「ちっ、しぶとい!」
命の危険を感じ、オレはステルスから遠ざかるが、ステルスはオレの跡を追う様に追いかけて来た。
ステルスが、オレを追い回す間に、冷菓は先に進もうとする。
「ふふふ、マモルさん、お先に。
ゴールでお会いしましょう♡」
冷菓がスピードを上げると、ゆたかは焦る。
何とか、同じスピードで付いて行こうとする。
すると、オレへの攻撃も緩み、冷菓のUFOに追い付く事ができた。
「ああ、奴も野放しにしておくにはいかない。
確実に、息の根を止めなければ!」
不毛なスピードレースが始まっていた。
真槍ちゃんは、オレを追い駆けて来るが、小刻みに動き、レイテイルを縛り付けて動きを止めようとする。
レイテイルは、オレを追って来るなら、罠を貼るのは簡単だ。
レイテイルの射程距離を極端に短くする事が出来ると思った瞬間、動きが止まる。
さすがにそう簡単には行かず、真槍ちゃんに気付かれてしまう。
「くっそ、危ない! もう少しで、レイテイルが使用不能になる所だった」
トップに立つ冷菓は、オレを観察して、巧みに攻撃を仕掛けて来る。
「ふふふ、やりますね、マモルさん♡
でも、この寒さの中では、手足も動きにくくなりますよ♡
そうなれば、今までの様な動きは不可能のはず……」
オレの前方に、巨大な積乱雲が生じ、吹雪が降り始めた。
手足がかじかみ、思うように動けない。
そこを真槍ちゃんが狙って来る。
「チャンス! 死ね、このイカ足野郎! ちょこまかとウザいんだよ!」
「うおおお」
オレに恐るべきコンビネーション攻撃が迫る。
オレも奥の手を使い、ワープ能力で回避した。
手足が上手く動かず、回避は出来ないが、ワープ能力は別だった。
一旦、違う空間に移動し、真槍ちゃん達の攻撃をかわす。
どんなに真槍ちゃんの操作技術がすごくても、オレ自体が消えている為に、攻撃はかすりもしない。
冷菓は、オレの能力を分析しながら誉める。
しかし、弱点も見抜かれていた。
「さすが……。でも、その技は、出現する場所がほぼ決まっているはず。
出現場所を予測して攻撃すれば、倒す事は出来ます!」
冷菓は、オレの出現場所を何個か予測し、そこに氷柱を落とす。
しかし、それはオレも予想していた。
冷菓が攻撃して来た後で、オレはワープして出現する。
「これは……。そうか、ワープしている時に、スピードを調整したというわけですね。
そうなると、私の予想でも出現時間と場所を予測するのは困難です。
こうなれば、UFOのスピードと私の氷能力で強化して、スピード勝負するのが得策ですね。
私の切り札をお見せしましょう!」
冷菓は、ゴールまでの道程に、氷のレールを作り出した。
その上に乗り、UFOを冷やす事で摩擦抵抗を最小限に抑え、超高速移動を開始し始める。速度はおよそ四百キロ以上。
オレのジェットエンジンを最大出力にしてギリギリ追い付ける速度だった。
ここで出し惜しみしては負ける。
オレもほぼ直線距離を最高速で飛ぶ事にする。
「ぐおおおお、寒い……」
「ふふふ、さすがに生身でその速度では、凍傷になってしまいますよ♡
まあ、短時間なら適切な処置をすれば、壊死は免れますけどね。
私がゴールした後に、ゆっくり介抱してあげるわ、ダーリン♡」
オレは、寒さを何とか堪えて飛び続ける。
幾つかの島を飛び越し、ゴールが見え始めた。
オレとUFOの速度が速い為、さすがのゆたかも勝負を焦り始める。
「まずい! 直線距離の速度じゃあ、奴らには勝てない!」
真槍ちゃんは、自分の槍をレイテイルにセットする。
ステルス全体の後ろに、槍が取り付けられた。
「じゃあ、こちらも奥の手と行きますか!
この槍は特別製で、ブースター機能付きなのよ!」
真槍ちゃんの槍からジェットエンジンが噴射し、ステルス自体の速度を上げる。
「へっ、長時間は無理だけど、ラストスパートくらいには丁度良いわね!」
ゴール直前になり、オレとステルス、UFOの三機が横に並んでいた。
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