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番外編エピソード 名探偵シャーケット・ネコーズの誕生

ラブリーヨナ書その9 逆襲のヨナ!

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 ヨナ達にとってそれは大いに不愉快な事であった。彼らは怒りに燃えた。
それで彼らはエホバに祈ってこう言った。

 「ああ今,エホバよ,僕が自分の土地にいた時,この事が僕の問題ではありませんでしたか。
そのために僕は先にタルシシュに逃げたのです。
あなたが,慈しみと憐れみに富み,怒ることに遅く,愛ある親切に満ちた神であり,災いについて悔やまれる方であることを知っていたからです。
それで今,エホバよ,どうか僕らの魂を取り去ってください。
 僕らは生きているより死んだほうがましだからです」

それに対してエホバはこう言われた。

 「あなた方が怒りに燃えたのは正しいことか」

モコソンは信仰心が少ないため、絶望していた。

 「うおー、あんなに努力したのに、また無一文の無職として追い出されるなんてあんまりだ。
 服装の着付けやフィギュア作りもレベルアップしていたのに……」

その後、ヨナとモコソンは都市に入ろうとしたが、王の部下につまみ出された。

そこで市の東側に腰を下ろした。そして,自分のため,そこに仮小屋を作りはじめた。
その下の陰に座って,その都市がどうなるかを見るためであった。

 「ヨナ社長、新たに事業を再開し、ニネベの奴らを滅ぼすんですね? 
この漫画を書き、それに注目したニネベの周辺住民共が一斉に押し寄せるなら、その漫画のないニネベの住民共に怒り出し、結果としてニネベは荒廃するという狙いですね?」

 「そうニャ! 奴らには書けない萌え萌え漫画を書き、アニメ化、実写化をして、大人気にさせた後、稼いだお金を持ってとんずらするニャン! 
ニネベの奴らは周辺住民共から続きが見たいと言われるが、その漫画を描いた天才漫画家はもういない。
 僕らを怒らせた事を後悔しながら死んでいくがいいニャン!」

  ヨナとモコソンは努力して漫画を書いたが、ニネベ周辺の住民には人気が出なかった。

 「何―。ただ絵がうまいだけのクソ漫画が流行って、僕のお笑い満載のギャグ漫画がはやらないだと……。バカな!」

 「あんなに工夫もしてるのに、全然売れない。
もう資金もあんまりありませんよ。後、一作が限界です」

ヨナとモコソンは最後の一作にかけることにした。
しかし、ニネベの日差しは容赦なく、ヨナとモコソンを襲い出した。

 「暑い、暑いニャン。家賃を削り出したから、設備は最悪だし、このままの状態が続いたら僕達死んじゃうニャン……」
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