11 / 146
副団長は考える
しおりを挟む
王都には、高級な料理店から大衆居酒屋まで様々あり、服や雑貨など手に入らない物はないくらい多くの店ある。ただ、王都から離れると小さな町や農村が広がる。更にその先には貧困地域がある。貴族は勿論のこと農民ですら近づくことはない無法地帯である。
だだ、誘拐など犯罪行為で集められた奴隷市を目的としてくる人間はいる。
王都には奴隷大国のルキア帝国から輸入された奴隷がいる。
国公認の奴隷は所有者の名前が入った首輪もしくは腕輪、指輪をしている。奴隷の問題行動は所有者の責任となるため余り奴隷が町を歩くことはない。
「待たせたな、行くか」
騎士団の副団長としての仕事を終えた私は上司であり、友人の騎士団長トーマスを待っていた。
仕事を終えたトーマスが騎士館からでてきた。今日は色々ありすぎてトーマスと話がしたいと思っていたところトーマスから誘いを受けたのだ。
王都には他言無用の話が出来る店がいくつかある。その一つに予約を入れた。騎士団の名前を使えばどこでもすぐに予約ができるが個人的にはあまり使いたくない。
権利ばかりを求める貴族に嫌気が差していた。だから私は爵位の継承権を捨てた。そのおかげで可愛い人を妻にすることができたのだから幸せだ。
騎士になって権利を使ったら貴族と変わらないと思うのだが、今回は仕方ない。
「どうした?はいるぞ」
考え事をしている間に目的に到着した。
返事をしてトーマスと共に入店する。店の門を潜ると案内人がおり名乗ると馬車へ案内された。
部屋は一つ一つ離れの屋敷になっている。そのため、店の門でしか他の客と会うことはない。この店までも馬車でくる貴族も多いが私たちは騎士館から近いので徒歩だ。
屋敷内に厨房やトイレ、シャワールーム、寝室まで備えており宿泊も可能である。予約すれば何も言わずとも48時間貸し切りとなる。利用後24時間あけ次の利用者を案内するシステムである。
だからここだけのことを共有する者が利用する。
今回は食事や飲み物はすべてテーブルに並べてもらい屋敷の中に従業員か入らない様にお願いした。これから話すことは不敬を問われる可能性がある。
「これでいいか?」
上着を脱ぐトーマスに酒瓶を見せ頷くのを確認するとグラスに入れ席に着いた。
私とトーマスが友人でもあるため、業務外では気軽な付き合いをしている。私はその関係がとても好きだ。
「いきなり本題でも構わないかい?」
私の目の前に座りながらトーマスは声を掛けた。そんなトーマスを見返し苦笑する。
普段のトーマスは騎士団長をしている時とは違い一方的に物事を決めることはない。小さな事でも毎回確認してくれる。
「勿論。そのためにわざわざここを予約したのだよね?」
「そうだな。第二王子殿下の事だ」
一口酒を含むと声を潜めて、「王子殿下の様子の変化、ハリーの件だ」と言葉を続けた。
まぁそれしかないよね。
ルカ第二王子殿下の変化は気になるところではあるが直接自分の業務に関わらないのであれば様子を見ても問題ないと思っている。
しかし、ハリーを探していた件は気になる。
トーマスは眉を潜め、コップに入った氷をカランカランとならしながら私の言葉を待っているようだ。話しを進めてくれてもいいと思いながらため息をついて私は口を開いた。
「王子殿下自身がハリーを探していたことを考えると、探していた事を他言されたくないのだろうね」
「そうだな。一緒に探して欲しいという依頼は撤回された。ハリーは騎士館内に居たのだから無断外出ではない。すぐに上層部への報告は必要ないだろう」
そう言ってから少し間をあけ、目を細めた。「ただ、ハリーの調査は必須だ」そう決断する彼は騎士顔になっていた。
トーマスの意見に同意する。
ルカ第二王子殿下が探していたのだ、何かしらあるのだろう。
騎士団は平民が多い。ルカ第二王子殿下がただ平民嫌いだからといって特定の人物をご自身で探すことは考えにくい。
しかも、とても焦っていたご様子であった。
騎士団として把握する必要がある。
「わかった。私が調査しよう」
現状、何にもわかっておらず調査理由も他言できないため他の騎士に依頼することは出来ない。
私が動くしかない。
「明確な敵意かあれば、悠長なことせず騎士を使おう」
そう言って、私の顔見るトーマスは顔色がすぐれない。今後の方針は決まったのだからとりあえずは大丈夫であるはずだ。だとすれば彼が気にしているのはただ一つだ。
「それで、ルカ第二王子殿下の事を気にしているのか?確かに今日はいつもと違うご様子であられた。しかし、それは騎士団や国に直接的に被害が出るとは現段階では考えられない。様子を見るべきであると思うよ」
「そうだな」
納得したような言葉を発するがトーマスは不満そうな顔をしてグラスに口をつけると一気に飲んだ。コップから酒がなくなりカランと氷の音がなった。空になったコップに酒をそそぐ。
「全く、何が不満なんだ。そんなだから妹も心配するじゃないか。義兄さん」
トーマスが勢いよく口に入っていた酒を吹き出した。それが目の前にいた私にかかる。それにたいして慌て謝罪をする。
顔を赤くして慌てるトーマスという珍しい物が見られた。
慌てるトーマスを横目に席を立ち、棚からタオルを2枚出し自分の顔をふき、もう1枚をトーマスに投げて渡す。
「あ、すまない」
タオルを受け取ると口を拭うトーマスを見ながら服を脱ぐとそれをトーマスに見せるように振った。
「この服洗うのは義兄さんの妹だよ」
笑いながらその服を鞄に入れると、クローゼットから新しい服を取り出して着る。トーマスその様子を申し訳なさそうに私を見ながら新しい服代は「自分が払う」と言っていた。
「しばらくあっていないが元気にしているか?」
トーマスは、自身の妹である私の妻に結婚式以来あっていない。基本的に嫁いだ家族に頻発に会う事はないが大切にしていた妹だ。
心配なんだろ。
よく様子を聞かれる。
「元気だよ」
「そうか」
短く返事をするとトーマスはまたコップに口をつけた。
だだ、誘拐など犯罪行為で集められた奴隷市を目的としてくる人間はいる。
王都には奴隷大国のルキア帝国から輸入された奴隷がいる。
国公認の奴隷は所有者の名前が入った首輪もしくは腕輪、指輪をしている。奴隷の問題行動は所有者の責任となるため余り奴隷が町を歩くことはない。
「待たせたな、行くか」
騎士団の副団長としての仕事を終えた私は上司であり、友人の騎士団長トーマスを待っていた。
仕事を終えたトーマスが騎士館からでてきた。今日は色々ありすぎてトーマスと話がしたいと思っていたところトーマスから誘いを受けたのだ。
王都には他言無用の話が出来る店がいくつかある。その一つに予約を入れた。騎士団の名前を使えばどこでもすぐに予約ができるが個人的にはあまり使いたくない。
権利ばかりを求める貴族に嫌気が差していた。だから私は爵位の継承権を捨てた。そのおかげで可愛い人を妻にすることができたのだから幸せだ。
騎士になって権利を使ったら貴族と変わらないと思うのだが、今回は仕方ない。
「どうした?はいるぞ」
考え事をしている間に目的に到着した。
返事をしてトーマスと共に入店する。店の門を潜ると案内人がおり名乗ると馬車へ案内された。
部屋は一つ一つ離れの屋敷になっている。そのため、店の門でしか他の客と会うことはない。この店までも馬車でくる貴族も多いが私たちは騎士館から近いので徒歩だ。
屋敷内に厨房やトイレ、シャワールーム、寝室まで備えており宿泊も可能である。予約すれば何も言わずとも48時間貸し切りとなる。利用後24時間あけ次の利用者を案内するシステムである。
だからここだけのことを共有する者が利用する。
今回は食事や飲み物はすべてテーブルに並べてもらい屋敷の中に従業員か入らない様にお願いした。これから話すことは不敬を問われる可能性がある。
「これでいいか?」
上着を脱ぐトーマスに酒瓶を見せ頷くのを確認するとグラスに入れ席に着いた。
私とトーマスが友人でもあるため、業務外では気軽な付き合いをしている。私はその関係がとても好きだ。
「いきなり本題でも構わないかい?」
私の目の前に座りながらトーマスは声を掛けた。そんなトーマスを見返し苦笑する。
普段のトーマスは騎士団長をしている時とは違い一方的に物事を決めることはない。小さな事でも毎回確認してくれる。
「勿論。そのためにわざわざここを予約したのだよね?」
「そうだな。第二王子殿下の事だ」
一口酒を含むと声を潜めて、「王子殿下の様子の変化、ハリーの件だ」と言葉を続けた。
まぁそれしかないよね。
ルカ第二王子殿下の変化は気になるところではあるが直接自分の業務に関わらないのであれば様子を見ても問題ないと思っている。
しかし、ハリーを探していた件は気になる。
トーマスは眉を潜め、コップに入った氷をカランカランとならしながら私の言葉を待っているようだ。話しを進めてくれてもいいと思いながらため息をついて私は口を開いた。
「王子殿下自身がハリーを探していたことを考えると、探していた事を他言されたくないのだろうね」
「そうだな。一緒に探して欲しいという依頼は撤回された。ハリーは騎士館内に居たのだから無断外出ではない。すぐに上層部への報告は必要ないだろう」
そう言ってから少し間をあけ、目を細めた。「ただ、ハリーの調査は必須だ」そう決断する彼は騎士顔になっていた。
トーマスの意見に同意する。
ルカ第二王子殿下が探していたのだ、何かしらあるのだろう。
騎士団は平民が多い。ルカ第二王子殿下がただ平民嫌いだからといって特定の人物をご自身で探すことは考えにくい。
しかも、とても焦っていたご様子であった。
騎士団として把握する必要がある。
「わかった。私が調査しよう」
現状、何にもわかっておらず調査理由も他言できないため他の騎士に依頼することは出来ない。
私が動くしかない。
「明確な敵意かあれば、悠長なことせず騎士を使おう」
そう言って、私の顔見るトーマスは顔色がすぐれない。今後の方針は決まったのだからとりあえずは大丈夫であるはずだ。だとすれば彼が気にしているのはただ一つだ。
「それで、ルカ第二王子殿下の事を気にしているのか?確かに今日はいつもと違うご様子であられた。しかし、それは騎士団や国に直接的に被害が出るとは現段階では考えられない。様子を見るべきであると思うよ」
「そうだな」
納得したような言葉を発するがトーマスは不満そうな顔をしてグラスに口をつけると一気に飲んだ。コップから酒がなくなりカランと氷の音がなった。空になったコップに酒をそそぐ。
「全く、何が不満なんだ。そんなだから妹も心配するじゃないか。義兄さん」
トーマスが勢いよく口に入っていた酒を吹き出した。それが目の前にいた私にかかる。それにたいして慌て謝罪をする。
顔を赤くして慌てるトーマスという珍しい物が見られた。
慌てるトーマスを横目に席を立ち、棚からタオルを2枚出し自分の顔をふき、もう1枚をトーマスに投げて渡す。
「あ、すまない」
タオルを受け取ると口を拭うトーマスを見ながら服を脱ぐとそれをトーマスに見せるように振った。
「この服洗うのは義兄さんの妹だよ」
笑いながらその服を鞄に入れると、クローゼットから新しい服を取り出して着る。トーマスその様子を申し訳なさそうに私を見ながら新しい服代は「自分が払う」と言っていた。
「しばらくあっていないが元気にしているか?」
トーマスは、自身の妹である私の妻に結婚式以来あっていない。基本的に嫁いだ家族に頻発に会う事はないが大切にしていた妹だ。
心配なんだろ。
よく様子を聞かれる。
「元気だよ」
「そうか」
短く返事をするとトーマスはまたコップに口をつけた。
0
お気に入りに追加
202
あなたにおすすめの小説
ಂ××ౠ-異世界転移物語~英傑の朝
ちゃわん
ファンタジー
どこにでもいる普通の高校生、端溜翔太は唐突に、何の準備もなく、剣と魔法の異世界ヴィドフニルに転移した。彼が転移した先は、空に浮かんでいる…島!?帰れない、どこにも行けない。そんな中出会ったのは、一匹の妖精と…羽の生えた死にかけの少女…?。生きる目的もない、生きてててもつまらないそんな人生を送っていた少年は、少女の世話をすることで変わっていく。日本初異世界介護物語スタート!
※なろう、カクヨムにも投稿しています。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる