上 下
8 / 37

8

しおりを挟む
思わず名前を呼んでしまったために、相手はそれに眉をピクリと動かした。
「私の事知っているの……?」正樹のモノから口を離すとじっと顔を見られた。
 真っ直ぐ瞳で見られて焦ったが、すぐに気持ちを切り替えた。
「湯川悠さんだろ。有名だし、それに……」
 言葉を続けようとすると、突然、唇が合わさった。さっき出した自分のモノの味がしたが、悠から流れてくると美味しく感じた。悠の舌が入ってきたので、自分の舌を絡めた。
「うぅ……」舌を舐め、吸い上げると悠の吐息が漏れた。
 悠の乳首は服の上から分かるほど起っていた。それに触れるとビクリと体を動かした。
 悠の反応に興奮した。悠の身体に触れたくてたまらなかった。
 正樹は悠を抱き寄せると、短パンの中に右手を入れよとした。
「まって」悠に腕を持たれた。「私その……」
 ここまでしといて止められた事に驚いた。正樹のモノはその気になっている。
「一夜限りにはしねぇから」
「そうじゃなくて……」
 悠が嫌がる事はしたくなかったが、ここで止められるほど大人でもなかった。
 身を乗り出し、悠に口づけをした。抵抗されたが口の中を舐めまわし抑えられていない手で、悠の乳首をつねった。悠の身体がビクリと動き、掴まれていた腕が自由になった。正樹は迷うことなく、悠の短パンに手を入れて大きくなったモノにふれた。その途端、悠に押された。
「うぅ……」
 正樹は尻を抑えながら、悠の方を見ると大粒の涙を流していた。
「え……。あ……」
 悠の反応に動揺した。悠の嫌がる事はしたくないと思いながらも自分の欲望を優先してしまった。
「ごめん」
 近くに行くと悠は身体を小さくした。怯えられて当然だ。ひどく後悔した。
「嫌だったのに触れて」
 何度も謝罪したが反応がない。
 たった一つの欲望も制御できない自分の怒りを感じた。今すぐにでも自分のモノを切り落としたかった。
「本当にごめん。もう二度と触れないから。近づく事もしないから」
 正樹が立ち去ろうとしたその時、悠は慌てて頭を上げた。
「違う。私に幻滅したでしょ」
「幻滅してねぇけど。つうか何に?」
「……何って、私男なの」
「あぁ」
 悠は重大な秘密の様に言ったが、知っていた正樹からしたら大したことない話だ。
「チンコがあるってだけだろ?」
「……そうだんだけど」
 悠は戸惑っているようであった。そんな悠も可愛らしく美しい。
「俺が触るのはいいんだな」正樹は悠に近づくとゆっくりと頬に触れた。
「うん。そうだけど……私は」
 すべき確認はした。これ以上悠の言葉を聞く必要はないと口づけをした。悠の口にかぶりつき舐め回すと呼吸が荒くなった。 
 悠を押し倒し、ゆっくりと短パンを脱がせると悠は恥ずかしそうに足を閉じたが抵抗する様子はなかった。
悠の身に着けてる女性物の可愛らしい下着は悠の白い肌に良く似合っていた。
下着の上から悠のモノのそっと触れると小さいく声を上げた。
「興奮してんだ」
 悠の反応が嬉しかった。
下着を少しずらし、悠のモノに舌を這わせると甘い声を上げた。
「はぁん」
 男のモノを舐めのは初めてであり不安があったが悠の気持ちよさそうな顔を見ると安心した。ゆっくり下へと舌を移動させていった。
「え、ソコは……」
 悠が慌てた時には正樹の舌が悠の穴に触れていた。入り口に周りを舐めると「うう……」と声を出した。正樹はゆっくりと悠の穴に舌を入れた。
「そこは……」
 言葉では抵抗しているが、身体は正直で『もっと』と強請るよう大きく足を広げた。
「あぁん。ダメ……なのに」
 悠の穴からは、くちゅくちゅと卑猥ない音がした。中を丁寧に舐めながら悠のモノを強くこすると、大きな声を上げてイッた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

OLサラリーマン

廣瀬純一
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

聖也と千尋の深い事情

フロイライン
BL
中学二年の奥田聖也と一条千尋はクラス替えで同じ組になる。 取り柄もなく凡庸な聖也と、イケメンで勉強もスポーツも出来て女子にモテモテの千尋という、まさに対照的な二人だったが、何故か気が合い、あっという間に仲良しになるが…

双葉病院小児病棟

moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。 病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。 この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。 すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。 メンタル面のケアも大事になってくる。 当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。 親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。 【集中して治療をして早く治す】 それがこの病院のモットーです。 ※この物語はフィクションです。 実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...