241 / 398
第四部
デルフィリウス侯爵
しおりを挟む
いったいどこから嗅ぎつけてきやがったんだコイツは。大浴場の入り口にも「午前中は貸し切り」と張り紙がしてあったはずだぞ。いや服着たままここまで来たってことは、わかってて文句を言いにここまで来たのか。
「ちゃんと許可は取ってありますよ。許可を出した宿が非常識と言うことですかね?」
莉緒とフォニアを仕切り壁の向こう側へと追いやって、エロ爺に反論を試みる。
「そうは言っておらん。屁理屈をこねてないで即刻解除したまえ」
じゃあなんなんだよ。意味わからんエロ爺だな。
確かなんとか侯爵家の家令って言ってたよな。これは抗議してもらうようにメサリアさんに言っておくか。なんならオーナーからって言ってもらってもいい。Sランク冒険者の肩書はこういうときに使わないとな。
「まったく……、たまたま宿の前を通ったらこんなことになっとるとは……」
決意を固めている間にエロ爺はブツブツいいながらも帰っていく。宿の前って……、そういえば大浴場は日帰り入浴もできたっけ。すぐわかるように宿の玄関にも掲示してたのかな。
「なんか、大浴場と私たちって相性が悪いのかしら……」
エロ爺の姿が見えなくなったときに、ポツリと莉緒が呟いた。
「俺に面会したい人がいる?」
数日たったある日、朝食を食べ終えて一服していたところにメサリアさんにそう告げられる。心当たりがあるとすれば親方だろうか。そろそろ一本目の刀は完成してもいい頃ではあるが、俺がお願いした分は後でいいと伝えてはいる。
「はい、デルフィリウス侯爵家の御当主様がいらしてます。本日のお昼以降で都合のいい日を知らせてくれれば伺うとのこと」
「あれ? 親方じゃなかったか。にしても侯爵家が俺たちに何の用なんだ……」
「今すぐ来いとかじゃないんだ? 珍しいわね」
「デルフィリウス侯爵? どっかで聞いたことあるような」
「……へんたいさんのご主人様なの?」
「「「それだ」」」
フォニアは記憶力がいいな。エロ爺の記憶は丸めてゴミ箱に突っ込んでおきたい部類になってたからな。
そういえばメサリアさんに抗議文送っといてって言った気がする。
「しかしなんだろうな? 文句言いに来たのかな」
「それなら私たちを呼びつけるんじゃない? 仮にも侯爵家でしょ?」
「なら悪い話でもないのかも?」
三人で首をひねっているとフォニアも一緒になって首をひねる。
「いかがいたしますか?」
幼女を微笑ましく見ているとメサリアさんに現実へと引き戻される。
「特に用事もないので、今日のお昼で大丈夫ですよ」
「畏まりました。では先方にもそう伝えておきます。時間になりましたら宿の歓待室へご案内いたします」
あ、部屋に連れてくるんじゃないのか。部屋に応接室はあるけど小さいしな。侯爵家の当主を迎える部屋ではないのかもしれない。
「わかりました」
「こちらでお客様がお待ちです」
昼食後、メサリアさんに宿の歓待室へと案内された。廊下にまで絨毯が敷かれていて、なんとも高級感の漂うエリアだ。
「宿にこんな場所あったんだ……」
この場に来ているのは俺と莉緒の二人だ。イヴァンとフォニアは部屋でお留守番である。面会として指定されたのは俺一人だけど、莉緒も行くと言うので一緒だ。ダメならダメって言ってくるだろ。
「失礼します」
扉を開けて部屋に入ると、大柄で白髪白髭の男がソファに腰かけていた。濃いブルーのピッチリした軍服のような服装だ。勲章のようなものが多数肩や襟元についており、将軍様といった雰囲気だ。
「ほぅ、君たちが……」
そういえばどっかの皇帝には長時間待たされたけど、この人は先に部屋にいたな。侯爵となるとかなり上の地位だと思うけど、第一印象は悪くない。
「初めまして。柊です」
「莉緒です。初めまして」
「これはこれは、お初にお目にかかる。シーマン・デルフィリウスだ。フェアデヘルデ王国で侯爵位を賜っている」
立ち上がって両手を広げると俺と莉緒へと順に視線を向ける。一瞬人面魚が脳裏に浮かぶが慌てて取り消す。
侯爵の後ろにはどこかで見たエロ爺と護衛なのか騎士姿の男が控えていたが、どうやら自己紹介はしないらしい。
フェアデヘルデ王国といえばこの山岳地帯を北に抜けたところにある国だったか。他国からも来るくらいにここの温泉は有名なのか。
ソファへと座ると、デルフィリウス侯爵も「では私も失礼して」と一声かけて席に着いた。なんか後ろのエロ爺が眉間に皺を寄せてピクピクさせてるがどうしたんだろうな。
「冒険者と聞いていたが……、若いな」
侯爵が口を開いたころ、ライラさんが部屋に現れてお茶を淹れていく。侯爵側にもすでに出されていたが、そちらも取り換えると部屋を辞していく。
「ええ、まぁ、冒険者は子どもでもなれますからね」
何が目的で来たのかわからないが、なんとも返事をしづらい。しかし俺がしゃべるごとにエロ爺の眉間のしわが深くなるのはなんなんだ。
「これは失礼した。純粋に高ランクと聞いていたものでね。その歳でなれるのかと思ったのだよ」
「あ、いえ、俺たちの国では自分たちはまだ成人前なんですよ。なのでお気になさらず」
「ほぅ」
目を細める侯爵閣下。俺たちが何者か探ってるのかどうかわからないけど、二十歳で成人になる国ってこの世界にあるかな。いや、種族による違いはあっても、国による違いはない気がしてきた。
「それで、俺たちに会いたかったとお聞きしましたが、どのようなご用件でしょうか」
「そうであるな。まずは要件を先に済ませよう」
そう前置きをすると、侯爵は座ったままではあるが両ひざに両手を付き、がばりと頭を下げたのだ。
「我が家令がとんだ失礼をしたようで大変申し訳なかった」
「「「へ?」」」
エロ爺にも知らされてなかったのか、俺たちも含めて三人の声が重なった。
「ちゃんと許可は取ってありますよ。許可を出した宿が非常識と言うことですかね?」
莉緒とフォニアを仕切り壁の向こう側へと追いやって、エロ爺に反論を試みる。
「そうは言っておらん。屁理屈をこねてないで即刻解除したまえ」
じゃあなんなんだよ。意味わからんエロ爺だな。
確かなんとか侯爵家の家令って言ってたよな。これは抗議してもらうようにメサリアさんに言っておくか。なんならオーナーからって言ってもらってもいい。Sランク冒険者の肩書はこういうときに使わないとな。
「まったく……、たまたま宿の前を通ったらこんなことになっとるとは……」
決意を固めている間にエロ爺はブツブツいいながらも帰っていく。宿の前って……、そういえば大浴場は日帰り入浴もできたっけ。すぐわかるように宿の玄関にも掲示してたのかな。
「なんか、大浴場と私たちって相性が悪いのかしら……」
エロ爺の姿が見えなくなったときに、ポツリと莉緒が呟いた。
「俺に面会したい人がいる?」
数日たったある日、朝食を食べ終えて一服していたところにメサリアさんにそう告げられる。心当たりがあるとすれば親方だろうか。そろそろ一本目の刀は完成してもいい頃ではあるが、俺がお願いした分は後でいいと伝えてはいる。
「はい、デルフィリウス侯爵家の御当主様がいらしてます。本日のお昼以降で都合のいい日を知らせてくれれば伺うとのこと」
「あれ? 親方じゃなかったか。にしても侯爵家が俺たちに何の用なんだ……」
「今すぐ来いとかじゃないんだ? 珍しいわね」
「デルフィリウス侯爵? どっかで聞いたことあるような」
「……へんたいさんのご主人様なの?」
「「「それだ」」」
フォニアは記憶力がいいな。エロ爺の記憶は丸めてゴミ箱に突っ込んでおきたい部類になってたからな。
そういえばメサリアさんに抗議文送っといてって言った気がする。
「しかしなんだろうな? 文句言いに来たのかな」
「それなら私たちを呼びつけるんじゃない? 仮にも侯爵家でしょ?」
「なら悪い話でもないのかも?」
三人で首をひねっているとフォニアも一緒になって首をひねる。
「いかがいたしますか?」
幼女を微笑ましく見ているとメサリアさんに現実へと引き戻される。
「特に用事もないので、今日のお昼で大丈夫ですよ」
「畏まりました。では先方にもそう伝えておきます。時間になりましたら宿の歓待室へご案内いたします」
あ、部屋に連れてくるんじゃないのか。部屋に応接室はあるけど小さいしな。侯爵家の当主を迎える部屋ではないのかもしれない。
「わかりました」
「こちらでお客様がお待ちです」
昼食後、メサリアさんに宿の歓待室へと案内された。廊下にまで絨毯が敷かれていて、なんとも高級感の漂うエリアだ。
「宿にこんな場所あったんだ……」
この場に来ているのは俺と莉緒の二人だ。イヴァンとフォニアは部屋でお留守番である。面会として指定されたのは俺一人だけど、莉緒も行くと言うので一緒だ。ダメならダメって言ってくるだろ。
「失礼します」
扉を開けて部屋に入ると、大柄で白髪白髭の男がソファに腰かけていた。濃いブルーのピッチリした軍服のような服装だ。勲章のようなものが多数肩や襟元についており、将軍様といった雰囲気だ。
「ほぅ、君たちが……」
そういえばどっかの皇帝には長時間待たされたけど、この人は先に部屋にいたな。侯爵となるとかなり上の地位だと思うけど、第一印象は悪くない。
「初めまして。柊です」
「莉緒です。初めまして」
「これはこれは、お初にお目にかかる。シーマン・デルフィリウスだ。フェアデヘルデ王国で侯爵位を賜っている」
立ち上がって両手を広げると俺と莉緒へと順に視線を向ける。一瞬人面魚が脳裏に浮かぶが慌てて取り消す。
侯爵の後ろにはどこかで見たエロ爺と護衛なのか騎士姿の男が控えていたが、どうやら自己紹介はしないらしい。
フェアデヘルデ王国といえばこの山岳地帯を北に抜けたところにある国だったか。他国からも来るくらいにここの温泉は有名なのか。
ソファへと座ると、デルフィリウス侯爵も「では私も失礼して」と一声かけて席に着いた。なんか後ろのエロ爺が眉間に皺を寄せてピクピクさせてるがどうしたんだろうな。
「冒険者と聞いていたが……、若いな」
侯爵が口を開いたころ、ライラさんが部屋に現れてお茶を淹れていく。侯爵側にもすでに出されていたが、そちらも取り換えると部屋を辞していく。
「ええ、まぁ、冒険者は子どもでもなれますからね」
何が目的で来たのかわからないが、なんとも返事をしづらい。しかし俺がしゃべるごとにエロ爺の眉間のしわが深くなるのはなんなんだ。
「これは失礼した。純粋に高ランクと聞いていたものでね。その歳でなれるのかと思ったのだよ」
「あ、いえ、俺たちの国では自分たちはまだ成人前なんですよ。なのでお気になさらず」
「ほぅ」
目を細める侯爵閣下。俺たちが何者か探ってるのかどうかわからないけど、二十歳で成人になる国ってこの世界にあるかな。いや、種族による違いはあっても、国による違いはない気がしてきた。
「それで、俺たちに会いたかったとお聞きしましたが、どのようなご用件でしょうか」
「そうであるな。まずは要件を先に済ませよう」
そう前置きをすると、侯爵は座ったままではあるが両ひざに両手を付き、がばりと頭を下げたのだ。
「我が家令がとんだ失礼をしたようで大変申し訳なかった」
「「「へ?」」」
エロ爺にも知らされてなかったのか、俺たちも含めて三人の声が重なった。
10
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する
あおアンドあお
ファンタジー
俺には二人の幼馴染がいた。
俺の幼馴染達は所謂エリートと呼ばれる人種だが、俺はそんな才能なんて
まるでない、凡愚で普通の人種だった。
そんな幼馴染達に並び立つべく、努力もしたし、特訓もした。
だがどう頑張っても、どうあがいてもエリート達には才能の無いこの俺が
勝てる訳も道理もなく、いつの日か二人を追い駆けるのを諦めた。
自尊心が砕ける前に幼馴染達から離れる事も考えたけど、しかし結局、ぬるま湯の
関係から抜け出せず、別れずくっつかずの関係を続けていたが、そんな俺の下に
衝撃な展開が舞い込んできた。
そう...幼馴染の二人に彼氏ができたらしい。
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界でハズレスキル【安全地帯】を得た俺が最強になるまで〜俺だけにしか出来ない体重操作でモテ期が来た件〜
KeyBow
ファンタジー
突然の異世界召喚。
クラス全体が異世界に召喚されたことにより、平凡な日常を失った山田三郎。召喚直後、いち早く立ち直った山田は、悟られることなく異常状態耐性を取得した。それにより、本来召喚者が備わっている体重操作の能力を封印されずに済んだ。しかし、他のクラスメイトたちは違った。召喚の混乱から立ち直るのに時間がかかり、その間に封印と精神侵略を受けた。いち早く立ち直れたか否かが運命を分け、山田だけが間に合った。
山田が得たのはハズレギフトの【安全地帯】。メイドを強姦しようとしたことにされ、冤罪により放逐される山田。本当の理由は無能と精神支配の失敗だった。その後、2人のクラスメイトと共に過酷な運命に立ち向かうことになる。クラスメイトのカナエとミカは、それぞれの心に深い傷を抱えながらも、生き残るためにこの新たな世界で強くなろうと誓う。
魔物が潜む危険な森の中で、山田たちは力を合わせて戦い抜くが、彼らを待ち受けるのは仲間と思っていたクラスメイトたちの裏切りだった。彼らはミカとカナエを捕らえ、自分たちの支配下に置こうと狙っていたのだ。
山田は2人を守るため、そして自分自身の信念を貫くために逃避行を決意する。カナエの魔法、ミカの空手とトンファー、そして山田の冷静な判断が試される中、彼らは次第にチームとしての強さを見つけ出していく。
しかし、過去の恐怖が彼らを追い詰め、さらに大きな脅威が迫る。この異世界で生き延びるためには、ただ力を振るうだけではなく、信じ合い、支え合う心が必要だった。果たして彼らは、この異世界で真の強さを手に入れることができるのか――。
友情、裏切り、そしてサバイバルを描いた、異世界ファンタジーの新たな物語が幕を開ける。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる