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第一章 神霊の森
第38話 雨の予感
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木はほとんど生えていないとはいえ、崖際にはそれなりの数が生えている。崖上から落ちてきたルナールは、その向こう側に落ちたようでその姿は見えなくなった。
ちょっとだけ心配になったけど魚の火加減も見ないとダメなので、ぐっとこらえる。
「そろそろ焼けたかな?」
立ち上る煙が少なくなってきた頃に網から降ろしてスノウの前に出してあげた。嬉しそうにふんふんと匂いを嗅いで魚にかぶりつく。
「おいしい?」
スノウに聞いてみるけど反応がない。ひたすら魚を貪っているなのできっと美味しいんだろう。
自分の分の小さめの魚を取り出して網に乗せて火を付けようとすると、ルナールが落ちた側の草むらが揺れる。目を向けると警戒心一杯のルナールが、こっちを凝視しているのが見えた。
「あ、無事だったんだ」
匂いに釣られて崖から落ちるというドジな一面を見たからか、魔物なんだけどちょっと憎めない感じになっている。スノウも警戒はしてるだろうけど魚に夢中なので、このルナールはそこまで危険じゃなさそうだ。
というわけで魚焼きを続行する。
コンロに火をつけるとルナールがビクッと反応して目を見開いた。その視線は網の上の魚に釘付けだ。ちょっと面白い。
しばらくすると私の魚からも煙が立ち上ってくる。ルナールも煙を追って視線が上方へと逸れるが、ハッと気づいてこちらを警戒するように顔を向ける。もう面白いを通り越して微笑ましくなってきた。
魚をトングでひっくり返すと即座に視線が魚へと移り、私へと戻る。
「食べる?」
返事がくるとは思っていないけど、なんとなくルナールへと聞いてみた。ルナールはじっと警戒したまま見つめてくるけど動きがないまま時間だけが過ぎていく。
となれば強硬策を決めるしかない。焼きあがった魚をトングで掴むと、ルナールの方へちょっとだけ近づいてそっと地面の草むらの上に置く。
「食べていいよ」
あとは無関心を装って、今度こそ自分用の魚を網に乗せて焼いていく。
と、ルナールがそろりと草むらから出てきた。私より大きく、スノウより一回り小さいようだ。体全体が茶色い毛で覆われていて、二本生えた尻尾は先端にいくほど黒くなっている。
そしてスノウと私を警戒するようにゆっくりと近づいてくると、魚をくわえて一目散に逃げていった。
「おー、思ったより素早いね」
『滅多に見られないレア種だと記録されているが、過去でも捕獲数はそれほど多くない』
「ふーん」
捕獲後にどうしていたのか聞きたくなかったので、何でもないように流す。きっとろくでもないことに違いないので聞かない方がいい。
『アレから抽出した素早さの因子がアイリスには使われている。大盤振る舞いだな』
「やっぱりろくでもなかったよ!」
無関心を装って魚を焼いていたけど無駄だった。しっかりと聞かされた私はげんなりしつつも魚を焼き上げる。因子を抽出されたルナールがどうなったかなんて聞かない。絶対に聞いたりしない。
ようやくありつけた焼き魚を皿に盛ると、さっそくかぶりつく。
「あふっ」
熱い魚をはふはふ言いながら咀嚼するけど、あんまり美味しくない。というか味がしなかった。
「……そういえば塩振るの忘れてた」
鞄から岩塩を取り出して振りかけて食べると大違いだ。めちゃくちゃ美味い。
『やはりアイリスはアイリスだな』
どうせまた私はアホだと言いたいんでしょ。その通りですよ。私はアホですよ。
無言で魚を食べ切ると、一部を除いて満足した私は一息ついて空を見上げる。崖で狭くなった隙間から見える空はどんよりと曇っていた。
まだお昼だったけど、今日はこの開けた場所で休憩することにした。
「じゃあよろしくね」
「まかせておくのねん」
木が少ない土地だから大丈夫かなと思って多めに魔力を渡したけど、問題なく木の家ができた。といっても木になる植物の種を植えているので、やっぱり何もないところは難しい。森にあるものはなんでも集めてるので問題はない。種だっていっぱい拾ってある。
最近は土と石でも補強するようになったので、頑丈さは増していると思う。
ここ最近ずっと移動続きだったし、たまにはこうして休憩するのも悪くない。
「あー」
家の中の草むらに寝転がると自然と声が出る。
『オッサンだな』
キースの言葉に一瞬だけムッとなったけど、そういえば私はオッサンだったな。幼児化する前は31歳だったはずなのだ。思えばいろいろな意味で遠くに来たもんだと感慨に耽っていると、ふと見覚えのある精霊が目についた。
透き通る水色の長い髪が、雨が降るように流れている女の子だ。精霊に性別があるかは知らないけど、性別がわかるような見た目や仕草をする子はいる。
「雨の下位精霊みたいなのねん」
「へぇ、そうなんだ。そういえば今にも降りそうだったね」
さっきまでの空を思い出しながら、雨の下位精霊へと手を伸ばすと、精霊が手に絡みついてきた。ちょっとだけ魔力を分けてあげると家の中に雨が降ってきた。雨と聞けば雨が降る様子をイメージするので仕方がない。
「あはは!」
楽しそうにする雨の下位精霊に私も楽しくなって声を上げる。
『屋根までつけた小屋の中で何をやってるんだ』
呆れたキースの声がするけど全部無視だ。
「きみも一緒に来る?」
聞いてみるけど特に嫌がる素振りも見せない。となれば名づけるのは今の内だな。嫌なら契約されないだけだし問題ない。
「じゃあきみの名前は「こさめ」ちゃんだ」
雨を降らせることができるみたいだし、女の子だからということもある。嬉しそうにするこさめちゃんが光ったかと思うと、ちょっとだけ力が強くなったような気がする。
こうして私は新しい下位精霊を仲間に迎えた。
<精霊魔術スキルがレベル4からレベル5に上がりました>
ちょっとだけ心配になったけど魚の火加減も見ないとダメなので、ぐっとこらえる。
「そろそろ焼けたかな?」
立ち上る煙が少なくなってきた頃に網から降ろしてスノウの前に出してあげた。嬉しそうにふんふんと匂いを嗅いで魚にかぶりつく。
「おいしい?」
スノウに聞いてみるけど反応がない。ひたすら魚を貪っているなのできっと美味しいんだろう。
自分の分の小さめの魚を取り出して網に乗せて火を付けようとすると、ルナールが落ちた側の草むらが揺れる。目を向けると警戒心一杯のルナールが、こっちを凝視しているのが見えた。
「あ、無事だったんだ」
匂いに釣られて崖から落ちるというドジな一面を見たからか、魔物なんだけどちょっと憎めない感じになっている。スノウも警戒はしてるだろうけど魚に夢中なので、このルナールはそこまで危険じゃなさそうだ。
というわけで魚焼きを続行する。
コンロに火をつけるとルナールがビクッと反応して目を見開いた。その視線は網の上の魚に釘付けだ。ちょっと面白い。
しばらくすると私の魚からも煙が立ち上ってくる。ルナールも煙を追って視線が上方へと逸れるが、ハッと気づいてこちらを警戒するように顔を向ける。もう面白いを通り越して微笑ましくなってきた。
魚をトングでひっくり返すと即座に視線が魚へと移り、私へと戻る。
「食べる?」
返事がくるとは思っていないけど、なんとなくルナールへと聞いてみた。ルナールはじっと警戒したまま見つめてくるけど動きがないまま時間だけが過ぎていく。
となれば強硬策を決めるしかない。焼きあがった魚をトングで掴むと、ルナールの方へちょっとだけ近づいてそっと地面の草むらの上に置く。
「食べていいよ」
あとは無関心を装って、今度こそ自分用の魚を網に乗せて焼いていく。
と、ルナールがそろりと草むらから出てきた。私より大きく、スノウより一回り小さいようだ。体全体が茶色い毛で覆われていて、二本生えた尻尾は先端にいくほど黒くなっている。
そしてスノウと私を警戒するようにゆっくりと近づいてくると、魚をくわえて一目散に逃げていった。
「おー、思ったより素早いね」
『滅多に見られないレア種だと記録されているが、過去でも捕獲数はそれほど多くない』
「ふーん」
捕獲後にどうしていたのか聞きたくなかったので、何でもないように流す。きっとろくでもないことに違いないので聞かない方がいい。
『アレから抽出した素早さの因子がアイリスには使われている。大盤振る舞いだな』
「やっぱりろくでもなかったよ!」
無関心を装って魚を焼いていたけど無駄だった。しっかりと聞かされた私はげんなりしつつも魚を焼き上げる。因子を抽出されたルナールがどうなったかなんて聞かない。絶対に聞いたりしない。
ようやくありつけた焼き魚を皿に盛ると、さっそくかぶりつく。
「あふっ」
熱い魚をはふはふ言いながら咀嚼するけど、あんまり美味しくない。というか味がしなかった。
「……そういえば塩振るの忘れてた」
鞄から岩塩を取り出して振りかけて食べると大違いだ。めちゃくちゃ美味い。
『やはりアイリスはアイリスだな』
どうせまた私はアホだと言いたいんでしょ。その通りですよ。私はアホですよ。
無言で魚を食べ切ると、一部を除いて満足した私は一息ついて空を見上げる。崖で狭くなった隙間から見える空はどんよりと曇っていた。
まだお昼だったけど、今日はこの開けた場所で休憩することにした。
「じゃあよろしくね」
「まかせておくのねん」
木が少ない土地だから大丈夫かなと思って多めに魔力を渡したけど、問題なく木の家ができた。といっても木になる植物の種を植えているので、やっぱり何もないところは難しい。森にあるものはなんでも集めてるので問題はない。種だっていっぱい拾ってある。
最近は土と石でも補強するようになったので、頑丈さは増していると思う。
ここ最近ずっと移動続きだったし、たまにはこうして休憩するのも悪くない。
「あー」
家の中の草むらに寝転がると自然と声が出る。
『オッサンだな』
キースの言葉に一瞬だけムッとなったけど、そういえば私はオッサンだったな。幼児化する前は31歳だったはずなのだ。思えばいろいろな意味で遠くに来たもんだと感慨に耽っていると、ふと見覚えのある精霊が目についた。
透き通る水色の長い髪が、雨が降るように流れている女の子だ。精霊に性別があるかは知らないけど、性別がわかるような見た目や仕草をする子はいる。
「雨の下位精霊みたいなのねん」
「へぇ、そうなんだ。そういえば今にも降りそうだったね」
さっきまでの空を思い出しながら、雨の下位精霊へと手を伸ばすと、精霊が手に絡みついてきた。ちょっとだけ魔力を分けてあげると家の中に雨が降ってきた。雨と聞けば雨が降る様子をイメージするので仕方がない。
「あはは!」
楽しそうにする雨の下位精霊に私も楽しくなって声を上げる。
『屋根までつけた小屋の中で何をやってるんだ』
呆れたキースの声がするけど全部無視だ。
「きみも一緒に来る?」
聞いてみるけど特に嫌がる素振りも見せない。となれば名づけるのは今の内だな。嫌なら契約されないだけだし問題ない。
「じゃあきみの名前は「こさめ」ちゃんだ」
雨を降らせることができるみたいだし、女の子だからということもある。嬉しそうにするこさめちゃんが光ったかと思うと、ちょっとだけ力が強くなったような気がする。
こうして私は新しい下位精霊を仲間に迎えた。
<精霊魔術スキルがレベル4からレベル5に上がりました>
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