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第3章 欲望と謀略の秋 編

第56話 運命の夜 リリライト&グスタフSIDE 後編

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 リリライト邸にあるバスルームの中。

 その広々としたバスルーム内にはマットが敷かれていて、そのマットの上にはグスタフが、まるで王のように仰向けに横たわっていた。

(ふむぅ……アンナは遅いのぅ。てっきりさっさと終わらせて、こっちに来ると思っておったが)

 先ほどリリライトにはアンナは参加しないと言ったが、グスタフは心の内では2人を相手に今夜は夜通し楽しむ腹つもりでいたのだが。

「ぁあんっ! あんっ! グスタフ……あああっ! ヌルヌルします……これ、すごく気持ちいいっ……!」

 リリライトの嬌声で、グスタフの興奮が刺激される。

 変わらずスクール水着と洗脳装置を付けたままのリリライト。彼女は全身にボディソープを塗りたくり、泡だらけになった自分の身体でグスタフの身体に絡みつくように、グスタフの肥満体に密着し、身体を擦らせていた。

「むほおおおっ……まさか、お姫様のソーププレイが楽しめる日が来るとはのぅ。チンポが滾るわい」

「はぁ、はぁ……ああっ、私だけではなく、グスタフも気持ちいいんですね」

 うっとりとした表情で、リリライトはグスタフの目の前に自らの顔を持っていき、グスタフの濁った眼を愛おしそうに見つめる。

「べ……ベロチューをしましょう、グスタフ。んちゅううっ……」

「んぐ……ぐ……ほ、ほほっ! そんな血走った眼で……あむ、んぐ……」

 グスタフの上に乗る形の格好のリリライトが両手でグスタフの顔を固定しながら、舌を伸ばしてグスタフの口内に挿入すると、滅茶苦茶に動かしてグスタフの舌を求める。グスタフは苦しそうながらも嬉しそうな声を漏らすのだった。

「んんぅ……れろれろ……はふっ……」

 リリライトは貪欲に、グスタフの口内に舌を差し入れるだけではなく、唇やその周りの顎まで丹念に嘗め回していく。

 そんなリリライトの積極的な行為に、グスタフはたまらなくなったように、リリライトの尻肉へ両手を伸ばしていく。

「っひゃん? あぁぁ……グスタフ、グスタフ……んちゅうう」

 尻肉を乱暴にもみほぐされれば、リリライトは蕩けた声を出しながら、夢中になってグスタフと唇を、舌を貪りあう。

 するとグスタフが腰を動かし、固く屹立した肉棒をリリライトの股の間に入れて、水着超しにリリライトの性器に押し付ける。

「あ、当たってます。私の大事な部分に、グスタフのが……」

「ぐひひひっ! 姫様のドスケベなベロチューでワシのチンポもギンギンですわい。姫様のものの、ドスケベな汁で溢れて熱くなっているのが分かりますぞい。ほれ、自分でも口にして言うてみい」

 つい今しがた考えていたアンナのことなど、とうに頭の中から消えさえるグスタフは、リリライトをどんどん淫欲へハマらせるべく、ニヤリと笑う。

「わ、私のアソコも……いやらしい汁が溢れて……あぁぁっ! グスタフのアソコが擦れてきてますっ……わ、私の卑猥なベロチューでグスタフが興奮してくれてっ……あぁんっ! こ、こんな事言ったら……もっとベロチューしたくなっちゃう……はむ、くちゅ……」

 言いながらリリライトはエサのように目の前に出されたグスタフの舌にしゃぶりつくようにしながら、舌を絡めていく。

「ふほぉっ! 雌豚のくせに、まだ姫らしい上品な言葉使いが残っておるのぅ。まあ、これはこれで興があるのぅ。じっくりゆっくり……さて、どこまで殿下はドスケベギャルになれますかのぅ? 清楚系ギャルとか……うほおおっ! たまらんっ!」

 自分で言っていることに興奮したのか、グスタフはリリライトの尻肉を揉みしだいている手でそのまま腰を固定すると、下から腰を突き上げて肉棒を擦りつけていく。

「んはあああっ? す、すごいっ! 擦れてっ……ああんっ! 気持ちいいっ! 気持ちいいです、グスタフっ!」

 グスタフが動かす腰の動きに合わせるように、リリライトも自らの性器を押し付けるようにしながら、腰を淫らにくねらせる。

「くうううっ! たまらん、たまらんのぅ! あのリリライト姫が、ワシのチンポにマンコを擦り合わせてるわい。ほれ、ベロチューじゃ。愛を確かめ合うぞい」

「ふぁ、ふぁい……れろぉぉ……」

 すっかり病みつきになってしまったように、グスタフが舌を差し出してくればリリライトは嬉々としてそれに舌を絡みつけるようにする。

「はむぅ……じゅるるるっ! っはぁぁ……グスタフのつば、飲むたびに頭がエッチになっていきます。じゅるっ……じゅるるっ!」

「ふほほっ! 姫様、『エッチ』ではないすじゃ。『スケベ』ですぞ。頭がドスケベになるんですぞ。んっぢゅるるるるるっ!」

 音を立てて唾液を絡めながらお互いの舌をしゃぶりあう2人。グスタフがより一層、わざと下品な音を立ててリリライトの舌をしゃぶり上げる。

「んれぇぇぇぇっ! す……す……スケベぇ……グスタフとのベロチューで、頭がドスケベに書き換えられていきますっ!」

 リリライトの言葉通り、駆動音を立てて洗脳装置がリリライトの思考を書き換えて、グスタフとの粘膜同士の接触に多幸感を持つようにしていく。

「んっ……ぷはぁ……はぁ、はぁ……」

 たっぷりを口づけを交わし、脳内を洗脳装置でかき回されたリリライト。グスタフの肩に手を置き、嬉しそうな顔でグスタフの顔を見つめる。2人の間には唾液の糸が紡がれていた。

「ぐひっ、ぐひひひっ! 姫様とこんな濃厚でドスケベなベロチューが出来るなんて、幸せ者ですぞぉ」

「あ、ああっ……わ、私もっ……」

 自分の唇の周りについた、2人の交じり合った唾液を舌で舐めとりながらリリライトが淫靡に笑うと、グスタフは「んん~?」とにやにやとしながら首をかしげる。

「私も幸せです……ベロチューとは、こんなに幸せを感じられるものなのですね……」

 舌を伸ばしながら息を弾ませるリリライト。すでにグスタフが肉棒を擦りつけてきている部分は、水着が意味をなさない程に、お互いの汗と体液でヌルヌルに濡れそぼっていた。

「むほぉっ! ほほっ、ほほおおう! で、ででで、ではっ! リリライト殿下……もっと幸せになれるよう、セックスをいたしましょうぞっ」

「あうっ……そ、それは……あううううっ!」

 もうすでにそれは初めての行為ではない。しかし、その言葉を聞かされれば、強く根付いたグスタフへの嫌悪が呼び覚まされて、リリライトの中で生理的な嫌悪感が込みあがってくる。

 しかし拒否しようと芽生えかけた抵抗心を、洗脳装置は書き換えて、リリライトの常識や思考を蹂躙していく。

 先日の行為で得られた行為と多幸感を、リリライトの脳に直接フラッシュバックさせる。

「うああああっ! ああああっ!」

 激しく駆動音とランプの明滅を繰り返す洗脳装置。苦しそうな声を漏らしながらリリライトの首を振るのを見て、グスタフは唾液を垂らしながら唇の端をゆがめていた。

「この間はワシが有無を言わさず強引にやってしまいましたからなぁ。今夜は姫様が好きなようにチンポを味わえばよい。思う存分、ドスケベなところをゆっくり見せていただきますぞ」

「うあっ……あああぁっ!」

 グスタフは洗脳装置の動きと連動するようにそう言うと、もうリリライトは逆らえなかった。洗脳装置だけではない、グスタフのねっとりとした下品で卑猥な言動にもリリライトの本能は刺激され、興奮を煽られ、発情させられる。

 リリライトは自ら水着の布の部分をずらす。すでに糸が垂れる程に緩まっている秘肉を剥き出しにする。そして、グスタフの肉棒を握って固定すると、自らの秘肉にあてがうように、ゆっくりと腰を動かしていく。

「う、く……わ、私……今度は私が自分の意志でっ……」

 前回は半ば強姦に近かったとも言える。無理やりグスタフに組み敷かれて、強引に挿入させられたのだ。しかし今は違う。リリライトがグスタフに跨る格好で、自らの意思でグスタフと繋がるのだ。

「ぐふふ」

 醜く笑うグスタフの顔を見下ろしながら、リリライトは背筋をゾクゾクとさせる。

 秘肉に感じるグスタフの雄の象徴の先端部分。それがズレてしまわないように、手で握ってしっかり固定する。そして腰を沈めていき、自らの秘穴と合わせるように肉棒を擦りつけながら、ズブリと肉棒を飲み込んでいく。

「っあああ……ああああっ!」

 そのまま腰を沈めていき、肉棒を飲み込む。

 膣内に広がる雄の象徴の感覚。中で嬉しそうにびくびくと震えるのが分かり、リリライトの雌の本能は無意識に肉棒を絞るように収縮してしまう。

「む、むほっ! ひ、姫マンコが……処女じゃなくとも、こ……こんなにっ! むほほほほほおおっ!」

「っああああああああ?」

 そんなリリライトの淫蕩さによほど興奮したのか、挿入しただけでグスタフは達してしまい、リリライトの中で射精する。

 2度目の膣内射精――しかも避妊具もつけずに。この世で最も醜悪で忌み嫌う相手の精液を中で受け止めてしまったことに、最悪の絶望にも似た感情にとらわれると同時に――それを上回る圧倒的な快感と多幸感。

 雄に種付けをされたことで、リリライトの雌の本能が充足感を伝えてくる。これが、女として雌として、最高の悦びであると洗脳装置が植え付けてくる。

「うあっ……っあああ……ひ、ひどいです。中でなんて……妊娠してしまいます……」

「むひょっ! いやいや、すみませんのぅ。姫様のマンコがトロトロで気持ちよすぎて、つい出てしまいましたわい。姫様も気持ちよくなりたかったじゃろうに、申し訳ない」

 全く意思疎通が図れていない両者の会話。しかし雄が快感を感じていることに、リリライトは嬉しそうに表情を蕩けさせる。それと同時に、自身はまだ達していないもどかしさから、せつなげな瞳をグスタフに向けてしまう。

「そ、そうじゃなくて……ふあぁ……あ……中で小さくなって……」

「ぐひひひ。さすがにワシも限界がありますからなぁ。そう何度も何度も無尽蔵というわけにはいかんですぞ」

「そ、そんなっ……!」

 いつも人外のごとき絶倫ぶりを発揮しているグスタフのあからさまな言葉に、思わずリリライトは反応してしまう。すっかりグスタフのペースに引き込まれるリリライト。

「そうじゃのう。このまま、もっと姫様がドスケベなところを見せていただければ、また勃起するかもしれん」

「ど、どうすれば……?」

 すっかり素直で従順になっているリリライトの態度に満足しながら、グスタフの要求はエスカレートしていく。

「そうしましたら、まずは胸を……おっぱいを見せて下され。ああ、スク水は脱がんでいい。肩ひもをずらして、発情した雌の胸をさらけ出すんじゃ」

 徐々に興奮が高まっていき、増長していくグスタフ。もはや主従関係は崩壊し、言葉使いを取り繕うことすらしない。

 そしてリリライトももう抵抗はしなかった。もっと雄を感じたい。快感と多幸感を味わいたい。

 その欲求に従うがまま、水着の肩紐をずらし、グスタフの前に形の良い乳房をポロンとさらけだす。

「み、見て下さいグスタフ……」

 そうしてリリライトは、自ら乳房を持ち上げるようにしてグスタフに強調して見せる。

「むほっ……むほおおおおっ! むちゅうううっ!」

「っあぁんっ! そ、そんな……ダメっ! っあ? お、大きくなってきましたぁ……っ!」

 たまらずリリライトの乳房にむしゃぶりつくようにするグスタフ。そのまま膣内で硬度を取り戻す肉棒の感触に、リリライトは嬉しそうな声を漏らす。

「はむっ……んちゅっ! も、もう少しじゃあっ! もっと、もっとドスケベになるんじゃあっ! 雌豚らしく、下品に媚びてみせろいっ! そうしたら、ガンガン突きまくって天国に連れて行ってやるわいっ!」

「うあっ? ああああっ? あああああっ?」

 リリライトの乳房を貪りながら吠えるグスタフ。そして洗脳装置が動き始めて、リリライトへ卑猥で下品な知識を植えつけていく。

「もっ、もうっ! 私、もうダメですっ! こ、このままドスケベになるぅぅっ! 雌豚マンコの発情止まりませんっ! もう、グスタフのおちんちんで頭がいっぱいですっ! おちんちんのことしか考えられなくなりますぅっ!」

「なーにが、おちんちんじゃ。ちんぽじゃろうっ、この雌豚がぁっ! わしの許可なく人の言葉を使うでない。いいか、ちんぽという言葉以外の一切の言葉を喋るなよっ! 全て返事はちんぽじゃあっ! 分かったかぁぁぁぁっ」

 突然にリリライトの腰を固定して、激しく腰を突き上げるグスタフ。一気に脳天を突き抜けるような快感が走り抜けて、リリライトの思考が真っ白に染め上げられる。

「んあああああっ! す、すごいっ! 激しくて……んあああ! わ、分かりましたぁぁぁっ!」

「分かっておらんじゃないかっ! 全て返事はちんぽじゃと言っとろうがぁぁっ!」

「んひぃぃぃぃっ!」

 リリライトを追い詰めるように、最奥へ肉棒を押し付けるように、深く腰を突き上げるグスタフ。

「あ……かは……」

 その絶大な衝撃に目を見開き、身体をカクカクと痙攣させるリリライト。すでに瞳は焦点を結んでおらず、理性の色が吹き飛んでいた。

 そうしてグスタフが、肉棒を再び一突きする。

「っああんっ! あ……ち……ち……ちんぽぉっ!」

 肉棒のピストン運動に、命じた通りの反応をするリリライト。グスタフは、再び一突き。

「ち、ちんぽっ!」

 今度は2突き。

「ちんぽ、ちんぽぉっ!」

「ぐひひっ! さすが王族じゃあ。覚えがいいではないかぁ」

 言いながらグスタフはリリライトの乳房へ手を伸ばして、欲望のままに揉みしだく。

「うあ……胸、気持ちいいっ! んひああああっ?」

「ええい、ちんぽ以外の言葉は禁止したじゃろうがっ! やはり豚は人間の言葉もまともに理解できんのか」

 制裁と言わんばかりにグスタフがリリライトの乳首を強くつまみあげる。それすらも快感へと変換させられ、リリライトはグスタフの上で身をぶるぶると震わせる。

「ご、ごめ――ちんぽっ! ちんぽ、ちんぽっ! ああ、もうダメっ! 我慢出来ませんっ!」

 さんざん焦らされるようにしながら、煽られて下品な言葉を連呼するリリライト。もはやグスタフと同じような獣となりながら、グスタフの上で激しく腰を上下させる。

「んはあぁっ! こ、これぇ……気持ちいいっ――じゃないっ! ちんぽっ! おちんぽっ! ちんぽちんぽちんぽっ! おちんぽぉぉぉっ!」

「おほっ……むほっ……ぐひひひっ! こ、この雌豚めがっ……!」

 グチュグチュと結合部からは愛液が噴き出て至福の表情で腰を振り乱すリリライト。グスタフが上体を起こせば、しがみつくように絡みついてきて、唇と舌を貪ってくる。

「はむ……くちゅ……ち、ちんぽほぉ……おちんぽ、ひんぽぉ……れろれろ……おひんぽぉぉ」

 グスタフの膝の上で、上下左右に無茶苦茶に腰を振りまくるリリライト。少しでも多くの快感を貪り、少しでも多くの快感を雄に与えようとする。

「よーしよし、雌豚らしくていい娘じゃ。もう1発中にくれてやるからのぅ。嬉しいか?」

「ち、ちんぽ! おちんぽ、おちんぽっ! おちんぽっ!」

 嬉しそうに瞳を潤ませて、何度も首をうなずかせる。グスタフに指示された下品な言葉で何度も返事をすると、嬉しそうに顔を歪ませるグスタフ。それを見ると、リリライトはさらに興奮してしまう。

「……ぁぁ……お、お願い……」

 グスタフによってすっかり理性を狂わされたリリライト。自分でもう絶頂が近いことを感じると、グスタフの耳元で、許可されていない言葉を弱弱しく囁く。

「リ、リリ……と呼びながら、中に下さいっ! お願いしますっ……」

 それは、愛する兄に初めて呼んでもらい、兄以外には呼ぶことを許さなかった彼女の愛称――姉にすら、わざわざ訂正を求めようとしたくらい、リリライトにとっては聖域であることのはず。

「っふ……っふ……全く、許可なく人の言葉を喋りおって。まあいいじゃろうて。その代わり、お前もイク前に、この屋敷にいる者に大声で知らせるんじゃぞ。誰の何によって、誰がイカされるのかを」

 予想以上のリリライトの堕ち具合に、グスタフは満足にほほ笑む。そして洗脳装置が駆動するのを確認すると、リリライトの中に欲望を吐き出そうと、彼女の激しい腰使いに合わせて腰を突き上げる。

「んっひぃぃっ! ち、ちんぽれすぅぅぅ! り、リリライト……リリは雌豚マンコをグスタフ様の立派な雄チンポで穿られてイキますっ! リリのマンコがっ! グスタフ様のチンポでイカされますっ!」

「ぶほおおおっ! いいぞ……! この雌豚がっ! お前のだらしないマンコにワシの子種をぶちまけてやるわい。んほおおおおっ……リリライト……リリぃぃぃぃぃっ!」

「あぁぁぁぁぁっ! マンコ、イクぅぅぅぅっ! リリ、イク! リリのマンコ、グスタフ様のチンポでイクぅ! イクウウウウウ! ち、ちんぽぉぉぉ!」

 2人は獣のような喘ぎ声を上げながら、同時に絶頂に達する。リリライトの中で爆発するように射精した肉棒を、リリライトの膣肉が最後の一滴まで残らず搾り取ろうと蠢くのだった。

「ぅあっ……ああっ……ま、また出ています。こんなに、たくさん……ああぁぁ……」

 絶頂に達した後も、まだ中で精を吐き出し続けるグスタフの肉棒。リリライトはそれを最奥で受け止めようと、しっかりグスタフにしがみついていた。

「ぐふっ……ぐふふっ! ぐひひひっ!」

 すっかり媚びた雌のように喜悦の表情を浮かべるリリライトに、グスタフは満足そうに笑いを浮かべる。

「遂に……遂にここまで……ぐひ、ぐひひひっ! これで、この国もワシのもんじゃああっ!」

「ぁあんっ! ま、また大きくなって……グスタフっ! ぁああんっ!」

 再び肉棒に血が集まると、グスタフはリリライトのを揺らすようにしながら腰の上下運動を再開すると、リリライトは嬉しそうな喘ぎ声を漏らし始める。

 結局この夜――夜が明けるまで2人はひたすら欲望のままに快楽を貪っていた。至高の存在でもあったリリライトをここまで堕としたことの興奮と快感が、グスタフをいつも以上に昂らせて、理性を失わせていた。

 結果、アンナのことなど、すっかり頭から消え去っていた。

 このことが、後々にありとあらゆる運命で彼とこの国の分水嶺となるのだった。
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