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第3章 欲望と謀略の秋 編

第43話 連鎖して堕ちていく白薔薇の騎士候補生達

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「うあ……あぁ……あ……」

 ステラの呼び出しに応じて生徒会室へ向かっていたリアラ。

 その途中にある学園長室、そこからが漏れ出る音が気になって、中の様子を覗き見たリアラは驚愕に両手で口元を抑えていた。

「っほほ! 結局、夏の間はお主にワシの精は与えなかったからのぅ。今日、初めてワシの精を与えてやろう。どうじゃ、嬉しいか? 嬉しいじゃそう? ワシの子種を注いでやるぞぉ」

「う、嬉しいっ! ボク、グスタフ様の赤ちゃんを孕みたいですっ! そしたらもっと幸せにっ……お願いしますっ! 孕ませてっ! 妊娠したいっ! このまま中出しして、ヤバいくらい幸せになりたいですっ!」

 嫌がるとどころか、嬉々としてグスタフにしがみついているアンナ。

 2人の行為が始まってもう1時間以上も経過しているが、未だに中では全裸になった2人がいつ終わるともしれない濃密な絡み合いを続けていた。

「ア、アンナ……ど、どうして……こんな……」

 あんなにグスタフのことを嫌っていたのに、どうしてそんなに嬉しそうな顔をしながら体を重ね合わせることが出来るのだろうか。

 その光景にあまりにも大きなショックを受けるリアラ。足ががくがくと震えて、まともに立つことさえできない。ヨロヨロとバランスを崩して、壁によりかかる。

「だ、誰かに言わないと。でも誰に? シェリー先生? それともリリライト様に直接お伝えした方が?」

 強姦とは違うのかもしれないが、これは明らかにおかしい。アンナが正気だとは思えない。何かしら精神に作用する魔法にでもかかっているのだろうか。精神系の魔法という高等魔法を、まさかグスタフが使えるとは夢にも思っていなかった。

 フラフラする足取りで歩きだすリアラ。

 その時――

「きゃあっ!」

 リアラは誰かにぶつかって、小さな悲鳴を上げる。

 あまりにショックで、真っ直ぐ前を見ていなかったのだった。

 柔らかく、甘い匂いのするこれは――

「ステラ先輩――」

「リアラ。遅いから心配して迎えに行こうと思っていましたの。どうしましたの?」

 そこにいたのは、ついさっきまで悩みの種そのものだったステラ=ストール。いつもの、優雅で優しく、そして妖艶な笑みをリアラに向けていた。

 その、あまりにいつも通り過ぎるステラの笑顔に、リアラは胸から何かが溢れ出て行く。自分一人ではこらえきれずに溜めてきた、色々なものが。もう耐え切れずに、何かが決壊したかのように、色々な思いや感情が溢れてくる。

「す、ステラ先輩っ! うわあああんっ!」

 気づけばリアラはステラの豊満な胸に顔をうずめて、嗚咽を漏らしていた。

「うぐ……ぐすっ。も、もう私どうすれば……アンナが……あんなヒドイことされていて……」

 胸に顔をうずめてくるリアラの髪を優しくなでるステラ。

 その優しいステラの手の感覚に、リアラは太ももを擦り合わせるようにしながら、目から涙を溢れ出させて、赤く染まった顔でステラを見上げる。

「私、アンナが学園長とセックスしているところを見て、濡らしてしまいました」

 そう告白するリアラを見下ろすステラの顔は、妖艶さはそのままに、悪魔のような危うさを含んでいた。

    ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 学園長室の隣にある生徒会室。

 そこの生徒会室の長机の上、仰向けになっているステラの顔の上にリアラは跨っていた。

「っあん! あぁんっ! お姉様っ! あんっ! あぁぁんっ!」

 自らの秘部をステラに押し付けるようにして、リアラは快感に溺れていた。ステラに秘部を舌で愛されながら、制服のボタンを外していく。

「ん……む……くちゅ……」

 音を立てながらリアラの秘部をすするステラ。彼女も制服を着ていたが、腰にはディルドーを装着している。まるで本物の男性器があるかのようにスカートは盛り上がっていた。

「全て忘れて、快感に身を委ねるのですわ。今はそれでいいですのよ」

 ステラは手を伸ばして、リアラが自ら晒した乳房に触れる。

「はい、お姉様。もう何も考えたくない……あんっ! それ、気持ちいいっ! 乳首、感じるっ! あぁんっ!」

 さっきまで思い悩んでいたことや、アンナとグスタフの行為のショックを忘れるため、快感に身をゆだねるリアラ。自分の乳房を愛撫してくるステラの手を愛おしげに手に取ると、その指へ舌を絡めていく。

「あむ……ちゅば……れろ……」

「リアラ……そろそろ、私のもしていただけるかしら?」

 リアラの舌の感触を指で味わいながら、ステラは腰を揺さぶるように催促する。

「ぅあ……ああ……」

 リアラは振り向いて、盛り上がっているステラのスカートを見つめる。

 それを受け入れることは、すなわち恋人のリューイへの裏切り。道具とはいえ、彼以外の性器を自ら受け入れるということになる。それはリアラが引いていた最後の一線――相手に流されるままに凌辱されるのではなく、れっきとした自分の意思で求めることは――

「は、はい。お姉様……」

 親友が性行為に溺れている姿を見て発情してしまった自分――それを認めたくなくて、否定したくて、苦しかったリアラ。

 だが、もういい。それを受け入れてしまえば楽になる。自分は親友が凌辱されるのを見て股を濡らしてしまう――

「変態で、淫乱なレズビアンですから……」

 自らそう言いながら、リアラは態勢を変えて、自らの股間はステラに押し付けたまま、自分の顔をステラの下半身の方へ持って行く。

 そしてスカートの裾をまくると、先日から毎夜のようにリアラを犯しているディルドーがリアラの眼前に晒された。

「んあ……ああぁ……」

「さあ、リアラ。愛し合いましょう……今日こそ、私たちは本当の意味で一つになるんですのよ」

「は、はい……れろ……」

 これが自分を快感に導いてくれるもの。嫌なことを全て忘れさせて、頭の中を全てステラのことだけで埋め尽くしてくれるもの。

 そう思うと、リアラは愛おしそうにディルドーへと舌を這わせ始める。

「はむ……れろ……れろ……ちゅば……ふんんっ!」

 ステラがリアラの秘部への愛撫を再開すると、リアラはびくっと身体を反らせる。

「くちゅ……ちゅ……ふふ、リアラは舐めっこが大好きですものね。気持ちいいですの?」

「はむ……んんんっ! 気持ちいいれす……あむ……んっ…んっ……」

 ステラから快感を与えられながら、リアラはディルドーを頬張ると顔を前後に上下し始める。丹念に愛情を持って、ディルドーに自らの唾液をまぶしていくように奉仕をしていく。

 お互いに快感を与えあい、高まっていく行為に、リアラは幸福感に包まれる。そうなるとますます秘肉からは愛液が溢れ出てきて、ステラは音を立てながらそれを啜っていく。

「っあああ! お姉様、恥ずかしいっ! そんなに音立てたらっ……ああぁぁんっ! はむ……んんっ!」

「れろれろ……んちゅ……ふふ、そろそろいいですわね。さあ、愛し合いますわよ。リアラ」

 その言葉にリアラは顔を上げて胸を高鳴らせる。

 リアラはステラの上から身体をどけると、ステラは机から降りる。そしてリアラは机の上に座ったまま、股を開いてステラを待ち構える。

「う、ああ……この格好……」

 机に座るリアラの股を割って、ステラが腰に付けたディルドーを突き付けてくる。

 これは先ほどリアラが見た学園長室でのグスタフとアンナの行為そのものだった。あの獣のようにまぐわる2人の行為を思い出すと、リアラの秘部からあふれ出た愛液が勢いを増し、机に溜まっていく。

「ご、ごめんねリューイ。私、もう……無理だよ、こんなの。あは……あははは……」

 リアラは笑いながら身体を震わす。

 自分が今から言おうとしていること。例えその声がリューイに届くことはなくても、言葉にして言ってしまえば、リアラの中で確実に何かが壊れる。

 そして、それはかつてない興奮を与えてくれるだろう予感に、リアラは頬が緩むのを隠し切れなかった。

「い、今から……リューイ以外のおちんちんを入れるねっ! 私のおまんこに……リューイよりも気持ちよくて、ちゃんとイカせてくれるお姉様のおちんちん、入れちゃうからっ! ごめんね……私、お姉様の方が好きになっちゃうっ……あはははっ…!」

 リアラはステラの目を見つめながら、誘うように手を伸ばす。ステラもリアラの蕩け切った瞳を見つめ返し、目を細めて満足そうに笑う。

「やっと分かってくれましたのね……ステラ……」

 ステラの腰が突き出され、ディルドーの先端がリアラの秘唇に口づけをしてくる。

「ひうっ……ぁああっ!」

 嬉しそうなに表情を緩ませるリアラ。そのままステラの背中に腕を回す。

「あ……あぁぁぁっ……入って……お姉様のおちんちんっ……っんああああ!」

 グチュリ、と音を立ててステラのディルドーがリアラの秘唇に挿入されていく。ゆっくりとその瞬間を噛みしめるように、ステラはじわりと腰を突き入れていく。

「あっ……あぁぁぁっ……これぇぇっ……」

 リアラの頭が真っ白に染まり、ステラで埋め尽くされていく。

 初めて挿入されてから昨夜まで、快感を得ながらも必死に抵抗していた自分が、急に滑稽に思えてくる。どうしてこの快感を、この幸福感を、必死に否定しようとしていたのだろうか。

「ご、ごめんなさいっ! お姉様……私、ずっとこれ好きだったのに……嘘ばっかりついてっ……」

「いいんですのよ。ようやく正直になってくれて、嬉しいですわ」

 淫蕩に歪むリアラの唇を指でなぞるステラ。

「さあ、もう素直になっていいんですのよ。ここには私と貴女の2人だけ――貴女がしたいことを、思う存分口にして、狂ってしまいなさい」

 ステラが顔を近づけると、頬にそのまま優しく口づけをする。

「っふ、あああっ! わ、私ぃ……お姉様に教えられた卑猥な言葉を一杯叫びたいっ……隣の学園長とアンナに聞こえるくらい、思い切り叫びながらお姉様とセックスしたいですっ!」

「いいですわよ。隣の2人に、私達が愛し合っている声を聞かせて差し上げましょう」

 そう言いながら、ステラはゆっくりと腰のピストンを開始させる。

「っはんんっ! っああ……う、動いた……お姉様のおちんちんっ! おちんちんがおまんこの中で動いて、擦れてるっ! あ、あはは……興奮するっ! おちんちんとかおまんことか言うと、すごく興奮しちゃうっ!」

「ああ、凄く卑猥で素敵ですわよ。リアラ」

 自分で仕込んだとはいえ、きっかけさせ作ってしまえばこうも淫られるのか。ステラはリアラの乱れぶりに興奮して唇を舐めながら、どんどん腰を打ち付ける速度を速めていく。

「あんっ、あんっ! す、すごいっ! おまんこ、気持ちいいっ! おちんちんでこんなにおまんこ気持よくなるなんて、リューイは教えてくれなかった! お姉様、おまんこ気持ちいいっ! 気持ちいいですっ!」

 もともとそういった性癖があったのか、それともステラによって刷り込まれたのか、好んで積極的に淫語を口にするステラ。興奮するのはリアラだけではなくステラも同様だった。

 更にリアラは足をステラの腰に絡みつける。

「お姉様っ……抱っこ。抱っこしながらして下さい」

 それもグスタフとアンナの行為を模倣したもの。グスタフに下から突き上げられて悦ぶアンナの顔が、リアラの脳裏に刻まれて離れなかったのだ。

 ステラは懇願されるまま、リアラを抱きかかえると、下から突き上げていく。

「んっ……ふっ……リアラ、素敵ですわよ。あむぅ……れろ」

「あむ……ちゅば……れろ……はぁぁ…すごい……これすごい……」

 舌を伸ばし、ステラと唾液の糸で結ばれながら、性の快感に狂ったリアラは大声で叫ぶ。

「アンナぁぁっ! 私の方が気持ちいいよぉっ! 男の人のおちんちんじゃなくて、お姉様のおちんちんでおまんこ突かれて……最高に気持ちいいっ! キス……ベロチューしながらのセックス、最高に幸せっ! れろれろ……あむ……んんっ」

 ■□■□

 学園長室。

 もう何度も絶頂を味わったグスタフとアンナは、未だに繋がっていた。

 今、アンナは壁に押し付けられるようにしてグスタフに抱えられながら、グスタフに犯されていた。リアラも隣の部屋では同じように壁に背中を押し付けられており、2人は壁1枚を隔てて同じように犯されていた。

「はむっ……んんっ……くちゅっ……」

 グスタフと口づけを交わしながら、愛液を撒き散らすように突き上げられているアンナ。グスタフがお互いのまじりあった唾液まみれになった唇を離すと、その醜悪な笑みを浮かべながら言う。

「ほれぇ、ライバルの親友が言うとるぞぉ。お主も負けずに、精一杯ドスケベな言葉で言い返してやらんか」

「はっ……はぁぁんっ! そ、そんな恥ずかしいよ…ボクは雌豚だけど、そんなにエッチじゃないっ……んちゅううっ?」

 快感で頭がドロドロになっているアンナが支離滅裂なことをいうと、グスタフは再び唇を押し付けて、舌でアンナの口内を凌辱する。

「んむ……んふああっ! り、リアラぁっ! ボクの方が気持ちいいもんっ! グスタフ様のおちんちんに雌豚おまんこ穿られると、すっごく幸せになるんだよっ! あんっ……あぁぁんっ! 本当だぁっ! エッチなこと言うと、ボクも興奮するぅっ! ああっ……雌豚に生まれて、幸せですぅぅっ!」

 ■□■□

「ち、違うっ! 私の方がエッチだもんっ! はむ……んちゅ……抱っこされながら、ベロチューされると幸せになる、変態で淫乱なレズビアンだもんっ! はふっ…れろっ! お姉様、もっとリアラの頭をエッチなことで一杯にしてぇっ! んちゅ……ちゅば…れろれろっ……お姉様のおちんちんで、リアラの頭を一杯にして欲しいですっ!」

 ■□■□

「ぼ、ボクだよっ! ボクの方がエッチなこと大好きな変態雌豚オマンコだもんっ! っあああ……グスタフ様っ! もっとベロチュー! ベロチュー好きなのっ! 愛し合ってる感じがするベロチュー好き! れろれろっ! れろれろっ」

 ■□■□

「っもおお! らめぇぇ! グスタフ様のおちんちんで雌豚マンコイカされるぅ! イクぅ! イクゥ! イクイクイクう!」「わ、わらひも、お姉様のおちんちんで淫乱おまんこイカされるっ! 本物のレズセックスでイクぅ! 女同士、最高ですっ! おまんこ、気持ちいいー! イクイクぅ! イックウウウウウウウ!」

  ■□■□

 壁1枚を隔たりに、ミュリヌス学園1年のトップ2である2人は同時に果てる。

 そしてそれぞれの凌辱者も満足そうな笑みを浮かべて、ようやく行為を終えることになったのだった。
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