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51話 専属受付嬢
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素材や魔物の精算を終え、依頼を受けるために受付へ向かっていると受付嬢から声を掛けられる。
「撃絶の黒颷様」
アディスの顔を見る限り心当たりが無いようだ、今の時期で呼ばれるとすれば森に関してしか思いつかない…。
「何かあったのか?」
真剣な表情で受付嬢に話し掛けるアディスだが、何故か眉間に皺を寄せている。
その表情は、女性や子供には刺激が強いのでは?と思うぐらいに。
受付のお姉さんは、そんな表情を見ても冷静に対応していた。
「いえ、そこまで深刻ではないのですが、メイジー様にお願いが…。」
受付のお姉さんは私の方に顔を向ける。
アディスの顔を見ると片眉が上がっており、ライアスとエヴァドネは顔を見合わせていた。
え?私に?
よくよくお姉さんを見てみると。
「あ、カードを作ってくれた…えーっと、イサ、ドラさん?」
「はい、イサドラです。メイジー様。」
"そうそう、イサドラさんだった"と思って合っていた事に安堵していたのと同時に。
「「え?」」
「え?」
後ろにいたライアスとエヴァドネが口に出して驚き、アディスは目を見張っていた。
「どう、どうしたんですか?」
「どうした?って…。受付嬢の名前を、教えてもらったのか?」
ライアスが驚きで尋ねる。
「え?ギルドカードを作った時に教えてもらったけど…。なんで驚いてるの?」
「なんでって、受付嬢の名前を教えてもらうってことは、その人の専属になるって事よ。」
エヴァドネも驚きで話に加わる。
「専属って。」
メイジーは受付のイサドラを見る。
「そこまで、大したものではありません。私がいない場合は、他の者が対応致しますので。」
「だが、滅多に名前を教える事はない。」
ライアスが受付嬢の話に付け加える。
イサドラは微笑みだけに留める。
「…、本日を持って、私イサドラは撃絶の黒颷パーティーの専属となりました。宜しくお願い致します。」
イサドラの声はギルド内に響き、メイジー以外の冒険者達は驚いていた。
「撃絶の黒颷様」
アディスの顔を見る限り心当たりが無いようだ、今の時期で呼ばれるとすれば森に関してしか思いつかない…。
「何かあったのか?」
真剣な表情で受付嬢に話し掛けるアディスだが、何故か眉間に皺を寄せている。
その表情は、女性や子供には刺激が強いのでは?と思うぐらいに。
受付のお姉さんは、そんな表情を見ても冷静に対応していた。
「いえ、そこまで深刻ではないのですが、メイジー様にお願いが…。」
受付のお姉さんは私の方に顔を向ける。
アディスの顔を見ると片眉が上がっており、ライアスとエヴァドネは顔を見合わせていた。
え?私に?
よくよくお姉さんを見てみると。
「あ、カードを作ってくれた…えーっと、イサ、ドラさん?」
「はい、イサドラです。メイジー様。」
"そうそう、イサドラさんだった"と思って合っていた事に安堵していたのと同時に。
「「え?」」
「え?」
後ろにいたライアスとエヴァドネが口に出して驚き、アディスは目を見張っていた。
「どう、どうしたんですか?」
「どうした?って…。受付嬢の名前を、教えてもらったのか?」
ライアスが驚きで尋ねる。
「え?ギルドカードを作った時に教えてもらったけど…。なんで驚いてるの?」
「なんでって、受付嬢の名前を教えてもらうってことは、その人の専属になるって事よ。」
エヴァドネも驚きで話に加わる。
「専属って。」
メイジーは受付のイサドラを見る。
「そこまで、大したものではありません。私がいない場合は、他の者が対応致しますので。」
「だが、滅多に名前を教える事はない。」
ライアスが受付嬢の話に付け加える。
イサドラは微笑みだけに留める。
「…、本日を持って、私イサドラは撃絶の黒颷パーティーの専属となりました。宜しくお願い致します。」
イサドラの声はギルド内に響き、メイジー以外の冒険者達は驚いていた。
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