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45話 加勢
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重傷、血や大怪我の表現あります。
苦手な方はご注意ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
魔物に囲まれている事に気付いていない冒険者パーティーに、アディス達は身体強化を使用して急いで向かっていた。
「アディス、二人負傷!魔法で攻撃されたみたい!」
驚きで慌てたメイジーの声に、アディスが険しい表情で呟いた。
「間に合わなかったか。」
ライアスは走りながらメイジーを横目に問いかける。
「魔法が使える魔物は何匹だ?」
目の前に3Dホログラムを展開し続けているマップに検索を掛ける。
「……一匹だけ!…えーっと、ゴブリンメイジが原因だよ!」
「どのくらい魔物がいるか分かる?」
最初に見た魔物群の数が気になり、エヴァドネもメイジーに問い掛ける。
マップ内に問題となると魔物群を指でタッチすると文字が表示された。
「………ゴブリンが十八匹、ホブゴブリンが六匹、ゴブリンメイジが一匹、グレーウルフが十匹だよ。…ライアス?ここにいるゴブリンメイジを弓で射る事は出来る?私の広範囲魔法だと、味方まで巻き込みそうで出来ない。」
そう言って、マップ内のゴブリンメイジに象られたホログラムの上に、白の逆三角形が表示されたマップが、ライアスの目の前に展開させる。
走りながらマップ内を確認し思慮を巡らせるライアス。
「少し隙間が狭いが…。ああ、出来る。」
メイジーの言いたい事がなんとなく分かるアディスは、魔物に囲まれた冒険者パーティーが次に魔法攻撃を受けた場合、堪え切れないと判断してライアスにゴブリンメイジを先に討伐させる算段をつけたいのだろう。と、なのでライアスに指示を出す。
「ライアスやってくれ。俺たちは先に向かう。」
ライアスはそれに頷き走るのを止め、弓に魔力を纏いつがえる。
アディス達はライアスの攻撃の邪魔にならない位置で駆けていく。
ライアスは弓を引き絞り、息を整え集中し詠唱を唱えた。
『 フィット イン レインジ…マクシマム ラピット……シュート! 』
矢を放つとアディス達の横を通り過ぎ、目的のゴブリンメイジに命中させた後、皆んなの所に合流する為走り出す。
アディスは標的に矢が命中して上手くいった事に片方の口角を上げた。
「メイジー、負傷者の二人を頼む!エヴァドネ、俺と魔物討伐だ!」
「「了解!」」
冒険者達と魔物は一瞬何が起きたのか呆気に取られ固まっている所にアディスは声を張り上げた。
「加勢する!」
我に返る男性冒険者は、左側からゴブリンを斬り下げ、右側から襲ってけるグレーウルフを斜めに斬り上げながら助力を求めてきた。
「頼む!」
アディスとエヴァドネは魔物に斬り込んで行った。
メイジーは負傷している冒険者二人に近付いた。
男性で所々怪我をしているが足を骨折し意識はある、もう一人は私くらいの女の子で意識がなく腕を骨折していて、脇腹から出血し顔色が悪い。
女性がその脇腹を両手で押さえて止血していた。
メイジーは、その女性に話し掛ける。
「どういう状態?」
「血が止まらないの。ポーションを使用したけど足りなくて…。」
泣くのを必死に堪え震える声で答える女性。
周りには複数のポーション瓶が転がっており、止血している両手が震えている。
メイジーは女の子の無事な方の手首と首元に指で脈を探しあて、なんとか心臓が動いている事に安堵する。
「おい!ポーションはあるか?!あれば分けてくれ!サーシャを頼む!」
メンバーの事を心配して男の子が発言したのだが、乱暴な物言いにメイジーは眉間に皺を寄せ不快な思いをしたが、不意打ちで攻撃を受ければ誰だって動転し乱暴な口調になってしまうだろう。メイジーは感情を抑える事にした。
「ポーションではないけど、回復魔法なら使える。早速……『リカバリー』…手を離して大丈夫よ。」
男の子も女性もポーションが無いと聞き絶望し、直ぐに回復魔法が使えると聞き希望へと変わる。
傷は残るがなんとかなると安堵していたが、その魔法が高レベルの回復魔法だった為、二人して口を開けて驚いていた。
「そこの男の子!魔物が来るよ、油断しないで!」
「…っ。わ、わーってるよ!……その前に男の子って言うな!俺はハミッシュだ!」
二人が驚きで固まっている間に魔物が近付いて来た事にメイジーが気付き男の子に叫ぶと、慌てて魔物に斬り込んだ男の子は反論した。
"男の子"と言ってほしくなかったようだ。
可愛い奴め。
さてと、女の子の容体は……脇腹の傷は塞がってる、腕の骨折も治ってる。あとは…
「顔色が悪いけど、血を流し過ぎて貧血になってるだけだから…『 クリーン 』……これ増血剤、目が覚めたら飲ませてあげて。」
まだ少し手が震えていたが、女性の手に掌を乗せ落ち着かせた後、女の子と女性にクリーンを掛け増血剤の瓶を両手に持たせ"よく耐えたね"と声をかけた。途端に女性の目から大粒の涙がハラハラと落ちていった。
次は、足を骨折している男性に近付くと尋常ではない汗を掻いて、痛みに堪えていた。
「お待たせ。直ぐに治すね。…『エクストラヒール』」
「……すまない。アンタは大丈夫か?高レベルの回復魔法で大量の魔力を消費しているだろ?」
リカバリーを使用した時点でゴッソリ抜けた感覚は受けていた。
「この代価は、高レベル回復魔法を使用した事についての話を秘密に…。」
メイジーは口元に人差し指を当て口元をほころばせる。
その間にも、ハミッシュは魔物との攻防を繰り広げていた。
だが、体勢を崩してしまったハミッシュは、ゴブリンに襲われそうになっていた。
メイジーは右手を掲げ魔法を発動させようと口を開きかけた瞬間。
ヒュン!と音を立ててゴブリンの額に命中したのは矢だった。
「ライアス、ありがとう。」
メイジーは後ろを振り向きながらお礼を告げる。
お礼を受け取ったライアスは、そこから弓を射るのだった。
苦手な方はご注意ください。
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魔物に囲まれている事に気付いていない冒険者パーティーに、アディス達は身体強化を使用して急いで向かっていた。
「アディス、二人負傷!魔法で攻撃されたみたい!」
驚きで慌てたメイジーの声に、アディスが険しい表情で呟いた。
「間に合わなかったか。」
ライアスは走りながらメイジーを横目に問いかける。
「魔法が使える魔物は何匹だ?」
目の前に3Dホログラムを展開し続けているマップに検索を掛ける。
「……一匹だけ!…えーっと、ゴブリンメイジが原因だよ!」
「どのくらい魔物がいるか分かる?」
最初に見た魔物群の数が気になり、エヴァドネもメイジーに問い掛ける。
マップ内に問題となると魔物群を指でタッチすると文字が表示された。
「………ゴブリンが十八匹、ホブゴブリンが六匹、ゴブリンメイジが一匹、グレーウルフが十匹だよ。…ライアス?ここにいるゴブリンメイジを弓で射る事は出来る?私の広範囲魔法だと、味方まで巻き込みそうで出来ない。」
そう言って、マップ内のゴブリンメイジに象られたホログラムの上に、白の逆三角形が表示されたマップが、ライアスの目の前に展開させる。
走りながらマップ内を確認し思慮を巡らせるライアス。
「少し隙間が狭いが…。ああ、出来る。」
メイジーの言いたい事がなんとなく分かるアディスは、魔物に囲まれた冒険者パーティーが次に魔法攻撃を受けた場合、堪え切れないと判断してライアスにゴブリンメイジを先に討伐させる算段をつけたいのだろう。と、なのでライアスに指示を出す。
「ライアスやってくれ。俺たちは先に向かう。」
ライアスはそれに頷き走るのを止め、弓に魔力を纏いつがえる。
アディス達はライアスの攻撃の邪魔にならない位置で駆けていく。
ライアスは弓を引き絞り、息を整え集中し詠唱を唱えた。
『 フィット イン レインジ…マクシマム ラピット……シュート! 』
矢を放つとアディス達の横を通り過ぎ、目的のゴブリンメイジに命中させた後、皆んなの所に合流する為走り出す。
アディスは標的に矢が命中して上手くいった事に片方の口角を上げた。
「メイジー、負傷者の二人を頼む!エヴァドネ、俺と魔物討伐だ!」
「「了解!」」
冒険者達と魔物は一瞬何が起きたのか呆気に取られ固まっている所にアディスは声を張り上げた。
「加勢する!」
我に返る男性冒険者は、左側からゴブリンを斬り下げ、右側から襲ってけるグレーウルフを斜めに斬り上げながら助力を求めてきた。
「頼む!」
アディスとエヴァドネは魔物に斬り込んで行った。
メイジーは負傷している冒険者二人に近付いた。
男性で所々怪我をしているが足を骨折し意識はある、もう一人は私くらいの女の子で意識がなく腕を骨折していて、脇腹から出血し顔色が悪い。
女性がその脇腹を両手で押さえて止血していた。
メイジーは、その女性に話し掛ける。
「どういう状態?」
「血が止まらないの。ポーションを使用したけど足りなくて…。」
泣くのを必死に堪え震える声で答える女性。
周りには複数のポーション瓶が転がっており、止血している両手が震えている。
メイジーは女の子の無事な方の手首と首元に指で脈を探しあて、なんとか心臓が動いている事に安堵する。
「おい!ポーションはあるか?!あれば分けてくれ!サーシャを頼む!」
メンバーの事を心配して男の子が発言したのだが、乱暴な物言いにメイジーは眉間に皺を寄せ不快な思いをしたが、不意打ちで攻撃を受ければ誰だって動転し乱暴な口調になってしまうだろう。メイジーは感情を抑える事にした。
「ポーションではないけど、回復魔法なら使える。早速……『リカバリー』…手を離して大丈夫よ。」
男の子も女性もポーションが無いと聞き絶望し、直ぐに回復魔法が使えると聞き希望へと変わる。
傷は残るがなんとかなると安堵していたが、その魔法が高レベルの回復魔法だった為、二人して口を開けて驚いていた。
「そこの男の子!魔物が来るよ、油断しないで!」
「…っ。わ、わーってるよ!……その前に男の子って言うな!俺はハミッシュだ!」
二人が驚きで固まっている間に魔物が近付いて来た事にメイジーが気付き男の子に叫ぶと、慌てて魔物に斬り込んだ男の子は反論した。
"男の子"と言ってほしくなかったようだ。
可愛い奴め。
さてと、女の子の容体は……脇腹の傷は塞がってる、腕の骨折も治ってる。あとは…
「顔色が悪いけど、血を流し過ぎて貧血になってるだけだから…『 クリーン 』……これ増血剤、目が覚めたら飲ませてあげて。」
まだ少し手が震えていたが、女性の手に掌を乗せ落ち着かせた後、女の子と女性にクリーンを掛け増血剤の瓶を両手に持たせ"よく耐えたね"と声をかけた。途端に女性の目から大粒の涙がハラハラと落ちていった。
次は、足を骨折している男性に近付くと尋常ではない汗を掻いて、痛みに堪えていた。
「お待たせ。直ぐに治すね。…『エクストラヒール』」
「……すまない。アンタは大丈夫か?高レベルの回復魔法で大量の魔力を消費しているだろ?」
リカバリーを使用した時点でゴッソリ抜けた感覚は受けていた。
「この代価は、高レベル回復魔法を使用した事についての話を秘密に…。」
メイジーは口元に人差し指を当て口元をほころばせる。
その間にも、ハミッシュは魔物との攻防を繰り広げていた。
だが、体勢を崩してしまったハミッシュは、ゴブリンに襲われそうになっていた。
メイジーは右手を掲げ魔法を発動させようと口を開きかけた瞬間。
ヒュン!と音を立ててゴブリンの額に命中したのは矢だった。
「ライアス、ありがとう。」
メイジーは後ろを振り向きながらお礼を告げる。
お礼を受け取ったライアスは、そこから弓を射るのだった。
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