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21話
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街に向かう途中、魔物が現れては討伐し街に向かうを繰り返していた。
森の浅瀬でスピードを落とし、アディスからフードを被るよう指示され、乗馬頭巾のフードを深く被る。
怯えられないよう、フードを被るのだとか。
アディスもフードを被り歩き出す。
森を抜け街の城壁が見えて来た時、なんて大きな壁なのだろうと、足を止めてこの景色を眺めていた。
「どうしたの?」
足を止めた私にエヴァドネに声を掛けられた。
「え?ああ、此処から見ても大きな壁だから大きな街なのかな~って」
「そうね。この国で三本の指に入ると言われている大きな街よ。」
自慢する様に答えるエヴァドネに関心しながら歩き始めた。
不意にエヴァドネがメイジーに質問をする。
「街に着いたらギルドで証明書を作って、その後どうするの?」
アディスとライアス二人揃って耳を傾ける。
「フェンダー、フェンリルからは街までと言う事だったので。だから、街に入れたら宿を取って翌日にギルドに行ってみようかと…。」
エヴァドネは男性陣に目を向け、少し後に頷く仕草をする。
「ねえ。メイジー?」
「何ですか?」
「私達のパーティーに入らない?」
エヴァドネはパーティーメンバーに誘ってきた。
「え?」
ライアスが話に加わる。
「私達は構わない。魔法と剣術が使え、索敵も出来る。少しの間だったが私より精度が良いのは知っている。」
「黒持ちが二人になった所で変わらない、メイジーが何か隠しごとをしていたとしても構わない。」
アディスは真剣な眼差しでメイジーに話す。
その真剣な眼差しに胸を揺さぶられる。
「私って、身分証も持ち合わせていないし、何処から来たとも答えられない不審人物だよ?それに、フェンリルも従魔にしちゃうくらいやばい奴なんだよ?そんな危ない存在を抱えこんじゃったら国に居られなくなるかもしれないのに!」
話している内に感情が溢れ出して、最後にはまくし立てて叫んでいた。
「大丈夫だ。俺達がメイジーを守る。」
力強くアディスが宣言する。
《主様、良い人達だと思いますよ?この人達と一緒に冒険するのも、いいと思います。ダメならパーティーから抜ければいい。それに、森の奥で我らと共に過ごすスローライフと言うのも良いのでは?》
《ふふ。オルトありがとう。》
《どう致しまして。》
《皆んなにも伝えて、ありがとうって。》
《皆んなにも伝わっていますよ。》
落ち着いて話す為、息を吐いた。
「取り乱してしまって、ごめんなさい。メンバーに入れて下さい。」
メイジーは頭を下げる。
アディスはメイジーの頭を撫で決意を胸に断言する。
「任せろ。」
森の浅瀬でスピードを落とし、アディスからフードを被るよう指示され、乗馬頭巾のフードを深く被る。
怯えられないよう、フードを被るのだとか。
アディスもフードを被り歩き出す。
森を抜け街の城壁が見えて来た時、なんて大きな壁なのだろうと、足を止めてこの景色を眺めていた。
「どうしたの?」
足を止めた私にエヴァドネに声を掛けられた。
「え?ああ、此処から見ても大きな壁だから大きな街なのかな~って」
「そうね。この国で三本の指に入ると言われている大きな街よ。」
自慢する様に答えるエヴァドネに関心しながら歩き始めた。
不意にエヴァドネがメイジーに質問をする。
「街に着いたらギルドで証明書を作って、その後どうするの?」
アディスとライアス二人揃って耳を傾ける。
「フェンダー、フェンリルからは街までと言う事だったので。だから、街に入れたら宿を取って翌日にギルドに行ってみようかと…。」
エヴァドネは男性陣に目を向け、少し後に頷く仕草をする。
「ねえ。メイジー?」
「何ですか?」
「私達のパーティーに入らない?」
エヴァドネはパーティーメンバーに誘ってきた。
「え?」
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「私達は構わない。魔法と剣術が使え、索敵も出来る。少しの間だったが私より精度が良いのは知っている。」
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その真剣な眼差しに胸を揺さぶられる。
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《皆んなにも伝えて、ありがとうって。》
《皆んなにも伝わっていますよ。》
落ち着いて話す為、息を吐いた。
「取り乱してしまって、ごめんなさい。メンバーに入れて下さい。」
メイジーは頭を下げる。
アディスはメイジーの頭を撫で決意を胸に断言する。
「任せろ。」
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