私の執事はストーカー!?

eyeris

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喧嘩。

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ドアの隙間からみた光景は全くの予想外れ。
(じいや!そこは褒めるところでしょう?!
   なんで怒ってるの?)

私はもう一度ドアの隙間からそっと見つめていた。

「君は…最大の目的を覚えているかい?」

「茉利様に見つからないように執事としての
   仕事をこなす。      ですよね。」

(ちょっと待って!私に見つからないように?!
   どうして???!!)

「茉利様は…昔…もう覚えいらっしゃらないと思いますが
    執事がいました。けれどその執事は運悪く病気で
     亡くなりました。そのショックを私は受けてほしくな
    かったのです。」

私はその空気を飲み込めず、頭の中は混乱状態だった。

自分が一番分かるはずなのに、思い出せないくらい…
辛い過去があったのなんて…

(執事は何もしゃべっていない…)

私は怒りのあまりそのドアを全開して、
前へでてしまった。 

「じいや…」         「茉利様!?」
「それは私のためだと思ったから言わなかったのか…?」
「おっしゃる通りでございます。」


「やり方を間違えたな。」私は執事の手を引いて
部屋を出てしまった。

(何言ってんだ~?   喧嘩腰みたいになっちゃった…)
「茉利様。」      「は、はい?!」
「何言ってんだ~?   喧嘩腰みたいになっちゃった…
    と思ってらっしゃいますか?」

勘が鋭い…私が監禁されたところから帰ってきた後も。
焦ってます?って言われたし。
体が…熱い。

二日後…

(流石にスネすぎたかな…  ………………………よし!)
私は決心がついた。じいやと仲を戻す!!

平然と歩くじいやの後を追った…何度も深呼吸をした。

「なんですか?茉利様」   追っているのがわかったのか
その場で止まった。

「ごめんなさい…あんなにキツイこと言ってしまって。」

「茉利様に謝ってもらうのは光栄ですね。
   こちらこそすみませんでした。」

「ふふん。謝ってくれればいいのよ!」

「そうですか。あ、そうでした!言わないといけないことが。」

「何?」



「明日からケントさんと一緒に学校に通ってもらいます。」





「え………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!???」
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