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6、リトスロード侯爵家
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* * *
朝食のために食堂へと向かおうとする途中、廊下でばったりエヴァンと出会った。
「やあ、おはよう。エヴァン」
「………………」
爽やかな朝だというのに、愛弟子は今日も今日とて仏頂面である。
昨日の帰宅の時と同じように、何か言いたげにじっとりとフィアリスを睨んでいる。
昔はいつもおどおどしていたのだが、こうやって不満を露わにするところを見ると、成長したなと思うのだ。レーヴェに言わせればただの反抗期なのだが。
何にせよ、はっきりと主張をするというのは良いことである。臆病な頃は反抗期が訪れるなど想像しにくかったのだから。
なのでフィアリスは、怒ったエヴァンの顔すらも好もしく見えるのだった。
「昨日のこと、本気にしてませんね」
「どうしてそう思うの?」
「ちっとも態度が変わらないからです!」
そういうエヴァンは寝不足なのか目が赤い。早く寝ろと言ったのにこれだ。
「夜更かししたらいけないと言ってるじゃないか」
つい頭を撫でてしまう。
エヴァンは相当な美形だ。目が赤かろうが、ちょっと寝癖がついていようが、廊下の窓から入る陽の光に照らされるその顔は美しい。
猫のようにややつり上がった目の奥に、父親譲りの猛々しさが凝集されている。男性らしい力強さはないがほっそりした顎は、母親譲りで優美であった。
上品な鼻梁に、少し厚みのある下唇。顔の造形が芸術的で、純粋に感嘆して時々目を奪われそうになる。
色事を知らないはずなのに、もう確かな色香をまとわせつつあるから不思議だった。
「エヴァンは美丈夫だね」
「あなたこそ目映いほど綺麗だ。あなたより綺麗な人なんてこの世にいません」
「エヴァンの方が綺麗だったら」
「いいえ、あなたが一番です」
「あのー、そこでイチャイチャしないでもらえるかね。俺、通るんで」
眠そうに頭をボリボリ掻きながらレーヴェは二人の間を割って入る。
「失礼します」
家令のノアも続いてそこを通っていった。
やや離れて立つことになった二人は、沈黙して顔を見合わせる。
イチャイチャはしていない。互いに褒めあっていただけである。フィアリスはことあるごとにエヴァンの素敵な部分を賛美したくなるし、エヴァンもお世辞だろうが褒めてくれる。いつものやり取りなのである。
朝の廊下のど真ん中で立ち止まってするべきことかと問われれば困ってしまうのだが。
そういえば頭を撫でても文句は言われなかったが、どうしてだろう。
「……私達も、行こうか」
「そうですね」
脚が長いとか声が良いとか、まだ彼の美点を指摘したいのは山々なのだが。
とにかくいつまでも互いを褒めちぎってはいられない。一日は始まったばかりで、やるべきことはたくさんあるのだ。
二人も朝食の席へと向かった。
リトスロード侯爵家は、ファイエルト国にとって実に重要な役割を担う一族であった。
ファイエルト国の西の領土はカーエント地方と呼ばれるが、その地下には「無限迷宮」と呼ばれるものが存在する。
迷宮は空間が歪み、果てがない。そしてそこには無数の魔物がうろついているのである。
この魔物が時折地上に出て人間に害をなす。これを駆除してきたのがリトスロード家なのだった。
類稀な戦闘力と魔物に対する知識を持つリトスロード家は、国にとって西の守護者、西の要だ。
辺境を守るリトスロード家の領地は複数の国境と接している。ファイエルトに次ぐ大国、西のディアノド帝国やその他の国とは、現在、経済的互恵関係に関する条約も結ばれており、表面上は良好な関係を築けている。
しかしかつては領土を巡って争いも起こった。荒れ地に帝国などが踏み込んでこないのは、ひとえに彼らもリトスロードの力をあてにしているからだ。
魔物は国も民族も識別しない。リトスロードが魔物を抑えていなければ、被害はファイエルト国にとどまらず各地へと及ぶのである。
魔のカーエント地方には鉱脈があり、魔石が採れる。それも他国には存在しないほど上質な石が。無限迷宮のおかげだろう、と学者達は推測していた。要するに、地下に漂う瘴気がこごって、石になるのだ。
厄介な土地であると同時に、この荒れ地は国の財産でもある。
そんな地域を任されているリトスロードはまさしく特別で、別格の貴族であった。
特に今代当主のジュード・リトスロードは、抜きんでた能力の持ち主だと称えられている。
国一つどころか大陸の安定すらその手にかかっているリトスロードは当然、一目置かれていた。その責務を負う代わりに、多少の我が儘は通る。
というわけで侯爵は国王に、自分は面倒な社交界には積極的に顔を出さない、土地を守ることだけに集中させていただけないか、と申し出、聞き入れられていた。
勿論領地を持つ大貴族として、一切誰とも交流を持たないというわけにはいかないが、付き合いは最小限にとどめられている。王の配慮もあって、そんな現状に不平をもらす勇気のある貴族はいない。
よってジュードは大抵この荒れ地に建てた館にこもり、領地運営の仕事の他は魔物の駆除を繰り返す日々を過ごしていた。そこに住まう者も同様である。
「ジュード様は朝食も召し上がらずに出かけたの」
食事の席で、目を丸くしてフィアリスは言った。
何でもノアの話によると、離れた村から、近頃夜に出る魔物の数が増えたようだと訴えがあったのだという。
その訴えが届いたのは夜の内で、起きたばかりのジュードに伝えると、着替えてすぐに出て行ってしまったのだそうだ。
とはいえ、さほど珍しいことではない。侯爵閣下は仕事人間で、自分のことなどいつも後回しにしてしまうということは、周知の事実である。
「そういうわけですので、本日近辺の魔物駆除は皆様にお願い致します」
今日も背筋を正し、誰も文句がつけようのない所作のノアが、フィアリス、エヴァン、レーヴェに告げる。
この若き家令、ノア・アンリーシャも主に似て仕事一筋である。彼が食事をするところもまともに眠るところも、フィアリスは見たことがなかった。
フィアリスより三つ年上といった若さだが、とても有能であらゆる事柄を主より任されている。仕事内容は一般の執事長が担う範疇をかなり越えていた。何せ侯爵があれほど多忙なのだ。決裁を下すのは当主だが、その他に手が回らない分は極力ノアがこなしている。
「待て。フィアリスも参加するのか?」
エヴァンが眉をしかめてノアに問う。不思議に思ってフィアリスが口をはさんだ。
「どうして私がいたらいけないんだい?」
「あなたは怪我をしたじゃないですか」
この弟子は何度治ったと言ったら納得してくれるのだろうか。初めはその気遣いも嬉しかったが、こうなってくるといささか過剰である。
「ねえ、エヴァン。私もあまり同じことを言いたくないんだけど、治ったんだってば。歩けるし、走れるし、魔法も問題なく使える」
そう説明してもエヴァンの眉間に寄った皺はとれない。自分は信用がないらしい。
はーああ、と向かいの席で大きなため息をついたのはレーヴェである。
「めんどくせぇ。要するに、怪我が治ったかこの目で見てないから信じられないって話なんだろ。フィアリス、ここで服を脱いで裸になって、エヴァンの気が済むまで身体を調べさせてやりゃあいい」
「何でそうなる! そこまでしてくれとは言ってないっ!」
エヴァンがやや顔を赤らめながら、拳をテーブルに打ち付ける。
まだ食べている最中だったフィアリスのスープ皿がガチャリと音を立てた。
「こら。食事中にテーブルを叩いちゃいけません」
「……はい、フィアリス」
よしよし、とフィアリスはにっこりした。口答えはされるものの、一応自分は師だと認識されているようだ。
拗ねたように唇を突き出すエヴァンはやはり可愛い。
レーヴェのとんでもない発言によって調子が狂ったのか、エヴァンはそれ以上フィアリスが駆除に出向くことに反対しなかった。
朝食のために食堂へと向かおうとする途中、廊下でばったりエヴァンと出会った。
「やあ、おはよう。エヴァン」
「………………」
爽やかな朝だというのに、愛弟子は今日も今日とて仏頂面である。
昨日の帰宅の時と同じように、何か言いたげにじっとりとフィアリスを睨んでいる。
昔はいつもおどおどしていたのだが、こうやって不満を露わにするところを見ると、成長したなと思うのだ。レーヴェに言わせればただの反抗期なのだが。
何にせよ、はっきりと主張をするというのは良いことである。臆病な頃は反抗期が訪れるなど想像しにくかったのだから。
なのでフィアリスは、怒ったエヴァンの顔すらも好もしく見えるのだった。
「昨日のこと、本気にしてませんね」
「どうしてそう思うの?」
「ちっとも態度が変わらないからです!」
そういうエヴァンは寝不足なのか目が赤い。早く寝ろと言ったのにこれだ。
「夜更かししたらいけないと言ってるじゃないか」
つい頭を撫でてしまう。
エヴァンは相当な美形だ。目が赤かろうが、ちょっと寝癖がついていようが、廊下の窓から入る陽の光に照らされるその顔は美しい。
猫のようにややつり上がった目の奥に、父親譲りの猛々しさが凝集されている。男性らしい力強さはないがほっそりした顎は、母親譲りで優美であった。
上品な鼻梁に、少し厚みのある下唇。顔の造形が芸術的で、純粋に感嘆して時々目を奪われそうになる。
色事を知らないはずなのに、もう確かな色香をまとわせつつあるから不思議だった。
「エヴァンは美丈夫だね」
「あなたこそ目映いほど綺麗だ。あなたより綺麗な人なんてこの世にいません」
「エヴァンの方が綺麗だったら」
「いいえ、あなたが一番です」
「あのー、そこでイチャイチャしないでもらえるかね。俺、通るんで」
眠そうに頭をボリボリ掻きながらレーヴェは二人の間を割って入る。
「失礼します」
家令のノアも続いてそこを通っていった。
やや離れて立つことになった二人は、沈黙して顔を見合わせる。
イチャイチャはしていない。互いに褒めあっていただけである。フィアリスはことあるごとにエヴァンの素敵な部分を賛美したくなるし、エヴァンもお世辞だろうが褒めてくれる。いつものやり取りなのである。
朝の廊下のど真ん中で立ち止まってするべきことかと問われれば困ってしまうのだが。
そういえば頭を撫でても文句は言われなかったが、どうしてだろう。
「……私達も、行こうか」
「そうですね」
脚が長いとか声が良いとか、まだ彼の美点を指摘したいのは山々なのだが。
とにかくいつまでも互いを褒めちぎってはいられない。一日は始まったばかりで、やるべきことはたくさんあるのだ。
二人も朝食の席へと向かった。
リトスロード侯爵家は、ファイエルト国にとって実に重要な役割を担う一族であった。
ファイエルト国の西の領土はカーエント地方と呼ばれるが、その地下には「無限迷宮」と呼ばれるものが存在する。
迷宮は空間が歪み、果てがない。そしてそこには無数の魔物がうろついているのである。
この魔物が時折地上に出て人間に害をなす。これを駆除してきたのがリトスロード家なのだった。
類稀な戦闘力と魔物に対する知識を持つリトスロード家は、国にとって西の守護者、西の要だ。
辺境を守るリトスロード家の領地は複数の国境と接している。ファイエルトに次ぐ大国、西のディアノド帝国やその他の国とは、現在、経済的互恵関係に関する条約も結ばれており、表面上は良好な関係を築けている。
しかしかつては領土を巡って争いも起こった。荒れ地に帝国などが踏み込んでこないのは、ひとえに彼らもリトスロードの力をあてにしているからだ。
魔物は国も民族も識別しない。リトスロードが魔物を抑えていなければ、被害はファイエルト国にとどまらず各地へと及ぶのである。
魔のカーエント地方には鉱脈があり、魔石が採れる。それも他国には存在しないほど上質な石が。無限迷宮のおかげだろう、と学者達は推測していた。要するに、地下に漂う瘴気がこごって、石になるのだ。
厄介な土地であると同時に、この荒れ地は国の財産でもある。
そんな地域を任されているリトスロードはまさしく特別で、別格の貴族であった。
特に今代当主のジュード・リトスロードは、抜きんでた能力の持ち主だと称えられている。
国一つどころか大陸の安定すらその手にかかっているリトスロードは当然、一目置かれていた。その責務を負う代わりに、多少の我が儘は通る。
というわけで侯爵は国王に、自分は面倒な社交界には積極的に顔を出さない、土地を守ることだけに集中させていただけないか、と申し出、聞き入れられていた。
勿論領地を持つ大貴族として、一切誰とも交流を持たないというわけにはいかないが、付き合いは最小限にとどめられている。王の配慮もあって、そんな現状に不平をもらす勇気のある貴族はいない。
よってジュードは大抵この荒れ地に建てた館にこもり、領地運営の仕事の他は魔物の駆除を繰り返す日々を過ごしていた。そこに住まう者も同様である。
「ジュード様は朝食も召し上がらずに出かけたの」
食事の席で、目を丸くしてフィアリスは言った。
何でもノアの話によると、離れた村から、近頃夜に出る魔物の数が増えたようだと訴えがあったのだという。
その訴えが届いたのは夜の内で、起きたばかりのジュードに伝えると、着替えてすぐに出て行ってしまったのだそうだ。
とはいえ、さほど珍しいことではない。侯爵閣下は仕事人間で、自分のことなどいつも後回しにしてしまうということは、周知の事実である。
「そういうわけですので、本日近辺の魔物駆除は皆様にお願い致します」
今日も背筋を正し、誰も文句がつけようのない所作のノアが、フィアリス、エヴァン、レーヴェに告げる。
この若き家令、ノア・アンリーシャも主に似て仕事一筋である。彼が食事をするところもまともに眠るところも、フィアリスは見たことがなかった。
フィアリスより三つ年上といった若さだが、とても有能であらゆる事柄を主より任されている。仕事内容は一般の執事長が担う範疇をかなり越えていた。何せ侯爵があれほど多忙なのだ。決裁を下すのは当主だが、その他に手が回らない分は極力ノアがこなしている。
「待て。フィアリスも参加するのか?」
エヴァンが眉をしかめてノアに問う。不思議に思ってフィアリスが口をはさんだ。
「どうして私がいたらいけないんだい?」
「あなたは怪我をしたじゃないですか」
この弟子は何度治ったと言ったら納得してくれるのだろうか。初めはその気遣いも嬉しかったが、こうなってくるといささか過剰である。
「ねえ、エヴァン。私もあまり同じことを言いたくないんだけど、治ったんだってば。歩けるし、走れるし、魔法も問題なく使える」
そう説明してもエヴァンの眉間に寄った皺はとれない。自分は信用がないらしい。
はーああ、と向かいの席で大きなため息をついたのはレーヴェである。
「めんどくせぇ。要するに、怪我が治ったかこの目で見てないから信じられないって話なんだろ。フィアリス、ここで服を脱いで裸になって、エヴァンの気が済むまで身体を調べさせてやりゃあいい」
「何でそうなる! そこまでしてくれとは言ってないっ!」
エヴァンがやや顔を赤らめながら、拳をテーブルに打ち付ける。
まだ食べている最中だったフィアリスのスープ皿がガチャリと音を立てた。
「こら。食事中にテーブルを叩いちゃいけません」
「……はい、フィアリス」
よしよし、とフィアリスはにっこりした。口答えはされるものの、一応自分は師だと認識されているようだ。
拗ねたように唇を突き出すエヴァンはやはり可愛い。
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