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学生達の野外活動12(聖女の卵フローネ)
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【十二日目】
ランクがDだった3人の学生は、昨日の戦闘によりランクが上がっており、俺たち全員Cランク以上となった。
まとめると以下の戦力となる。
ヴァンパイア真祖 B+
女皇帝ダークエルフ(超越種)B+
オークヴァイスロイ B-
魔導ハイエルフ C+
人間 C
人間(勇者の卵) C
人間(聖女の卵) C
ハイエルフ C-
ハイエルフ C-
この中でも嬉しいのが、魔導ハイエルフが生まれたことである。攻撃的な魔術に特化したタイプであり、上級魔法こそ使えないものの聖属性の中級魔法「光明」が使えるようになった。
聖属性の魔法はアンデッド系の魔物に対して有効であり、今後は戦いが楽になりそうだ。
しかし残念なのがミラン、フローネを除く学生達全員が、これ以上ランクアップすることがないということだ。特に魔導ハイエルフの学生がさらに進化して、伝説の大魔導星ハイエルフに進化をしてくれれば最高の戦力となったのだが…、まぁ仕方のないことである。
アンデッドの軍勢は今までは俺とユリルのMPをじわじわ削り、回復魔法が使えなくなったところで大火力で攻めるという戦術を考えてたようだが、魔道ハイエルフの聖属性魔法によりアンデッドの軍勢を効率良く倒すことができるようになり、俺とユリルのMP消費が抑えられ、消費よりも自動回復が上回った結果、MPが回復し始めた。
これによりアンデッドの軍勢は戦術を変えることとなり、戦闘はさらなる激化の兆しを見せる。
【十三日目】
早朝からアンデッドの軍勢が攻撃をしかけてくる。
今までは蘇生の効くランクD以下のスケルトンナイトやマミー、グール中心で、後方にBランク・Cランク級が控え隙を見て攻撃してくる状態であったが、今は首無し騎士デュラハン、バロンスケルトン等のCランク級が中心となり、攻撃をしかけてくる。自軍の消耗よりも、俺たちを確実に倒しにきたようだ。
Cランク級の魔物1体1体は弱いが、集団で突撃してくるため非常に厄介である。
「純粋なる穢れなき炎よ!アンデッドの軍勢を灰と化せ!!炎系最上級魔法インフェルノ!!」
「凍える息吹、アンデッドの軍勢を白き世界で埋め尽くせ氷系最上級魔法ブリニクル!!!」
「聖なる光よ、アンデッドの軍勢を浄化させよ聖属性中級魔法光明!!!!」
俺たちはMPに糸目をつけず連発し殲滅していく・・・・。
「くそそそそぉぉぉぉぉ!!!死ねぇ!!インフェルノ!!!」
倒しても倒しても出てくるアンデッドに俺の精神は崩壊寸前であった。
チッ・・・MPが5分の1以下で回復する暇さえ与えてくれない。そしてミランとフローネは何なんだ?!もうとっくにランクアップに必要な経験値は溜まっており、レベルもこれ以上、上がらないほど経験値を得ている。それなのに未だに「勇者の卵」「聖女の卵」のままである・・・いったいどうなってやがる。
戦闘は深夜まで続き一時的に止んだところで身を隠すのに適した場所があり俺たちは休息をとる。
「・・・・・くそっ・・殺す・・・」独り言を言いながら、一人で座っている俺に、いつもはお転婆なフローネが優しく声をかけてくる。
「先生。ちょっと話があるんだけどいいからしら?」
「なんだ?」
「ここではちょっとあれだから、場所を移しましょう」
そう言ってフローネは俺を森の水辺付近に移動させる。
「話というのは何だ?!俺は疲れてるんだ。こんな遠くまで来て、くだらない話だったら承知しないぞ?」
殺気を放ちながら話す俺に、微動だにせず、フローネは話始める。
「先生、最近すごく苦しそうで、私もつらいの・・・・いつもの先生に戻って・・・」
そう言って服を脱ぎ一糸まとわぬ姿となる。透き通る白い肌に、目の前で露わになる美乳。
「私の体でよければ自由につかっていいから、先生の苦しみを私にぶつけて!」
もはや俺に理性は残ってなかった。すべてを忘れ去り、フローネに飛びかかった後、朝まで何度も何度も溢れてくる肉欲をフローネにぶつけた。
ランクがDだった3人の学生は、昨日の戦闘によりランクが上がっており、俺たち全員Cランク以上となった。
まとめると以下の戦力となる。
ヴァンパイア真祖 B+
女皇帝ダークエルフ(超越種)B+
オークヴァイスロイ B-
魔導ハイエルフ C+
人間 C
人間(勇者の卵) C
人間(聖女の卵) C
ハイエルフ C-
ハイエルフ C-
この中でも嬉しいのが、魔導ハイエルフが生まれたことである。攻撃的な魔術に特化したタイプであり、上級魔法こそ使えないものの聖属性の中級魔法「光明」が使えるようになった。
聖属性の魔法はアンデッド系の魔物に対して有効であり、今後は戦いが楽になりそうだ。
しかし残念なのがミラン、フローネを除く学生達全員が、これ以上ランクアップすることがないということだ。特に魔導ハイエルフの学生がさらに進化して、伝説の大魔導星ハイエルフに進化をしてくれれば最高の戦力となったのだが…、まぁ仕方のないことである。
アンデッドの軍勢は今までは俺とユリルのMPをじわじわ削り、回復魔法が使えなくなったところで大火力で攻めるという戦術を考えてたようだが、魔道ハイエルフの聖属性魔法によりアンデッドの軍勢を効率良く倒すことができるようになり、俺とユリルのMP消費が抑えられ、消費よりも自動回復が上回った結果、MPが回復し始めた。
これによりアンデッドの軍勢は戦術を変えることとなり、戦闘はさらなる激化の兆しを見せる。
【十三日目】
早朝からアンデッドの軍勢が攻撃をしかけてくる。
今までは蘇生の効くランクD以下のスケルトンナイトやマミー、グール中心で、後方にBランク・Cランク級が控え隙を見て攻撃してくる状態であったが、今は首無し騎士デュラハン、バロンスケルトン等のCランク級が中心となり、攻撃をしかけてくる。自軍の消耗よりも、俺たちを確実に倒しにきたようだ。
Cランク級の魔物1体1体は弱いが、集団で突撃してくるため非常に厄介である。
「純粋なる穢れなき炎よ!アンデッドの軍勢を灰と化せ!!炎系最上級魔法インフェルノ!!」
「凍える息吹、アンデッドの軍勢を白き世界で埋め尽くせ氷系最上級魔法ブリニクル!!!」
「聖なる光よ、アンデッドの軍勢を浄化させよ聖属性中級魔法光明!!!!」
俺たちはMPに糸目をつけず連発し殲滅していく・・・・。
「くそそそそぉぉぉぉぉ!!!死ねぇ!!インフェルノ!!!」
倒しても倒しても出てくるアンデッドに俺の精神は崩壊寸前であった。
チッ・・・MPが5分の1以下で回復する暇さえ与えてくれない。そしてミランとフローネは何なんだ?!もうとっくにランクアップに必要な経験値は溜まっており、レベルもこれ以上、上がらないほど経験値を得ている。それなのに未だに「勇者の卵」「聖女の卵」のままである・・・いったいどうなってやがる。
戦闘は深夜まで続き一時的に止んだところで身を隠すのに適した場所があり俺たちは休息をとる。
「・・・・・くそっ・・殺す・・・」独り言を言いながら、一人で座っている俺に、いつもはお転婆なフローネが優しく声をかけてくる。
「先生。ちょっと話があるんだけどいいからしら?」
「なんだ?」
「ここではちょっとあれだから、場所を移しましょう」
そう言ってフローネは俺を森の水辺付近に移動させる。
「話というのは何だ?!俺は疲れてるんだ。こんな遠くまで来て、くだらない話だったら承知しないぞ?」
殺気を放ちながら話す俺に、微動だにせず、フローネは話始める。
「先生、最近すごく苦しそうで、私もつらいの・・・・いつもの先生に戻って・・・」
そう言って服を脱ぎ一糸まとわぬ姿となる。透き通る白い肌に、目の前で露わになる美乳。
「私の体でよければ自由につかっていいから、先生の苦しみを私にぶつけて!」
もはや俺に理性は残ってなかった。すべてを忘れ去り、フローネに飛びかかった後、朝まで何度も何度も溢れてくる肉欲をフローネにぶつけた。
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