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学生達の野外活動9(アンデットの軍勢との戦い)
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【十日目】
早朝から行軍を開始する。目的地に早く到着するというよりも、周辺の魔物一帯を殲滅し経験値を得ながら進んでいる。
いつもと違う不安げな俺を見てレッズが声をかけてくる。
「大将。心配のしすぎじゃありませんか?!この戦力なら何も怖れる必要はありませんぜ。こんな強い部隊なんて森では、なかなかお目にかかりませんぜ?」
目の前でオーガを瞬殺する学生達をみて、素直に頼もしいと思いながら返答する。
「それもそうだな。俺の考えすぎだ。」
その後もレベル上げのため魔物の殲滅を続ける。
さすがに俺とユリル、レッズのレベルは必要経験値が膨大なため雑魚を倒したくらいでは上がらないが、学生達はレベルが上がっておりCランク級がさらに二人増えた。二人ともこれ以上ランクが上がらない状態であるが、今さら引き返すことはできないので、「戦力」としてそのままアンデットの軍勢と戦ってもらう。
結果、アンデッドの軍勢に挑む戦力は以下の通りになる。
ヴァンパイア真祖 B+
女皇帝ダークエルフ(超越種)B+
オークヴァイスロイ B-
人間(勇者の卵) C
人間(聖女の卵) C
ハイエルフ C-
ハイエルフ C-
エルフ D+
エルフ D+
人間 D+
これだけの超精鋭部隊なら大丈夫だな・・・。レッズの言う通り嫌な予感はやはり俺の考えすぎだ。
【十一日目】
今日も早朝から目的地に向けて敵を殲滅しながら進む。このペースでいけば夕方には目的地に到着するだろう。
昨日、二人Cランクが増えたことで、殲滅スピードがさらに早くなり効率的な経験値取得ができている。
勇者の卵、聖女の卵もさすがにそろそろ孵化するかな?この世界でもほとんどいない「勇者」と「聖女」。
孵化したらどれだけ強くなるか楽しみだ。
そして夕方になり、アンデットの軍勢付近に到着し待機する。
遠くで強力な魔物の気配がする・・・
部隊を残し、俺一人で偵察に向かう。
森一体を埋め尽くすほどのアンデッドが目の前に広がっている。
「おいおい・・・なんて数だよ・・・、それに加え圧倒的な存在感を放つ化け物が何体かいるぞ・・」
俺はアンデッドの軍勢を鑑定した。脳内に大量の情報が流れる。
アンデッドの軍勢約3000体
ランクB+ デュラハンキング1体
ランクB リッチキング1体 デユラハンロード2体 デユラハンクイーン1体
ランクB- デユラハンパラディン3体 リッチ2体
ランクC+~C- 首無し騎士デュラハン約500体 バロンスケルトン100体、バロン・スケルトンセイント90体
ランクD+~D- スケルトンナイト、スケルトンメイジ、マミー約400体
ランクE~F グール、スケルトン約1900体
「なんだと!!3000!!」
今までとは次元の違う強さを前に勝利はないことを確信し、俺は急いで部隊の元へ戻り、退却を指示する。
しかし、気配察知のスキルを持ったリッチキングにより相手もこちらの存在に気づいたため、銀色の全身鎧のデュラハンパラディン3体に率いられた、漆黒の全身鎧を身にまとう首無し騎士デュラハン約500体の騎馬隊が、森の木々を粉砕しながら、こちらへ向けて突撃してくる。
「クソっっ!!このままでは俺たちは全滅だ!隊列なんて気にせず早く逃げろ!!」と声を張り上げ部隊に命令を下した後、急いでイフリートを召喚し騎馬隊に向けて攻撃を開始する。
「イフリート召喚スキル発動!!地獄の業火で突撃してくる騎馬隊を焼き払え!!」
こうして、長く絶望の戦いの火蓋は切って落とされた。
早朝から行軍を開始する。目的地に早く到着するというよりも、周辺の魔物一帯を殲滅し経験値を得ながら進んでいる。
いつもと違う不安げな俺を見てレッズが声をかけてくる。
「大将。心配のしすぎじゃありませんか?!この戦力なら何も怖れる必要はありませんぜ。こんな強い部隊なんて森では、なかなかお目にかかりませんぜ?」
目の前でオーガを瞬殺する学生達をみて、素直に頼もしいと思いながら返答する。
「それもそうだな。俺の考えすぎだ。」
その後もレベル上げのため魔物の殲滅を続ける。
さすがに俺とユリル、レッズのレベルは必要経験値が膨大なため雑魚を倒したくらいでは上がらないが、学生達はレベルが上がっておりCランク級がさらに二人増えた。二人ともこれ以上ランクが上がらない状態であるが、今さら引き返すことはできないので、「戦力」としてそのままアンデットの軍勢と戦ってもらう。
結果、アンデッドの軍勢に挑む戦力は以下の通りになる。
ヴァンパイア真祖 B+
女皇帝ダークエルフ(超越種)B+
オークヴァイスロイ B-
人間(勇者の卵) C
人間(聖女の卵) C
ハイエルフ C-
ハイエルフ C-
エルフ D+
エルフ D+
人間 D+
これだけの超精鋭部隊なら大丈夫だな・・・。レッズの言う通り嫌な予感はやはり俺の考えすぎだ。
【十一日目】
今日も早朝から目的地に向けて敵を殲滅しながら進む。このペースでいけば夕方には目的地に到着するだろう。
昨日、二人Cランクが増えたことで、殲滅スピードがさらに早くなり効率的な経験値取得ができている。
勇者の卵、聖女の卵もさすがにそろそろ孵化するかな?この世界でもほとんどいない「勇者」と「聖女」。
孵化したらどれだけ強くなるか楽しみだ。
そして夕方になり、アンデットの軍勢付近に到着し待機する。
遠くで強力な魔物の気配がする・・・
部隊を残し、俺一人で偵察に向かう。
森一体を埋め尽くすほどのアンデッドが目の前に広がっている。
「おいおい・・・なんて数だよ・・・、それに加え圧倒的な存在感を放つ化け物が何体かいるぞ・・」
俺はアンデッドの軍勢を鑑定した。脳内に大量の情報が流れる。
アンデッドの軍勢約3000体
ランクB+ デュラハンキング1体
ランクB リッチキング1体 デユラハンロード2体 デユラハンクイーン1体
ランクB- デユラハンパラディン3体 リッチ2体
ランクC+~C- 首無し騎士デュラハン約500体 バロンスケルトン100体、バロン・スケルトンセイント90体
ランクD+~D- スケルトンナイト、スケルトンメイジ、マミー約400体
ランクE~F グール、スケルトン約1900体
「なんだと!!3000!!」
今までとは次元の違う強さを前に勝利はないことを確信し、俺は急いで部隊の元へ戻り、退却を指示する。
しかし、気配察知のスキルを持ったリッチキングにより相手もこちらの存在に気づいたため、銀色の全身鎧のデュラハンパラディン3体に率いられた、漆黒の全身鎧を身にまとう首無し騎士デュラハン約500体の騎馬隊が、森の木々を粉砕しながら、こちらへ向けて突撃してくる。
「クソっっ!!このままでは俺たちは全滅だ!隊列なんて気にせず早く逃げろ!!」と声を張り上げ部隊に命令を下した後、急いでイフリートを召喚し騎馬隊に向けて攻撃を開始する。
「イフリート召喚スキル発動!!地獄の業火で突撃してくる騎馬隊を焼き払え!!」
こうして、長く絶望の戦いの火蓋は切って落とされた。
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