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第九章
四話 【謝礼の心】
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体力の回復に眠り続ける弁慶を、ベンゾウと見守り続けていた惣一郎は、ベンゾウに留守番を頼みテントを出る。
テテオのところに行き、弓矢を購入すると庭の賃料と今後迷惑をかけてしまうかも知れないと、麻袋で代金を払う。
こんなに受け取れんと断っていたが、静かに勧める惣一郎に最後にはテテオが折れた。
そして惣一郎はテテオに、一塊の金属を見せる。
「テテオ、これで武器を作る事は可能か?」
ウルツァイト窒化ホウ素と言う、地球で一番硬い金属だ。
テテオは目を見開き、金属に見入る。
「無理だな、硬過ぎる」
「硬くていいのでは?」
「硬いだけでしなりがねえ、こんなんじゃ刃も研げないし出来ても脆い武器しか出来ねぇな」
なるほど。
「細かく砕いて研磨剤にするぐらいだろう」
「刃は付けない鈍器でも?」
「ん~ 魔晶石でもありゃ…… いや粘りは…… まぁ、やってやれなくもねえが、重くて扱えねぇぞ!」
「頼む!」
そう言うと惣一郎は魔晶石を取り出す。
「こりゃたまげた! 風の魔晶石か! 随分と上物じゃねぇか」
「一個で足りるか?」
「ああ、だが、やって出来なくも無いとは言ったがのう…… 理論上の話で、実際には造れねぇんだ」
「どういう事だ?」
「ここまで硬い金属を叩いてどうこうは出来ねぇ! 造るとすりゃあ魔晶石と一緒に融解させて…… おめぇさん鋳物ってわかるか?」
「ああ、溶かした鉄を型に流して作る技術だろ」
「そうだ、だがこりゃ熱にも強そうな金属の上、魔晶石も完全に溶かすとなりゃ、相当な火力……いや魔法の力と言った方が解りやすいか、その魔法の力で溶かすしかねぇ! その為にはある素材が必要なんだが、こりゃ伝承でしか伝わらねぇ造り方の話なのさ」
「そうか、入手困難という事か」
「ああ、残念だがなぁ。厄災を倒すなんて無理な話さ」
「はい? なんて?」
「ああ、だから無理な話しって……」
惣一郎は女王蜂の魔石を出す。
「オイオィ…… こりゃ!」
「ご注文の厄災の魔石です。どうか内密に!」
そこからは、興奮しまくり質問を繰り返すおっさん同士の会話なので省略しよう。
「まぁ、材料がそろっちまった以上、手を付けねえドワーフはいねぇ…… おめぇさん惣一郎と言ったな、厄災を倒せるんだ、魔力も相当あるんだろう? 手伝いな!」
それから2日間、炉に少量づつ魔力を注ぎ込み続ける惣一郎だった。
デザインは事前に話し合い、型は出来ている。
溶かして混ぜる作業が半端なく体力と魔力を使う作業だったが、惣一郎は弁慶への謝罪から、出来上がる武器のイメージを大事に、敵を叩き潰すという思いを吹き込み粘る!
すでに回復していた弁慶も、何かを夢中に作る惣一郎を見守る。
ベンゾウはカカさんの料理を食いながら、たまに惣一郎の口にも5回に1回のペースで運ぶ。
出来るまで火を止められない作業は三日目の朝、ようやく型に流し込める段階に進む。
そこからは惣一郎の手を離れ、テテオの出番であった。
この歳で三日の徹夜はキツいと、頭痛が酷い惣一郎はテントのベッドに滑り込む。
惣一郎が目を覚ましたのは夕方だった。
寝ている間、ベンゾウと弁慶が町をぶらつき、惣一郎を探す客を連れて来たと起こされたのだ。
外套で頭まですっぽり隠す4人の客がテントの中に立っていた。
ベンゾウがここまで案内する客に、惣一郎は心当たりがあった。
惣一郎が起き上がると、4人は外套を脱ぎ膝を突く。
マルジさんとモモ、それに護衛の騎士と…… 王だった。
「探しましたぞ、惣一郎殿!」
「惣一郎様…この度は誠に……申し訳ありません」
「惣一郎殿、国を救ってくれた英雄に、誠に申し訳ない」
全員が地面につく程頭を下げる。
敵国のワーテイズに、直接王が来て頭を下げる。
それだけで惣一郎には十分、謝罪の気持ちは伝わっていた。
兄エリオット派の人間も全て洗い出し、処刑されたそうだ。
怖い事をさらっと話す王に、惣一郎は、
「今回俺は、彼女のお陰で無傷です。だが大事な仲間が死にかけたんだ、同じような事だけは二度とない様にお願いします。 謝罪は彼女に!」
惣一郎は弁慶に丸投げした。
4人は弁慶の方に向きを変え、丁寧な謝罪をするが、弁慶は惣一郎の大事な仲間発言で浮かれ聞いてなかった。
一国の王の謝罪を無視する弁慶もまた、大物だった。
惣一郎は、エリオットの遺体を出しマルジさんに渡す。
した事は悪だが、自分の息子の遺体を見る王は、やはり寂しそうな悲しい顔だった。
それはモモも同じだろう……
「こやつも最後まで、踊らされておったのだ…」
王の失脚を望む派閥の操り人形。
王の側に厄災を倒す英雄など、邪魔でしか無いって事か……
マルジさんは騎士にエリオットの遺体を布で包みマジックバッグに仕舞わせる。
王から改めて国を救った礼と謝罪を受けるが、惣一郎も、もういいと話を終わらす。
モモからせめてもの気持ちですと、マジックバッグを渡される。
受け取りを拒否する惣一郎を、3人がかりで説得される。
惣一郎が持ち帰った蟻の死骸の方が高価だと言うので、惣一郎も折れる。
王がまた頭を下げて、テントを出て行く。
残ったモモが惣一郎に抱きつき、何度も何度も泣きながら礼を言い、再会の約束をし帰って行く。
これで本当に終わったのだろう……
後は残された者が一枚岩となり、上手くやってくれと、惣一郎は思う。
テテオのところに行き、弓矢を購入すると庭の賃料と今後迷惑をかけてしまうかも知れないと、麻袋で代金を払う。
こんなに受け取れんと断っていたが、静かに勧める惣一郎に最後にはテテオが折れた。
そして惣一郎はテテオに、一塊の金属を見せる。
「テテオ、これで武器を作る事は可能か?」
ウルツァイト窒化ホウ素と言う、地球で一番硬い金属だ。
テテオは目を見開き、金属に見入る。
「無理だな、硬過ぎる」
「硬くていいのでは?」
「硬いだけでしなりがねえ、こんなんじゃ刃も研げないし出来ても脆い武器しか出来ねぇな」
なるほど。
「細かく砕いて研磨剤にするぐらいだろう」
「刃は付けない鈍器でも?」
「ん~ 魔晶石でもありゃ…… いや粘りは…… まぁ、やってやれなくもねえが、重くて扱えねぇぞ!」
「頼む!」
そう言うと惣一郎は魔晶石を取り出す。
「こりゃたまげた! 風の魔晶石か! 随分と上物じゃねぇか」
「一個で足りるか?」
「ああ、だが、やって出来なくも無いとは言ったがのう…… 理論上の話で、実際には造れねぇんだ」
「どういう事だ?」
「ここまで硬い金属を叩いてどうこうは出来ねぇ! 造るとすりゃあ魔晶石と一緒に融解させて…… おめぇさん鋳物ってわかるか?」
「ああ、溶かした鉄を型に流して作る技術だろ」
「そうだ、だがこりゃ熱にも強そうな金属の上、魔晶石も完全に溶かすとなりゃ、相当な火力……いや魔法の力と言った方が解りやすいか、その魔法の力で溶かすしかねぇ! その為にはある素材が必要なんだが、こりゃ伝承でしか伝わらねぇ造り方の話なのさ」
「そうか、入手困難という事か」
「ああ、残念だがなぁ。厄災を倒すなんて無理な話さ」
「はい? なんて?」
「ああ、だから無理な話しって……」
惣一郎は女王蜂の魔石を出す。
「オイオィ…… こりゃ!」
「ご注文の厄災の魔石です。どうか内密に!」
そこからは、興奮しまくり質問を繰り返すおっさん同士の会話なので省略しよう。
「まぁ、材料がそろっちまった以上、手を付けねえドワーフはいねぇ…… おめぇさん惣一郎と言ったな、厄災を倒せるんだ、魔力も相当あるんだろう? 手伝いな!」
それから2日間、炉に少量づつ魔力を注ぎ込み続ける惣一郎だった。
デザインは事前に話し合い、型は出来ている。
溶かして混ぜる作業が半端なく体力と魔力を使う作業だったが、惣一郎は弁慶への謝罪から、出来上がる武器のイメージを大事に、敵を叩き潰すという思いを吹き込み粘る!
すでに回復していた弁慶も、何かを夢中に作る惣一郎を見守る。
ベンゾウはカカさんの料理を食いながら、たまに惣一郎の口にも5回に1回のペースで運ぶ。
出来るまで火を止められない作業は三日目の朝、ようやく型に流し込める段階に進む。
そこからは惣一郎の手を離れ、テテオの出番であった。
この歳で三日の徹夜はキツいと、頭痛が酷い惣一郎はテントのベッドに滑り込む。
惣一郎が目を覚ましたのは夕方だった。
寝ている間、ベンゾウと弁慶が町をぶらつき、惣一郎を探す客を連れて来たと起こされたのだ。
外套で頭まですっぽり隠す4人の客がテントの中に立っていた。
ベンゾウがここまで案内する客に、惣一郎は心当たりがあった。
惣一郎が起き上がると、4人は外套を脱ぎ膝を突く。
マルジさんとモモ、それに護衛の騎士と…… 王だった。
「探しましたぞ、惣一郎殿!」
「惣一郎様…この度は誠に……申し訳ありません」
「惣一郎殿、国を救ってくれた英雄に、誠に申し訳ない」
全員が地面につく程頭を下げる。
敵国のワーテイズに、直接王が来て頭を下げる。
それだけで惣一郎には十分、謝罪の気持ちは伝わっていた。
兄エリオット派の人間も全て洗い出し、処刑されたそうだ。
怖い事をさらっと話す王に、惣一郎は、
「今回俺は、彼女のお陰で無傷です。だが大事な仲間が死にかけたんだ、同じような事だけは二度とない様にお願いします。 謝罪は彼女に!」
惣一郎は弁慶に丸投げした。
4人は弁慶の方に向きを変え、丁寧な謝罪をするが、弁慶は惣一郎の大事な仲間発言で浮かれ聞いてなかった。
一国の王の謝罪を無視する弁慶もまた、大物だった。
惣一郎は、エリオットの遺体を出しマルジさんに渡す。
した事は悪だが、自分の息子の遺体を見る王は、やはり寂しそうな悲しい顔だった。
それはモモも同じだろう……
「こやつも最後まで、踊らされておったのだ…」
王の失脚を望む派閥の操り人形。
王の側に厄災を倒す英雄など、邪魔でしか無いって事か……
マルジさんは騎士にエリオットの遺体を布で包みマジックバッグに仕舞わせる。
王から改めて国を救った礼と謝罪を受けるが、惣一郎も、もういいと話を終わらす。
モモからせめてもの気持ちですと、マジックバッグを渡される。
受け取りを拒否する惣一郎を、3人がかりで説得される。
惣一郎が持ち帰った蟻の死骸の方が高価だと言うので、惣一郎も折れる。
王がまた頭を下げて、テントを出て行く。
残ったモモが惣一郎に抱きつき、何度も何度も泣きながら礼を言い、再会の約束をし帰って行く。
これで本当に終わったのだろう……
後は残された者が一枚岩となり、上手くやってくれと、惣一郎は思う。
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