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20話
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「ぐぎゃあああああぁぁぁぁ!」
「よし、こっちは終わったよ。」
「こっちも終わったよ!大丈夫だった?亮太!」
「大丈夫だよ。」
今回は魔物が二匹襲ってきたため、僕とティアラで一匹を相手にし、健司、真矢、真奈でもう一匹を相手にしていた。
戦闘時の役割は僕が遊撃で健司が盾役、真矢が回復、真奈が魔法を使って敵を殲滅するといった感じだ。
僕は自由に動けるのと戦闘スタイル的に合っていたので、かなりやりやすかった。
まだ僕たちは魔の森にいるが、明日からは勇者と勇者のパーティーメンバーしか入ることのできない勇者の森と言う場所で修業を開始する予定だ。
今日は魔の森にいるボスを倒しに来ていた。ボスの情報はというと、闇龍だそうだ。闇龍は闇属性のブレスを吐いてきて、体が真っ黒なことから闇龍と呼ばれているのだ。
ボスと言っていいのかわからないがこの森では一番強いらしいため、戦いに来ていた。
闇龍がいる場所は意外と森の浅い場所にいる。そのため四時間ほどで着く。今は歩き始めてから三時間ほどなので、もうすぐ着くだろう。
それから一時間後、眠っていると思われる闇龍のねぐらの場所までついた。闇龍のいびきが聞こえてくる。音を立てないように慎重に歩く。闇龍の目の前まで来て、いびきが急に途絶えたと思ったらいきなり顔を持ち上げてこちらを見てくる。
「ぐるぅうぅぅぅぅぅう!ガアッ!」
そして、戦闘が開始された。健司が闇龍の爪の攻撃を防ぎ、真矢が健司に守備力上昇、筋力上昇の付与魔法をかけて少しでも楽にさせ、回復魔法を使う。真奈は闇龍に貫通力重視の光の魔法で敵を攻撃し続ける。僕は闇龍のあまり注意をひかないように闇龍を時に斬りつけ時に出力一%で射撃攻撃を行う。武器にも手加減の効果が乗っているため、斬撃の威力は低い。
それから一時間後、闇龍は傷つきこちらの三人も疲れ果てているのを見て、逃げようと翼を開いた。そこを真奈とティアラが魔法で翼を攻撃して翼にどでかい穴をあけて叩き落す。
落ちたところで健司と僕とで鱗が生えていていない腹の部分を斬りつける。その時に真矢が筋力上昇の付与魔法をかけて、ダメージを上昇させる。僕は一撃で離脱するが、健司が二撃目を入れようとする。それを闇龍は腕で弾く。健司は空中にいたため勢いを殺しきれずに吹き飛ばされ、近くの木にたたきつけられた。
僕は健司が無事かどうか確かめに行く。
「大丈夫か!健司!」
「ああ、なんとかな・・ぐっ・・」
「とりあえず前衛は僕に任せて、真矢に回復してもらえよ!」
僕は駆け出す。そうでないと後衛のティアラや真奈、真矢に被害が及ぶからだ。
すぐに闇龍の前に飛び出して手加減を解除する。すると僕の周りで風が渦巻き散った。
闇龍は異常を感じすぐにその場から後ろへと下がる。そこに僕は虚無魔法を使い地面ごと無に還した。闇龍はいったい何が起こったのかわからないといったような感じで、驚いたような声を出していた。
僕は一時的に自身の格を五段階上げて神へとなった。一時的とはいえそれは圧倒的だった。闇龍が僕の魔法を回避しつつブレスで攻撃してくるが僕に当たる前に何もなかったように全て消されているのだから。
それから一分、僕は闇龍で遊んでいたが遊ぶのをやめ倒すことにした。僕は虚無魔法で作り出した剣を持ち一瞬にして闇龍の前に行くとまず両腕を斬りおとし背後にまわり翼を根元から断ち切る。その後は両足を斬りおとし首を斬りおとして終了だ。何故こんなに闇龍をボロボロにしたかと言うと健司に瀕死の重傷を負わせたことだ。
真奈が駆け寄ってくるその時には完全に格上げは切れていた。
「大丈夫だった!?りょーた?」
「大丈夫だよ、真奈。」
「リョータさん?無茶はしてはいけませんよ。」
「わかった、それより健司は大丈夫?」
「うん、真矢が今回復魔法をかけてくれてるから大丈夫だと思うよ・・・」
僕たちは健司を治療している真矢の所に急いで行き、健司の様子は銅貨と尋ねる。
「真矢?健司は大丈夫なのか?」
「はい、問題ないですよ。」
「それは良かった・・・・」
その後僕は健司を背負ってキャンプ地へと戻って行った。道中で魔物に何度か襲われたが真奈とティアラが一瞬にして倒していた。真矢は僕が背負っている健司に対して念のために回復魔法をかけ続けていた。
とにかく健司が無事でよかった・・・・
「よし、こっちは終わったよ。」
「こっちも終わったよ!大丈夫だった?亮太!」
「大丈夫だよ。」
今回は魔物が二匹襲ってきたため、僕とティアラで一匹を相手にし、健司、真矢、真奈でもう一匹を相手にしていた。
戦闘時の役割は僕が遊撃で健司が盾役、真矢が回復、真奈が魔法を使って敵を殲滅するといった感じだ。
僕は自由に動けるのと戦闘スタイル的に合っていたので、かなりやりやすかった。
まだ僕たちは魔の森にいるが、明日からは勇者と勇者のパーティーメンバーしか入ることのできない勇者の森と言う場所で修業を開始する予定だ。
今日は魔の森にいるボスを倒しに来ていた。ボスの情報はというと、闇龍だそうだ。闇龍は闇属性のブレスを吐いてきて、体が真っ黒なことから闇龍と呼ばれているのだ。
ボスと言っていいのかわからないがこの森では一番強いらしいため、戦いに来ていた。
闇龍がいる場所は意外と森の浅い場所にいる。そのため四時間ほどで着く。今は歩き始めてから三時間ほどなので、もうすぐ着くだろう。
それから一時間後、眠っていると思われる闇龍のねぐらの場所までついた。闇龍のいびきが聞こえてくる。音を立てないように慎重に歩く。闇龍の目の前まで来て、いびきが急に途絶えたと思ったらいきなり顔を持ち上げてこちらを見てくる。
「ぐるぅうぅぅぅぅぅう!ガアッ!」
そして、戦闘が開始された。健司が闇龍の爪の攻撃を防ぎ、真矢が健司に守備力上昇、筋力上昇の付与魔法をかけて少しでも楽にさせ、回復魔法を使う。真奈は闇龍に貫通力重視の光の魔法で敵を攻撃し続ける。僕は闇龍のあまり注意をひかないように闇龍を時に斬りつけ時に出力一%で射撃攻撃を行う。武器にも手加減の効果が乗っているため、斬撃の威力は低い。
それから一時間後、闇龍は傷つきこちらの三人も疲れ果てているのを見て、逃げようと翼を開いた。そこを真奈とティアラが魔法で翼を攻撃して翼にどでかい穴をあけて叩き落す。
落ちたところで健司と僕とで鱗が生えていていない腹の部分を斬りつける。その時に真矢が筋力上昇の付与魔法をかけて、ダメージを上昇させる。僕は一撃で離脱するが、健司が二撃目を入れようとする。それを闇龍は腕で弾く。健司は空中にいたため勢いを殺しきれずに吹き飛ばされ、近くの木にたたきつけられた。
僕は健司が無事かどうか確かめに行く。
「大丈夫か!健司!」
「ああ、なんとかな・・ぐっ・・」
「とりあえず前衛は僕に任せて、真矢に回復してもらえよ!」
僕は駆け出す。そうでないと後衛のティアラや真奈、真矢に被害が及ぶからだ。
すぐに闇龍の前に飛び出して手加減を解除する。すると僕の周りで風が渦巻き散った。
闇龍は異常を感じすぐにその場から後ろへと下がる。そこに僕は虚無魔法を使い地面ごと無に還した。闇龍はいったい何が起こったのかわからないといったような感じで、驚いたような声を出していた。
僕は一時的に自身の格を五段階上げて神へとなった。一時的とはいえそれは圧倒的だった。闇龍が僕の魔法を回避しつつブレスで攻撃してくるが僕に当たる前に何もなかったように全て消されているのだから。
それから一分、僕は闇龍で遊んでいたが遊ぶのをやめ倒すことにした。僕は虚無魔法で作り出した剣を持ち一瞬にして闇龍の前に行くとまず両腕を斬りおとし背後にまわり翼を根元から断ち切る。その後は両足を斬りおとし首を斬りおとして終了だ。何故こんなに闇龍をボロボロにしたかと言うと健司に瀕死の重傷を負わせたことだ。
真奈が駆け寄ってくるその時には完全に格上げは切れていた。
「大丈夫だった!?りょーた?」
「大丈夫だよ、真奈。」
「リョータさん?無茶はしてはいけませんよ。」
「わかった、それより健司は大丈夫?」
「うん、真矢が今回復魔法をかけてくれてるから大丈夫だと思うよ・・・」
僕たちは健司を治療している真矢の所に急いで行き、健司の様子は銅貨と尋ねる。
「真矢?健司は大丈夫なのか?」
「はい、問題ないですよ。」
「それは良かった・・・・」
その後僕は健司を背負ってキャンプ地へと戻って行った。道中で魔物に何度か襲われたが真奈とティアラが一瞬にして倒していた。真矢は僕が背負っている健司に対して念のために回復魔法をかけ続けていた。
とにかく健司が無事でよかった・・・・
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