刑事×怪盗の秘密

カルキ酸

文字の大きさ
上 下
20 / 22
逃走する怪盗はトイレに行きたい

セフレ以上の関係

しおりを挟む
「んっ・・・」

 ベッドの上で、お互いに裸になり、久しぶりのキスを味わう。息継ぎのたびに、怪盗は艶めかしい吐息をこぼした。
 両手をしっかり握り合いながら、腰を擦り付けていく。

「怪盗・・・」
 唇を離してわずか10cmのところで、刑事は真剣な目で相手を見つめる。
「愛してるよ」

 怪盗は、瞬時に顔を真っ赤にして、目を泳がせる。散々いままで身体を重ねてきたくせに、こいつはド直球に弱い。

「わ、私も・・・」
 耳まで真っ赤にして、怪盗は目を閉じて顔を背ける。
「あ、あい、愛して・・・ます」
 彼は、甘い空気に耐えきれなくなって、手で顔を覆う。肌越しに怪盗の脈が速くなるのが分かる。


「何だよ、顔見せろよ」
 ちょっとした加虐心に駆られながら、手を外させようとする。

「無理です、無理!」
頑として顔を見せようとしない怪盗は、そのまま転がって、うつ伏せになり枕に顔を埋める。

「今日は恥ずかしすぎて無理です!」
くぐもった声が聞こえる。その姿が、堪らなく可愛い。
 刑事は、そっと怪盗の耳の後ろや耳たぶを舐め始めた。

「っ!」

 快感にビクンと肩が震える。
 刑事は反応を楽しみながら、わざと音を立てて舌を這わせ誘惑した。

 怪盗は、微かに腰を動かす。それを合図に、肩を掴んで仰向けにすると、熱っぽい視線で見つめられた。

 首すじに吸い付き、痕をつけると、怪盗は吐息を震わせた。
 下半身に向かって、ゆっくり手と舌で愛撫する。気持ちよくなっていくのに比例して、怪盗は股を開いていく。
 その中心に生える、興奮して上向きになった陰茎を、舐めながら口に含む。

「ぁ・・・んッ」
 息を荒くしながら、怪盗は刑事の頭を撫でる。
 何度か営んできて、怪盗は挿入されるより、フェラをされるのが好きなのだと気付いた。舌で探られ感じる箇所も、刑事はすっかり熟知していた。
 
 はやく挿入して腰を振りたいのを我慢して、丁寧に舌と唇でサービスする。
 彼の言葉にならない声が、快感を表していた。

 怪盗が達しそうになったので、待ってくれとフェラを止めて、挿入口のほぐしにかかる。
 焦らしたな、と不満気に見つめる怪盗を無視して、ローションを塗った指を掻き回す。

 柔らかくなった頃に、腰をぐっと押し付けた。
 怪盗は、善がりながら、下の口で飲み込んでいく。よく締まった中は、しっかりと吸い付いて熱い。
 動き始めると、彼は痛がることもなく、気持ち良さそうに目を閉じ、抱きついてきた。

「今日は、ゆっくりして欲しいです」
 とろけた表情で、そう強請ねだる。
 分かった、と言うように、刑事は、彼を強く抱きしめた。




「あっ、ぁ・・・アァッ!」

 じっくりと擦られて、怪盗は身体を反らせながら興奮する。溜まっていた精子をなんども放出させ、それでも萎えない性器からは、透明な液体が流れ出ていた。

「んッ・・・もっと」

 性器をピクピクさせながら、怪盗は何度も欲しがる。

「・・・ん」

 腰を揺らしながら、キスを落として舌を絡める。側面や舌の裏をなぞる熱が心地よい。
 刑事は、ドクドクっと既に一度射精したが、まだ繋がっていたくて、惰性で動きを続けていた。

「んんっ・・・!」
 最後の精液を搾り出すと、怪盗は、そっと唇を離した。どうする?まだ、する?と目が問いかけていた。

「・・・俺のも、舐めてよ」
 刑事は、まだ硬い性器をそっと引き抜き、腰を突き出すようにしゃがみ、両手を後ろについた。

 怪盗は、刑事のしていたコンドームを指先で摘んで外す。真っ白な液体が流れ出て、シーツの上に落ちた。
 それをゴミ箱に捨ててから、怪盗は、刑事の陰茎を頬張った。軽く吸いながら、側面を、亀頭を、鈴口を舐めていく。唾液が、尿道の中に伝って落ちる。

「はぁ・・・っ」
 刑事は小さく喘ぐ。イきたいのを我慢して、腰を前後させ楽しむ。
 怪盗は、根元をぎゅっと握りながら、カリと裏筋を刺激する。
「ッ!」
 堪え切れなくなった刑事は、怪盗の口の中にたっぷりと注ぎ込んだ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

女子に虐められる僕

大衆娯楽
主人公が女子校生にいじめられて堕ちていく話です。恥辱、強制女装、女性からのいじめなど好きな方どうぞ

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

転職してOLになった僕。

大衆娯楽
転職した会社で無理矢理女装させられてる男の子の話しです。 強制女装、恥辱、女性からの責めが好きな方にオススメです!

膀胱を虐められる男の子の話

煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ 男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話 膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

初恋の幼馴染の女の子の恰好をさせられメス調教もされて「彼女」の代わりをさせられる男の娘シンガー

湊戸アサギリ
BL
またメス調教ものです。今回はエロ無しです。女装で押し倒されいますがエロはありません 女装させられ、女の代わりをさせられる屈辱路線です。メス調教ものは他にも書いていますのでよろしくお願いいたします

保育士だっておしっこするもん!

こじらせた処女
BL
 男性保育士さんが漏らしている話。ただただ頭悪い小説です。 保育士の道に進み、とある保育園に勤めている尾北和樹は、新人で戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をこなしていた。  しかし、男性保育士というものはまだまだ珍しく浸透していない。それでも和樹が通う園にはもう一人、男性保育士がいた。名前は多田木遼、2つ年上。  園児と一緒に用を足すな。ある日の朝礼で受けた注意は、尾北和樹に向けられたものだった。他の女性職員の前で言われて顔を真っ赤にする和樹に、気にしないように、と多田木はいうが、保護者からのクレームだ。信用問題に関わり、同性職員の多田木にも迷惑をかけてしまう、そう思い、その日から3階の隅にある職員トイレを使うようになった。  しかし、尾北は一日中トイレに行かなくても平気な多田木とは違い、3時間に一回行かないと限界を迎えてしまう体質。加えて激務だ。園児と一緒に済ませるから、今までなんとかやってこれたのだ。それからというものの、限界ギリギリで間に合う、なんて危ない状況が何度か見受けられた。    ある日の紅葉が色づく頃、事件は起こる。その日は何かとタイミングが掴めなくて、いつもよりさらに忙しかった。やっとトイレにいける、そう思ったところで、前を押さえた幼児に捕まってしまい…?

処理中です...