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ユリア、旅をする!!
ユリア、最強軍団に説教する!
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「あらあら~!やっぱりユリアよ!」
深い緑色の美しい髪を靡かせながら現れた美女が、ユリアを見つけて嬉しそうにこちらに向かって来た。
「相変わらずの力だね」
美女の背後に立っていたのは、同じく深い緑色の髪をした美しい青年だった。そんな男女を見て驚愕の表情を浮かべているのは邪神セラムや時の精霊王ミリー、そしてシロだ。
オーウェンやアネモネ、それにチェスターは誰かは分からないが、神にも匹敵する凄まじい力を感じるこの二人に嫌な予感がする。徳丸夢はいきなり現れた神秘的な美男美女を見て興奮している。
妖精コウは特に気にする事なく、ユリアの頭に座り“よっ!”と二人に軽く挨拶していた。
「あー!!こんちはーー!!」
綺麗に咲き乱れる花を見ていたユリアは、知っている人物達に向かい嬉しそうに駆けていく。
「あなたのお陰で“神の荒地”の花や木々が元気になったわ!!」
涙を流してユリアを抱きしめる美女。
「だいじょぶー?いたいにょ?」
そんな美女を懸命に慰めるユリアを唖然と見ていたオーウェン達だったが、意を決して美女に話しかけた。
「あの、うちのユリアと知り合いですか?⋯ん?どこかで見たような気がするが⋯気配も何もかも違う⋯」
「あら、御免なさいね!あなた方には挨拶がまだだったわ!!こんにちは、ユリアの家族達!私は森の番人と呼ばれているドライアドよ」
「「「⋯⋯は?」」」
「リアルドライアドだ!!写メ撮りたい!!」
目が点になり硬直するオーウェンとアネモネ、それにチェスター。徳丸夢はなぜか意味不明な言葉を発しながら興奮していた。
「私も自己紹介していなかったね。世界樹ユグドラシルだ」
ユグドラシルと聞いて腰を抜かしてしまうアネモネを支えるオーウェンもあまりにも信じられない光景に震える。チェスターも流石に驚いて動けないでいた。
「ユリア、お前は本当に規格外だね?まさか神の荒地を浄化してしまうとは⋯ふふ⋯」
嬉しそうにユリアを抱っこするユグドラシル。
「ここは神の荒地っていうのか!なんかジメジメして嫌な感じがしたわけだ!」
コウがユグドラシルの周りを飛び回る。
「コウもいたのか、だがまさかセラムがいるとは驚いた。封印は解けてしまったのか、神々は一体何をしているのか」
呆れているユグドラシルの元へ邪神セラムがやって来たが、今までの余裕な雰囲気は一切なく緊迫していた。
「世界樹ユグドラシルに森の番人ドライアドよ。あなた方が人に干渉するとは⋯驚きです」
「ユリアは特別だよ。お前ももう分かっているんじゃないか?」
ユグドラシルの鋭い視線に何を思ったか黙ってしまうセラム。
「こっちにきてー!いっちょにバーベキューちよー!!」
皆が準備したバーベキュー会場に二人を案内するユリア。二人に対してのユリアのフランクな態度にハラハラは止まらないオーウェン達。
「私達は食べませんが、是非参加させて下さい。この庭を、森の復活を少し見ていたいです」
ドライアドは凄まじい変貌を遂げた荒地を見てまた涙ぐむ。
「我々の力を持ってしても助けられなかった花や木々を、この幼子が一瞬で解決したんだよ」
花を見て嬉しそうに笑っているユリアを見ながら、心から感謝をするユグドラシルであった。
オーウェンとシロが焼き担当で、アネモネはテキパキと準備をしている。ユリアはユグドラシルとドライアドに挟まれて上機嫌で肉を待っていた。
「にくーー!!にくー、にくー!!」
肉しか言わないユリアをまた心配そうに見ているセラムとミリー。
「この子は本当に大丈夫なのか?にくー!しか言わないぞ」
「セラム様、この子は食べ物の事ばかり考えている”食いしん坊“という者じゃないかと思います」
ミリーの真剣な発言に、チェスターやオーウェンは耐え切れずに爆笑する。シロとアネモネは必死で笑いを堪えているのか肩が震えていた。
「ユリアはクイチンボーじゃにゃい!!」
ミリーやセラムにプンスカと怒りながら猛抗議するユリアだが、周りの暴言(?)は止まらない。
「おちび!食べ過ぎて子豚になるぞ!!」
「うぅ⋯あにちめーー!!」
ユリアを揶揄って笑うチェスターに、怒りの突進をして行きポカポカ叩くユリア。
「ユリアは可愛い子豚ちゃんなのかい?」
邪気がないユグドラシルの発言だが、ずっと聞いていた徳丸夢が猛抗議する。
「あの皆さん!!女の子に子豚は失礼ですよ!そんなこと言うとユリアちゃんに嫌われますよ!!」
夢の発言にチェスターやユグドラシルは固まる。
「ユリア、あにちもユグもきりゃい!!」
嫌いと言われた二人は崩れ落ちる。そんな二人を気にする事なくテキパキと準備を続けるアネモネと微笑ましくその光景を見ているドライアド。何となく居た堪れないセラムが口を開く。
「子豚は可愛い生き物ですから」
セラムの発言に頭を抱えたミリー。夢も空気を読めよという視線をセラムに向けた。
「せりゃむもきりゃい!!」
プンスカ怒るユリアを見たシロはチェスターとユグドラシル、そしてセラムを順に正座させる。そしてプリプリ怒るユリアを小脇に抱えて三人の前に下ろした。
「ぶたしゃんはすきでしゅ!!でもユリアはぶたしゃんじゃにゃい!!」
「「「⋯はい」」」
世界最強の三人を説教する幼子という光景を見た妖精コウは指差して大爆笑していて、ミリーは自分は関係ないとばかりにバーベキューの方に集中していた。徳丸夢は美味しそうな料理に夢中だった。
アネモネとオーウェンは苦笑いしていたが、ドライアドはそんな光景も嬉しそうに見ていたのだった。
深い緑色の美しい髪を靡かせながら現れた美女が、ユリアを見つけて嬉しそうにこちらに向かって来た。
「相変わらずの力だね」
美女の背後に立っていたのは、同じく深い緑色の髪をした美しい青年だった。そんな男女を見て驚愕の表情を浮かべているのは邪神セラムや時の精霊王ミリー、そしてシロだ。
オーウェンやアネモネ、それにチェスターは誰かは分からないが、神にも匹敵する凄まじい力を感じるこの二人に嫌な予感がする。徳丸夢はいきなり現れた神秘的な美男美女を見て興奮している。
妖精コウは特に気にする事なく、ユリアの頭に座り“よっ!”と二人に軽く挨拶していた。
「あー!!こんちはーー!!」
綺麗に咲き乱れる花を見ていたユリアは、知っている人物達に向かい嬉しそうに駆けていく。
「あなたのお陰で“神の荒地”の花や木々が元気になったわ!!」
涙を流してユリアを抱きしめる美女。
「だいじょぶー?いたいにょ?」
そんな美女を懸命に慰めるユリアを唖然と見ていたオーウェン達だったが、意を決して美女に話しかけた。
「あの、うちのユリアと知り合いですか?⋯ん?どこかで見たような気がするが⋯気配も何もかも違う⋯」
「あら、御免なさいね!あなた方には挨拶がまだだったわ!!こんにちは、ユリアの家族達!私は森の番人と呼ばれているドライアドよ」
「「「⋯⋯は?」」」
「リアルドライアドだ!!写メ撮りたい!!」
目が点になり硬直するオーウェンとアネモネ、それにチェスター。徳丸夢はなぜか意味不明な言葉を発しながら興奮していた。
「私も自己紹介していなかったね。世界樹ユグドラシルだ」
ユグドラシルと聞いて腰を抜かしてしまうアネモネを支えるオーウェンもあまりにも信じられない光景に震える。チェスターも流石に驚いて動けないでいた。
「ユリア、お前は本当に規格外だね?まさか神の荒地を浄化してしまうとは⋯ふふ⋯」
嬉しそうにユリアを抱っこするユグドラシル。
「ここは神の荒地っていうのか!なんかジメジメして嫌な感じがしたわけだ!」
コウがユグドラシルの周りを飛び回る。
「コウもいたのか、だがまさかセラムがいるとは驚いた。封印は解けてしまったのか、神々は一体何をしているのか」
呆れているユグドラシルの元へ邪神セラムがやって来たが、今までの余裕な雰囲気は一切なく緊迫していた。
「世界樹ユグドラシルに森の番人ドライアドよ。あなた方が人に干渉するとは⋯驚きです」
「ユリアは特別だよ。お前ももう分かっているんじゃないか?」
ユグドラシルの鋭い視線に何を思ったか黙ってしまうセラム。
「こっちにきてー!いっちょにバーベキューちよー!!」
皆が準備したバーベキュー会場に二人を案内するユリア。二人に対してのユリアのフランクな態度にハラハラは止まらないオーウェン達。
「私達は食べませんが、是非参加させて下さい。この庭を、森の復活を少し見ていたいです」
ドライアドは凄まじい変貌を遂げた荒地を見てまた涙ぐむ。
「我々の力を持ってしても助けられなかった花や木々を、この幼子が一瞬で解決したんだよ」
花を見て嬉しそうに笑っているユリアを見ながら、心から感謝をするユグドラシルであった。
オーウェンとシロが焼き担当で、アネモネはテキパキと準備をしている。ユリアはユグドラシルとドライアドに挟まれて上機嫌で肉を待っていた。
「にくーー!!にくー、にくー!!」
肉しか言わないユリアをまた心配そうに見ているセラムとミリー。
「この子は本当に大丈夫なのか?にくー!しか言わないぞ」
「セラム様、この子は食べ物の事ばかり考えている”食いしん坊“という者じゃないかと思います」
ミリーの真剣な発言に、チェスターやオーウェンは耐え切れずに爆笑する。シロとアネモネは必死で笑いを堪えているのか肩が震えていた。
「ユリアはクイチンボーじゃにゃい!!」
ミリーやセラムにプンスカと怒りながら猛抗議するユリアだが、周りの暴言(?)は止まらない。
「おちび!食べ過ぎて子豚になるぞ!!」
「うぅ⋯あにちめーー!!」
ユリアを揶揄って笑うチェスターに、怒りの突進をして行きポカポカ叩くユリア。
「ユリアは可愛い子豚ちゃんなのかい?」
邪気がないユグドラシルの発言だが、ずっと聞いていた徳丸夢が猛抗議する。
「あの皆さん!!女の子に子豚は失礼ですよ!そんなこと言うとユリアちゃんに嫌われますよ!!」
夢の発言にチェスターやユグドラシルは固まる。
「ユリア、あにちもユグもきりゃい!!」
嫌いと言われた二人は崩れ落ちる。そんな二人を気にする事なくテキパキと準備を続けるアネモネと微笑ましくその光景を見ているドライアド。何となく居た堪れないセラムが口を開く。
「子豚は可愛い生き物ですから」
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「せりゃむもきりゃい!!」
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「「「⋯はい」」」
世界最強の三人を説教する幼子という光景を見た妖精コウは指差して大爆笑していて、ミリーは自分は関係ないとばかりにバーベキューの方に集中していた。徳丸夢は美味しそうな料理に夢中だった。
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