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24話 深化
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領主シラーはエメラルド色のオペラグラスを握りしめ、激しく動揺していた。
「な、なんと彼奴等、邪神の手の者とは……。
正か、古代の初代勇者達に撃退されたはずのこの星の旧支配者が星の彼方より戻ってきたというのか!?」
女勇者達も皆、険しい顔で舞台上を見ている。
ユリアは先の大きなルビーを取り囲むように捻くれた木製の杖を握りしめ
「邪神……。超古代の支配者が、なぜ今ごろ……」
その愛らしい顔からは血の気が失せ、サフラン色のローブは小刻みに震えていた。
この星の人間には太古の昔から、邪神に対する本能的で根源的な恐怖がその遺伝子に刻まれていた。
老人はキイッと車椅子を鳴らし半旋回させ、グラマラスな紅い鎧の美女へ向き直り
「勇者マリーナ様。お願いがございます!」
舞台上の階段前ではボインスキーも当惑し、気温の上がらない曇空の下でも銅の兜から汗を垂らしていた。
「いやはや……うーむ。こ、こ奴等、本当に神話伝承の古代邪神の尖兵なのか?
た、確かに不気味な強さだったが……。
いやはや、問題は、このまま試合を続行してよいものか、だが……」
その時、悩める自警団長へ上空より女の大声が響いた。
「ボインスキー!領主がアンとビスに刃の付いた戟(げき)の使用を許可するんだってさー!!
分かったー!?ちゃんと聞こえたかーい!?」
自警団長は領主の館の三階を振り仰いだ。
そこには口に添えていた手を下ろす、分かりやすい金髪美人の勇者。
そしてその脇の車椅子の老人が手を上げているのが見えた。
距離にして五十メートルほど、そう遠くはなかった。
ボインスキーは大きくうなずいて汗を落とし、銅の鱗構造の手甲をジャランと鳴らしての挙手。
そうして領主へ指示を了解したことを伝え、地上の自警団員達を見た。
そのうちの逞しい体躯、やはり銅の鎧兜の若者が手にしていた戟を二本、団長に手渡した。
ボインスキーは間髪入れず、双子へその鋼の刃の付いた木製の槍を投げて寄越す。
「いやはや、領主様の許可が下りた。神前大会を汚す者達を討ち取れ!」
アンとビスは同時に受け取り
「了解した!」
と言って、その戟をフォンフォンと回転させ、ビシリと構えた。
対峙した邪神の使いの背の高い方が戟を眺め
「ふふふ。女よ。正かそれで、そんな物で我等二人と戦おうというのではあるまいな?」
気味の悪い裏声には笑いが混じっていた。
小さい方も口の触手を蠢かせ嘲笑い
「ギヒヒヒヒヒ!何を手にしようが同じこと。
お前達この街の者は、今日ここに滅ぶのだからな!」
言うが早いか、両手を前にアンに飛び掛かった。
アンは怯むことなく、それに即対応。
戟の刃を回転させながらの突きを放った。
小柄な邪神の使いは、狙われた頭部を横に振り、それを見事に交わし、一気にミニスカートのメイド服の懐へ肉迫するや、伸ばした黒い石を削ったような鉤爪を真横に振るう。
しかし、それをアンはペタンと地面に伏せて交わし、カウンターで下から触手の顎を蹴り上げた。
空に吸い込まれるように舞い上がる小柄な黒包帯。
観客等は華麗なアンの迎撃に、困惑から一気に熱狂へとヒートアップした。
ビリビリと空気が震えるような大歓声。
そして少し遅れて大喝采の第二楽章が奏でられた。
見ればアンの顔が常より更に細まりながら前へ出ており、全身はプラチナの銀毛で覆われていた。
美しいメイドは獣化を深化させていたのだ。
だが、その姿はケダモノニンゲンという態様とはかけ離れており、不思議と美しく、神々しさを感じさせる聖獣然としたものであった。
神の使いというなら、この娘の方こそが相応しかった。
少し離れた曇天の下に立つビスも、その純黒のバージョンへと変貌を遂げていた。
その姿に観客達は狂喜乱舞し、歓声と万雷の拍手を贈った。
これまでの五年間、アンとビスが決勝戦で強敵と戦うときだけに見せてきたのがこの獣人深化であり、この双子がこうなるともう手がつけられず、正に無敵であり、熱狂的ファンにとっては勝利確定の型であった。
ダンッ!!
漸く邪神の使いが、白い石の舞台にひびを入れてこの地に帰ってきた。
解(ほつ)れだした黒包帯の膝立ちで
「すばしっこい、な。」
アンを睨み上げたその顔の頬には、痛々しく四筋の引っ掻き傷が側頭部にまで伸びており、透明感のある蛍光緑色の血液らしき物がそこから滲み出ていた。
アンの靴の爪先からは白く透き通る鉤爪が四本、シルクを突き破って露出していた。
彼女は蹴り上げながら、それで邪神兵のネズミ色の顔をかき裂いていたのである。
アンは変わらぬブルーグレーの美しい人の瞳、プラチナに輝く顔で取り澄まし
「ふん。打撃より斬撃が有効なようだな。
あらあら?神の使い様、確かなにやら先ほど、私達を滅ぼすとかおっしゃられてませんでしたか?
私の聞き間違えでしたらごめんあそばせ」
ミニスカートの端を持ち上げて慇懃に頭を垂れた。
「き、貴様……楽には死ねんぞ!!」
小柄な邪神兵は頬を手の甲で拭った。
いよいよ人外の戦いが、ここに開幕したのである。
「な、なんと彼奴等、邪神の手の者とは……。
正か、古代の初代勇者達に撃退されたはずのこの星の旧支配者が星の彼方より戻ってきたというのか!?」
女勇者達も皆、険しい顔で舞台上を見ている。
ユリアは先の大きなルビーを取り囲むように捻くれた木製の杖を握りしめ
「邪神……。超古代の支配者が、なぜ今ごろ……」
その愛らしい顔からは血の気が失せ、サフラン色のローブは小刻みに震えていた。
この星の人間には太古の昔から、邪神に対する本能的で根源的な恐怖がその遺伝子に刻まれていた。
老人はキイッと車椅子を鳴らし半旋回させ、グラマラスな紅い鎧の美女へ向き直り
「勇者マリーナ様。お願いがございます!」
舞台上の階段前ではボインスキーも当惑し、気温の上がらない曇空の下でも銅の兜から汗を垂らしていた。
「いやはや……うーむ。こ、こ奴等、本当に神話伝承の古代邪神の尖兵なのか?
た、確かに不気味な強さだったが……。
いやはや、問題は、このまま試合を続行してよいものか、だが……」
その時、悩める自警団長へ上空より女の大声が響いた。
「ボインスキー!領主がアンとビスに刃の付いた戟(げき)の使用を許可するんだってさー!!
分かったー!?ちゃんと聞こえたかーい!?」
自警団長は領主の館の三階を振り仰いだ。
そこには口に添えていた手を下ろす、分かりやすい金髪美人の勇者。
そしてその脇の車椅子の老人が手を上げているのが見えた。
距離にして五十メートルほど、そう遠くはなかった。
ボインスキーは大きくうなずいて汗を落とし、銅の鱗構造の手甲をジャランと鳴らしての挙手。
そうして領主へ指示を了解したことを伝え、地上の自警団員達を見た。
そのうちの逞しい体躯、やはり銅の鎧兜の若者が手にしていた戟を二本、団長に手渡した。
ボインスキーは間髪入れず、双子へその鋼の刃の付いた木製の槍を投げて寄越す。
「いやはや、領主様の許可が下りた。神前大会を汚す者達を討ち取れ!」
アンとビスは同時に受け取り
「了解した!」
と言って、その戟をフォンフォンと回転させ、ビシリと構えた。
対峙した邪神の使いの背の高い方が戟を眺め
「ふふふ。女よ。正かそれで、そんな物で我等二人と戦おうというのではあるまいな?」
気味の悪い裏声には笑いが混じっていた。
小さい方も口の触手を蠢かせ嘲笑い
「ギヒヒヒヒヒ!何を手にしようが同じこと。
お前達この街の者は、今日ここに滅ぶのだからな!」
言うが早いか、両手を前にアンに飛び掛かった。
アンは怯むことなく、それに即対応。
戟の刃を回転させながらの突きを放った。
小柄な邪神の使いは、狙われた頭部を横に振り、それを見事に交わし、一気にミニスカートのメイド服の懐へ肉迫するや、伸ばした黒い石を削ったような鉤爪を真横に振るう。
しかし、それをアンはペタンと地面に伏せて交わし、カウンターで下から触手の顎を蹴り上げた。
空に吸い込まれるように舞い上がる小柄な黒包帯。
観客等は華麗なアンの迎撃に、困惑から一気に熱狂へとヒートアップした。
ビリビリと空気が震えるような大歓声。
そして少し遅れて大喝采の第二楽章が奏でられた。
見ればアンの顔が常より更に細まりながら前へ出ており、全身はプラチナの銀毛で覆われていた。
美しいメイドは獣化を深化させていたのだ。
だが、その姿はケダモノニンゲンという態様とはかけ離れており、不思議と美しく、神々しさを感じさせる聖獣然としたものであった。
神の使いというなら、この娘の方こそが相応しかった。
少し離れた曇天の下に立つビスも、その純黒のバージョンへと変貌を遂げていた。
その姿に観客達は狂喜乱舞し、歓声と万雷の拍手を贈った。
これまでの五年間、アンとビスが決勝戦で強敵と戦うときだけに見せてきたのがこの獣人深化であり、この双子がこうなるともう手がつけられず、正に無敵であり、熱狂的ファンにとっては勝利確定の型であった。
ダンッ!!
漸く邪神の使いが、白い石の舞台にひびを入れてこの地に帰ってきた。
解(ほつ)れだした黒包帯の膝立ちで
「すばしっこい、な。」
アンを睨み上げたその顔の頬には、痛々しく四筋の引っ掻き傷が側頭部にまで伸びており、透明感のある蛍光緑色の血液らしき物がそこから滲み出ていた。
アンの靴の爪先からは白く透き通る鉤爪が四本、シルクを突き破って露出していた。
彼女は蹴り上げながら、それで邪神兵のネズミ色の顔をかき裂いていたのである。
アンは変わらぬブルーグレーの美しい人の瞳、プラチナに輝く顔で取り澄まし
「ふん。打撃より斬撃が有効なようだな。
あらあら?神の使い様、確かなにやら先ほど、私達を滅ぼすとかおっしゃられてませんでしたか?
私の聞き間違えでしたらごめんあそばせ」
ミニスカートの端を持ち上げて慇懃に頭を垂れた。
「き、貴様……楽には死ねんぞ!!」
小柄な邪神兵は頬を手の甲で拭った。
いよいよ人外の戦いが、ここに開幕したのである。
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