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10話 笑っちゃダメ
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勇者一行は荒野の城を出、トランの村の安酒場へ移った。
しなびた酒場に客はなかったが、ドラクロワが念のため、プラチナの輝きでそこを貸し切りにした。
立ち上がったユリアが林檎の搾り汁と蜂蜜の入ったグラスを持ち
「えー、ではー、伝説の勇者団に新たな仲間を迎えたということでー。
えー、そのー、それを祝いましてー……えーと、あっ!乾杯!」
つっかえつっかえしながら、何とか乾杯の音頭をとった。
「かんぱーい!!」
待ちきれないマリーナがエールのジョッキに吸い付いた。
シャンもマスクを下ろし、金色の紅を点した唇をグラスに着ける。
相変わらずドラクロワは、ラッパを吹くように葡萄酒のビンを逆さにしている。
今宵の主賓、ピンクの盛り髪のロリータファッションは、ドラクロワの脇で大砲の弾薬補充兵のごとく、次の葡萄酒のビンを抱えている。
「ドラクロワ様、素敵です!!誠豪快!これぞ漢の飲みっぷりにございます!!」
ドラクロワはジャポンとビンを下げ
「そうか?フハハハハ!俺という男は、ただ酒を飲んだだけでも賞賛を浴びてしまうな!フハハハハ!」
魔王は幼児体型には興味がなかったが、誉め言葉だけは別腹であった。
「プハー!!荒野を歩いて、喉カラッカラだったんだよねー!
そこにガツンと冷えたエール!
くっはぁー!沁みるねー!」
マリーナは満足そうに真っ赤な唇の泡を舐め
「あー、そーいえばさ、カミラー」
向かいの小さなピンクのロリータファッションへ声をかけた。
カミラーはドラクロワへ、やんやと手を叩いていたが、不機嫌そうに
「なんじゃ?」
「うん。アンタさ、バンパイアなんだっけ?
陽の光が何ともないのはさっきの帰り道で分かったんだけどね。
やっぱりさ、あの……人のアレ……飲んじゃう訳!?」
ジョッキと巨大なバストを振りながら聞いた。
バンパイアはバンパイアと呼ばれるのが不快らしく、白い柳眉をしかめ
「あぁ、血か。飲んで飲めんことはないが、当ラヴド家では、お父様の時代から一切飲んではおらんな。
ご先祖様達は狩と称し、人間を襲ってそれを味わうのを好んでおられたらしいがな」
お澄まし顔で、どうでも良さそうに答えた。
女戦士は回していたジョッキのエールをグッと飲み
「へー、そうかい。じゃさ、お父様もアンタも何喰って生きてんだい?」
カミラーは、青い毛細血管の透けた小さな白い顔の顎を、テーブルにひしめく料理群へしゃくり
「お前達と何ら変わらん。パンに肉、魚じゃ。
大体、血だけで栄養を賄うなど効率が悪かろうが」
マリーナはうなずき
「確かに。そりゃもっともだ」
ユリアも納得した顔でやり取りを聞いていたが、両手で持っていたグラスを置いて
「そうですかー。カミラーさん、血を飲まないなら安心しましたー。
あのー、ちょっと疑問に感じた事があるんですけど、いいですかね?
えと、そもそも勇者とは、七大女神が魔と戦うために特別に祝福と力を注いでいる家系ですよね?
あの……失礼ですが、魔族のカミラーさんの家系がそれに選ばれるって事、あるんでしょうか?」
カミラーは面倒臭そうに聞いていたが、後半で真紅の瞳を丸くした。
「そ、それは……じゃな……」
慌てて魔族の間だけに通じる思念波をドラクロワへ飛ばす。
(ま、魔王様!い、いかが致しましょう!?)
(カミラーよ、取り乱すな。今考える)
魔王は実に泰然自若としたもので、動揺するカミラーから新しい葡萄酒のビンを受け取り、ゆっくりと紫の爪を先端の栓に刺し、ポンッと抜き
「ユリアよ、よく聞け。
人が集まれば、この葡萄酒の底に澱が溜まるがごとく、必ずその中に変わり者が混じる。
七大女神とて、奴等に人格に似た物があるとすれば、当然風変わりな性格の者も居て、魔族を魔と闘わせるも一興、と考える者もあるのではないか?
カミラーの先祖等はそれを恥じ、ひたすらに隠して来たそうだ。
しかも事ここに及んで、遂には光属性の者が生まれてしまう。
カミラーは魔族の真っただ中で疎まれ、嫌悪され、さぞや惨めな五千年を送ってきたといえよう。
ただの変わり者の女神の気紛れでな」
(カミラーよ、呆けておらんで必死に泣け)
(はっはい!!)
カミラーは急に白い手でパシンッ!と口を押さえて
「う、うぅ……」
うつむいてしゃくり上げだした。
ユリアは鳶色の瞳を剥いて狼狽し
「カ、カミラーさん!す、すみません!!
私ったら!あわわわわ!ごごごごめんなさいー!!
そうですよね!?辛かったですよね!?
あー!私のバカバカバカ!!デリカシーがないんだから!!」
杖で自分の頭をポカポカと叩く。
マリーナもサファイアの瞳を潤ませ
「そーかい……そりゃあアンタも大変だったね。
アタシも勇者の家系を羨む輩から、イヤな事を言われたりしたから、何となく気持ちは分かるよ。
でも、もう安心しな!今日からはアタシ達がいる!このパーティがアンタの家族さ!」
シャンもマスクを上げながら
「ふむ。魔戦将軍の家に生まれたがゆえ、魔王からは魔族としての働きを期待される。だが、己の中の正義の血はそれに激しく逆らい、正しく光と闇との板挟みだったか……。
やはり、全ては憎き魔王が原因だな!
ここは私達と共に力を合わせ、どうあっても諸悪の権化である魔王の首を討ち取ろうではないか!」
ユリアが手を叩いて
「そうですよ!一緒に頑張りましょう!」
マリーナがコンッ!と空のジョッキをテーブルに下ろすと、巨大なバストが揺れた。
「アタシャね!魔王のヤツがここにいたらブッ飛ばしてやりたいよ!!」
ドラクロワは無表情で葡萄酒のビンを下ろして
「うむ、俺もそう思ったところよ」
(こいつら……毎度毎度バカで助かるなー)
カミラーはテーブルに突っ伏し、両手で頭を抱えるようにして震えていた。
(ま、魔王様!私、これ以上は堪えられません!!)
魔王はその思念波に知らん顔で
「カミラーよ。恥ずかしいなら外で思う存分泣いてこい」
紫色の爪でドアを指差した。
ピンクのロリータファッションは口を押さえて、得意の超スピードで外へ飛び出した。
カミラーは数千年振りに腹が捩れるほど笑った。
しなびた酒場に客はなかったが、ドラクロワが念のため、プラチナの輝きでそこを貸し切りにした。
立ち上がったユリアが林檎の搾り汁と蜂蜜の入ったグラスを持ち
「えー、ではー、伝説の勇者団に新たな仲間を迎えたということでー。
えー、そのー、それを祝いましてー……えーと、あっ!乾杯!」
つっかえつっかえしながら、何とか乾杯の音頭をとった。
「かんぱーい!!」
待ちきれないマリーナがエールのジョッキに吸い付いた。
シャンもマスクを下ろし、金色の紅を点した唇をグラスに着ける。
相変わらずドラクロワは、ラッパを吹くように葡萄酒のビンを逆さにしている。
今宵の主賓、ピンクの盛り髪のロリータファッションは、ドラクロワの脇で大砲の弾薬補充兵のごとく、次の葡萄酒のビンを抱えている。
「ドラクロワ様、素敵です!!誠豪快!これぞ漢の飲みっぷりにございます!!」
ドラクロワはジャポンとビンを下げ
「そうか?フハハハハ!俺という男は、ただ酒を飲んだだけでも賞賛を浴びてしまうな!フハハハハ!」
魔王は幼児体型には興味がなかったが、誉め言葉だけは別腹であった。
「プハー!!荒野を歩いて、喉カラッカラだったんだよねー!
そこにガツンと冷えたエール!
くっはぁー!沁みるねー!」
マリーナは満足そうに真っ赤な唇の泡を舐め
「あー、そーいえばさ、カミラー」
向かいの小さなピンクのロリータファッションへ声をかけた。
カミラーはドラクロワへ、やんやと手を叩いていたが、不機嫌そうに
「なんじゃ?」
「うん。アンタさ、バンパイアなんだっけ?
陽の光が何ともないのはさっきの帰り道で分かったんだけどね。
やっぱりさ、あの……人のアレ……飲んじゃう訳!?」
ジョッキと巨大なバストを振りながら聞いた。
バンパイアはバンパイアと呼ばれるのが不快らしく、白い柳眉をしかめ
「あぁ、血か。飲んで飲めんことはないが、当ラヴド家では、お父様の時代から一切飲んではおらんな。
ご先祖様達は狩と称し、人間を襲ってそれを味わうのを好んでおられたらしいがな」
お澄まし顔で、どうでも良さそうに答えた。
女戦士は回していたジョッキのエールをグッと飲み
「へー、そうかい。じゃさ、お父様もアンタも何喰って生きてんだい?」
カミラーは、青い毛細血管の透けた小さな白い顔の顎を、テーブルにひしめく料理群へしゃくり
「お前達と何ら変わらん。パンに肉、魚じゃ。
大体、血だけで栄養を賄うなど効率が悪かろうが」
マリーナはうなずき
「確かに。そりゃもっともだ」
ユリアも納得した顔でやり取りを聞いていたが、両手で持っていたグラスを置いて
「そうですかー。カミラーさん、血を飲まないなら安心しましたー。
あのー、ちょっと疑問に感じた事があるんですけど、いいですかね?
えと、そもそも勇者とは、七大女神が魔と戦うために特別に祝福と力を注いでいる家系ですよね?
あの……失礼ですが、魔族のカミラーさんの家系がそれに選ばれるって事、あるんでしょうか?」
カミラーは面倒臭そうに聞いていたが、後半で真紅の瞳を丸くした。
「そ、それは……じゃな……」
慌てて魔族の間だけに通じる思念波をドラクロワへ飛ばす。
(ま、魔王様!い、いかが致しましょう!?)
(カミラーよ、取り乱すな。今考える)
魔王は実に泰然自若としたもので、動揺するカミラーから新しい葡萄酒のビンを受け取り、ゆっくりと紫の爪を先端の栓に刺し、ポンッと抜き
「ユリアよ、よく聞け。
人が集まれば、この葡萄酒の底に澱が溜まるがごとく、必ずその中に変わり者が混じる。
七大女神とて、奴等に人格に似た物があるとすれば、当然風変わりな性格の者も居て、魔族を魔と闘わせるも一興、と考える者もあるのではないか?
カミラーの先祖等はそれを恥じ、ひたすらに隠して来たそうだ。
しかも事ここに及んで、遂には光属性の者が生まれてしまう。
カミラーは魔族の真っただ中で疎まれ、嫌悪され、さぞや惨めな五千年を送ってきたといえよう。
ただの変わり者の女神の気紛れでな」
(カミラーよ、呆けておらんで必死に泣け)
(はっはい!!)
カミラーは急に白い手でパシンッ!と口を押さえて
「う、うぅ……」
うつむいてしゃくり上げだした。
ユリアは鳶色の瞳を剥いて狼狽し
「カ、カミラーさん!す、すみません!!
私ったら!あわわわわ!ごごごごめんなさいー!!
そうですよね!?辛かったですよね!?
あー!私のバカバカバカ!!デリカシーがないんだから!!」
杖で自分の頭をポカポカと叩く。
マリーナもサファイアの瞳を潤ませ
「そーかい……そりゃあアンタも大変だったね。
アタシも勇者の家系を羨む輩から、イヤな事を言われたりしたから、何となく気持ちは分かるよ。
でも、もう安心しな!今日からはアタシ達がいる!このパーティがアンタの家族さ!」
シャンもマスクを上げながら
「ふむ。魔戦将軍の家に生まれたがゆえ、魔王からは魔族としての働きを期待される。だが、己の中の正義の血はそれに激しく逆らい、正しく光と闇との板挟みだったか……。
やはり、全ては憎き魔王が原因だな!
ここは私達と共に力を合わせ、どうあっても諸悪の権化である魔王の首を討ち取ろうではないか!」
ユリアが手を叩いて
「そうですよ!一緒に頑張りましょう!」
マリーナがコンッ!と空のジョッキをテーブルに下ろすと、巨大なバストが揺れた。
「アタシャね!魔王のヤツがここにいたらブッ飛ばしてやりたいよ!!」
ドラクロワは無表情で葡萄酒のビンを下ろして
「うむ、俺もそう思ったところよ」
(こいつら……毎度毎度バカで助かるなー)
カミラーはテーブルに突っ伏し、両手で頭を抱えるようにして震えていた。
(ま、魔王様!私、これ以上は堪えられません!!)
魔王はその思念波に知らん顔で
「カミラーよ。恥ずかしいなら外で思う存分泣いてこい」
紫色の爪でドアを指差した。
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