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91話 From Dusk(夕暮れから始まる)

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 熱に浮かされた夜の悪夢に出て来そうな、怪獣じみた闇色の巨馬達が引く、縦長の不気味な暗黒馬車は、荒涼たる大陸南部の街道脇を黒いミサイルのごとく駆けていた。

 そうして疾走する内に、蒼い夕闇が降りて夜となり、疲れも渇きも覚えぬ漆黒のアンデッドホース達の躍動する隆々たる筋肉群には、"夜行性"という邪なる火が点(とも)り、俄然(がぜん)、その爆走・快走具合には拍車がかかってきたその頃、馬車はここ、ダスクの町に辿(たど)り着いたのだった。

 このダスクとは、枯れ葉舞う、こじんまりとした灰色煉瓦(れんが)の町で、リンドーやワイラーとは異なり、何処と無くどんよりとして憂愁(ゆうしゅう)たる風が吹き、町の何処を見渡しても、洗練された都会的な空気などありはしなかった。

 例のごとく、身を浸す熱い湯と身体を伸ばせるベッドとを求め、ドラクロワ達はこの町へと降り立った。

 この古風な町は、魔物避けの障壁(バリケード)も軒並み低く、強力なモンスターの襲来等からはよほど縁遠い、実にのどかな雰囲気を醸(かも)し出していた。

 光の勇者団は、いつもの立ち入り許可申請の儀式を済ませ、白い枯れ枝の枝垂(しだ)れる柳(やなぎ)のような大樹のアーチをくぐり抜け、町の貧民街から歩く。

 そうして一行は、直ぐに寂(さび)れた宿を認め、それに向けて一直線に歩を進めるドラクロワが居た。
 それというのも、この大陸の宿屋とは酒場と同義であるからだ。

 魔王と女バンパイア以外のメンバーは、少し商店街を見て回り、物見遊山(ものみゆさん)と、旅の必需品の補充等の買い物をしておきたいとのことで、ワイラーよろしく別行動となる。
 
 カンテラの朧(おぼろ)な光で軒先を照らした、こじんまりとしながらも雰囲気のよい多種多様な商店の並びへと、物珍しそうに辺りを見回しながら、マリーナを中心に、女子特有の軽快なお喋りも賑(にぎ)やかに、横並びでそぞろ歩こうとする美しい女達の背へ、すかさずカミラーが
 「これお前達。楽し気な一時に水を差すつもりはないし、言われずとも分かってはおろうが、またぞろつまらぬ暴漢に襲われて、あっさり拐(さら)われるでないぞ。
 その度に助け出すのは億劫(おっくう)じゃでな」
 軽い揶揄(やゆ)を多目の隠し味に、一応の用心釘を刺しておく。

 マリーナはそれを横顔で振り返り、日焼けした傷だらけの力こぶを見せつけて
 「だいじょーぶ、分かってるよー。でもさ、アタシ達も最近じゃめっきり強くなっちゃって、この間みたいな、魔界の化け物相手でもラクショーで勝っちまうくらいだからさー、この辺の野党やゴロツキ相手に、そー簡単にノされちまうよーなことはないと思うよー?
 何かさ、このみんなで一斉に掛かれば、あの魔王だってなんとかなりそーじゃない?
 アッハハハー!あんがとカミラー。こっちはまー、それなりにテキトーに気を付けるよー」
 と、剛刀の鋼柄(つか)を後ろ手で、ポンポンと叩いてみせた。

 確かにこの女勇者達は、先の精神世界での錬磨(れんま)を経て確実に強くなっており、今やワイラーでの、あの最初の夜のような無様な悲劇は二度と繰り返さないだろう。

 そこへミニスカローブのユリアが何か思わせ振りな顔をしつつ
 「はいはーい!カミラーさんありがとー!
 そっちこそ二人っきりのチャンスなんですからねー!しっかりとガンバってくーださーい!!」
 と短い手を振って言い終えると、意味ありげな含み笑いのアン、ビスと顔を見合わせて、弾けるように笑った。

 魔王はもう、早いところダスクの葡萄を味見したくて堪(たま)らないらしく、その紫の視線は酒場へと一直線に伸びていた。

 「ウム。確かに、お前達の能天気さには魔王ですらも舌を巻くであろうよ。
 ん?カミラーよ、どうした?」
 うつむき加減の女バンパイアの顔は、夕闇により濃い影となっており、酷く意気消沈しているようにも見えた。

 カミラーは熱い頬を小さな両手で押さえて爪を立て
 「い、いえ。ななな、何でも御座りませんで御座りまする……。
 おのれ低知能娘めぇ!お、大きな声で訳の分からぬことをぬかしおってからにぃ……。
 お前だけは非情なる災渦(さいか)に見舞われてしまえぃ……」
 と両手の小さな拳を握りしめ、闇夜に爛々(らんらん)とその恐ろしい真紅の瞳を燃やした。

 魔王は、その赤熱する石炭のごとき、怨めしそうな双眸(そうぼう)には全く気付きもしないで
 「ん?そうか。カミラーよ、近くにおったが全く気付かず、お前には何やら済まなかったな。
 お前……もしや」
 月光に照らされたその美貌は、五千歳の女バンパイアのカミラーをさえ、危うく卒倒させる程の凄絶なるものであった。

 カミラーの心臓は、正しく白木の杭を打たれたような衝撃(インパクト)を覚えて一瞬止まり、その小さな身体は、ギョッとして仰け反った。

 「ま、魔王、様!?」

 と、丸くした目を潤ませる、御歳(おんとし)五千歳の恋する乙女を余所(よそ)に、魔王ドラクロワは左の親指で自らの薄紫の唇を押さえ、独り合点するように鷹揚に首肯し
 「ウム。お前も真魔族であるバンパイアの大貴族。
 当然、旅する内に高まった、所謂(いわゆる)"吸血衝動"(ブラッドラスト)とかいうやつに駆られておったか。
 どれ、その辺で活きの良いのを二、三匹見繕ってやるか。
 カミラーよ。お前、どういったのが好みだ?紅顔(こうがん)の美少年か?いや、ここは伝承に忠実かつ順当にいけば、汚れなき乙女、といったところか……。
 うん?あれに見えるは宿屋の下女。
 ウム。これぞ渡りに舟。重畳(ちょうじょう)というやつか。
 よしよし、さすれば話は早い。カミラーよ、しばしここにて待っておれ。
 あの女、魔界の媚薬(びやく)にてたちどころに骨抜きにしてくれん」

 魔王は少し前方、宿の看板の篝(かがり)ランタンに油を補充する、深い胸ぐりから今にも豊かなバストが溢(こぼ)れ出しそうな、色白の美しい村娘を見留(みと)め、飽くまでそれを"食糧"として観察・物色・吟味し、目を細めつつ油断なく歩き、右腰の真紅の蛇革パウチより蒼い砂粒の入った、恐ろしく怪しげな小瓶を取り出し始めた。

 遠い先祖とは異なり、特に吸血欲求を持たぬ今時の女バンパイアは、喉元まで痛くなるほど、まるで大火災を前に狂ったように乱打される鐘のごとく、暴れ馬もかくやと跳ね踊る己の心臓を押さえ付け
 「いいいい、いえいえ!けけけ、決してそのような、いや、なんと申しますか……その、いやつまり……そういうことに御座ります!
 これー!そこなおなごー!!お前じゃ!お前ぇ!
 お前は確かに生(き)娘であろうなー!?
 今よりお前をわらわの糧としてくれるわー!」
 とか言いつつ、魔王をその場に置き去りに、両手を戦闘機の羽根のように開き、宿屋の木戸の前へと前傾姿勢で駆けた。

 だが、無論。吸血するつもりなどは全くなく。
 ただ少し闇雲に駆け、火照った頬を想い人より遠くへと隠し、初夏の夜風にさらしたかっただけであった。


 村娘にしてみれば、宵闇(よいやみ)のランタンの灯にも輝くばかりに美しい、一人の女児が、ヒールの音もけたたましく、フリル満載のスカートの膝を持って、それをたくし上げつつ駆け寄って来たので
 「あらぁ、何てカワイイお嬢さんでしょ!いらっしゃーい。旅の宿をお探しならここよ」
 と、はつらつとした笑顔で珍しいタイプの客人を迎えたのであった。
 
 
 さて、その頃。
 双子の戦うメイド姉妹と女勇者達は、商店街の武器屋に居た。

 そこは、外観からは意外なほどに広めの空間が広がっており、その店内随所には、商品展示用の大型ガラスケースが設置され、その中には短剣から片手剣、大剣、斧、槍……。
 それから打撃用の棍、弩弓(クロスボウ)、果ては鉤爪手甲(クロー)の類(たぐ)いまでもが、まさに武器屋というに相応しく、つつがなくも満載に揃っていた。

 よく手入れのされたそれらの品々は、ケース内で赤紫の天鵞絨(びろーど)生地の台座上に、店主の性格か、几帳面かつ整然と並んでいた。

 マリーナはそのガラスに鼻先を付けんばかりにかぶり付き
 「へぇー!いいねー!いいねー!アタシはヤッパリさっきの花屋より、断然、こーいう武器を見てる方が、ウッキウキ・ワクワクしちまうよー!
 おっ!?コリャかなりの銘刀じゃないかい?
 ヒャー!品も良ければ値段もいいねー。
 ま、仕方ないよね。良いものはそれなりに値も張るってもんだ。
 けどさー、何だか、ここの武器はどいつもこいつも使った跡があるねぇ。
 どーも扱ってるのは新品じゃなさそうだねぇー」
 と、陳列された武器の近くに置かれた、小さな黒曜石の板に、金文字で金額の刻まれた値札、それから商品の微細な刃こぼれ、柄の手擦(てず)れなどを熟視して言った。

 他の女勇者達はマリーナとは異なり、商品に興味津々ではありつつも、腰を折り曲げたスタイルであり、ガラスケースにベタベタと指紋を付けぬよう眺めていた。


 入り口付近に居る、この武器屋の店主は、表面が鱗状の鋼鉄の帷子(かたびら)を着た、口元から茶色の綿菓子をぶら下げみたいな、モウモウとした髭面(ひげづら)であり、赤毛熊か背の高いドワーフみたいな、恐ろしく体格のよい、悪党面の貫禄ある大男であった。

 会計箱の脇に置いた樽型のジョッキで、炒り豆の黒茶を飲みつつ、太い指先で神経質そうに手置きテーブルを、トントン、トントンと叩きながら、異様に光る目で客の女勇者達を眺めていた。

 この武器屋には、彼女達以外に客人は一人だけ。
 その男は背中の中央まで伸びた金色の長髪に、純白に染めた絢爛華麗な美々しき全身鎧と片手剣を装備していた。

 肌の色はこれまた白く、光沢のある、よくよく見れば、生地の面(おもて)の豹柄模様までもが純白の雪のようなマントを肩から垂れている。

 つまり、暗黒魔王のドラクロワとは全くの正反対、正しく真逆の装いであった。

 その男は徹底して、ドラクロワとのネガポジのポジを極めていたが、その顔の造りだけは例外であり、腫れぼったい一重瞼の醜男(ぶおとこ)で、出来損ないの茄子の子供みたいな鼻、突き出た魚のごとき唇をしていた。

 なるほど確かに、顔の造りでも、ある意味魔王とは真逆というものを貫いていたのかも知れない。

 その純白の剣士は、自己愛(ナルシス)に溢れた身のこなしで女勇者達へと近寄って来て
 「諸君、ごきげんよう。今宵は格別に月の麗しい夜であるな。
 ウム。女だけの冒険者団であるか。
 しかも、どれもこれも格別なる美女揃いときておる。これは格別に珍しいな。
 聴いて驚くがよい。俺は七大女神様達に祝福されし七家系の出であり、つまりは勇者の末裔。
 しかも!しかも!格別に、伝説的に類(たぐ)い稀(まれ)なる光の勇者である!
 となれば、神聖なる我名を知りたかろう。俺こそはドラクロ"ア"と申す者。
 ここより遥か北の聖都ワイラーにて、正教会に弓を引く魔女、コーサ=クイーンを滅っした、大勇者王伝説の新しい噂は、お前達のような下賎(げせん)なる冒険者とて聞き及んでおることだろう。
 この町には、格別なる剣と魔法の修行の為に参ったが、瞬く間に各々(それぞれ)のギルドより免許皆伝を強いて授与され、その後は格別にやることもなく、魔王征伐の尊き旅に向け、武装を格別強化しようと思っておったところである。
 どうだ?お前達さえよければ、体調不良で寝込んでおる女勇者達の代わりとして、格別にこの俺の供に召し抱えてやってもよい、が?
 ウム。声も出んか。それというのも、太古の昔よりこの星に語り継がれし伝説成就を目の当たりにすれば、これ仕方なし。
 ウム。これより始まる俺の超英雄的、大救世主伝説に参加する気はないか?」
 決して格別ではなく、ありふれた顔面のドラクロアは、そう言って極上チケットをチラつかせたのである。

 女勇者達は一瞬固まり、その後に炸裂するようにして爆笑した。

 マリーナは仰け反りつつ痙攣し
 「ブハハハハッ!な、何だいアンター!?ギャハハハハッ!
 ちょ、ちょっと真面目な顔してこっち見ないでおくれよー!!
 ギャハハハハーッ!あー腹痛い!コリャ間違いなく、ブハハハハッ!あ、明日は筋肉痛だよー!どーしてくれんのさー!?」 
 縦に一筋の凹みのある腹を抱えての大爆笑である。

 ユリアもキョトンとするドラクロアを見て、口を押さえて爆笑し
 「アハハハーッ!光の勇者様って、スゴいですねー!
 しかもあの聖都を、あのワイラーをお救いになったドラクロ"ア"様なのですかー!?
 す、スゴい!スゴ過ぎますー!!
 でも女神様達と同じく、勇者にも七つの家系が存在する筈ですから、ドラクロアさんがそうだとしても、不思議ではないですよね!?ふっしぎーー!!
 でも、でも、ブッ!アハハハッー!こんな、こんな偶然ってありますかねー!?
 あっ!この出会いも七大女神様達のお導きなのでしょうか!?んなバカなーー!!アハハハッー!」

 突然、女達に思う様に笑われ、憮然(ぶぜん)とするドラクロアの姿を見て、また皆は爆笑した。

 流石のシャンも深紫のマスクを波立て
 「そうか……これが、こいつが、ひ、光の勇者、ドラクロア様か。
 うん。き、奇遇だな。実は我々も、件(くだん)の伝説の光の勇者大集結を聴きつけ、あわよくば一枚噛ませてもらいたいクチでな。
 勇者ドラクロ"ア"様を探す旅のとちゅっ、途中なの、だ」
 何時ものクールなキャラを必死で装っているシャンだが、眉上で真横一直線に切り揃えた前髪は揺れ、流石にそろそろ限界破裂も近いようだ。

 ドラクロアは白い指先で丸く、しゃくれた顎を優雅に撫で
 「ほう。これはこれは格別に奇遇だな。
 だが、お前達のその一種、貪婪(どんらん)ともいえる野心的向上心、格別に益々気に入った!
 ウム。これよりお前達は俺の神輿(みこし)、いやさ仲間として、憎(にっく)き魔王の素っ首を討ち取るその日まで、共に連れ立って冒険の旅をしようではないか!」
 そう言って、大見得(おおみえ)のごとく劇的に、カッと目を見開いたつもりだろうが、その腫れぼったい眼はそう変化しているようには見受けられなかった。

 それを見て、また爆裂するように大笑いする女勇者達。

 ドラクロ"ワ"には特別に恩義のある双子姉妹、その涙目のビスが漆黒の犬耳を伏せて痙攣させつつ
 「あ、あの、ウフフフ……。失礼ながらドラクロア様。
 一応、その、属性判別魔法を使わせていただいても宜しいでしょうか?」
 少し前に出た口元を押さえつつ、ブルーグレイの眼を意地悪そうな色にして、ドラクロアに数歩近寄る。

 ドラクロアはそれに見事に、ギョッとして、サッと青ざめ
 「ぞ、属性判別、魔法とな?」

 アンもプラチナの犬耳を、ペシャリと伏せながら
 「あ、はい。神聖魔法の中でも、極々簡単な識別魔法にごさいまして、これを使えば、対象者が四大属性の内、それらの何に属するのかが瞬時に判別いたします。
 そうして炎、緑、鉄、氷のそれらのいずれにも反応しないとなれば、これはもう間違いなく光属性であられるということが証明される、という訳にございます。
 で、ではドラクロア様。早速、失礼して……」

 ドラクロアはそれを聴き終わらぬ内に激しく動揺・狼狽し、ザザッと後退して、後ろのガラスケースにぶつかって派手な音を鳴らした。

 ここで女勇者達はお互いの顔を見合わせ、急に笑うのを止めた。

 なぜならこの時、ゴゴ、ゴゴン……と、何か重い物が引きずられるような、太い木材の擦れる鈍い音が、この武器屋の入り口から響いたからである。

 見れば、会計箱のテーブル付近に、ガラの悪そうなレザーアーマーの男達が五名ほど腕組で屹立(きつりつ)しており、背の高いドワーフみたいな店主が、モジャモジャの長い赤毛の襟足を被った、鋼の鱗の背をこちらに向け、今やドアの閂(かんぬき)を内側から完全に締め終え、予告なしの閉店作業に取り掛かっていたのである。
 
 カミラーの予見した通り、これが所謂(いわゆる)、災渦(トラブル)発生の瞬間であった…………。
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