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77話 なんじゃコリャ?
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さて、天から威圧するような、六面の巨大モニターを介して、間接的な衆目の集まる、ここ大神殿"王の間"であったが、そこには公開処刑というより、古代のコロッセオでの剣闘士対猛獣の見世物のような、正に"残酷娯楽"と呼ぶべき舞台が整っていた。
だが、ここで意外な展開。
魔界の住人である、龍人のごとき恐ろしきグレートリザードマンがその口を開き、火炎でも毒の痰でもなく、どこか癖のある"言葉"を吐いて響かせたのである。
「あれまぁ?ここはどこどすか?えらい涼しい涼しい。
でも、魔素がむちゃ少のうて、しんどいわぁ。
そうか、ここ……ここは人間界やね?
そういえば、御先祖様がアスラ様と何やら契約を交わしたとか、なんとか言ってはったわねぇ……。
ほなら、ウチが致命傷を負うまで、ここでひとしきり暴れればええどすの?
そやけど、息子の誕生日の朝に、わざわざ人間界に招かれるとは、こら驚きですぅ。
はて?えーと、召喚者はんはどなたどすかぁ?」
その狂暴にして、凶暴過ぎる見かけからは、先ず人語などは少しも解しそうにない蜥蜴巨人であったが、それを大いに裏切る、"はんなり・しっとり・おしとやか"と、これらの言葉で表現してもよいほど、彼女の話し方は上品であり、その声音も実に落ち着いたものであった。
そこで聖女が、その血の滴(したた)る薬指の左で挙手をして
「代償を支払った召喚者は私です。ですが、あなたには、ひとしきり暴れるほどまでは要求しません。
ただそこにいる、破廉恥この上ない赤い着衣の女を、湯気のそそり立つ、一塊の肉のこま切れとしなさい。
あなたならば楽なものでしょう。それが済んでしまえば即、魔界へ還ってもらって結構です。
では、早速始めなさい」
聖女は使役者らしく、飽くまで冷厳とし、端的に要求だけを述べた。
マリーナはそれを他所(よそ)に、このしっとりと話す怪獣にすっかり牙・毒気を抜かれ、ぼーっと突っ立っていたが
「おやおや、随分とおしとやかなリザードマンちゃんだねぇ。
何か、思っきり肩透かしをかまされた感じだよ。
ねぇ優しそうなアンタ?何ならさ、この闘いは止めとくかい?」
日焼けして薄皮のささくれる、女にしては広い肩をすくめて、緑鱗の巨人を見上げた。
さて、この体高5メートルを越す、"はんなり"グレートリザードマンであるが、彼女は首振り扇風機のごとく、時間をかけてゆっくりと辺りを見渡した。
それから、硬い瞼(まぶた)が下から上へと動く瞬(まばた)きを繰り返すと、やおらその場に膝を折って正座をし、登場時の二度の咆哮、またその姿形には断じて似合わぬ優美な所作で、手にした蛮刀二振りと鋼鉄の盾とを、大きなヤシの幹のような、鱗の膝小僧の前へと整然と並べた。
そして四本腕を前へやり、その四本指の恐ろしい鉤爪の付いた指先を礼儀正しく、金色の砂場へと、ツイとつき
「お初にお目にかかりますぅ。ウチはアラシヤマと申しますぅ。
そちらさんは何とお呼びしたらよろしおすか?」
マリーナは益々調子を狂わされ
「えっ?あ、えーと。アタシはマリーナだよ。
アンタさ、何で座り込んで武器を置くんだい?」
流木みたいなワニ頭のアラシヤマは、そこに三指をついたまま
「かなしいけれど、御先祖様とアスラ様との契約は絶対にございますぅ。
ですが、袖触れあうも何かの縁と申しますやろ?
こうして立派な剣士はんのマリーナさんと差し向かうのも何かの縁やと思いまして。
その数奇な巡り合わせに、ウチなりに礼を尽くさせて頂いたまでどす。
ウチも先祖代々と続く、武家の家の娘どすよって、こーんな小さな頃から、お父ちゃんからは、果たし合いにおいては絶対に手を抜いてはアカン!と、それはそれは繰り返し言われて育ちました。
せやから、これからえらいえげつない命の取り合いになるかもしれまへんが、何卒(なにとぞ)マリーナさんにも全力を出していただいて、共に剣士として素晴らしい果たし合いを全うしたいと、こう思うてますぅ」
マリーナは、パチクリと何度も瞬きし
「よ、よろしおすえー」
としか言えなかった。
こうして色々な諸事情が重なりあい、アラシヤマの言う通り、どうにもこうにも、この場での真剣を抜いての果たし合いは避けられないようであった。
ギャラリー達は、どこまでも楚々(そそ)とした、お上品なアラシヤマと、それに戸惑うマリーナとのやり取りをじっと見つめていたが、はて、この妙な空気にどう反応してよいものか分からず、むしろシンプルな斬り合いをしてくれるという、この果たし合いへの流れが微妙に有り難かった。
ただ、五千歳の女バンパイアだけは真紅の瞳を潤ませ、純白の睫毛(まつげ)まで濡らし、左の指鉄砲みたいにしたピンクのガントレットの指で、グリッと瞼(まぶた)を押さえつつ、さめざめと泣き
「うむ。悲しいのう……じゃが、これも戦の習いじゃ。
無駄乳の剣士マリーナよ、お前もいっぱしの剣士を名乗るのならば、ここは覚悟を決めて、全身全霊でその剣を振るえい!
うむ!それこそが相手方への一番の礼節ぞ!!
さぁ両勇とも立て!そして構えい!
言わずもがな、決闘は後に恨みを残さぬが作法!
マリーナよ!後の事は、万事わらわ等に任せ、獅子奮迅に闘い、そして見事相果てよ!!
いざ尋常に、勝負じゃ!!」
と、何やらジャンル違いの檄(げき)を飛ばし、勝負の仕切りまでこなしたという。
生爪まで剥いで闇召喚を成した、玉座の聖女コーサは、この独特なノリに、完全においてけぼりを食らわされていた。
さてさて、本日の演目はここまで。
この後の、二人の女剣士の凄絶なる血煙必至の剣劇決闘譜は、また次回!!
だが、ここで意外な展開。
魔界の住人である、龍人のごとき恐ろしきグレートリザードマンがその口を開き、火炎でも毒の痰でもなく、どこか癖のある"言葉"を吐いて響かせたのである。
「あれまぁ?ここはどこどすか?えらい涼しい涼しい。
でも、魔素がむちゃ少のうて、しんどいわぁ。
そうか、ここ……ここは人間界やね?
そういえば、御先祖様がアスラ様と何やら契約を交わしたとか、なんとか言ってはったわねぇ……。
ほなら、ウチが致命傷を負うまで、ここでひとしきり暴れればええどすの?
そやけど、息子の誕生日の朝に、わざわざ人間界に招かれるとは、こら驚きですぅ。
はて?えーと、召喚者はんはどなたどすかぁ?」
その狂暴にして、凶暴過ぎる見かけからは、先ず人語などは少しも解しそうにない蜥蜴巨人であったが、それを大いに裏切る、"はんなり・しっとり・おしとやか"と、これらの言葉で表現してもよいほど、彼女の話し方は上品であり、その声音も実に落ち着いたものであった。
そこで聖女が、その血の滴(したた)る薬指の左で挙手をして
「代償を支払った召喚者は私です。ですが、あなたには、ひとしきり暴れるほどまでは要求しません。
ただそこにいる、破廉恥この上ない赤い着衣の女を、湯気のそそり立つ、一塊の肉のこま切れとしなさい。
あなたならば楽なものでしょう。それが済んでしまえば即、魔界へ還ってもらって結構です。
では、早速始めなさい」
聖女は使役者らしく、飽くまで冷厳とし、端的に要求だけを述べた。
マリーナはそれを他所(よそ)に、このしっとりと話す怪獣にすっかり牙・毒気を抜かれ、ぼーっと突っ立っていたが
「おやおや、随分とおしとやかなリザードマンちゃんだねぇ。
何か、思っきり肩透かしをかまされた感じだよ。
ねぇ優しそうなアンタ?何ならさ、この闘いは止めとくかい?」
日焼けして薄皮のささくれる、女にしては広い肩をすくめて、緑鱗の巨人を見上げた。
さて、この体高5メートルを越す、"はんなり"グレートリザードマンであるが、彼女は首振り扇風機のごとく、時間をかけてゆっくりと辺りを見渡した。
それから、硬い瞼(まぶた)が下から上へと動く瞬(まばた)きを繰り返すと、やおらその場に膝を折って正座をし、登場時の二度の咆哮、またその姿形には断じて似合わぬ優美な所作で、手にした蛮刀二振りと鋼鉄の盾とを、大きなヤシの幹のような、鱗の膝小僧の前へと整然と並べた。
そして四本腕を前へやり、その四本指の恐ろしい鉤爪の付いた指先を礼儀正しく、金色の砂場へと、ツイとつき
「お初にお目にかかりますぅ。ウチはアラシヤマと申しますぅ。
そちらさんは何とお呼びしたらよろしおすか?」
マリーナは益々調子を狂わされ
「えっ?あ、えーと。アタシはマリーナだよ。
アンタさ、何で座り込んで武器を置くんだい?」
流木みたいなワニ頭のアラシヤマは、そこに三指をついたまま
「かなしいけれど、御先祖様とアスラ様との契約は絶対にございますぅ。
ですが、袖触れあうも何かの縁と申しますやろ?
こうして立派な剣士はんのマリーナさんと差し向かうのも何かの縁やと思いまして。
その数奇な巡り合わせに、ウチなりに礼を尽くさせて頂いたまでどす。
ウチも先祖代々と続く、武家の家の娘どすよって、こーんな小さな頃から、お父ちゃんからは、果たし合いにおいては絶対に手を抜いてはアカン!と、それはそれは繰り返し言われて育ちました。
せやから、これからえらいえげつない命の取り合いになるかもしれまへんが、何卒(なにとぞ)マリーナさんにも全力を出していただいて、共に剣士として素晴らしい果たし合いを全うしたいと、こう思うてますぅ」
マリーナは、パチクリと何度も瞬きし
「よ、よろしおすえー」
としか言えなかった。
こうして色々な諸事情が重なりあい、アラシヤマの言う通り、どうにもこうにも、この場での真剣を抜いての果たし合いは避けられないようであった。
ギャラリー達は、どこまでも楚々(そそ)とした、お上品なアラシヤマと、それに戸惑うマリーナとのやり取りをじっと見つめていたが、はて、この妙な空気にどう反応してよいものか分からず、むしろシンプルな斬り合いをしてくれるという、この果たし合いへの流れが微妙に有り難かった。
ただ、五千歳の女バンパイアだけは真紅の瞳を潤ませ、純白の睫毛(まつげ)まで濡らし、左の指鉄砲みたいにしたピンクのガントレットの指で、グリッと瞼(まぶた)を押さえつつ、さめざめと泣き
「うむ。悲しいのう……じゃが、これも戦の習いじゃ。
無駄乳の剣士マリーナよ、お前もいっぱしの剣士を名乗るのならば、ここは覚悟を決めて、全身全霊でその剣を振るえい!
うむ!それこそが相手方への一番の礼節ぞ!!
さぁ両勇とも立て!そして構えい!
言わずもがな、決闘は後に恨みを残さぬが作法!
マリーナよ!後の事は、万事わらわ等に任せ、獅子奮迅に闘い、そして見事相果てよ!!
いざ尋常に、勝負じゃ!!」
と、何やらジャンル違いの檄(げき)を飛ばし、勝負の仕切りまでこなしたという。
生爪まで剥いで闇召喚を成した、玉座の聖女コーサは、この独特なノリに、完全においてけぼりを食らわされていた。
さてさて、本日の演目はここまで。
この後の、二人の女剣士の凄絶なる血煙必至の剣劇決闘譜は、また次回!!
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