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以下の通りに行動して下さい
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扉の奥にお進み下さい
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
扉…?
俺は疑問に思いながらも辺りを見渡すと
背後に巨大な扉が聳(そび)え立っている
「なっ!?」
この場所はさっきからおかしい
色んな物が音もなく現れる
「奇妙ですね 」
秀一が拳を顎に当て言った
「先程から、音もなく
こんなにも巨大な物が現れる
まるで魔法でも起こされたかの様に…
秀一の言葉に、俺も同様の事を思っている
「考えても仕方ねぇじゃん
モニター様に従うのは、気に喰わねぇが
俺様は先に行かせてもらうぜ」
龍は言葉を吐き捨て、扉の前に立つ
「開かねぇ…おい!!くそメガネ!!開かねぇぞ!!」
龍は扉が開かない事に苛立
秀一に怒鳴る
「僕に言われましても」
秀一が扉の前に立つ、が
扉は全く開く気配は無い
「開きませんね…すみません、皆さん
扉の前に立って下さい」
秀一が皆に声を掛けると
皆が顔を見合わせ
躊躇(ちゅうちょ)しながらも
足を進め、扉の前に立つ
皆が扉に揃った瞬間
扉は音を立てて開いた
「なるほど…」
秀一が理解したように呟く
「おいメガネ、どーゆう事だ」
龍が秀一に問う
「恐らく、この扉は
モニターの指示に従わないと開かない
と言う事です」
「へぇー」
秀一の解答に、アルが不敵な笑みを浮かべる
俺はアルの言葉に鳥肌が立つ
こいつが苦手だ、気色が悪い
隣に秀一がいる事に気がつく
気まずい…
通路で秀一に手を出してしまったからだ
頭に血が登ったとしても
決して人に手を出してはいけない
「太郎さん…先程はすみませんでした」
秀一が小声で謝罪をして来る
俺は驚き秀一を見ると
秀一は微笑んではいるが
眉が少し下がっている
「貴方を助けるにはしかたなかった」
「俺もすまなかった
冷静じゃあなかった
ありがとう…助かった」
俺も謝罪とお礼を言うと秀一は微笑む
秀一と俺は和解をした
しかし目の前の現状は変わらない
取り敢えず
目の前の事に取り組もう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6人全員が扉の奥に進むと、扉が閉まり
鍵が施錠される音が聞こえた
秀一が一息つく
「何が起きても驚かなくなりました」
部屋の広さは教室程ある
この部屋は薄暗い部屋だ
部屋の中央には
鉄製の粗末テーブルと椅子が
並ばれて置かれている
テーブルには
食事がトレイのごと置かれている
「おぉー!!飯だ!!」
龍はテーブルに置かれている食事を見て喜ぶ
龍は近寄り手掴みで
料理を掴もうとした時
秀一が急いで龍の傍に駆け寄り
龍の手首を掴む
「駄目です!!むやみに口にしては!!
毒が入っているかもしれません!!」
秀一の大声で龍は驚く
「すみません…大きな声を出して」
龍の驚き様を見て
秀一は直ぐに謝る
先程いた部屋と
同様のモニターが
テーブルの前に現れた
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扉の奥にお進み下さい
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扉…?
俺は疑問に思いながらも辺りを見渡すと
背後に巨大な扉が聳(そび)え立っている
「なっ!?」
この場所はさっきからおかしい
色んな物が音もなく現れる
「奇妙ですね 」
秀一が拳を顎に当て言った
「先程から、音もなく
こんなにも巨大な物が現れる
まるで魔法でも起こされたかの様に…
秀一の言葉に、俺も同様の事を思っている
「考えても仕方ねぇじゃん
モニター様に従うのは、気に喰わねぇが
俺様は先に行かせてもらうぜ」
龍は言葉を吐き捨て、扉の前に立つ
「開かねぇ…おい!!くそメガネ!!開かねぇぞ!!」
龍は扉が開かない事に苛立
秀一に怒鳴る
「僕に言われましても」
秀一が扉の前に立つ、が
扉は全く開く気配は無い
「開きませんね…すみません、皆さん
扉の前に立って下さい」
秀一が皆に声を掛けると
皆が顔を見合わせ
躊躇(ちゅうちょ)しながらも
足を進め、扉の前に立つ
皆が扉に揃った瞬間
扉は音を立てて開いた
「なるほど…」
秀一が理解したように呟く
「おいメガネ、どーゆう事だ」
龍が秀一に問う
「恐らく、この扉は
モニターの指示に従わないと開かない
と言う事です」
「へぇー」
秀一の解答に、アルが不敵な笑みを浮かべる
俺はアルの言葉に鳥肌が立つ
こいつが苦手だ、気色が悪い
隣に秀一がいる事に気がつく
気まずい…
通路で秀一に手を出してしまったからだ
頭に血が登ったとしても
決して人に手を出してはいけない
「太郎さん…先程はすみませんでした」
秀一が小声で謝罪をして来る
俺は驚き秀一を見ると
秀一は微笑んではいるが
眉が少し下がっている
「貴方を助けるにはしかたなかった」
「俺もすまなかった
冷静じゃあなかった
ありがとう…助かった」
俺も謝罪とお礼を言うと秀一は微笑む
秀一と俺は和解をした
しかし目の前の現状は変わらない
取り敢えず
目の前の事に取り組もう
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6人全員が扉の奥に進むと、扉が閉まり
鍵が施錠される音が聞こえた
秀一が一息つく
「何が起きても驚かなくなりました」
部屋の広さは教室程ある
この部屋は薄暗い部屋だ
部屋の中央には
鉄製の粗末テーブルと椅子が
並ばれて置かれている
テーブルには
食事がトレイのごと置かれている
「おぉー!!飯だ!!」
龍はテーブルに置かれている食事を見て喜ぶ
龍は近寄り手掴みで
料理を掴もうとした時
秀一が急いで龍の傍に駆け寄り
龍の手首を掴む
「駄目です!!むやみに口にしては!!
毒が入っているかもしれません!!」
秀一の大声で龍は驚く
「すみません…大きな声を出して」
龍の驚き様を見て
秀一は直ぐに謝る
先程いた部屋と
同様のモニターが
テーブルの前に現れた
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