[完結]チート異世界転生なのに可哀想な展開に

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思わずミネルバを引っ張ってきてしまったが、付与魔法が施されているのか灯りが浮かぶ屋敷にある庭園でミネルバはネロが握ってある腕を眺めながらニコニコしている

「あの…結婚って本気？」

向き合えばネロの言葉に一気にミネルバから表情がなくなる

刺さるような冷たい視線に、聞き間違いだったのかな？とネロの方が焦らなくてはならなくなった

気まずい沈黙の後、ミネルバが形の良い唇を開いた

「あそこまでしておいて結婚しない気？あれだけやりまくっておいて捨てるの？私の体だけ目当てだったのか！？」

腕をつかまれてミネルバの責めるような言い分にネロは顔が真っ赤になった

いつも行為は一方的だったと思うのだが、こう責められると分が悪いように気にもなる

「いや…ちが、今まで俺はクロだったわけじゃん？ミネルバに奴隷として弁えろとか色々酷い事言われたし、その…傷ついたりして、それで急に結婚とか言われても…その、急すぎて心がついていかないというか…」

「婚前に不貞行為を行ったのだから、ネロはもう私に嫁ぐしかないだろう？傷付けたのは悪かった。償わせてほしい」

腰や背中を撫でるミネルバの手つきが怪しくなっていく

甘やかな空気に囁くように言われて、恋人同士でいちゃいちゃしているようでネロには居た堪れない

「いや、あ！あと、あのプーアール嬢はどうするんだ？幼馴染で…その、長年の恋人というか、今日も来てたけどミネルバの好きな人なんじゃないのか？」

もごもご言いたい事を言うと、ミネルバの顔が見れなかった。また弁えろとか言われたらどうしようと恐怖もある

「…は？なんでプーアール嬢が出てくるんだ？あの日から監禁までしてネロを毎日毎日抱いている私に何処からそんな発想が？……足りなかった、足りなかったんだな？ネロ…」

もうミネルバの手は着衣の中に入ってきていて、耳たぶを食みながら股間まで揉まれて身動ぎながらミネルバの手を止めようともするが、如何せん宰相でもあり軍人でもあるミネルバは体が鍛えられておりビクともしない

「あっ…ちょ、今日は、話をする…んだろ！？変なとこ触るなぁあ…」

いつの間にかネロの上着ははだけられており、外気がひんやりと肌を撫でる

吸い付くように首筋から胸元をミネルバがやらしく舐めていく

「変なとこてどこ？言葉にしないとわからないな。ここ？それともここの事？」

「ひっ！あ！外、ミネルバ、外だからぁ…ん！ちょっ…ゆび、指いれんなぁ…」

ちゅうと乳首を吸いながら、後ろと前両方に指を突っ込んできてネロがミネルバの頭を抱えると、崩れるように地面に押し倒され下履きを取り払われた

「かわい、濡れてるよ？外だからかな？ネロはお尻のが好きだけど、今はすぐ出来るように前でしようね」

体を浮かされると、ミネルバの膝に対面で向かい合いながら巨大なブツを突き立てられる

あまりの圧迫感に、フーフー言いながら耐えていると、女の短い悲鳴が近くで聞こえた

「ひっ！聖女！？ミネルバ、人を呼んで来……っ！？」

叫んで踵を返したプーアール嬢に、ミネルバは妙に落ち着いていた

もうこちらはそれどころじゃないのに、そのまま続けようともしてきて正気を疑った

緩く下から揺すられて、ミネルバにしがみつきながらも、頭の中はヤバいしか浮かんでこない

「ミネルバっ…ぁ、ちょ、やめ…だめ、人、呼びに…いくってぇ…！」

身悶えながら、ミネルバに訴えるもミネルバは脚を持ち上げてきて、後ろに挿入してくる

いきなり突っ込まれて括約筋が切れるかと思ったが、ズルリとミネルバの巨大なブツが突き入れられたので、もしかして緩くなっているのではないだろうかと違う意味でも心配になる

「ふっ……ネロ…可愛い…」

何度も啄むように顔中キスをして、膝裏を持ち上げると深く沈み込ませるように律動する

「ミネルバ…ひと、きちゃうよぉ…」

「見られたら、恥ずかしいね？」

そういう問題でもないのだが、どこか嬉しそうなミネルバに意趣返しのつもりで背中に爪を立てる

「ミネルバ様！？聖女が現れたと…！？も、申し訳ありませんっ！ミネルバ様はお取り込み中だ！見るな！散れ！」

「ずっとネロといたが聖女なんかいないぞ？邪魔をするな」

ミネルバが金髪を艶めかしく、かき上げながら言うと、駆けつけてきたらしいアクロワナが焦って礼をして去っていく