209 / 397
第三部 オーブを求めて
第五十二話 お嬢様聖水②
しおりを挟む
「どうしたんだよ? さっさとグビッと飲めよ。味は保証しないけどな。飲んだことねぇし。」
俺がお嬢様聖水を両手で握り締めて固まっていると、カリーが催促してきた。
「の、飲むぞ!? いいんだな? ほ、ほ、本当に飲むからな!!」
「いや、早く飲めよ。何をそんなに緊張してんだよ。毒なんか入れてねぇから。」
どうやらカリーは勘違いしているみたいだ。
毒?
そんなもんあっても気になるか!
だって……お嬢様の聖水だぞ!!
パキッ!
俺は瓶の蓋を回して開けると、それを一気に喉に流し込む!
ゴキュゴキュッ!
「プファーーー! うまい! シュワっとして、それでいて柑橘系の味だ。後味も爽やか!」
お嬢様聖水を喉に流し込むと、思わずその旨さに一気飲みしてしまった。
あぁぁぁ!!
しまった!
もっと味わって飲めばよかった!!
「お? そうか? うまいなら、今度俺も飲んでみるかな。」
カリーも俺の喜んでいる姿を見て興味が湧いたようだ。
だが、断る!
これはオラのもんだべ!
「カリーさん、それでは私にもいただけますか?」
いつのまにか、シロマは闘技場の修繕を終えていた。
俺が変な性癖に目覚めようとしている間に、シロマは……。
すまないシロマ!
君にならいくらでもあげちゃう!!
「おっと、そうだった。サクセスじゃなくて、シロマちゃんに渡すつもりだったっけか。ほい、旨いらしいから味わって飲むといいぞ。」
そう言って、カリーはシロマにも一本渡す。
はっ!
そういえばシロマはお嬢様だったよな。
お嬢様がお嬢様聖水を飲むって……。
これは、もしかして、かなりヤバイんじゃないか?
ん? なんだこれ?
体がポカポカして、興奮してきたぞ!?
ふ、副作用か?
それともこのシチュエーションが俺の脳を震わせているのか!?
俺が悶々とそんな事を考えていると、シロマはお嬢様聖水をゆっくり飲み始める。
柔らかそうなシロマの唇に瓶の先が……。
あぁ……もうだめ。
特訓とかどうでもよくなってくる……。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
「ご馳走様でした。とても美味しかったです。あっ!」
「ど、どうしたシロマ!?」
「これ凄いです! 体がポカポカしてきたと思ったら、頭がスッと軽くなりました。凄い即効性です。」
急にシロマが変な声を出すから、びっくりしたぜ。
お嬢様×お嬢様で変な副作用があるのかと。
「か、カリー。それさ、1ダースでいくらしたんだ? もっと買った方がよくないか!?」
「確かにこれだけ効果あるなら予備はいくらあってもいいな。だけど、売ってたのはそれで全部だぜ。ちなみに1ダースで2万ゴールドだ。」
2、2万ゴールド!?
たっか!!
そりゃあ、高級品だわな。
「そうか……。でも、もし再入荷されたら、買おう。高いけど、それだけの価値がある!」
「そうだな。んじゃ明日にでも商会ギルド長に言っておくわ。んで、シロマちゃん。ワープはできそうか?」
「はい、問題ありません。ワープといっても、外の空間とつなぐだけですので、私が作った入口に入るだけです。」
なるほど、転移って感じではないらしい。
よくわからんが、凄い。
「じゃあ、頼むシロマ。できるだけ、広いところに繋げてくれ。」
「わかりました。では、開きますね。【ゲート】」
シロマが謎の呪文を唱えると、リングの真ん中に真っ黒な空間が現れた。
どうやら、そこに入ればいいようだ。
「ゲロゲロ、そのサイズじゃ無理っぽいから、一回元に戻ってくれ。」
ゲロ(わかった。)
ゲロゲロは一瞬で古龍狼の姿から元のファンシーな姿に戻ると、一目散にゲートに飛び込んだ。
ゲロオ!(ぼくがいっちばん!!)
「ちょ!! おい、待てって。」
俺も直ぐにゲロゲロを追ってゲートの中に入る。
「え? なにこれ? すげぇ。」
ゲートに入った瞬間、俺は浜辺に出ていた。
てっきり変な空間を歩いたりするのかと思ったが、どうやら違うみたいだ。
物理的な距離をゼロにして移動する魔法。
シロマ、半端ねぇな。
そして俺の後に、みんなが次々とゲートから出てくる。
「良かったです。成功です。」
「これ、ちょっと凄すぎじゃないか? あ。遠くに灯りが見えるけど、もしかしてあれは……。」
「はい。ルーズベルトの町ですね。距離によって使う精神力が違うので、どこまでも簡単に行けるわけではありませんが、この位の距離なら問題なさそうです。」
俺達が移動したのは、ルーズベルトから20キロ程離れた浜辺。
シロマはこれくらいの距離と言っていたが、とんでもない距離だ。
「ん? イモコも来たのか? 先に帰って休んでてよかったのに。」
ゲートから最後に出てきたのはイモコだった。
さっきよりは大分回復してそうだったが、歩くのも辛そうである。
無理しなくていいのに。
「そういうわけには行かないでござるよ。師匠の戦いを見れるチャンスを見逃すくらいなら、腹を斬った方がマシでござる!」
腹を斬るって、言いすぎだろ。
まぁいいか、見たいなら見せてやろうじゃないか。
ここは、見渡す限り砂と海しかないから、ここなら全力でゲロゲロとも戦えそうだ。
「よし、んじゃそろそろやるか、ゲロゲロ。」
ゲロ!!(いつでも大丈夫!)
ゲロゲロはいつの間にか、古龍狼の姿に戻っている。
やる気満々のようだ。
「いくぜ!!!」
こうして、遂に俺とゲロゲロの全力のバトルが始まるのであった。
俺がお嬢様聖水を両手で握り締めて固まっていると、カリーが催促してきた。
「の、飲むぞ!? いいんだな? ほ、ほ、本当に飲むからな!!」
「いや、早く飲めよ。何をそんなに緊張してんだよ。毒なんか入れてねぇから。」
どうやらカリーは勘違いしているみたいだ。
毒?
そんなもんあっても気になるか!
だって……お嬢様の聖水だぞ!!
パキッ!
俺は瓶の蓋を回して開けると、それを一気に喉に流し込む!
ゴキュゴキュッ!
「プファーーー! うまい! シュワっとして、それでいて柑橘系の味だ。後味も爽やか!」
お嬢様聖水を喉に流し込むと、思わずその旨さに一気飲みしてしまった。
あぁぁぁ!!
しまった!
もっと味わって飲めばよかった!!
「お? そうか? うまいなら、今度俺も飲んでみるかな。」
カリーも俺の喜んでいる姿を見て興味が湧いたようだ。
だが、断る!
これはオラのもんだべ!
「カリーさん、それでは私にもいただけますか?」
いつのまにか、シロマは闘技場の修繕を終えていた。
俺が変な性癖に目覚めようとしている間に、シロマは……。
すまないシロマ!
君にならいくらでもあげちゃう!!
「おっと、そうだった。サクセスじゃなくて、シロマちゃんに渡すつもりだったっけか。ほい、旨いらしいから味わって飲むといいぞ。」
そう言って、カリーはシロマにも一本渡す。
はっ!
そういえばシロマはお嬢様だったよな。
お嬢様がお嬢様聖水を飲むって……。
これは、もしかして、かなりヤバイんじゃないか?
ん? なんだこれ?
体がポカポカして、興奮してきたぞ!?
ふ、副作用か?
それともこのシチュエーションが俺の脳を震わせているのか!?
俺が悶々とそんな事を考えていると、シロマはお嬢様聖水をゆっくり飲み始める。
柔らかそうなシロマの唇に瓶の先が……。
あぁ……もうだめ。
特訓とかどうでもよくなってくる……。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
「ご馳走様でした。とても美味しかったです。あっ!」
「ど、どうしたシロマ!?」
「これ凄いです! 体がポカポカしてきたと思ったら、頭がスッと軽くなりました。凄い即効性です。」
急にシロマが変な声を出すから、びっくりしたぜ。
お嬢様×お嬢様で変な副作用があるのかと。
「か、カリー。それさ、1ダースでいくらしたんだ? もっと買った方がよくないか!?」
「確かにこれだけ効果あるなら予備はいくらあってもいいな。だけど、売ってたのはそれで全部だぜ。ちなみに1ダースで2万ゴールドだ。」
2、2万ゴールド!?
たっか!!
そりゃあ、高級品だわな。
「そうか……。でも、もし再入荷されたら、買おう。高いけど、それだけの価値がある!」
「そうだな。んじゃ明日にでも商会ギルド長に言っておくわ。んで、シロマちゃん。ワープはできそうか?」
「はい、問題ありません。ワープといっても、外の空間とつなぐだけですので、私が作った入口に入るだけです。」
なるほど、転移って感じではないらしい。
よくわからんが、凄い。
「じゃあ、頼むシロマ。できるだけ、広いところに繋げてくれ。」
「わかりました。では、開きますね。【ゲート】」
シロマが謎の呪文を唱えると、リングの真ん中に真っ黒な空間が現れた。
どうやら、そこに入ればいいようだ。
「ゲロゲロ、そのサイズじゃ無理っぽいから、一回元に戻ってくれ。」
ゲロ(わかった。)
ゲロゲロは一瞬で古龍狼の姿から元のファンシーな姿に戻ると、一目散にゲートに飛び込んだ。
ゲロオ!(ぼくがいっちばん!!)
「ちょ!! おい、待てって。」
俺も直ぐにゲロゲロを追ってゲートの中に入る。
「え? なにこれ? すげぇ。」
ゲートに入った瞬間、俺は浜辺に出ていた。
てっきり変な空間を歩いたりするのかと思ったが、どうやら違うみたいだ。
物理的な距離をゼロにして移動する魔法。
シロマ、半端ねぇな。
そして俺の後に、みんなが次々とゲートから出てくる。
「良かったです。成功です。」
「これ、ちょっと凄すぎじゃないか? あ。遠くに灯りが見えるけど、もしかしてあれは……。」
「はい。ルーズベルトの町ですね。距離によって使う精神力が違うので、どこまでも簡単に行けるわけではありませんが、この位の距離なら問題なさそうです。」
俺達が移動したのは、ルーズベルトから20キロ程離れた浜辺。
シロマはこれくらいの距離と言っていたが、とんでもない距離だ。
「ん? イモコも来たのか? 先に帰って休んでてよかったのに。」
ゲートから最後に出てきたのはイモコだった。
さっきよりは大分回復してそうだったが、歩くのも辛そうである。
無理しなくていいのに。
「そういうわけには行かないでござるよ。師匠の戦いを見れるチャンスを見逃すくらいなら、腹を斬った方がマシでござる!」
腹を斬るって、言いすぎだろ。
まぁいいか、見たいなら見せてやろうじゃないか。
ここは、見渡す限り砂と海しかないから、ここなら全力でゲロゲロとも戦えそうだ。
「よし、んじゃそろそろやるか、ゲロゲロ。」
ゲロ!!(いつでも大丈夫!)
ゲロゲロはいつの間にか、古龍狼の姿に戻っている。
やる気満々のようだ。
「いくぜ!!!」
こうして、遂に俺とゲロゲロの全力のバトルが始まるのであった。
0
お気に入りに追加
289
あなたにおすすめの小説
義妹が大事だと優先するので私も義兄を優先する事にしました
さこの
恋愛
婚約者のラウロ様は義妹を優先する。
私との約束なんかなかったかのように…
それをやんわり注意すると、君は家族を大事にしないのか?冷たい女だな。と言われました。
そうですか…あなたの目にはそのように映るのですね…
分かりました。それでは私も義兄を優先する事にしますね!大事な家族なので!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
田舎土魔法使いの成り上がり ~俺は土属性しか使えない。孤独と無知から見出した可能性。工夫と知恵で最強に至る~
waru
ファンタジー
‐魔法-それは才能のある者にしか使えぬ古代からの御業。
田舎に生まれ幼い頃より土魔法を使える少年がいた。魔法が使える者は王の下で集められ強力な軍を作るという。16歳になり王立魔法学園で学ぶ機会を得た少年が知ったのは属性によりランクがあり自分の属性である土は使う者も少なく最弱との事。
攻撃の火・回復の水・速度の風・最強の光と闇・そして守りの土。
その中において守りや壁を作り出す事しか出来ない土は戦場において「直ぐに死ぬ壁役」となっていた。役割はただ一つ。「守りを固めて時間を稼ぐ事」であった。その為早死に繋がり、人材も育っていなかった。土魔法自体の研究も進んでおらず、大きな大戦の度に土魔法の強者や知識は使い尽くされてしまっていた。
田舎で土魔法でモンスターを狩っていた少年は学園で違和感を覚える。
この少年研究熱心だが、友達もおらず生き残る術だけを考えてきた
土魔法しか使えずに生きる少年は、工夫によって自身の安全を増やして周囲の信頼と恋慕を引き寄せていく。
期待を込めて入った学園。だがその世界での常識的な授業にもついていけず、学業の成績も非常に低い少年は人と違う事を高める事で己の価値を高めていく。
学業最低・問題児とレッテルを張られたこの少年の孤独が、世界と常識を変えて行く……
苦難を越えた先には、次々と友達を得て己を高めていく。人が羨ましがる環境を築いていくが本人は孤独解消が何よりの楽しみになっていく。…少しだけ面倒になりながらも。
友人と共に神や世界の謎を解いていく先には、大きな力の獲得と豊かな人脈を持っていくようになる。そこで彼は何を選択するのか…
小説家になろう様で投稿させて頂いている作品ですが、修正を行ってアルファポリス様に投稿し直しております。ご了承下さい。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
『悪役』のイメージが違うことで起きた悲しい事故
ラララキヲ
ファンタジー
ある男爵が手を出していたメイドが密かに娘を産んでいた。それを知った男爵は平民として生きていた娘を探し出して養子とした。
娘の名前はルーニー。
とても可愛い外見をしていた。
彼女は人を惹き付ける特別な外見をしていたが、特別なのはそれだけではなかった。
彼女は前世の記憶を持っていたのだ。
そして彼女はこの世界が前世で遊んだ乙女ゲームが舞台なのだと気付く。
格好良い攻略対象たちに意地悪な悪役令嬢。
しかしその悪役令嬢がどうもおかしい。何もしてこないどころか性格さえも設定と違うようだ。
乙女ゲームのヒロインであるルーニーは腹を立てた。
“悪役令嬢が悪役をちゃんとしないからゲームのストーリーが進まないじゃない!”と。
怒ったルーニーは悪役令嬢を責める。
そして物語は動き出した…………──
※!!※細かい描写などはありませんが女性が酷い目に遭った展開となるので嫌な方はお気をつけ下さい。
※!!※『子供が絵本のシンデレラ読んでと頼んだらヤバイ方のシンデレラを読まれた』みたいな話です。
◇テンプレ乙女ゲームの世界。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げる予定です。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
公爵令嬢のRe.START
鮨海
ファンタジー
絶大な権力を持ち社交界を牛耳ってきたアドネス公爵家。その一人娘であるフェリシア公爵令嬢は第二王子であるライオルと婚約を結んでいたが、あるとき異世界からの聖女の登場により、フェリシアの生活は一変してしまう。
自分より聖女を優先する家族に婚約者、フェリシアは聖女に嫉妬し傷つきながらも懸命にどうにかこの状況を打破しようとするが、あるとき王子の婚約破棄を聞き、フェリシアは公爵家を出ることを決意した。
捕まってしまわないようにするため、途中王城の宝物庫に入ったフェリシアは運命を変える出会いをする。
契約を交わしたフェリシアによる第二の人生が幕を開ける。
※ファンタジーがメインの作品です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる