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余談章 キャラクター確認
キャラクター確認 剣合国軍①
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前書き
登場人物がだいぶ増えたので、整理・確認がてら解説しようと思います。
今後のネタバレとなる設定については解説しませんが、別段関係ない裏設定については記載、もとい主要キャラには喋らせます。
今回は剣合国軍の面々その①です。
『ジオ・ゼアイ・ナイト』の主張
剣合国軍大将であり、ジオ・ゼアイ一族の現当主であり、皆の父たらんと欲する男だ!! 乱世平定を願い、家族・仲間・民を想って剣を振るうぞ!!
実質的な登場は第3話の「食卓軍議」だ。第2話では置き手紙で存在を主張していたな。
年齢は36歳だ。笑い声は「ふっはは!」だが、本来は「ふははっ!」だった。
変えた訳はちゃんとある。幼いナイツが俺を真似て「ふははっ」っと無邪気に笑いだした為、個性が被ってしまう事を危惧して変えたのだ。うむ、可愛いな!!
父はラスフェ、母は…………母だ。祖父はゲンガで、尊敬する祖母は王周。愛する妻はキャンディで、愛する息子にはナイツ。最近になって涼周という愛する養子を迎えた為、形式的には四人家族となっている。率直に言おう、幸せだ!!!
……それと中央大陸の南方に、仲の良い従兄弟夫婦が暮らしているのだが、彼等は元気にしているだろうか。今は連絡が途絶えている故、少々気がかりとなっている。
髪型は総髪(オールバック)で、普段は白い戦袍(マント)を身に付けている。戦時にあっても鎧は付けず、基本的には奥が着ている戦闘着に似せた色違いの物を愛用している。
首にはジオ・ゼアイ一族の証たる剣のペンダントを掛けていてな、普段は服の中に入れている。これは魔力を込める事で魔法大剣「王道」へと変化する、一種の魔具なのだ。
自分で言うのも恥ずかしいが、大胆不敵にして豪放磊落な性格をしている。
それと、バスナやナイツからはアホだ何だと言われるが、俺は気にしていない。寧ろ誇っているぞ。敵も味方も笑わせたならば、それ即ち俺の勝ちだからな!!
咖喱が大好物だが、基本的に何でも沢山食べる。食べ物を献上してくれる民達には、感謝しても足りないぐらいだ!!
王道以外の武器は刀剣の類いを好むが、槍や弓・銃であっても遅れはとらん。
魔力属性は光の上位種に当たる光閃属性だ。
『キャンディ』の主張
ナイトの妻。ナイツ、涼周の母よ。戦いに向ける想いは、あの人と同じ。
初登場は第16話「賑やかなる凱旋」ね。民家の屋根上から登場よ! 飴ちゃん欲しい?
年齢? ……女性に年齢を尋ねるなんて、失礼じゃない? ……なぁーてね、はふふっ! 33歳よ。20の時に継承戦争があって、その頃に丁度ナイツを産んだの。だから皆には悪かったけど、私はあの戦争に加わってないわ。
えっ? 今は幸せかって? 当たり前じゃない。あんまり失礼な事を聞くようだと、蹴り飛ばされるわよ、あの人が。
出身地は中央大陸西方で、少し複雑な一族の生まれ。あの人達とは15の時に出会ったわ。
髪は黒色で、かなり長い方だと思う。身長はだいたい五尺六寸(約170センチ)、女性にしては大きい方だと思う。因みにナイツが五尺五寸(165センチ)ね。
性格は…………まぁ……みんなが言う分には、面倒・変態・唯我独尊の三竦みらしいけど、別に問題ないわよね? …………問題ですって? 蹴り飛ばすわよ、ナイツとバスナ殿を。
戦いに際して、武器は使わないわ。基本的に、魔法を組み合わせた独自の体術を使うから。でも強いて言えば、長期戦は苦手かも。
魔力属性はあの人と同じで光閃属性よ。
『ジオ・ゼアイ・ナイツ』の主張
剣合国軍次期大将。輝士隊の隊長を務めています。一応、主人公の一人とされています。
初登場は第2話「少年よ、父の尻を追え」…………でいいんだよね、一応。それとこれ、もうちょっとマシな題名はなかったのかな?
戦う理由ですが、「守るべきものを守る為」です!!
今年で13歳。世間一般では15歳から魔力適性が顕れる筈だけど、周りの影響もあってか、12の時には魔力を扱える様になりました。
父上がナイトで、母上がキャンディ。涼周が弟になります。
髪は短めで、筋肉は歴戦の精鋭兵以下・同年代の少年兵以上だと思います。現状の筋力だけでは負担できない動きについては、魔力で補っています。
普段は黒色の軍服を身に纏っていて、戦時にあっては朱色の戦袍を付けたりしますが、基本的には動きやすい装備を重視していますね。
性格は真面目だと言われています……面白くないとも。
使用する武器は、今のところ剣のみです。ファーリムやバスナを師と仰いでいます。
ですが、純粋な剣術のみではなく、光の刃といった魔法を織り混ぜた攻撃も多用します。
魔力についてですが、一般的な光属性です。
『涼周』…………は、飛蓮やレモネと一緒に遊びに出掛けたので、父・母・兄の主張。
「沛国防衛戦の帰路に出会い、一騎討ちの後に一本釣りした息子二号だ!! 主人公の二人目なのだが、登場は第34話「「人を視る才能」を見抜く幼子」だ。……だいぶ遅いな」
「涼周はナイツを追っ掛ける形で転戦してるわね。あぁ、羨ましい……私も可愛い子に追い掛けられてみたいものよ……ったく、この変態息子め」
(変な露出口からパンツと太腿を露にさせるようなズボンを履かせて傾国のおへそに抱き付くような貴女にだけは言われたくない)
「……ところで母上、結局のところ涼周は男の子ですか? それとも女の子ですか? 初めて一緒に入浴した後、母上は俺のお古の上着を着ているから、涼周は男で良いと言っていましたが……」
「それはそうとこの子、髪の毛が全然伸びないのよねぇ……長くなればもっと色々と改造できて良いのに。それと沢山食べるわりには大きくなる気配がないじゃない。……まぁ、小さいからこそ良いんだけど。小さいは正義! 貧乳はステータスよ!!」
「……年齢に関しては本人が覚えていないと言っているが、肉体や言動から判断してもだいたい10歳程度だろう。多少違っていたとしても、小事小事」
「無視ですか。涼周と似て、本当にやりたい放題な両親ですね。
ーー涼周の魔力は一般的な闇属性ですが、他者の魔力を吸収できるという反則能力を持っています。何故かは分かりませんが、多分、涼周が得物としている魔銃が影響しているのだと。そして魔銃の他にも、涼周は魔力で伸ばした爪や黒霧を武器として、敵を翻弄する戦法を得意とします。その戦い方も、一体どこで会得したんだが……」
「うむ、涼周は本当に謎が多いな。出自といい、才能といい……才能と言えばだが、涼周は俺と同じ「人を視る才能」を持っている。しかも涼周のそれは、中々のものだろう」
「そんな事はこの際どうだって良いのよ! 重要なのはね、あの子がとっても優しいって事!! ヒッヒッフゥーー!! ヒャッフゥー! ヒャッフゥーー!!」
「むむむ、奥が徐々におかしくなってきたぞ。さては奥も、涼周が放つ独特の色に惑わされてしまったか? ……おい、大丈夫か奥――」
「私の涼周に悪戯していいのは私だけなのよっ!!」ドガッ!!
「なんとぅおぉぉーー!?」 ドヒュンッ!! キラーーン!!
「あぁーあ、とうとう飛ばされましたか父う――」
「おぅ、呼んだか息子よ!」
「って、ええっ!? あれ!? 今さっき確かに飛んでって……」
「ふっははは、まだまだ甘いな息子よ! あれは残像だ!」
(という事は、吹き飛ばされはしたと……)
『ファーリム』の主張
剣合国の錝将軍であり、世上では「武神将」と謳われているようです。
第3話の「食卓軍議」で初登場を果たし、南亜会戦ではある程度の活躍をしたつもりですが、1章以降は5章の第79話「敗退の報せ」まで出番がなく、88話「洪和郡攻略戦」を機にばったりといなくなります。……ちょっと泣きたいですな!! ハッハッハァッ!!
(※ここで作者より補足。少しだけネタバレです。
19章から最終章までの間、李醒みたく重点的に登場します。元々が二大英雄本編……即ちこの前日譚物語の続編から大活躍する純粋な戦場キャラクターなので、成長話が中心な当作品では、必然的に出番が少ないのです。ご了承ください。
それと彼の武力ですが、1章でウォンデと対峙した際、バスナが必勝を予見した通りの強さでして、正直言って滅茶苦茶強いのです)
さて、堅苦しい挨拶はこれぐらいで…………先ずは俺の年齢だが、38歳だ。ナイト殿の2つ歳上という事になるな。出身地はバスナと同じで、南方大陸のとある島国だ。
妻の名はアルシャ、息子の名はリュグゥ。二人とも「黄眼白髪壊死鬼病」という難病を患っており、これは稔寧殿と同じものだ。
ナイトを頭とする俺達の旅の目的は、前半と後半で違うのだが、前半は先に述べた病を治す術を求める旅。後半はその延長線として、ナイトの剣合国継承を目的としていた。
話は変わって俺の武器だが、剣一筋で生きている。魔力はちょっと変わった斬属性で、戀王国の于詮と同じだな。
一応、上下関係やけじめには気を付けているぞ! 示しを付ける時は付け、騒ぐ時は騒ぐがな!!
『バスナ』の主張
「剣義将」の二つ名で、よく呼ばれている。
ファーリムやメイセイ達と同様に、第3話の「食卓軍議」で初登場しているな。
ふっ、すまんなファーリム。俺は一章以降も中々と出番があるぞ。…………そのせいで損な役回りも多いがな……はぁ……。
歳は31歳。ファーリムとは7つ離れており、仲間衆の中では最年少に当たる。そのせいか奴等、俺で遊ぶ癖があるのだ……まったく。
出身地はファーリムに同じく、南方大陸にある島国だ。
物語の中では服装や容姿についての描写がなかったな、すまない。
俺もナイト殿やファーリム同様、基本的には鎧等の類いを身に付けない主義だ。ナイツ殿に同じく、動きやすい漆黒の軍服を愛着している。
ついつい腕を組む癖があるのだが、不快に思う者がいたら、すまない。
一章 南亜会戦の折り、黒染との一騎討ちで左目を失っている故、今は黒色の眼帯を付けて活動している。貫禄があるように見えて良いだろ?
ただし淡咲殿曰く、「元々の老け顔に箔が付いた」……という事らしい。
自分で言うのも何だが、人からは面倒見の良い性格だと言われている。俺としては、単純に兄妹の成長を見守っているだけなのだがな。
武器は剣や刀を愛用し、変則的な太刀筋や速さを活かした抜刀術を得意とする。
魔力属性は風。魔法の類いは絶望的に適性がない。
登場人物がだいぶ増えたので、整理・確認がてら解説しようと思います。
今後のネタバレとなる設定については解説しませんが、別段関係ない裏設定については記載、もとい主要キャラには喋らせます。
今回は剣合国軍の面々その①です。
『ジオ・ゼアイ・ナイト』の主張
剣合国軍大将であり、ジオ・ゼアイ一族の現当主であり、皆の父たらんと欲する男だ!! 乱世平定を願い、家族・仲間・民を想って剣を振るうぞ!!
実質的な登場は第3話の「食卓軍議」だ。第2話では置き手紙で存在を主張していたな。
年齢は36歳だ。笑い声は「ふっはは!」だが、本来は「ふははっ!」だった。
変えた訳はちゃんとある。幼いナイツが俺を真似て「ふははっ」っと無邪気に笑いだした為、個性が被ってしまう事を危惧して変えたのだ。うむ、可愛いな!!
父はラスフェ、母は…………母だ。祖父はゲンガで、尊敬する祖母は王周。愛する妻はキャンディで、愛する息子にはナイツ。最近になって涼周という愛する養子を迎えた為、形式的には四人家族となっている。率直に言おう、幸せだ!!!
……それと中央大陸の南方に、仲の良い従兄弟夫婦が暮らしているのだが、彼等は元気にしているだろうか。今は連絡が途絶えている故、少々気がかりとなっている。
髪型は総髪(オールバック)で、普段は白い戦袍(マント)を身に付けている。戦時にあっても鎧は付けず、基本的には奥が着ている戦闘着に似せた色違いの物を愛用している。
首にはジオ・ゼアイ一族の証たる剣のペンダントを掛けていてな、普段は服の中に入れている。これは魔力を込める事で魔法大剣「王道」へと変化する、一種の魔具なのだ。
自分で言うのも恥ずかしいが、大胆不敵にして豪放磊落な性格をしている。
それと、バスナやナイツからはアホだ何だと言われるが、俺は気にしていない。寧ろ誇っているぞ。敵も味方も笑わせたならば、それ即ち俺の勝ちだからな!!
咖喱が大好物だが、基本的に何でも沢山食べる。食べ物を献上してくれる民達には、感謝しても足りないぐらいだ!!
王道以外の武器は刀剣の類いを好むが、槍や弓・銃であっても遅れはとらん。
魔力属性は光の上位種に当たる光閃属性だ。
『キャンディ』の主張
ナイトの妻。ナイツ、涼周の母よ。戦いに向ける想いは、あの人と同じ。
初登場は第16話「賑やかなる凱旋」ね。民家の屋根上から登場よ! 飴ちゃん欲しい?
年齢? ……女性に年齢を尋ねるなんて、失礼じゃない? ……なぁーてね、はふふっ! 33歳よ。20の時に継承戦争があって、その頃に丁度ナイツを産んだの。だから皆には悪かったけど、私はあの戦争に加わってないわ。
えっ? 今は幸せかって? 当たり前じゃない。あんまり失礼な事を聞くようだと、蹴り飛ばされるわよ、あの人が。
出身地は中央大陸西方で、少し複雑な一族の生まれ。あの人達とは15の時に出会ったわ。
髪は黒色で、かなり長い方だと思う。身長はだいたい五尺六寸(約170センチ)、女性にしては大きい方だと思う。因みにナイツが五尺五寸(165センチ)ね。
性格は…………まぁ……みんなが言う分には、面倒・変態・唯我独尊の三竦みらしいけど、別に問題ないわよね? …………問題ですって? 蹴り飛ばすわよ、ナイツとバスナ殿を。
戦いに際して、武器は使わないわ。基本的に、魔法を組み合わせた独自の体術を使うから。でも強いて言えば、長期戦は苦手かも。
魔力属性はあの人と同じで光閃属性よ。
『ジオ・ゼアイ・ナイツ』の主張
剣合国軍次期大将。輝士隊の隊長を務めています。一応、主人公の一人とされています。
初登場は第2話「少年よ、父の尻を追え」…………でいいんだよね、一応。それとこれ、もうちょっとマシな題名はなかったのかな?
戦う理由ですが、「守るべきものを守る為」です!!
今年で13歳。世間一般では15歳から魔力適性が顕れる筈だけど、周りの影響もあってか、12の時には魔力を扱える様になりました。
父上がナイトで、母上がキャンディ。涼周が弟になります。
髪は短めで、筋肉は歴戦の精鋭兵以下・同年代の少年兵以上だと思います。現状の筋力だけでは負担できない動きについては、魔力で補っています。
普段は黒色の軍服を身に纏っていて、戦時にあっては朱色の戦袍を付けたりしますが、基本的には動きやすい装備を重視していますね。
性格は真面目だと言われています……面白くないとも。
使用する武器は、今のところ剣のみです。ファーリムやバスナを師と仰いでいます。
ですが、純粋な剣術のみではなく、光の刃といった魔法を織り混ぜた攻撃も多用します。
魔力についてですが、一般的な光属性です。
『涼周』…………は、飛蓮やレモネと一緒に遊びに出掛けたので、父・母・兄の主張。
「沛国防衛戦の帰路に出会い、一騎討ちの後に一本釣りした息子二号だ!! 主人公の二人目なのだが、登場は第34話「「人を視る才能」を見抜く幼子」だ。……だいぶ遅いな」
「涼周はナイツを追っ掛ける形で転戦してるわね。あぁ、羨ましい……私も可愛い子に追い掛けられてみたいものよ……ったく、この変態息子め」
(変な露出口からパンツと太腿を露にさせるようなズボンを履かせて傾国のおへそに抱き付くような貴女にだけは言われたくない)
「……ところで母上、結局のところ涼周は男の子ですか? それとも女の子ですか? 初めて一緒に入浴した後、母上は俺のお古の上着を着ているから、涼周は男で良いと言っていましたが……」
「それはそうとこの子、髪の毛が全然伸びないのよねぇ……長くなればもっと色々と改造できて良いのに。それと沢山食べるわりには大きくなる気配がないじゃない。……まぁ、小さいからこそ良いんだけど。小さいは正義! 貧乳はステータスよ!!」
「……年齢に関しては本人が覚えていないと言っているが、肉体や言動から判断してもだいたい10歳程度だろう。多少違っていたとしても、小事小事」
「無視ですか。涼周と似て、本当にやりたい放題な両親ですね。
ーー涼周の魔力は一般的な闇属性ですが、他者の魔力を吸収できるという反則能力を持っています。何故かは分かりませんが、多分、涼周が得物としている魔銃が影響しているのだと。そして魔銃の他にも、涼周は魔力で伸ばした爪や黒霧を武器として、敵を翻弄する戦法を得意とします。その戦い方も、一体どこで会得したんだが……」
「うむ、涼周は本当に謎が多いな。出自といい、才能といい……才能と言えばだが、涼周は俺と同じ「人を視る才能」を持っている。しかも涼周のそれは、中々のものだろう」
「そんな事はこの際どうだって良いのよ! 重要なのはね、あの子がとっても優しいって事!! ヒッヒッフゥーー!! ヒャッフゥー! ヒャッフゥーー!!」
「むむむ、奥が徐々におかしくなってきたぞ。さては奥も、涼周が放つ独特の色に惑わされてしまったか? ……おい、大丈夫か奥――」
「私の涼周に悪戯していいのは私だけなのよっ!!」ドガッ!!
「なんとぅおぉぉーー!?」 ドヒュンッ!! キラーーン!!
「あぁーあ、とうとう飛ばされましたか父う――」
「おぅ、呼んだか息子よ!」
「って、ええっ!? あれ!? 今さっき確かに飛んでって……」
「ふっははは、まだまだ甘いな息子よ! あれは残像だ!」
(という事は、吹き飛ばされはしたと……)
『ファーリム』の主張
剣合国の錝将軍であり、世上では「武神将」と謳われているようです。
第3話の「食卓軍議」で初登場を果たし、南亜会戦ではある程度の活躍をしたつもりですが、1章以降は5章の第79話「敗退の報せ」まで出番がなく、88話「洪和郡攻略戦」を機にばったりといなくなります。……ちょっと泣きたいですな!! ハッハッハァッ!!
(※ここで作者より補足。少しだけネタバレです。
19章から最終章までの間、李醒みたく重点的に登場します。元々が二大英雄本編……即ちこの前日譚物語の続編から大活躍する純粋な戦場キャラクターなので、成長話が中心な当作品では、必然的に出番が少ないのです。ご了承ください。
それと彼の武力ですが、1章でウォンデと対峙した際、バスナが必勝を予見した通りの強さでして、正直言って滅茶苦茶強いのです)
さて、堅苦しい挨拶はこれぐらいで…………先ずは俺の年齢だが、38歳だ。ナイト殿の2つ歳上という事になるな。出身地はバスナと同じで、南方大陸のとある島国だ。
妻の名はアルシャ、息子の名はリュグゥ。二人とも「黄眼白髪壊死鬼病」という難病を患っており、これは稔寧殿と同じものだ。
ナイトを頭とする俺達の旅の目的は、前半と後半で違うのだが、前半は先に述べた病を治す術を求める旅。後半はその延長線として、ナイトの剣合国継承を目的としていた。
話は変わって俺の武器だが、剣一筋で生きている。魔力はちょっと変わった斬属性で、戀王国の于詮と同じだな。
一応、上下関係やけじめには気を付けているぞ! 示しを付ける時は付け、騒ぐ時は騒ぐがな!!
『バスナ』の主張
「剣義将」の二つ名で、よく呼ばれている。
ファーリムやメイセイ達と同様に、第3話の「食卓軍議」で初登場しているな。
ふっ、すまんなファーリム。俺は一章以降も中々と出番があるぞ。…………そのせいで損な役回りも多いがな……はぁ……。
歳は31歳。ファーリムとは7つ離れており、仲間衆の中では最年少に当たる。そのせいか奴等、俺で遊ぶ癖があるのだ……まったく。
出身地はファーリムに同じく、南方大陸にある島国だ。
物語の中では服装や容姿についての描写がなかったな、すまない。
俺もナイト殿やファーリム同様、基本的には鎧等の類いを身に付けない主義だ。ナイツ殿に同じく、動きやすい漆黒の軍服を愛着している。
ついつい腕を組む癖があるのだが、不快に思う者がいたら、すまない。
一章 南亜会戦の折り、黒染との一騎討ちで左目を失っている故、今は黒色の眼帯を付けて活動している。貫禄があるように見えて良いだろ?
ただし淡咲殿曰く、「元々の老け顔に箔が付いた」……という事らしい。
自分で言うのも何だが、人からは面倒見の良い性格だと言われている。俺としては、単純に兄妹の成長を見守っているだけなのだがな。
武器は剣や刀を愛用し、変則的な太刀筋や速さを活かした抜刀術を得意とする。
魔力属性は風。魔法の類いは絶望的に適性がない。
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