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Epilogue ツァイトライゼの終焉
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【2024年11月1日】
久しぶりに走って、息を切らす。両膝に手をついて、顔を上げた。
見上げる空には秋の星座が見える。秋風が吹いて、体温を奪っていった。
本当は急ぐ必要もない。だけどはやる気持ちを抑えられない。
京都の秋は昼と夜の寒暖差が激しい。今日は暖かそうだなと思って薄着で出ると夜にはぐっと寒くなって、僕らは後悔する。だけどそれが京都だから、何年住んでも、僕らは後悔をすることから自由になれない。だけど後悔の間にだって希望もある。
もうすぐ紅葉の季節が始まる。秋は京都の一年で一番過ごしやすく、一番美しい季節だ。
信号を待ちながらスマートフォンの画面をつける。充電残量は安定の20%。相変わらず僕に成長はない。だけど今はこれで良いのだ。
メッセージを確認する。夏菜子からの報告メッセージが届いていた。
夏菜子が「私にも手伝わせて!」と言っていたから、ありがたく甘えることにした。
――もう一度、未央に会いたい。会って今度こそ想いを伝えたい。
だけど僕には彼女に連絡する手段がなかった。彼女が未来に帰ると言って僕の元を去ってから、携帯のメッセージも電話も通じなくなった。以前は本当に未来に帰ったからだと思っていたけれど、多分、携帯の番号を変えて、メッセージアプリのアカウントも変えたのだろう。振り返ると「手の込んだことをするなぁ」と思ったりする。
それだけ思うところがあったということなのかもしれない。
信号が青に変わり、緑色に光る信号機に急かされるように、僕は夜の烏丸通りを西へと渡った。ハンバーガーショップの自動ドアが開き店員の「いらっしゃいませ~」という声が響いた。
「――ダブルチーズバーガーセット。ホットコーヒーMで」
スマートフォンのアプリを見せながら注文する。夏に彼女とここで出会ってから、頻繁に利用するようになって、注文が定番化している。
「いつもご利用ありがとうございます!」
店員さんの挨拶も一進化してしまっている。軽く手を上げて、こちらこその挨拶を返す。しばらくしてトレイを受け取ると、僕は三階へと上がった。
チャンスは夏菜子が作ってくれた。文学部の共通の友達を通して連絡を取って、その友達と未央がこのハンバーガーショップの三階で待ち合わせをすると言う状況を作ってくれた。もちろんその約束はフェイクで、現れるのは僕って言う寸法だ。
夏菜子が共通の友達とやらを買収するために何を使ったのかは知らないが、アポイントメントが取れたということで、得意満面なメッセージを送ってきたのが、ほんの一時間ほど前だった。「だから今すぐ準備して家を出ろ」と横暴な指示が飛んできた。
なんとなくだけど血縁関係がわかってから、夏菜子の僕に対する態度はどんどん横柄になってきている気がする。まあ、それはそれで清々しいのだけれど。
三階まで上がる。この時間帯だから、今日も客はまばらで、仕事帰りか飲み会明けの男女の組や、五人組の高校生なんかがいた。机に突っ伏して寝ているお客さんも。
三階席をぐるりと見渡す。
彼女の背中を見つけた。
白いセーターを身につけた彼女は出会った時と同じ座席で机に向かっていた。その窓の向こう側には夜の京都御苑が見える。
僕はゆっくり彼女の横に近づく。そして一つ席を開けて隣にハンバーガーのトレイを置いた。彼女はまだ僕に気づかない。
彼女の手元にはいくつかの本に混じって、ドイツ語のテキストがあった。友達が来るまでの間、自習でもして時間を潰す予定だったのだろう、中間テストも近いから。
僕はスマートフォンを取り出す。今日も充電残量は心許ない。
だから僕は彼女に近づく。そしてその肩を二度ほど後ろから叩く。
彼女は弾かれたように振り返った。そして僕の姿を見つける。
僕は尋ねる。まるで初対面みたいに。もう一度出会いをやり直すみたいに。
「――あの、すみません。勉強中、申し訳ないんですけど、携帯の充電器を借りたりできませんか?」
彼女の表情が驚きに染まる。そしてなんだか複雑な表情を浮かべる。
戸惑う彼女の隣の席に僕は腰を下ろした。
「両側が丸いやつでいいですか? USB Type-C?」
そんな彼女に、僕は悪戯心と共に問いかける。
「――ねえ、ドイツ語の問題を一問出題していいかな?」
彼女は戸惑いながらも頷いた。
「Du bist eine Zeitreisende, die nicht zurückkehrt……さて、どういう意味でしょう?」
彼女の表情がみるみる間に変わっていく。
「――『君は、帰らない、時間旅行者』?」
僕は「正解」と頷いた。彼女と並んで窓際の席に座る。ガラスの窓からは烏丸丸太町の交差点が見える。
「Zeitreiseが時間旅行で、Zeitreisendeが時間旅行者。だから君は帰らない時間旅行者」
君が僕を見上げる。
「――気づいていたの? ――いつから?」
「ついさっき。――一人で気づけたわけじゃないよ。翔が気づかせてくれた。夏菜子が背中を教えてくれた」
「そっかぁ。叶わないなぁ、なんだか二人には」
彼女は表情を緩めた。なんだか張り詰めていた空気を手放すみたいに。
自分を縛っていた拘束から自らを解き放つみたいに。
全てを諦めて、そして全ての未来を期待するみたいに。
「――ねぇ、未央。あの日、僕が言っていた言葉、覚えている」
彼女は頷いた。
「覚えているよ。わざわざ紫水晶を使って、私に会いにきてくれた。――嬉しかったよ」
「その時、僕は言ったよね。――君のことが好きだって」
彼女は無言でまた頷く。
「あの時、僕はちゃんと最後まで伝えられなかったんだと思う。――夏菜子とのことも含めて」
未央は両手を組むと座ったまま一度伸びをした。
「そのことだけどね。実は少し前に夏菜子ちゃんから電話がかかってきたの。――それで、教えてくれたの。彼女と悠人くんが本当は兄妹だったって」
「――びっくりした?」
「びっくりしたよぉ。それはもう。――でも、なんだか納得した。どうして悠人くんが夏菜子ちゃんのことをそんなに大切にしていたのか。それなのにどうして夏菜子ちゃんじゃなくて私を選んでくれるのかって」
僕は彼女の右手に手を重ねる。
彼女に瞳が僕を映す。その中で僕はかすかに揺らいでいた。
「――きっと僕にとって未央は特別なんだと思う。血が繋がっている夏菜子の特別さとは全然違う意味で。そう言うことじゃなくて、波長が合うっていうか、なんていうか。僕の知らない君が以前いた世界線でも、違う時間に出会って、それでも僕は君に恋をした。この世界線でも、僕は君に恋をした。だからきっと、どんな世界線になっても、僕は君のことが好きになるんだと思う」
僕が重ねた手に、彼女がもう一つの手を重ねる。
「だからもう一度言わせてほしい。僕は有坂未央のことが好きです。だから僕の恋人になってほしい」
「――うん。もちろん!」
未央の顔に笑みが広がる。彼女の頬に流れた涙を、僕は人差し指の背で拭った。
そして僕と彼女の時間旅行が終わる。
星空の時間旅行。
過去を変えれば、未来は変わる。
でも、君への想いは、どの世界線でも変わらない。
未来から来た君がくれた、二人の時間。
これからは人生の旅行を、君と一緒に。
≪星空のツァイトライゼ ~未来の君がくれた二人の時間~ 完≫
久しぶりに走って、息を切らす。両膝に手をついて、顔を上げた。
見上げる空には秋の星座が見える。秋風が吹いて、体温を奪っていった。
本当は急ぐ必要もない。だけどはやる気持ちを抑えられない。
京都の秋は昼と夜の寒暖差が激しい。今日は暖かそうだなと思って薄着で出ると夜にはぐっと寒くなって、僕らは後悔する。だけどそれが京都だから、何年住んでも、僕らは後悔をすることから自由になれない。だけど後悔の間にだって希望もある。
もうすぐ紅葉の季節が始まる。秋は京都の一年で一番過ごしやすく、一番美しい季節だ。
信号を待ちながらスマートフォンの画面をつける。充電残量は安定の20%。相変わらず僕に成長はない。だけど今はこれで良いのだ。
メッセージを確認する。夏菜子からの報告メッセージが届いていた。
夏菜子が「私にも手伝わせて!」と言っていたから、ありがたく甘えることにした。
――もう一度、未央に会いたい。会って今度こそ想いを伝えたい。
だけど僕には彼女に連絡する手段がなかった。彼女が未来に帰ると言って僕の元を去ってから、携帯のメッセージも電話も通じなくなった。以前は本当に未来に帰ったからだと思っていたけれど、多分、携帯の番号を変えて、メッセージアプリのアカウントも変えたのだろう。振り返ると「手の込んだことをするなぁ」と思ったりする。
それだけ思うところがあったということなのかもしれない。
信号が青に変わり、緑色に光る信号機に急かされるように、僕は夜の烏丸通りを西へと渡った。ハンバーガーショップの自動ドアが開き店員の「いらっしゃいませ~」という声が響いた。
「――ダブルチーズバーガーセット。ホットコーヒーMで」
スマートフォンのアプリを見せながら注文する。夏に彼女とここで出会ってから、頻繁に利用するようになって、注文が定番化している。
「いつもご利用ありがとうございます!」
店員さんの挨拶も一進化してしまっている。軽く手を上げて、こちらこその挨拶を返す。しばらくしてトレイを受け取ると、僕は三階へと上がった。
チャンスは夏菜子が作ってくれた。文学部の共通の友達を通して連絡を取って、その友達と未央がこのハンバーガーショップの三階で待ち合わせをすると言う状況を作ってくれた。もちろんその約束はフェイクで、現れるのは僕って言う寸法だ。
夏菜子が共通の友達とやらを買収するために何を使ったのかは知らないが、アポイントメントが取れたということで、得意満面なメッセージを送ってきたのが、ほんの一時間ほど前だった。「だから今すぐ準備して家を出ろ」と横暴な指示が飛んできた。
なんとなくだけど血縁関係がわかってから、夏菜子の僕に対する態度はどんどん横柄になってきている気がする。まあ、それはそれで清々しいのだけれど。
三階まで上がる。この時間帯だから、今日も客はまばらで、仕事帰りか飲み会明けの男女の組や、五人組の高校生なんかがいた。机に突っ伏して寝ているお客さんも。
三階席をぐるりと見渡す。
彼女の背中を見つけた。
白いセーターを身につけた彼女は出会った時と同じ座席で机に向かっていた。その窓の向こう側には夜の京都御苑が見える。
僕はゆっくり彼女の横に近づく。そして一つ席を開けて隣にハンバーガーのトレイを置いた。彼女はまだ僕に気づかない。
彼女の手元にはいくつかの本に混じって、ドイツ語のテキストがあった。友達が来るまでの間、自習でもして時間を潰す予定だったのだろう、中間テストも近いから。
僕はスマートフォンを取り出す。今日も充電残量は心許ない。
だから僕は彼女に近づく。そしてその肩を二度ほど後ろから叩く。
彼女は弾かれたように振り返った。そして僕の姿を見つける。
僕は尋ねる。まるで初対面みたいに。もう一度出会いをやり直すみたいに。
「――あの、すみません。勉強中、申し訳ないんですけど、携帯の充電器を借りたりできませんか?」
彼女の表情が驚きに染まる。そしてなんだか複雑な表情を浮かべる。
戸惑う彼女の隣の席に僕は腰を下ろした。
「両側が丸いやつでいいですか? USB Type-C?」
そんな彼女に、僕は悪戯心と共に問いかける。
「――ねえ、ドイツ語の問題を一問出題していいかな?」
彼女は戸惑いながらも頷いた。
「Du bist eine Zeitreisende, die nicht zurückkehrt……さて、どういう意味でしょう?」
彼女の表情がみるみる間に変わっていく。
「――『君は、帰らない、時間旅行者』?」
僕は「正解」と頷いた。彼女と並んで窓際の席に座る。ガラスの窓からは烏丸丸太町の交差点が見える。
「Zeitreiseが時間旅行で、Zeitreisendeが時間旅行者。だから君は帰らない時間旅行者」
君が僕を見上げる。
「――気づいていたの? ――いつから?」
「ついさっき。――一人で気づけたわけじゃないよ。翔が気づかせてくれた。夏菜子が背中を教えてくれた」
「そっかぁ。叶わないなぁ、なんだか二人には」
彼女は表情を緩めた。なんだか張り詰めていた空気を手放すみたいに。
自分を縛っていた拘束から自らを解き放つみたいに。
全てを諦めて、そして全ての未来を期待するみたいに。
「――ねぇ、未央。あの日、僕が言っていた言葉、覚えている」
彼女は頷いた。
「覚えているよ。わざわざ紫水晶を使って、私に会いにきてくれた。――嬉しかったよ」
「その時、僕は言ったよね。――君のことが好きだって」
彼女は無言でまた頷く。
「あの時、僕はちゃんと最後まで伝えられなかったんだと思う。――夏菜子とのことも含めて」
未央は両手を組むと座ったまま一度伸びをした。
「そのことだけどね。実は少し前に夏菜子ちゃんから電話がかかってきたの。――それで、教えてくれたの。彼女と悠人くんが本当は兄妹だったって」
「――びっくりした?」
「びっくりしたよぉ。それはもう。――でも、なんだか納得した。どうして悠人くんが夏菜子ちゃんのことをそんなに大切にしていたのか。それなのにどうして夏菜子ちゃんじゃなくて私を選んでくれるのかって」
僕は彼女の右手に手を重ねる。
彼女に瞳が僕を映す。その中で僕はかすかに揺らいでいた。
「――きっと僕にとって未央は特別なんだと思う。血が繋がっている夏菜子の特別さとは全然違う意味で。そう言うことじゃなくて、波長が合うっていうか、なんていうか。僕の知らない君が以前いた世界線でも、違う時間に出会って、それでも僕は君に恋をした。この世界線でも、僕は君に恋をした。だからきっと、どんな世界線になっても、僕は君のことが好きになるんだと思う」
僕が重ねた手に、彼女がもう一つの手を重ねる。
「だからもう一度言わせてほしい。僕は有坂未央のことが好きです。だから僕の恋人になってほしい」
「――うん。もちろん!」
未央の顔に笑みが広がる。彼女の頬に流れた涙を、僕は人差し指の背で拭った。
そして僕と彼女の時間旅行が終わる。
星空の時間旅行。
過去を変えれば、未来は変わる。
でも、君への想いは、どの世界線でも変わらない。
未来から来た君がくれた、二人の時間。
これからは人生の旅行を、君と一緒に。
≪星空のツァイトライゼ ~未来の君がくれた二人の時間~ 完≫
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