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3人の誘惑*

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 目を開けると僕は美女サキュバス3人に縛り上げられて大きなベッドの上にいた!

「ひいっ!!」
 ここはどうやらこいつらの夢の領域らしい!しまった!僕は眠らされたのだ!!

 3人は色気を出し際どい格好で僕の頬をぺろりと舐めた!

「うふふ!美味しそう!美少年の生気はさぞ美味しいでしょうね!」

「あの落ちこぼれには勿体無いから」

「私達が天国みたいに気持ち良くしてあげる」
 と妖艶に3人は服を脱ぎ捨て裸で僕に擦り寄る!

「くっ!この点ブス共!僕に近寄るな!穢らわしい!」
 と言うと3人は赤い目で僕を睨む。

「は?ブス?誰のこと?」
「ウルズリのこと?」
「は?メイラでしょ?」
 と3人はもめている。

「ふん!ほっときましょ!どうせ今からたっぷりいい事して正気を吸い尽くしてやるんだから!」

 とビアンカが僕の息子を撫でた!

「触るな!!」
 と言うがビアンカは

「ふふっ、可愛いわねえ。早速この子のをしゃぶって吸っちゃおうかしら?」
 とズボンに手をかける。
 くそっ!!
 僕は足をバタつかせ偶然にもビアンカの顔に蹴りが入った。

「いたっ!!」
 顔しかめるビアンカ。

「何するのよ!酷いわね!このガキ!!」
 僕はガキではない!

「絶対にお前達になんか正気をやらない!!」
 と言うと笑われる。

「この状況で何いってるのかしら?死ぬまでいい事できることを誇りに思いなさい?」

「ほら、私の豊満な胸で果ててもいいのよ?パイズリしてあげようか?坊や」
 と近寄りまたズボンに手をかけた時だった。

 バリーーンと天井が割れる音がした。
 ビアンカ達は

「何!?」
 と天井を見上げた。
 するとそこにはイヴが知らない男達を引き連れていた。誰だ!?

「シーロン!!」
「セルヴィ!!」
「ハント!!」
 と3人は驚いた顔をしていた!!

「やあ、お楽しみ中にごめんね。でもこのイヴリンが知らせてくれたんだ。彼氏の僕たちインキュバスをほっといて人間の男を誘惑してるって?」

「酷いよ。そりゃ仕事なら見逃したけどどうやら君達の仕事相手ではないみたいだねその少年」

「はあ、ダメな彼女だな」
 と男達は魅力的な笑顔で微笑んだ。

「イヴリン!あんた!!何勝手に人の男に連絡してんのよ!!」

 と言うとイヴは

「そ、そっちこそ!!私のルイスさんに手を出さないで!このっ淫乱!!」
 と言うと3人は

「はあ?サキュバスの癖に何言ってるのよ。こいつは私達の食事と同じよ!」
 と言う。

「ふうん、まあ君たちがそうなら終わるまで見ていてもいいよ?人間の男には興味ないしね」

 おおい!助けに来たんじゃないのか!?最悪だ!

「その代わりしばらく会わないけど」
 と言うとビアンカは顔色を変えて

「そ、そんな!いやよシーロン!」
 とシーロンにまとわりつくビアンカ。
 サキュバスとインキュバスが言い合いをしているうちにソッとイヴが近づき拘束を解いてくれた。

「あっ!獲物が逃げるわ!」
「イヴリン!この落ちこぼれのくそが!」
 とビアンカが燃やされた鞭を取り出した!!夢の中だから再現可能なのか!?

 ビアンカは僕の足に鞭を絡ませたので僕は転んでズリズリと引き摺られる。
 おい、シーロンとか言うインキュバス!見てないで助けろよ!!
 と思ったが彼もニヤニヤ笑って見ている。

 どう言うつもりだ。助けに来たんじゃないのか!!やはり魔物だ。人間などただの餌でしかないんだ!

 夢の中では僕は上手く魔術を使えないしどうしたら……。

「イヴリン。さあ約束だ。ここまで付いて来てやったんだから早く始めろ」

「ううっ」
 とイヴは恥ずかしそうに俯く。

「イヴリン!?どうしたの?」
 と僕が聞くとシーロンは

「僕たちがビアンカ達のところに案内する代わりにイヴリンに皆の前で君とのプレイを見せつけてもらおうかと思ってねぇ」

 は、はあ!?
 それを聞いたビアンカ達は

「やだわシーロンったら!それ最高!!面白い余興だわ!」

「だろう?イヴリンがどうやって誘惑するか見てみようよ!くくく」

 なんてことだ。イヴは昔から仲間に落ちこぼれだと思われていて馬鹿にされている。
 僕を助けるために来たのに何の条件も無しに来られるわけがなかった!
 このままじゃイヴがこいつらの前で恥をかき、その後僕やイヴもこいつらに好きな様におもちゃにさせられる未来しかない!

「ご、ごめんなさい、ルイスさん……。こんな条件を飲むしかルイスさんのところに連れて行ってもらえなくて!」

「イヴ……」

「どうしたの?ほら早くやんなよ!!」

「きゃははは!シーロンったらひどーい!」
 と笑うビアンカ達。

 いつも僕の方からイヴを押し倒して来たし、イヴが演技をすると下手なのはこれまでも経験済みだ。余計に笑われるしこいつらの前でなどやりたくない!

 しかしここから逃げるためにはしなくてはならないのか?

「全く暇だなあ。早くしろよ。ほらこうしてさ…」
 とビアンカとシーロンはイチャイチャとねっとりしたキスを始めた。
 他のサキュバスとインキュバスも同様に音を立てて見せつけてくる。

 こいつら!嫌がらせがすぎる。

「いやあん、そこぉ!」
 と親らしい声が響くのが不快だ。
 イヴ以外の喘ぎ声とか聞きたくない。

「ほらほらこうしてやるとビアンカは気持ち良くなるんだよ」

「イヴリンにはできないわっ。ああん!」
 と目の前でやり続ける奴ら。

 その時だった。

「おやめなさい!そこまでです!!」
 と声がして空間にヒビが入りバリーーンと割れた!

 ビアンカ達は驚いて繋がったまま

「何なのよ!」
 と叫ぶ。

 その後僕はゆっくり目を開けると森の中にたくさんのエルフ族がいた。
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