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第四章 フォルクナー帝国編Ⅱ(只今恋愛&婚約期間堪能中)
104.王太子と話して忠告してもらった俺
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三日後に一日だけ帰ると決まったのは良いけど、メイビスが放してくれない。
今はメイビスの部屋へと連れ去られて膝抱っこでずっと『補充』とやらをされている。
何か言おうとすると全部キスで阻止されるから何も言えなくて、誰か助けて状態。
そうこうしているとドアがノックされてレターニアがやってきた。
しかも一人じゃ逃げられない俺をあっさり回収。流石!メイビスのことをよくわかってる!
レターニアはどうやらリュクスに興味を持ったみたいで、挨拶に行きたいのだと言っていた。
う~ん…確かにリュクスは俺が言うのもなんだけどそこそこ美形だとは思う。
正確にはメイビスのような美形というより男前?なイケメンって感じ。
ヴィヴィアン王妃の迫力の美貌を一応受け継いでるから容貌は整ってて、俺と違って金髪だからザ・王子的でもある。
でも文句なしに見目麗しいのはメイビスやレターニアの方だと思うから、比べるのも烏滸がましいと思うんだけど…。
リュクスって残念な面ばっかり俺に見せてくるからあんまり褒めるべきところがないんだよな。
でもレターニアにはお世話になってるし、興味があるならちょっとくらいは協力してもいいかも……。
コンコンとリュクスの部屋をノックすると中から誰何の声が聞こえてきたので、名前を名乗るとすぐに入れてもらえた。
正直メイビスから逃げられたのかと驚きを隠せないようだった。
「ルマンド。解放してもらえたのか?」
うんまあ…目の前で攫うように退室していったらそりゃあそうも思うよな?
愛され過ぎて困るなんて状況にまさか俺がなるとは思ってもみなかったよ。
でも考えようによってはロマンチック…うん、溺愛も嫌いじゃないな。
「ああ、まあ。あ、こっちはメイビスの妹のレターニア。挨拶がしたいって言ってたから連れてきた」
「お初にお目にかかります。レターニア=フォルクナーと申します。どうぞよしなに」
レターニアが綺麗なカーテシーで挨拶をするとリュクスも居住まいを正してちゃんと挨拶を返した。
「コーリック王国王太子 リュクス=コーネです。麗しい姫君、どうぞお見知りおきを」
ニコリと微笑む姿は爽やかでコーリックの王太子として申し分はない。
でもこれ、実はほぼ仮面なんだよな。
本来のリュクスは人見知りする質で、それを隠すためにいつしかこんな風に仮面をかぶり当り障りなく接するようになったのだ。
最初の頃なんて緊張しすぎて相手の名前とか頭から吹き飛んで笑顔なのに蒼白になったりしてたもんな…。今は大丈夫だと思うけど。
だからそれを踏まえた上でこっそりレターニアに耳打ちしておく。
「リュクスは人見知りするから初対面は誰にでもこんな感じなんだ。慣れてきたら結構感情出してくるから、興味あるなら仲良くしてみたら?」
多分レターニアならそんなリュクスにも普通に接してあげられるだろう。
これで少しでもレターニアに寄ってくる男の牽制に繋がるといいんだけど…。
その後はリュクスが俺に話があるみたいだったからレターニアは一旦退席。リュクスと後でお茶する約束してたから俺はいなくても多分大丈夫だろう。
「それで…結局そのまま結婚する気か?」
「え?うん」
「相手は男だぞ?」
「うん。そうだけど可愛いし、好きだからいいかなって」
「……可愛い?あの男がか?」
「うん。自分にだけ弱いとこ見せられたらなんかグッとこないか?俺大好きなんだけど」
「あの男はそんな可愛らしいタイプじゃないぞ?しっかり皇太子としての一面も持っている」
「確かに仕事もできるけど、プライベートは可愛いんだよ」
「それはお前の思い込みだ。絶対に罠100%だと思うぞ?」
「違うって。メイビスはそんな腹黒じゃないし」
「どうだか。騙されてるに俺は一票だ。あの男をあれからあそこまで骨抜きに出来ている点は凄いとは思うが、あまり見縊らない方がいい。でもまあ言ってもお前は聞かないだろうし、どうせ騙されるなら一生騙されておけ。俺が言ってやれるのはそれくらいだ」
「えっ?!熱でもあるのか?珍しく優しいこと言われた気がするんだけど…」
「ふんっ。それより…ニックがお前を魔法使いとして部下にと言っている件だがな、さっさと早めに手を打っておけよ」
「え?あれは勿論断るつもりなんだけど?」
「お前の派閥の大臣達を取り込んで下地を固めにかかっている節がある。手は打っておいた方がいい」
「そっか。それで今言ってくれたんだな。ありがとう」
「……お前のような奴は勝手に国外に出て好き勝手生きて行くといい」
「相変わらず口が悪いな…」
でもこれがリュクスなりの精一杯のエールなんだよな。
母親のやったことに対するリュクスなりの誠意ある対応だって俺にはわかるんだ。
「取り敢えずメイビスを不安にはさせたくないから早急に手は打っておくよ。メイビスのフォローは母上にでも任せようかな」
「俺はお前の中のメイビス王子がよくわからんぞ?」
「わからなくていいから。仕事も気遣いもできるイケメンだけど俺だけに弱くて甘い王子とでも思っててくれればそれで多分大体あってるから」
「……お前の認識がおかしいのだけはわかった」
「はいはい。どうせ俺の目には恋愛フィルターが掛かってるって言いたいんだろ?もういいよ、それで」
ちょっと茶化して「レターニアとお茶なんだろ?頑張れよ」と言ってやったらほんのり頬を染めてたから、全く興味がないわけでもなさそうだ。
「……レターニア姫はお前の目から見てどんな人だ?」
「え?世話好きな楽しい友人、かな?」
「そうか」
「あと、意外と人をよく見てて指摘が的確」
「そのあたりは兄妹でよく似ていそうだな」
「うん。見た目はあんな儚げ美人なのに中身は全然違うからそのギャップにびっくりするかもしれないけど、話すと普通に凄くいい子だから中身を是非知ってあげて欲しいかな」
「……素でルルに騙されていたお前が言うのか?」
「いや、騙されてたからこそここ暫くは疑心の目で女性を見ちゃうんだけど、そんな俺の目で見てもいい子だったって言うだけの話」
「そうか……」
それならちょっとわかると言ってリュクスはフッと息を吐いて気を取り直すと、そのまま侍従にレターニアへの言付けを頼んだ。
「そろそろお前の事を待っている男の元に戻ってやれ。ニックが手を打たないうちにな」
「ありがとう」
そして俺はちょっとだけ性格が丸くなったリュクスにお礼を言って部屋を出た。
****************
※メイビスとの初対面と違うじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、本来のリュクスは初対面ではこんな感じ。あの時は色々あって自分を見失ってたんだなとか荒れてたんだな~くらいに思っていただければ幸いです。
今はメイビスの部屋へと連れ去られて膝抱っこでずっと『補充』とやらをされている。
何か言おうとすると全部キスで阻止されるから何も言えなくて、誰か助けて状態。
そうこうしているとドアがノックされてレターニアがやってきた。
しかも一人じゃ逃げられない俺をあっさり回収。流石!メイビスのことをよくわかってる!
レターニアはどうやらリュクスに興味を持ったみたいで、挨拶に行きたいのだと言っていた。
う~ん…確かにリュクスは俺が言うのもなんだけどそこそこ美形だとは思う。
正確にはメイビスのような美形というより男前?なイケメンって感じ。
ヴィヴィアン王妃の迫力の美貌を一応受け継いでるから容貌は整ってて、俺と違って金髪だからザ・王子的でもある。
でも文句なしに見目麗しいのはメイビスやレターニアの方だと思うから、比べるのも烏滸がましいと思うんだけど…。
リュクスって残念な面ばっかり俺に見せてくるからあんまり褒めるべきところがないんだよな。
でもレターニアにはお世話になってるし、興味があるならちょっとくらいは協力してもいいかも……。
コンコンとリュクスの部屋をノックすると中から誰何の声が聞こえてきたので、名前を名乗るとすぐに入れてもらえた。
正直メイビスから逃げられたのかと驚きを隠せないようだった。
「ルマンド。解放してもらえたのか?」
うんまあ…目の前で攫うように退室していったらそりゃあそうも思うよな?
愛され過ぎて困るなんて状況にまさか俺がなるとは思ってもみなかったよ。
でも考えようによってはロマンチック…うん、溺愛も嫌いじゃないな。
「ああ、まあ。あ、こっちはメイビスの妹のレターニア。挨拶がしたいって言ってたから連れてきた」
「お初にお目にかかります。レターニア=フォルクナーと申します。どうぞよしなに」
レターニアが綺麗なカーテシーで挨拶をするとリュクスも居住まいを正してちゃんと挨拶を返した。
「コーリック王国王太子 リュクス=コーネです。麗しい姫君、どうぞお見知りおきを」
ニコリと微笑む姿は爽やかでコーリックの王太子として申し分はない。
でもこれ、実はほぼ仮面なんだよな。
本来のリュクスは人見知りする質で、それを隠すためにいつしかこんな風に仮面をかぶり当り障りなく接するようになったのだ。
最初の頃なんて緊張しすぎて相手の名前とか頭から吹き飛んで笑顔なのに蒼白になったりしてたもんな…。今は大丈夫だと思うけど。
だからそれを踏まえた上でこっそりレターニアに耳打ちしておく。
「リュクスは人見知りするから初対面は誰にでもこんな感じなんだ。慣れてきたら結構感情出してくるから、興味あるなら仲良くしてみたら?」
多分レターニアならそんなリュクスにも普通に接してあげられるだろう。
これで少しでもレターニアに寄ってくる男の牽制に繋がるといいんだけど…。
その後はリュクスが俺に話があるみたいだったからレターニアは一旦退席。リュクスと後でお茶する約束してたから俺はいなくても多分大丈夫だろう。
「それで…結局そのまま結婚する気か?」
「え?うん」
「相手は男だぞ?」
「うん。そうだけど可愛いし、好きだからいいかなって」
「……可愛い?あの男がか?」
「うん。自分にだけ弱いとこ見せられたらなんかグッとこないか?俺大好きなんだけど」
「あの男はそんな可愛らしいタイプじゃないぞ?しっかり皇太子としての一面も持っている」
「確かに仕事もできるけど、プライベートは可愛いんだよ」
「それはお前の思い込みだ。絶対に罠100%だと思うぞ?」
「違うって。メイビスはそんな腹黒じゃないし」
「どうだか。騙されてるに俺は一票だ。あの男をあれからあそこまで骨抜きに出来ている点は凄いとは思うが、あまり見縊らない方がいい。でもまあ言ってもお前は聞かないだろうし、どうせ騙されるなら一生騙されておけ。俺が言ってやれるのはそれくらいだ」
「えっ?!熱でもあるのか?珍しく優しいこと言われた気がするんだけど…」
「ふんっ。それより…ニックがお前を魔法使いとして部下にと言っている件だがな、さっさと早めに手を打っておけよ」
「え?あれは勿論断るつもりなんだけど?」
「お前の派閥の大臣達を取り込んで下地を固めにかかっている節がある。手は打っておいた方がいい」
「そっか。それで今言ってくれたんだな。ありがとう」
「……お前のような奴は勝手に国外に出て好き勝手生きて行くといい」
「相変わらず口が悪いな…」
でもこれがリュクスなりの精一杯のエールなんだよな。
母親のやったことに対するリュクスなりの誠意ある対応だって俺にはわかるんだ。
「取り敢えずメイビスを不安にはさせたくないから早急に手は打っておくよ。メイビスのフォローは母上にでも任せようかな」
「俺はお前の中のメイビス王子がよくわからんぞ?」
「わからなくていいから。仕事も気遣いもできるイケメンだけど俺だけに弱くて甘い王子とでも思っててくれればそれで多分大体あってるから」
「……お前の認識がおかしいのだけはわかった」
「はいはい。どうせ俺の目には恋愛フィルターが掛かってるって言いたいんだろ?もういいよ、それで」
ちょっと茶化して「レターニアとお茶なんだろ?頑張れよ」と言ってやったらほんのり頬を染めてたから、全く興味がないわけでもなさそうだ。
「……レターニア姫はお前の目から見てどんな人だ?」
「え?世話好きな楽しい友人、かな?」
「そうか」
「あと、意外と人をよく見てて指摘が的確」
「そのあたりは兄妹でよく似ていそうだな」
「うん。見た目はあんな儚げ美人なのに中身は全然違うからそのギャップにびっくりするかもしれないけど、話すと普通に凄くいい子だから中身を是非知ってあげて欲しいかな」
「……素でルルに騙されていたお前が言うのか?」
「いや、騙されてたからこそここ暫くは疑心の目で女性を見ちゃうんだけど、そんな俺の目で見てもいい子だったって言うだけの話」
「そうか……」
それならちょっとわかると言ってリュクスはフッと息を吐いて気を取り直すと、そのまま侍従にレターニアへの言付けを頼んだ。
「そろそろお前の事を待っている男の元に戻ってやれ。ニックが手を打たないうちにな」
「ありがとう」
そして俺はちょっとだけ性格が丸くなったリュクスにお礼を言って部屋を出た。
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※メイビスとの初対面と違うじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、本来のリュクスは初対面ではこんな感じ。あの時は色々あって自分を見失ってたんだなとか荒れてたんだな~くらいに思っていただければ幸いです。
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