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番外編.その後の話 Side.ユージィン

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カイザーリードが結婚して家を出た。

魔剣の時は俺が幼い頃からずっと家に飾られていて、主人として認められてからはずっと手元にあって、生まれ変わってくれてからは愛しい息子としてずっと側に居てくれた。
結婚して家を出るのはまあ仕方がないとしても、週に一回は帰ってきてくれるよなと甘く考えていた。
それなのに……。

「カイが帰ってこない」
「貴方…。まだ結婚して一か月ですわ。新婚生活を邪魔しないで上げてくださいませ」
「それでもこう…何かしらあってもいいだろう?」

あんなに懐いてくれていたのだから、結婚したからと言ってすぐに実家離れしたりはしないだろう。

「きっとルシアンが邪魔してるんだ」
「貴方…。ルシアン様はカイを溺愛してくれてますよ?カイが望めば邪魔なんてしないと思います」
「じゃあカイが望んでいないと?」
「ええ。今はルシアン様しか見えてないだけだと思いますわ」

そんなわけあるか!と俺は叫びたくなった。
ルシアンは確かにいつも笑顔でカイを溺愛している。
でもあの男は商売を成功させただけあってかなり駆け引きが上手だ。
カイを手玉に取るくらい簡単なはず。
つまり、カイが帰ってこれないよう仕向けている可能性が高い。

「……仕方がない。ここは俺から会いに行こう」
「はぁ…全く大人げない。でもまあちゃんと上手くやっているかは心配ではありますわ。新婚生活も三か月くらいで価値観の違いから喧嘩が増えたりしますし、それくらいの時期ならよろしいのでは?」
「今からじゃダメなのか?」
「ダメです!今は一番盛り上がっている時期でしょう?邪魔しないであげてくださいな」

そんな妻の言葉に渋々従い、それから二か月後に改めて新居を訪問してみた。
その間カイザーリードから手紙が届き楽しくやっている様子がしっかり書かれていたが、これが本当かどうかこの目で確かめないとと思って気合を入れる。

(いざ!)

そうして意気込み突撃したのに、新居のはずの屋敷には使用人しかおらず、二人は旅行中だと言われてしまった。
どうやら新婚旅行に出かけたらしい。
それなら出直そうと思い、いつ帰ってくるのかと尋ねたところ、使用人の目が泳ぐのを確かに見た。
これは怪しい。

(何かあるな)

そう思い一旦引き下がり、情報屋へと足を向ける。

「ルシアン=ジェレアクトに仕事を頼みたいのだが、彼の居場所が分からなくなってしまった。何か知らないか?」
「ルシアン=ジェレアクト?ああ。あの。それなら今はバルトロメオに住んでるぜ」
「……それは確かなのか?」
「ああ。ついこの間、商談したいから会頭に会いたいって商人が来てな。聞いたらその相手がルシアン=ジェレアクトだったんだ。で、居場所を探ったら敵国で居を構えてたってわけだ」
「場所はわかるか?」
「料金は別にかかるぜ?」
「構わん。言い値で払おう」
「まいどあり」

そうして聞き出した場所へ行くため、俺はすぐさま旅支度を整えた。
ルシアンが住んでいると言うことはカイザーリードもそこにいるということだ。

(あんな危険な国にカイザーリードを連れて行くなんて…!)

前に何があったのか忘れたのかと怒り心頭になる。
何としてでも連れ戻さないと。

それから護衛達と共に馬を駆り、いつかのようにバルトロメオを目指す。

「……本当にここなのか?」

そして辿り着いた場所にはあり得ないほど豪勢な屋敷が建っていた。
敵国の侯爵家の息子の持ち物とは決して思えないほどの立派な屋敷。
これは公爵家所有の別の貴族のものでは?
そう思った自分はおかしくないと思う。

とは言え情報屋から得た情報を信じ、取り敢えず行ってみるしかない。
ドキドキしながら門をくぐり、突然の訪問を詫びた上でここにカイザーリードという者は住んでいないかと尋ねてみた。
訝しげな顔をされたからもちろん身分証の提示もしておく。
するとすぐににこやかな顔で『ご尊父様でしたか』と言われ、応接間へと通された。

「ただいま主人は留守にしておりますが、カイザーリード様はおられますので少々お待ちください」

どうやら本当にここに住んでいるらしい。

それから暫くそこで待っていると、パタパタとした足音と共に可愛い息子が顔を見せた。

「父様!」
「カイ!」

胸に飛び込んでくる可愛いその姿にとても癒される。

「まさか来てくれるとは思いませんでした!」
「元気そうでよかった。ルシアンとは上手くやっているか?」
「はい!もちろんです!」

幸せそうに綻ぶ顔。
どうやらちゃんと幸せにはしてもらっている様で、その点では安心した。
だが、何故ここに住んでいるのかはちゃんと聞いておかなければならない。
さて、どう聞き出すか…。

「肝心のルシアンがいないようだが、仕事か?」
「はい。今日は騎士団の鍛錬に付き合うって言っていたので、城にいるはずです」

(騎士団?城?聞き間違いか?)

「商談ではないのか?」
「昨日は商談でしたけど、最近は城での仕事が多くて」
「……どんな仕事をしてるんだ?」
「そうですね。大臣の相談を受けたり、陛下の相談を受けたり?後は騎士団で剣と魔法の指導なんかをしているみたいです」

サラッとカイザーリードは言うが、どう考えてもおかしいだろう?

(ルシアンはジュリエンヌ国の侯爵家の息子だぞ?!この国の貴族ではないのにどうしてそうなった?!)

ツッコミどころが多過ぎて、頭が痛い。
いくらなんでも懐に入り込むのが上手過ぎる。
あいつはスパイでも目指す気なんだろうか?
危険なことにカイザーリードを巻き込むなと叱ってやらないと。

そう思っていたらカイザーリードから今日は泊まっていってくれと笑顔で促された。

「久しぶりに会えてとっても嬉しいので、ゆっくりしていってくださいね」

うん。息子は可愛いから許す。
怒るならルシアンにだ。

そうして一緒に昼食を摂ったりお茶をしたりしつつ久方ぶりに親子の時間を堪能していると、夕方近くになってやっとルシアンが帰ってきた。

「カイ。今帰っ……た」

俺の姿を目に止め、驚きで固まるルシアン。

「ルシアン。おかえり。これはどう言うことか、詳しく説明してもらおうか」

威圧を込めて睨む俺と受けて立つと言わんばかりのルシアン。

「義父上、来ていたんですね。来るなら来るでご連絡くださったらもてなしの準備も万全にしたのに」
「逃げる準備の間違いだろう?そもそもどうしてバルトロメオに住んでいるんだ?!危ないだろう?!」
「大丈夫ですよ。ちゃんとこちらで戸籍も作りましたし、カイが危ない目に遭う事もありません」
「そんなもの、何の保証もないだろう?」
「保証、ね。一応ありますけど、信じてもらえるかどうか。ただ後ろ盾が大きいので、手を出してくる者がいたら即命がなくなるのは確実とだけ言っておきます」

ジッと笑みを浮かべるルシアンを見つめるが、その表情から余裕がなくなることはない。

「まあ折角来たんですし、今日はゆっくり泊まって行かれては?明日の朝もきちんとお見送りさせていただきますので」

つまり明朝になったらさっさと帰れと。
本当にいい性格をしている。

それから表面上は和やかに、けれど実際は火花を散らしながら晩餐を食べた。

その後、部屋で湯を浴びて『主人からの差し入れです』と言って持ってこられた俺が好きそうな高級赤ワインを睨んでいると、外に馬車がやってくる音が聞こえた。
こんな時間に誰だろうと気になり、ワインの誘惑を振り切る為そっと部屋を出て玄関の方へと足を向けると、そこにはあり得ない来客の姿が────。

「叔父上!今日はありがとうございました!騎士団長がお礼にとこちらの酒を献上してきたんですが、叔父上が好きな銘柄だったので早く届けようと思って持ってきてしまいました。一緒に飲みましょう!」

(叔父…上?)

咄嗟に気配を消し、様子を窺う。
そこにいたのは一度だけ戴冠式で見たことがあるこの国の王、レンスニール=バルトロメオ。
彼の叔父というと俺と戦い亡くなったルーシャン=バルトロメオしかいないはずだが……。

(まさか?!)

「レンスニール。静かにしろ。結婚してから落ち着きがなくなったんじゃないか?」
「そんなことはありませんよ。叔父上がこちらに腰を据えてくださってから何もかもが上手く回っているので機嫌がいいだけです」
「ふん。まあいい。だが今間の悪いことにユージィンが来ていてな。バレるわけにはいかないんだ。酒だけおいてさっさと帰れ」

それはいつものルシアンではなく、尊大な態度を隠さない姿で────。

「え?!ここまで来たんですか?」
「ああ。全く…面倒にもほどがある」
「でも叔父上がルーシャンの生まれ変わりだとは気づかれていないのでしょう?大丈夫では?」
「だからさっさと帰れと言っている」

バレたらどうするんだと国王を叱りつけるルシアン。
それを聞き素直に帰っていくこの国の王。

(夢…じゃないよな?)

その話の中身に心臓がバクバク弾む。

(ルシアンが…ルーシャン=バルトロメオの生まれ変わり、だと?)

俄かには信じがたい。
だがカイザーリードの件もあるし、ここでの生活ぶりと城への溶け込み具合を考えると何もかもがしっくりくるように思う。
だがもしそれが事実だとしたら……。

(断固結婚は反対だ!)

気づけば俺は気配を消すことを忘れ、そのままふらりとルシアンのところへと足を向けていた。

「……ルシアン」
「あ、義父上。どうかなさいましたか?」

一瞬しまったという顔をしたもののすぐさまいつもの笑顔でそう言い放ってくるが、最早隠し立てできると思ってはいないだろう。

「今すぐカイザーリードと離婚しろ」

今ここに剣があったらきっと俺は迷わず抜いていた。
それくらいあり得ない相手だったからだ。
俺からカイザーリードを二度も奪った憎き敵に怒りが込み上げてくる。

「俺が素直に従うとでも?」

笑みを崩さずそう言い切る胆力には感心するが、事ここに居たって引く気はない。

「どこの世界に憎い仇敵と愛する息子の結婚を認める親がいる?!今すぐ別れろ!!」
「お断りします。俺達は愛し合っているので、たとえ義父上の言葉でも従うことなんてできません」
「それなら力づくで別れさせてやる!決闘だ!ルーシャン!剣を持て!」
「ふん…やれるものならやってみろ。カイザーリードにステータスを底上げされている俺にお前が勝てるはずがない」

被っていた猫をあっさり脱いでルシアンは俺へと不敵に笑ってきた。
なんて奴だ。
そこから外に出て剣と魔法で戦っていたらカイザーリードが何事だと飛んできて、結局泣き落としにあって一時的に矛を収めたのだが、当然納得なんてできるはずがない。
そして何とか連れて帰ろうと思ったが、カイザーリードが言った言葉に引き下がらざるを得なくなった。

「父様!ルシアンとはバルトロメオでも籍を入れているんですよ?それに魔剣の契約があるからいつだって俺を手元に呼べるんです。引き離しても無駄です!そもそも父様が吟味に吟味を重ねて選んでくれた相手なんでしょう?それにルシアンは前世から俺を望んでくれていましたし、俺への愛情は誰よりも強いはずです。ルシアン以外に俺を幸せにできる相手なんていません。お願いですから離婚なんて言わず、認めてください!」

確かに魔剣の契約が生きているだけに引き離すのは無意味に近しい。
それに、悔しいがそこまで言われればこの結婚を認めざるを得ないだろう。

「カイ。わかった。でも、万が一にでも酷い目に合わされたら帰ってきなさい。それだけは絶対だ」
「わかりました。約束します」

可愛い息子の幸せだけは何としても譲れない。
そんな思いでルシアンを睨みつけ、不幸にしたら絶対に許さないからなとしっかりと釘を刺す。
対して、ルシアンの答えは当たり前のことを言うなと言わんばかりで…。

「カイザーリードは必ず幸せにする。それだけは約束しよう」

堂々と言い放つその姿に嘘はないと感じ、密かに安堵の息を吐いた。

「あと、年に二度は必ず実家に顔を見せに来るように」
「え?」
「カイが幸せかどうか、ちゃんとこの目で確認しないと不安だからな」
「わかりました」

素直にカイザーリードは頷くが、ルシアンが小さく舌打ちしたのはちゃんとこの耳で聞いたからな?

「ルシアンは嫌なら来なくていいぞ?寧ろその方が親子の時間が取れるしな。俺としては大歓迎だ」
「そんなまさか。一緒に行くに決まっているじゃないですか」

(この猫かぶり野郎が!!)

まさか自分が選んだ相手がこんな猫かぶり野郎とは思いもしなかった。
今更ながらカイザーリードに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

「取り敢えずルシアン。今日のところは引き下がったが、お前とはいつか決着をつけてやる」
「望むところだ。ユージィン。いつでもかかってこい」

不敵に受けて立つルシアンに俺も挑戦的な笑みを向けてやる。
取り敢えず俺も改めて鍛え直し、帰省の際にルシアンと全力で戦えるようにしておこう。
中身がルーシャンならきっと駆け引きも楽しめることだろうしな。

そんな俺達を見てこっそりカイザーリードが『なんだかんだで父様ってルシアンのことちゃんと認めてるんだよな。ちょっと羨ましいかも』と嫉妬していて、それを後で知ったルシアンに嬉々として可愛がられたとかなんとか。

親としては複雑だ。

────婚約者選びは慎重に。

これは俺の人生において、非常に教訓となる出来事となった。


Fin.

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感想 12

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みんなの感想(12件)

美香月
2022.10.20 美香月

後悔先に立たずだったねユージィン( *´艸`)

オレンジペコ
2022.10.20 オレンジペコ

ありがとうございます♪
まさにその通りでした(´∀`*)

解除
こゆきねこ
2022.10.19 こゆきねこ

完結おめでとうございます。更新ありがとうございました❗️
カイが可愛くて最高でした〜。甘々、良いですねぇ。

オレンジペコ
2022.10.19 オレンジペコ

ありがとうございます♪
可愛い魔剣を敵の将軍が愛でまくるお話でした(^^)
ちなみに副題は婿VS舅です(´艸`*)

解除
美香月
2022.10.19 美香月

それは〰️お待ちしております(о´∀`о)

オレンジペコ
2022.10.19 オレンジペコ

午前中に書き終わったので今夜にでもアップしますね♪

解除

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