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45.目が覚めて Side.王太子
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パァンッ!!
鋭い平手打ちが頬を襲う。
最初、何が自分の身に起こったのかがさっぱりわからなかった。
けれど次いで叩きつけるように放たれた言葉に、呆然としてしまう。
「乙女の柔肌に傷をつけようなど不届き千万!!恥を知りなさい!!」
自分は一体────何をしようとしていたのか。
目の前には怒りに燃えた眼差しを向けてくる聖女。
彼女は自分の命を救ってくれた恩人で、自分の好きな相手だったというのに……どうして手を上げようなどと思ってしまったのだろう?
そうやってただただショックを受けていると、突然耳に飛び込んでくる声があった。
「衛兵!!こやつを捕らえよ!王太子に害なす不届き者じゃ!!」
それはこれまで立派だと信じてやまなかった母の声で……。
「嫌ですわ、王妃様。躾けの出来ていない貴女の代わりに私が躾けて差し上げただけでしょう?感謝してほしいくらいですわ」
けれど聖女の言葉の方が正しいのだと、今の自分にはそう思えてならなかった。
「不届き者はおとなしく去りますわ。私はこれで失礼いたします」
『聖女は正しき者』────それを痛感する。
優しいだけじゃなく、時に厳しく人々を諭し、人々を正しき道へと導く者であると昔習ったように思う。
どうして自分はそれを忘れていたのだろう?
けれどどうやらそれは自分だけではなく、両親もそうであったらしい。
場を乱すことなくここから去ろうとする聖女に、あり得ない行動に出てしまった。
「陛下!!今すぐこの者から聖女の地位を剥奪してくださいませ!!このような暴挙に出る聖女など認めるわけにはまいりません!」
(聖女の地位の剥奪など…王族に出来るはずがないのでは?)
聖女は教会に認定された至高の存在。
一王族がどうこうできる立場ではない。
そんなことが分からない父や母ではないはず────そう思っていたのに、父は母の言葉を受けてその言葉を口にしてしまう。
「うむ。聖女エレン=カスターニュよ。今この場に置いてそなたの聖女としての地位を剥奪し、国外追放を命ずる。衛兵────」
(ああ…そんな言葉をどうして────)
案の定父の言葉は聖女の怒りに触れてしまった。
『ホーリーランス!!』
ドゴォッ!!
正直そのまま殺されてしまうのではないかと思ったが、聖女はどこまでも慈悲深かった。
罪深き者を裁く聖なる槍───ホーリーランスは、意外にも双方の頬を掠めるだけに留まり、背後の壁に突き刺さり爆散する。
恐らく最初から牽制的に放っただけなのだろう。
けれどそれを受けて父も母も蒼白になって動くに動けない状況に陥り、カタカタと震えることしかできない様子。
そして動くに動けないのは兵達も同様だった。
聖女の魔法は魔法展開速度が速いことに加えその威力もまた凄まじいもので、命中していたら即死は確実なのは誰の目にも明らかだ。
当然逆らう気など起こるはずもない。
「こっちがおとなしくしていれば、ごちゃごちゃ煩いわね?たかが王族が聖女の地位を剥奪できるとでも思ってんの?寝惚けたこと言ってんじゃないわよ!衛兵ごときに私がおとなしく捕まってやるわけないでしょう?王家を滅ぼされたくなければ私が国を出るまで黙って大人しくしておくことね」
怒れる聖女はそれはもう美しかった。
言葉が汚かろうと辛辣だろうと気にならないほどに鮮烈に自分を魅了してくる聖女。
そんな姿に、間違っていたのは聖女ではない、自分の方だったのだと頭を殴りつけられたかのような衝撃を受けた。
しかも貴族達にまできっちりと筋を通してから潔く国を去ろうとする姿は高潔そのもの。
それに比べて……貴族達に詰め寄られハッと我に返った両親達の見苦しい姿に、俺は目が覚めるような思いがした。
「えぇいっ!煩い煩い!あのような小娘一人国を出たからと言って何も問題はない!」
「そうです。今巷で話題のジャックなる人物のポーションがあるではないですか。彼の者と接触し、育毛剤でも上級ポーションでも好きなだけ開発させて大量に作らせればよいのです。騒ぐほどのものではない」
どうせ庶民に違いないだろうし、はした金を出せばホイホイ作るだろうと母は宣った。
本当にそうだろうか?
聖女の代わりになる者がそんなに簡単にいるはずがないと…そんな簡単なことがわからないとでも?
まさか両親がここまで愚かだったとは考えもしなかった。
正直言って失望を隠せない。
少し前の自分なら父や母の言葉に便乗していただろう。
何故なら両親とは国を治める立派な人達だと信じてやまなかったから────。
けれど今の自分は違う。
聖女に頬をぶたれて考え方が180度変わってしまった。
加えて今の両親達の姿を目にし、これまで学んできた知識諸々からも考えるに、両親の方が間違っていると嫌でもわかってしまう。
ジンジンと熱く火照るぶたれた頬が、まるで『ちゃんと考えろ』と責めるように主張してきて胸が痛んだ。
それからそっとその騒がしい場を抜け出し、比較的良識的と思われる大臣(周囲から細かいことばかり言ってきて口煩いと言われている大臣)に話を聞きに行ってみれば……もう反省する以外にない見識をあれやこれやと聞かされて頭が痛くなってしまった。
具体的に『次期王としてまず何に着手すべきか教えて欲しい』と尋ねた自分に、彼はこう言ったのだ。
「まず予算編成の見直しからせねば大量にある問題を解決できません」
利を貪る貴族が跋扈するこの王宮内では余程のことがない限りまともな政策は立てられないし、進めていけない。
それこそ改革をして初めてベースを作ることができ、そこから初めて国民のために動くことができるのだと言われてしまったのだ。
早急に通したい案件は山のようにあるらしく、却下された案件でもできれば再考願いたいと訴えられた。
これでは確かに一個人である聖女が動いている方が人々の助けになっていると言われても仕方がない。
これまでの自分は一体何を見てきたのだろう?
与えられた仕事をただこなすだけで仕事をやっている、自分は偉い、そう思っていなかっただろうか?
今はそんな自分が酷く滑稽に思えて仕方がなかった。
「一応父には進言しておく。それと……すまないが俺は明日から少し将来を見据えて実地体験で経験を積んでこようと思う。聖女と共に学んでくる予定だから、いなくなっても探さないでほしい」
そう言ったら、これまで大して俺に期待していなさそうだった大臣の目が変わった。
「王太子様御自ら…ですか?」
「そうだ」
きっぱりとそう言い切ると、その大臣はパアッと顔を明るく輝かせてそういうことならと協力の姿勢を見せてくれる。
「聖女様がご一緒なら大丈夫でしょうが、是非色々と学んできてくださいませ。特に王都から離れれば離れるほど人々は重大且つ深刻な悩みを抱えております。何か気になることがあれば手紙を送って頂ければできる範囲で対応させて頂きますので」
「そうか。わかった」
問題点を纏めて報告すればいいのだと暗に言われたようなものだし、自分の目でちゃんと確認して動くとしよう。
そして荷物を纏め、早起きして聖女のいる教会へと足を運んだのだが────。
「一緒に行きたい?本気で仰っているのですか?」
綺麗な顔に不快感を滲ませ、国民の税金をプレゼントと称して無駄遣いしてくる相手なんてお断りだと言い切られた。
「ああ、城に帰るついでに全部引き取って頂けたら嬉しいですわ。奥の部屋にまとめてますのでどうぞ後で誰かに引き取りに来させてください。精々民に還元できるよう力を尽くしてくださいませね。お帰りはあちらですよ?ではお元気で」
塩対応ここに極まれりと言ったところか。
バタンッと無情にも閉められた扉が悲しすぎる。
けれどここで諦めたら何も変わらない。
だったらここで待機し、出てきたタイミングで説得するしかない。
俺は仕方なくその場に座り込み、聖女が顔を出すのを待つことにした。
そして待つこと暫し。
荷物を手にした聖女が顔を出し物凄く嫌な顔をされてしまったが、何度もめげずに話しかけその後ろについて行く。
すると今度はついてくるなと怒られたので、その場で土下座して誠心誠意謝罪し、国の現状を知りたいから同行させてくれと頼んだ。
この目で真実を見たいのだと本心から頼み込んだら少しはわかってもらえたのか、他の同行者が認めてくれたらという条件付きで許してもらえた。
「言っておくけどこれまでのように特別扱いなんてしないし、平民だからってバカにした態度をとった時点で捨てていくから」
そんな辛辣な言葉を紡がれ冷たい目で見られてしまったけれど、これまでの自分が愚かだったのだから仕方がないと反省し、素直に頷いておく。
「わかった」
こうして俺は無事に聖女と共に旅に出ることが叶ったのだった。
鋭い平手打ちが頬を襲う。
最初、何が自分の身に起こったのかがさっぱりわからなかった。
けれど次いで叩きつけるように放たれた言葉に、呆然としてしまう。
「乙女の柔肌に傷をつけようなど不届き千万!!恥を知りなさい!!」
自分は一体────何をしようとしていたのか。
目の前には怒りに燃えた眼差しを向けてくる聖女。
彼女は自分の命を救ってくれた恩人で、自分の好きな相手だったというのに……どうして手を上げようなどと思ってしまったのだろう?
そうやってただただショックを受けていると、突然耳に飛び込んでくる声があった。
「衛兵!!こやつを捕らえよ!王太子に害なす不届き者じゃ!!」
それはこれまで立派だと信じてやまなかった母の声で……。
「嫌ですわ、王妃様。躾けの出来ていない貴女の代わりに私が躾けて差し上げただけでしょう?感謝してほしいくらいですわ」
けれど聖女の言葉の方が正しいのだと、今の自分にはそう思えてならなかった。
「不届き者はおとなしく去りますわ。私はこれで失礼いたします」
『聖女は正しき者』────それを痛感する。
優しいだけじゃなく、時に厳しく人々を諭し、人々を正しき道へと導く者であると昔習ったように思う。
どうして自分はそれを忘れていたのだろう?
けれどどうやらそれは自分だけではなく、両親もそうであったらしい。
場を乱すことなくここから去ろうとする聖女に、あり得ない行動に出てしまった。
「陛下!!今すぐこの者から聖女の地位を剥奪してくださいませ!!このような暴挙に出る聖女など認めるわけにはまいりません!」
(聖女の地位の剥奪など…王族に出来るはずがないのでは?)
聖女は教会に認定された至高の存在。
一王族がどうこうできる立場ではない。
そんなことが分からない父や母ではないはず────そう思っていたのに、父は母の言葉を受けてその言葉を口にしてしまう。
「うむ。聖女エレン=カスターニュよ。今この場に置いてそなたの聖女としての地位を剥奪し、国外追放を命ずる。衛兵────」
(ああ…そんな言葉をどうして────)
案の定父の言葉は聖女の怒りに触れてしまった。
『ホーリーランス!!』
ドゴォッ!!
正直そのまま殺されてしまうのではないかと思ったが、聖女はどこまでも慈悲深かった。
罪深き者を裁く聖なる槍───ホーリーランスは、意外にも双方の頬を掠めるだけに留まり、背後の壁に突き刺さり爆散する。
恐らく最初から牽制的に放っただけなのだろう。
けれどそれを受けて父も母も蒼白になって動くに動けない状況に陥り、カタカタと震えることしかできない様子。
そして動くに動けないのは兵達も同様だった。
聖女の魔法は魔法展開速度が速いことに加えその威力もまた凄まじいもので、命中していたら即死は確実なのは誰の目にも明らかだ。
当然逆らう気など起こるはずもない。
「こっちがおとなしくしていれば、ごちゃごちゃ煩いわね?たかが王族が聖女の地位を剥奪できるとでも思ってんの?寝惚けたこと言ってんじゃないわよ!衛兵ごときに私がおとなしく捕まってやるわけないでしょう?王家を滅ぼされたくなければ私が国を出るまで黙って大人しくしておくことね」
怒れる聖女はそれはもう美しかった。
言葉が汚かろうと辛辣だろうと気にならないほどに鮮烈に自分を魅了してくる聖女。
そんな姿に、間違っていたのは聖女ではない、自分の方だったのだと頭を殴りつけられたかのような衝撃を受けた。
しかも貴族達にまできっちりと筋を通してから潔く国を去ろうとする姿は高潔そのもの。
それに比べて……貴族達に詰め寄られハッと我に返った両親達の見苦しい姿に、俺は目が覚めるような思いがした。
「えぇいっ!煩い煩い!あのような小娘一人国を出たからと言って何も問題はない!」
「そうです。今巷で話題のジャックなる人物のポーションがあるではないですか。彼の者と接触し、育毛剤でも上級ポーションでも好きなだけ開発させて大量に作らせればよいのです。騒ぐほどのものではない」
どうせ庶民に違いないだろうし、はした金を出せばホイホイ作るだろうと母は宣った。
本当にそうだろうか?
聖女の代わりになる者がそんなに簡単にいるはずがないと…そんな簡単なことがわからないとでも?
まさか両親がここまで愚かだったとは考えもしなかった。
正直言って失望を隠せない。
少し前の自分なら父や母の言葉に便乗していただろう。
何故なら両親とは国を治める立派な人達だと信じてやまなかったから────。
けれど今の自分は違う。
聖女に頬をぶたれて考え方が180度変わってしまった。
加えて今の両親達の姿を目にし、これまで学んできた知識諸々からも考えるに、両親の方が間違っていると嫌でもわかってしまう。
ジンジンと熱く火照るぶたれた頬が、まるで『ちゃんと考えろ』と責めるように主張してきて胸が痛んだ。
それからそっとその騒がしい場を抜け出し、比較的良識的と思われる大臣(周囲から細かいことばかり言ってきて口煩いと言われている大臣)に話を聞きに行ってみれば……もう反省する以外にない見識をあれやこれやと聞かされて頭が痛くなってしまった。
具体的に『次期王としてまず何に着手すべきか教えて欲しい』と尋ねた自分に、彼はこう言ったのだ。
「まず予算編成の見直しからせねば大量にある問題を解決できません」
利を貪る貴族が跋扈するこの王宮内では余程のことがない限りまともな政策は立てられないし、進めていけない。
それこそ改革をして初めてベースを作ることができ、そこから初めて国民のために動くことができるのだと言われてしまったのだ。
早急に通したい案件は山のようにあるらしく、却下された案件でもできれば再考願いたいと訴えられた。
これでは確かに一個人である聖女が動いている方が人々の助けになっていると言われても仕方がない。
これまでの自分は一体何を見てきたのだろう?
与えられた仕事をただこなすだけで仕事をやっている、自分は偉い、そう思っていなかっただろうか?
今はそんな自分が酷く滑稽に思えて仕方がなかった。
「一応父には進言しておく。それと……すまないが俺は明日から少し将来を見据えて実地体験で経験を積んでこようと思う。聖女と共に学んでくる予定だから、いなくなっても探さないでほしい」
そう言ったら、これまで大して俺に期待していなさそうだった大臣の目が変わった。
「王太子様御自ら…ですか?」
「そうだ」
きっぱりとそう言い切ると、その大臣はパアッと顔を明るく輝かせてそういうことならと協力の姿勢を見せてくれる。
「聖女様がご一緒なら大丈夫でしょうが、是非色々と学んできてくださいませ。特に王都から離れれば離れるほど人々は重大且つ深刻な悩みを抱えております。何か気になることがあれば手紙を送って頂ければできる範囲で対応させて頂きますので」
「そうか。わかった」
問題点を纏めて報告すればいいのだと暗に言われたようなものだし、自分の目でちゃんと確認して動くとしよう。
そして荷物を纏め、早起きして聖女のいる教会へと足を運んだのだが────。
「一緒に行きたい?本気で仰っているのですか?」
綺麗な顔に不快感を滲ませ、国民の税金をプレゼントと称して無駄遣いしてくる相手なんてお断りだと言い切られた。
「ああ、城に帰るついでに全部引き取って頂けたら嬉しいですわ。奥の部屋にまとめてますのでどうぞ後で誰かに引き取りに来させてください。精々民に還元できるよう力を尽くしてくださいませね。お帰りはあちらですよ?ではお元気で」
塩対応ここに極まれりと言ったところか。
バタンッと無情にも閉められた扉が悲しすぎる。
けれどここで諦めたら何も変わらない。
だったらここで待機し、出てきたタイミングで説得するしかない。
俺は仕方なくその場に座り込み、聖女が顔を出すのを待つことにした。
そして待つこと暫し。
荷物を手にした聖女が顔を出し物凄く嫌な顔をされてしまったが、何度もめげずに話しかけその後ろについて行く。
すると今度はついてくるなと怒られたので、その場で土下座して誠心誠意謝罪し、国の現状を知りたいから同行させてくれと頼んだ。
この目で真実を見たいのだと本心から頼み込んだら少しはわかってもらえたのか、他の同行者が認めてくれたらという条件付きで許してもらえた。
「言っておくけどこれまでのように特別扱いなんてしないし、平民だからってバカにした態度をとった時点で捨てていくから」
そんな辛辣な言葉を紡がれ冷たい目で見られてしまったけれど、これまでの自分が愚かだったのだから仕方がないと反省し、素直に頷いておく。
「わかった」
こうして俺は無事に聖女と共に旅に出ることが叶ったのだった。
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