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14.日常
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レイとの関係が変わって、俺のモチベーションは上がった。
それは俺だけじゃなくレイも同じだ。
朝起きたら朝食を作って、チュッとキスしてレイを起こし、一緒に食べてレイが後片付けをしてくれている間に俺は仕事に行く支度。
今度はレイが行ってらっしゃいのキスで送り出してくれて、俺は教会へ。
作ったポーションをシスター達に預けて聖女のところへ行ってお仕事。
いつものように聖女の仕事を促しながら料理したり掃除したり補助したりでその日の仕事を終えて帰宅。
大抵帰ると部屋の明かりはついてて、レイがお帰りと笑顔で迎えてくれてチュッとキスを落とされる。
俺が料理を作って、一日のことを話しながら一緒に笑顔で食事。
そこからレイが片付けてくれてる間にお風呂を沸かして順番に入る。
その後は一緒に酒を飲むこともあるけど大抵はソファで寄り添い合いながら色々話して就寝。
でも俺はポーション作りもあるからレイには先に寝ててもらって、終わってからそっとベッドに入る形になってるかな。
そう。俺は結局ソファを買い替えるんじゃなく、ベッドを大きいものに買い替えた。
二人で話し合って、その方がいいだろうってなったんだ。
新しいベッドは二人で寝ても余裕があるし、寝心地もいい。
でも気づいたら大体二人で寄り添って寝てることが多いから、ここまで広くなくてもよかったのかもしれないけど。
そんな感じで肌を合わせる以外のイチャイチャはしている日々だ。
物足りないんじゃないかって?
意外とそうでもない。
言葉の駆け引きで楽しませてくれるレイのお陰で俺は今でも十分満足している。
まあ…今はまだセックスの良さを知らないからこその満足なのかもしれないけど。
だからこそそれを知る日が楽しみでもあり、怖くもある。
こんなに居心地のいい日々を提供してくれるレイの存在は段々俺にとっての『普通』になっていってるからだ。
そんな日常が壊れたら嫌に決まっている。
だからせっせとポーションを作ってお金を稼いで、いつかレイの記憶が戻って、(多分?)貴族に戻ったとしても持参金があるから結婚してくれって言えるようになっておきたい。
その前に振られないように胃袋もガッツリつかみ中。
そんな最高の日々を送っている中、ある日レイが教会へとやってきた。
正直仕事中に来るなんて初めてのことだ。
(何か忘れものでもしたっけ?いや、それならもっと早い時間に来るよな?)
今は午後四時────。どう考えても何か他の用で来たとしか思えない。
何かあったんだろうか?
そんな思いでシスターに呼ばれて俺は教会の入口へと向かう。
「レイ?」
「ジェイド」
ふわっと嬉しそうに笑うレイがちょっと可愛い。
「珍しいな。何かあった?」
「いや。実はさっき冒険者ギルドからの指名依頼があって、夜に出ないと行けなくなったから伝えておこうと思って」
「ああ、なるほど」
レイはソロで活動してるしまだ冒険者になって日も浅いからそういった指名依頼とかはこれまでなかったみたいだけど、段々その力が認められてきて今回初めて指名されたってことなのかな。
(今日は出迎えができないからってわざわざ言いに来てくれたのか…)
ちょっと寂しいけどこうして言いに来てくれたのは嬉しい。
「わかった。ご飯は?」
「適当に作って食べてから行くよ」
「そっか。気を付けて」
そんな会話をしていると俺の後ろからひょっこりと聖女様が顔を出した。
「ジェイド、どなた?」
「俺の同居人兼恋人候補…のレイです」
「初めまして。レイと言います。ジェイドがいつもお世話になっています」
にこやかにそう挨拶するレイに聖女様が驚きの声を上げる。
「同居……?しかも恋人候補?えぇっ?!」
相手が男だったからか聖女は驚愕の声で叫んだ。
「いつ?!いつの間にそんな相手を作ったの?!」
「良い男でしょう?つい最近そうなったんですよ」
「惚気ないで!く~…悔しいっ!」
「悔しい?」
「そうよ。一体いつ出会ったの?!つい最近って言ってもそんな時間、貴方にはなかったでしょう?!」
「え…いや、出勤前とかの時間に?」
「出勤前って朝じゃない!何?酔いつぶれてたところを拾ったとでも言うのかしら?」
「まあ似たようなものです」
倒れてたところを介抱してってところは?
「ジェイド!わ、私だって綺麗よね?!」
「まあ…そうですね?」
「聖女として貴方の傍に居る時間も長いわ」
「まあ…仕事ですから?」
「そうよね?!一緒に住んでるからって負けてないわよね?!私とは毎日ほぼ一日中一緒ですもの!」
「何の勝ち負けです?」
「………いいのよ。急なことだったから動転しただけよ」
「そうですか」
「はぁ…。ちょっと落ち着くわ。気にしないでちょうだい。それで…レイと言ったかしら?」
「はい」
「貴方、今すぐ身をお引きなさい」
「お断りします」
聖女の意味不明な言葉にレイがにっこりと拒否の言葉を紡ぐ。
「それは私に対する宣戦布告なのかしら?」
「いえ。ですがこの立場は譲れません」
「なっ?!」
レイは爽やかに笑ってるけど聖女はどうしてこんなにレイに突っかかってるんだろうな?
自分の従者を独り占めしたいとかそんな気持ちにでもなったのか?
プライベートにまで介入してこないで欲しいんだけど…。
「貴方!ジェイドの美味しいご飯に釣られたんじゃないでしょうね?」
「否定はしませんがそれ以外でもジェイドは魅力的なので」
「そんなことはわかり切ってるのよ!」
「ええ。なので譲れないんです」
「譲りなさい!」
「譲れません」
「聖女の言うことが聞けないの?!」
「ジェイドは聖女様の恋人ではなく従者ですよね?なら何の問題もありません」
何故だか聖女様は怒り狂っているが、俺がレイがいいって言ってるんだから引き下がればいいのに。
そんなにキープしておきたいのかな?俺の飯。
「聖女様。今日はまだお仕事が…」
「今は仕事よりこっちの方が重要よ!」
いや。嘘だろ。仕事を優先してくれ。
「私の人生設計を狂わされたらたまったものじゃないわ!」
「ちなみにその人生設計とは?」
「もちろんジェイドにずっと仕事をサポートしてもらうのよ!美味しいご飯は活力ですもの!」
「……やっぱりシェフ雇います?」
「ダメよ。前にも言ったように教会側から許可は下りないもの」
「はぁ…」
これは本格的に元料理人とかそういう人を従者として引っ張ってこないといけないんだろうか?
それで面倒見が良くてイケメンで?
(そんなやつ簡単にその辺に転がってるわけないだろ?!)
場合によっては飲食店からの引き抜きも考えないといけないのか?
早く後任、探さないとな~とちょっと遠い目になってしまった俺に、レイがポンッと励ますように肩を叩いてくれる。
「ジェイド。あまり遅くならないうちに帰るから、今日は一緒にゆっくりワインでも飲もう?」
「……!そうだな。じゃあ帰りに良さそうなワインを買っておくよ」
俺の気持ちをわかってくれるレイに満面の笑みを向けると何故か聖女に腕を絡み取られ、レイから引き離されてしまった。
「ジェイド。今夜は私と飲みましょう?いつも頑張ってくれている貴方を私が癒してあげるわ。とっておきのお酒を用意してね」
いや、俺が疲れる原因は聖女様だから!
癒しはレイで十分だから!
そんな俺の心境なんてこれっぽっちもわかっていない聖女様は、俺をグイグイ引っ張って「さあ、仕事よ仕事!」とさっきとは真逆のことを言いながら俺を連れ去ったのだった。
それは俺だけじゃなくレイも同じだ。
朝起きたら朝食を作って、チュッとキスしてレイを起こし、一緒に食べてレイが後片付けをしてくれている間に俺は仕事に行く支度。
今度はレイが行ってらっしゃいのキスで送り出してくれて、俺は教会へ。
作ったポーションをシスター達に預けて聖女のところへ行ってお仕事。
いつものように聖女の仕事を促しながら料理したり掃除したり補助したりでその日の仕事を終えて帰宅。
大抵帰ると部屋の明かりはついてて、レイがお帰りと笑顔で迎えてくれてチュッとキスを落とされる。
俺が料理を作って、一日のことを話しながら一緒に笑顔で食事。
そこからレイが片付けてくれてる間にお風呂を沸かして順番に入る。
その後は一緒に酒を飲むこともあるけど大抵はソファで寄り添い合いながら色々話して就寝。
でも俺はポーション作りもあるからレイには先に寝ててもらって、終わってからそっとベッドに入る形になってるかな。
そう。俺は結局ソファを買い替えるんじゃなく、ベッドを大きいものに買い替えた。
二人で話し合って、その方がいいだろうってなったんだ。
新しいベッドは二人で寝ても余裕があるし、寝心地もいい。
でも気づいたら大体二人で寄り添って寝てることが多いから、ここまで広くなくてもよかったのかもしれないけど。
そんな感じで肌を合わせる以外のイチャイチャはしている日々だ。
物足りないんじゃないかって?
意外とそうでもない。
言葉の駆け引きで楽しませてくれるレイのお陰で俺は今でも十分満足している。
まあ…今はまだセックスの良さを知らないからこその満足なのかもしれないけど。
だからこそそれを知る日が楽しみでもあり、怖くもある。
こんなに居心地のいい日々を提供してくれるレイの存在は段々俺にとっての『普通』になっていってるからだ。
そんな日常が壊れたら嫌に決まっている。
だからせっせとポーションを作ってお金を稼いで、いつかレイの記憶が戻って、(多分?)貴族に戻ったとしても持参金があるから結婚してくれって言えるようになっておきたい。
その前に振られないように胃袋もガッツリつかみ中。
そんな最高の日々を送っている中、ある日レイが教会へとやってきた。
正直仕事中に来るなんて初めてのことだ。
(何か忘れものでもしたっけ?いや、それならもっと早い時間に来るよな?)
今は午後四時────。どう考えても何か他の用で来たとしか思えない。
何かあったんだろうか?
そんな思いでシスターに呼ばれて俺は教会の入口へと向かう。
「レイ?」
「ジェイド」
ふわっと嬉しそうに笑うレイがちょっと可愛い。
「珍しいな。何かあった?」
「いや。実はさっき冒険者ギルドからの指名依頼があって、夜に出ないと行けなくなったから伝えておこうと思って」
「ああ、なるほど」
レイはソロで活動してるしまだ冒険者になって日も浅いからそういった指名依頼とかはこれまでなかったみたいだけど、段々その力が認められてきて今回初めて指名されたってことなのかな。
(今日は出迎えができないからってわざわざ言いに来てくれたのか…)
ちょっと寂しいけどこうして言いに来てくれたのは嬉しい。
「わかった。ご飯は?」
「適当に作って食べてから行くよ」
「そっか。気を付けて」
そんな会話をしていると俺の後ろからひょっこりと聖女様が顔を出した。
「ジェイド、どなた?」
「俺の同居人兼恋人候補…のレイです」
「初めまして。レイと言います。ジェイドがいつもお世話になっています」
にこやかにそう挨拶するレイに聖女様が驚きの声を上げる。
「同居……?しかも恋人候補?えぇっ?!」
相手が男だったからか聖女は驚愕の声で叫んだ。
「いつ?!いつの間にそんな相手を作ったの?!」
「良い男でしょう?つい最近そうなったんですよ」
「惚気ないで!く~…悔しいっ!」
「悔しい?」
「そうよ。一体いつ出会ったの?!つい最近って言ってもそんな時間、貴方にはなかったでしょう?!」
「え…いや、出勤前とかの時間に?」
「出勤前って朝じゃない!何?酔いつぶれてたところを拾ったとでも言うのかしら?」
「まあ似たようなものです」
倒れてたところを介抱してってところは?
「ジェイド!わ、私だって綺麗よね?!」
「まあ…そうですね?」
「聖女として貴方の傍に居る時間も長いわ」
「まあ…仕事ですから?」
「そうよね?!一緒に住んでるからって負けてないわよね?!私とは毎日ほぼ一日中一緒ですもの!」
「何の勝ち負けです?」
「………いいのよ。急なことだったから動転しただけよ」
「そうですか」
「はぁ…。ちょっと落ち着くわ。気にしないでちょうだい。それで…レイと言ったかしら?」
「はい」
「貴方、今すぐ身をお引きなさい」
「お断りします」
聖女の意味不明な言葉にレイがにっこりと拒否の言葉を紡ぐ。
「それは私に対する宣戦布告なのかしら?」
「いえ。ですがこの立場は譲れません」
「なっ?!」
レイは爽やかに笑ってるけど聖女はどうしてこんなにレイに突っかかってるんだろうな?
自分の従者を独り占めしたいとかそんな気持ちにでもなったのか?
プライベートにまで介入してこないで欲しいんだけど…。
「貴方!ジェイドの美味しいご飯に釣られたんじゃないでしょうね?」
「否定はしませんがそれ以外でもジェイドは魅力的なので」
「そんなことはわかり切ってるのよ!」
「ええ。なので譲れないんです」
「譲りなさい!」
「譲れません」
「聖女の言うことが聞けないの?!」
「ジェイドは聖女様の恋人ではなく従者ですよね?なら何の問題もありません」
何故だか聖女様は怒り狂っているが、俺がレイがいいって言ってるんだから引き下がればいいのに。
そんなにキープしておきたいのかな?俺の飯。
「聖女様。今日はまだお仕事が…」
「今は仕事よりこっちの方が重要よ!」
いや。嘘だろ。仕事を優先してくれ。
「私の人生設計を狂わされたらたまったものじゃないわ!」
「ちなみにその人生設計とは?」
「もちろんジェイドにずっと仕事をサポートしてもらうのよ!美味しいご飯は活力ですもの!」
「……やっぱりシェフ雇います?」
「ダメよ。前にも言ったように教会側から許可は下りないもの」
「はぁ…」
これは本格的に元料理人とかそういう人を従者として引っ張ってこないといけないんだろうか?
それで面倒見が良くてイケメンで?
(そんなやつ簡単にその辺に転がってるわけないだろ?!)
場合によっては飲食店からの引き抜きも考えないといけないのか?
早く後任、探さないとな~とちょっと遠い目になってしまった俺に、レイがポンッと励ますように肩を叩いてくれる。
「ジェイド。あまり遅くならないうちに帰るから、今日は一緒にゆっくりワインでも飲もう?」
「……!そうだな。じゃあ帰りに良さそうなワインを買っておくよ」
俺の気持ちをわかってくれるレイに満面の笑みを向けると何故か聖女に腕を絡み取られ、レイから引き離されてしまった。
「ジェイド。今夜は私と飲みましょう?いつも頑張ってくれている貴方を私が癒してあげるわ。とっておきのお酒を用意してね」
いや、俺が疲れる原因は聖女様だから!
癒しはレイで十分だから!
そんな俺の心境なんてこれっぽっちもわかっていない聖女様は、俺をグイグイ引っ張って「さあ、仕事よ仕事!」とさっきとは真逆のことを言いながら俺を連れ去ったのだった。
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